本文
愛知県陶磁美術館 企画展 高麗・李朝の工芸 -陶磁器・漆器・金属器ー を開催します。
愛知県陶磁美術館 企画展 高麗・李朝の工芸 -陶磁器・漆器・金属器ーを開催します。
◆ 高度に発達し、日本にも大きな影響を与えた、高麗・李朝の工芸が一堂に会します
朝鮮半島では、高麗王朝(918~1392年)と朝鮮王朝(1392~1910年)の時代に陶磁器や漆器、金属器などの工芸が高度に発達し、日本をはじめとする周辺地域に強い影響を及ぼしました。
中国の青磁を凌駕したとも言われる高麗青磁、螺鈿の繊細な美しさの際立つ漆器、わが国の茶の湯の世界で“高麗茶碗”と呼ばれ高く評価された粗製の白磁碗・・・本展ではこれらの優れた陶磁器を中心に、同時代の漆器や金属器を併せて展観し、日本人に大きな影響を与えた高麗・李朝の美意識を紹介します。
みどころ
■20数年ぶりに展示される幻の名品や、新発見の作品が登場!
古来より日本国内で人気の高い李朝の染付(陶磁器)。その屈指の名品「青花秋草文瓜形壺」が、国内で20数年ぶりに出品されます。また、高麗螺鈿(漆器)の優品「黒漆螺鈿花唐草文八角合子」が今回、国内の展覧会では初出品となります。高麗螺鈿は、世界でも数十点しか現存しないといわれており、今回の出品作品は、専門家の間でもその存在を知られていなかった新発見の作品です。
■高麗・李朝の優れた工芸と、日本との交流を学べる本格的なラインナップ!
日本人に大きな影響を与えた高麗・李朝の工芸…といっても、なかなかそれを通史的に展覧できる機会はこれまでにありませんでした。本展では、世界的権威である、伊藤郁太郎氏(大阪市立東洋陶磁美術館 名誉館長)、河田 貞氏(奈良国立博物館 名誉館員)の両氏を監修者に迎え、各種工芸品の優品を選りすぐって紹介するとともに、日本に与えた美意識などを深く掘り下げて紹介します。また、8月23日(土)には、両氏による講演会も実施します。
1.会 期
平成26年8月23日(土)から10月26日(日)
*休館日:毎週月曜日(ただし、9月15日(月)は開館、9月16日(火)は休館。10月13日(月)は開館、10月14日(火)は休館)2.開館時間
9月30日(火)まで:午前 9 時 30分から午後 5 時まで(入館は午後4時30分まで)
10月1日(水)から:午前9 時30分から午後4 時30分まで(入館は午後4時まで)3.会場
愛知県陶磁美術館 第1・第2展示室
4.監 修
伊藤郁太郎(いとう・いくたろう)氏(大阪市立東洋陶磁美術館 名誉館長)
河田 貞(かわだ・さだむ)氏(奈良国立博物館 名誉館員)
河田 貞(かわだ・さだむ)氏(奈良国立博物館 名誉館員)
5.主催
愛知県陶磁美術館/中日新聞社
6.後援
愛知県教育委員会/愛知高速交通株式会社(リニモ)
7.主な展示作品
1 「青磁彫刻鴛鴦蓋香炉(セイジチョウコクケンオウフタコウロ)」 高麗時代 12~13世紀 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)
2 「銀象嵌蒲柳水禽文銅浄瓶(ギンゾウガンホリュウスイキンモンドウジョウヘイ)」 高麗時代 13世紀
3 「黒漆螺鈿花唐草文八角合子(クロウルシラデンハナカラクサモンハッカクゴウス)」 高麗時代 14世紀
4 「青花秋草文瓜形壺(セイカアキクサモンウリガタツボ)」 朝鮮時代 18世紀
計約130件を予定
1 「青磁彫刻鴛鴦蓋香炉(セイジチョウコクケンオウフタコウロ)」 高麗時代 12~13世紀 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)
2 「銀象嵌蒲柳水禽文銅浄瓶(ギンゾウガンホリュウスイキンモンドウジョウヘイ)」 高麗時代 13世紀
3 「黒漆螺鈿花唐草文八角合子(クロウルシラデンハナカラクサモンハッカクゴウス)」 高麗時代 14世紀
4 「青花秋草文瓜形壺(セイカアキクサモンウリガタツボ)」 朝鮮時代 18世紀
陶磁美術館マスコットキャラクターとうじっち