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令和6年6月
イチジク土壌改良試験を実施
と き:令和6年6月3日
ところ:豊田市
主体·対象(構成員数):JAあいち豊田いちじく部会(42名)
JAあいち豊田いちじく部会では、各ほ場で樹勢が低下した樹が散見される。そこで、昨年度からJA、JAあいち経済連、メーカーと連携して展示ほを設置し、灌注機により液肥と空気を補給する土壌改良試験を実施している。今回、新根の発生状況の確認と、今作で2回目となる灌注処理を行った。その結果、樹勢が低下した樹でも処理により新根の発生が確認できた。農業改良普及課では、今後も関係者と連携しながら展示ほの樹勢回復効果を確認し、栽培技術指導に生かしていく。
イチジクの発根を確認
イチジク新規栽培者を対象に巡回指導を実施
と き:令和6年6月4日
ところ:豊田市、みよし市(イチジク新規栽培者ほ場)
主体·対象(構成員数):JAあいち豊田いちじく部会 新規栽培者(2名)
JAあいち豊田いちじく部会は、イチジク栽培1、2年目の部会員を対象に栽培指導会を年4回実施している。今年度初めての指導会において、農業改良普及課はJAと2戸を巡回し、生育状況や支柱等ほ場の準備状況を確認した。新規栽培者は、芽かきや誘引作業、病害虫防除について熱心に学んでいた。農業改良普及課は、今後もほ場巡回や講習会による技術指導を通して、新規栽培者の技術力向上に努める。
順調に生育する定植2年目のイチジク
JAあいち豊田 猿投西瓜部会の共選出荷が直前に迫る!
と き:令和6年6月10日
ところ:JAあいち豊田 猿投選果場
主体·対象(構成員数):JAあいち豊田猿投西瓜部会(8名)
JAあいち豊田猿投西瓜部会では、今年度のスイカの共選出荷が始まるのを前に出荷会議を開催し、部会員、JAあいち豊田、豊田市、農業改良普及課、関係市場が参加した。
会議では、農業改良普及課から生育状況や今後の管理について、市場から販売情勢、農協から出荷計画等についての説明が行われた。また、部会員が持ち寄った果実の成熟程度を確認して出荷開始を6月12日からと決定した。今作は、春先の天候不順で出荷が1週間程度遅れるものの収穫量の急激な増減もなく安定的に出荷できる見込みである。
果実の成熟程度を確認する部会員
飼料用トウモロコシ、順調に生育中!
と き:令和6年6月11日
ところ:豊田市高岡地区
主体·対象(構成員数):(株)中甲
豊田市の(株)中甲では、飼料用トウモロコシ(WCS)が順調に生育している。当法人の飼料用トウモロコシの栽培は今年度で7年目となり、作付面積は約19.5haと昨年度より約9.5ha拡大した。4月中旬から播種を開始し、7月末から8月上旬にかけて収穫される。
今作は、排水性の良いほ場の選定や、排水対策の徹底により、発芽不良はなく、生育は比較的良好である。農業改良普及課では栽培指導に加え、収穫後の品質調査を実施し畜産農家に高品質の飼料が供給されるよう支援する。
飼料用トウモロコシの生育状況(4月播種)
農業改良普及推進会議を開催
と き:令和6年6月27日
ところ:豊田加茂総合庁舎
主体·対象(構成員数):豊田加茂農業改良普及推進会議出席者
(15名)
豊田加茂農業改良普及推進会議(農業者、市、農協、家保、事務所農政課、建設課、農業改良普及課)を開催し、令和5年度活動実績、令和6年度計画の他、関係機関の本年度事業計画、環境と安全に配慮した農業推進、農作業安全に係る取組強化等を議題に説明を行った。会議の中では、技術に関する課題についても質疑応答がなされるなど、有意義な意見交換が行われた。農業改良普及課では、関係機関の要望をくみ取りながら、普及活動を推進する。
農業改良推進会議の様子
就農準備を助言、就農説明会を開催
と き:令和6年6月29日
ところ:豊田市福祉センター
主体·対象(構成員数):新規就農希望者(10名)
新規就農者受入システム連携会議(事務局:農業改良普及課、構成員:市、農協、研修機関)主催で就農説明会を開催した。この説明会は、農起業支援ステーション(農業大学校)の協力を得て行い、関係機関から就農に当たっての心構え、支援制度、農地制度の説明、研修制度の紹介を行った。また稲作と野菜で就農した2名が先輩就農者として事例発表を行い、就農当初は休み無く働いてがんばったこと、技術の習得だけでなく、人とのつながりが大切であることなどの助言があった。
先輩就農者の事例発表の様子
赤とんぼ米ほ場で、田んぼの生き物観察会を開催
と き:令和6年6月29日
ところ:豊田市大沼町
主体·対象(構成員数):豊田・みよし環境保全型農業推進協議会(27名)
特別栽培米「赤とんぼ米」は、化学農薬、化学肥料の使用量を削減し、また、赤とんぼが産卵しやすいように中干しを遅らせるのなどの工夫をして栽培を行っている。今回、赤とんぼ米友の会の会員8家族、20名が参加して、「生き物観察会 IN 下山」が開催された。当日は、豊田市矢作川研究所の浜崎研究員を講師に招き、生き物の探し方などの説明のあと、それぞれ田んぼの中に入り、網で生き物を探した。赤とんぼ(アキアカネ)の成虫や幼虫(ヤゴ)、その他いろいろな生き物を観察することができ、参加者からは好評だった。
捕まえたヤゴなどを観察する様子