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ハマグリ資源生態研究
ハマグリ資源生態研究
種苗生産されたハマグリ稚貝を効果的に資源添加したり、適切な資源管理を図るためには、本県海域でのハマグリ分布等の資源生態を把握する必要があります。当グループでは、本県のハマグリを持続的に利用するため、河口域を中心に本種の資源生態に関する調査を行っています。
ハマグリの分布調査
ハマグリ稚貝はどこにいるのか?どれくらいで漁獲サイズに成長するのか?三河湾ではハマグリの資源生態に関してはほとんど知見がありません。当グループでは、三河湾に流入する矢作川や矢作古川といった河川の河口域で、漁業者さんにご協力いただきながらハマグリの調査を行っています。
ハマグリ稚貝は河口域の特定の場所に多く、また稚貝から成貝まで河口域に分布しており,年齢と成長に関する情報も得られてきています。
左:河口での調査風景 右:同じ場所で採捕された様々なサイズのハマグリ
また、ペイント標識を施した標識放流試験を実施しています。稚貝の定着率は優れており,移植による資源増大効果も期待されます。
問合せ
愛知県 水産試験場 漁業生産研究所
電話: 0569-65-0611
ファックス: 0569-65-2358