本文
2018年版「水産業の動き」を作成しました
2018年版「水産業の動き」を作成しました
愛知県の水産業の動向資料である「水産業の動き」の2018年版を作成しました。
この資料は、昭和36年から毎年作成しているもので、本県の水産業の状況を把握するとともに、今後の施策へ活用するため、農林水産省の統計や県独自資料の分析などから最近の水産業の動きを主要な項目ごとに取りまとめています。
各項目の中で、特徴のある動きについては「主要な問題の解説」として、また、最近話題となっている事柄については「時の話題」として掲げています。
なお、この資料は、次のWebページアドレスでご覧になれます。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nousei/ugoki-rekinenn.html
[PDFファイル/4.15MB]←クリックで閲覧できます
「水産業の動き」の概要
(1)愛知県水産業の動向
ア 平成28年の漁業・養殖業総生産量は97,313t、くろだい・へだい、あさり類、あゆ養殖が全国第1位となりました(p1、3、24~25、48)。
平成28年の漁業・養殖業総生産量は対前年比6.5%増の97,313tとなりました。海面漁業・養殖業生産量は全国第16 位、内水面養殖業の収穫量は全国第2位となりました。
本県では、生産量で全国上位を占める魚種も多く、沿岸漁業や養殖業を中心とした特色ある水産業が営まれています。
全国順位 | 平成28年 | 平成27年 |
---|---|---|
第1位 |
くろだい・へだい、あさり類、 あゆ養殖 |
くろだい・へだい、あさり類、 あゆ養殖 |
第2位 |
かたくちいわし、くるまえび、が ざみ類、うなぎ養殖、きんぎょ養 殖 |
しらす、くるまえび、がざみ類、 うなぎ養殖、きんぎょ養殖 |
第3位 |
しらす、にぎす類、すずき類 |
かたくちいわし、すずき類 |
イ 平成28年の海面漁業漁獲量は77,711tで前年比7.8%増加 (p1、26~27、69~70)
平成28年の海面漁業漁獲量は対前年比7.8%増の77,711tとなりました。漁獲量の内訳は、漁業種類別では船びき網が61.2%、採貝・採藻が16.0%、小型底びき網が12.0%を占めており、魚種別では、かたくちいわしが29.0%、まいわしが24.1%、しらすが10.9%、あさり類が5.1%を占めています。
平成28年の海面漁業産出額は、対前年比19.9%減の144.1億円となっています。
ウ 平成28年の内水面養殖業収穫量は6,127tで前年比5.5%減少 (p1、30~31、47、75)
平成28年の内水面養殖業収穫量は、対前年比5.5%減の6,127tで全国第2位でした。うなぎ養殖の収穫量は県内水面養殖業の約8割を占めており、28年は4,742tで前年に比べ7.3%の減少となりました。また、あゆ養殖収穫量が4年連続の全国1位となりました。
(2)時の話題
○漁業調査船「海幸丸」の代船建造 (p38~39)
○栽培漁業センターが新たなあゆ種苗の生産を開始 (p40~41)
○近年の三河湾における有害プランクトンの発生状況 (p42~43)
○黒潮の大蛇行について (p44~45)