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トリガイ資源形成機構の解明
トリガイの資源機構調査
トリガイは、内湾に生息する二枚貝です。足と呼ばれる部分を食用とし、寿司ネタなどでおなじみです。トリガイ漁は主にトリガイがおいしい時期である3月~6月に行われます。愛知県では三河湾が主な漁場となっており、貝けた網漁業の重要な漁獲対象種となっています。
市場に並ぶトリガイ(3月)
本県は全国でも有数のトリガイ産地として知られています。しかし、漁獲量の変動は非常に大きく、その年の資源量を予測し効率の良い資源利用を促すため、トリガイ幼生や漁獲資源の形成機構について調査しています。資源が例年の水準より豊富に発生することを「卓越発生」と呼びますが、当グループの調査により、大量の浮遊幼生の発生と夏季の貧酸素水塊の解消が時空間的に一致することで卓越発生につながることが分かってきました。
トリガイ(矢印は足を指す)
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愛知県 水産試験場 漁業生産研究所
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