本文
「青少年の非行・被害防止に取り組む県民運動(夏期)」を実施します
少子高齢化・インターネットの利用拡大等の進展は、青少年を取り巻く環境に大きな影響を及ぼしている。
令和5年の刑法犯少年の検挙人員は、戦後最少となった令和3年を境に2年連続で増加し、人口比でみても、20歳以上の者と比べ依然高い水準にある。
スマートフォンやSNSを始めとする様々な機器・サービスが急速に普及し、青少年を取り巻くインターネット利用環境が一層多様化する中で、SNSを通じて面識のない相手と児童が知り合い、性犯罪等の被害にあった児童数が高い水準で推移しており、特に小学生の被害が近年大幅に増加している。
また、SNS等を通じて出会った者やコミュニティに居場所を求めたりする背景がある中で、それぞれに事情や問題を抱えた青少年が、自分の居場所を求めて繁華街に集まり犯罪被害にあうリスクを十分認識しないまま被害にあっている。
加えて、青少年のインターネットを利用する時間が増加傾向にあり、不適切な受発信により犯罪やトラブルに巻き込まれる機会の増加が、引き続き懸念される。
次代を担う青少年の育成は、社会全体で一体的に取り組む課題であり、国、地方公共団体、関係団体等が、それぞれの役割と責任を果たしつつ、相互に協力しながら、地域が一体となって青少年の非行・被害の防止のための取組を進めることが必要である。
このため、多くの青少年が夏季休暇に入り、イベントも多く行われる7月から8月にかけて、「インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止」を最重点項目とした「青少年の非行・被害防止に取り組む県民運動(夏期)」を実施することとする。
期間
令和6年7月1日(月曜日)から令和6年8月31日(土曜日)までの間
スローガン
非行の芽 はやめにつもう みな我が子
主催
愛知県・愛知県教育委員会・愛知県警察本部・愛知県青少年育成県民会議
運動の重点項目等
- 最重点項目
インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止 - 重点項目
・有害環境への適切な対応
・薬物乱用対策の推進
・不良行為及び初発型非行(犯罪)等の防止
・再非行(犯罪)の防止
・重大ないじめ・暴力行為等の問題行動への対応