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2011年度の展覧会

古代の暮らしと聖なる動物たち
アンデス・メソアメリカ文明展

古代の暮らしと聖なる動物たち アンデス・メソアメリカ文明展
企画展

2011年5月28日(土)から7月31日(日)



毎週月曜日休館




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展覧会のみどころ

古代のアメリカ大陸では、遅くとも1万4千年前頃に人類の入植が始まり、紀元前1500年頃には農耕を中心とした複雑な社会が誕生しました。

その後、南米のアンデス地域ではチャビン文化が、アメリカ中央部のメソアメリカ地域ではオルメカ文化やマヤ文化が興り、16世紀初頭にスペイン人によってアンデス地域のインカ帝国とメソアメリカのアステカ王国とが滅ぼされるまで、鉄器を持たない石器時代の段階に位置づけられる独特の文明が花開きました。

この両地域の古代人は、天文学、数学、哲学、建築学などの面で卓越し、これらの知識によって我々とは異なる世界観を形成しました。彼らは神々と自然と動植物が一体であると信じ、人は神々に よって生かされるとして、メソアメリカの主食であったトウモロコシ、そして、アンデスのジャガイモまでもが神格化されたのです。

本展覧会では、日本国内の博物館、美術館などが収蔵している考古遺物や民族資料を中心に、アンデスとメソアメリカの古代人が神々とどのように共生していたのかを探り、併せて、その伝統が今日まで伝えられている様相を紹介します。

     

主な展示作品

主な展示作品

ネガティヴ文様壺
 ペルー北高地 レクアイ文化 / 地方発展期 紀元1年−後700年 BIZEN中南米美術館蔵

動物象形彩文壺
 ペルー北海岸 モチェ文化 / 地方発展期 紀元前後−後700年 BIZEN中南米美術館蔵

人物座像
 コロンビア西部 キンバヤ文化 後300年−1500年 BIZEN中南米美術館蔵劇場型香炉の蓋
 メキシコ・エスクイントラ地方 マヤ古典期前期 後

橋形把手付双注口壺
 ペルー南海岸 ナスカ文化 前100年−後700年 国立民族学博物館蔵

人物象形壺
 ペルー北海岸 チムー文化 / 地方王国期 後850年−1470年 BIZEN中南米美術館蔵

人面壺
 ペルー南海岸 ナスカ文化 前100年−後700年愛知県陶磁資料館蔵(辻清明コレクション)

幾何文様綴織
 縁飾り裂 ペルー中央海岸 チャンカイ文化 / 地方王国期 後1400年−1500年 BIZEN中南米美術館蔵

動物象形三足彩文壺
 コスタリカ北部太平洋岸 ニコヤ文化 後500年−1000年 BIZEN中南米美術館蔵

彩文深鉢
 グアテマラ マヤ低地南部・ペテン地方 マヤ古典期後期 後600年−900年 BIZEN中南米美術館蔵

喫煙具(パイプ)
 メキシコ中央高原 テオティワカン文化 前150年−後600年 国立民族学博物館蔵

日本国内の博物館、美術館所蔵品および個人コレクションのアンデス・メソアメリカ地域の土器、石製品、拓本など約190点

関連イベント

■メキシコの夕べ:メキシコ式結婚披露宴など

今回の「メキシコの夕べ」パーティは、翌日26日の国際フォーラムにあわせて開催されます。
また、本展の監修者である愛知県立大学院客員共同研究者嘉幡茂先生の結婚をメキシコ風に祝うコーナーも設けています。

日時:6月25日(土)午後4時30分から受付、午後5時30分からパーティ開始(午後8時30分終了予定)
場所:愛知県陶磁資料館内 レストラン「とうじ」(貸切)
料金:一般3,500円、学生2,500円
(メキシコ料理立食パーティ・フリードリンクが含まれます)


※要予約、10名先着。
 代表者のお名前、応募人数、年齢、ご連絡先を明記の上、FAXにてお申し込みください。
 FAX:0561-84-4932

パーティ内容(※予定)
主催者あいさつ
乾杯、食事&歓談(メキシコ料理をご堪能ください。)
メキシコ音楽生演奏(室内楽団カメラタ・アグアヨ)
「テオティワカン」ケーキ発掘大会
ピニャタ割り
ラテンダンス披露(マコンド)
閉会のことば

国際フォーラム「古代アンデス・メソアメリカの暮らしと聖なる動物たち」

日時:6月26日(日)午前10時30分から午後4時20分まで

10:30〜11:30
      展示解説(嘉幡茂 愛知県立大学)
12:30  開会の挨拶(谷口智子 愛知県立大学)
12:45  先スペイン期ペルー海岸の図像学における神々・動物・人間」
     (クリストフ・マコフスキー ペルー・カトリック大学)
13:35  「古代アンデス人の暮らしと聖なる動物たち」(渡部森哉 南山大学)
14:30  「火山・火の神と国家権力」
     (ガブリエラ・ウルニュエラ、パトリシア・プランケットメキシコ・ラス・アメリカス大学)
15:20  「古代メソアメリカ人の暮らしと聖なる動物たち」(杉山三郎 愛知県立大学)
16:00  ディスカッション「古代文明を支えた聖なる動物たち」

主催:愛知県立大学
会場:愛知県陶磁資料館 地下講堂  ※参加費無料、事前申込不要
講師:クリストフ マコフスキー(ペルー、カトリック大学 教授)
   渡部森哉(南山大学 准教授)
   ガブリエラ ウルニュエラ(メキシコ、ラス・アメリカ大学 教授)
   杉山三郎(愛知県立大学 特任教授)

国際フォーラムのチラシダウンロードはこちらから
(一部、一般非公開のワークショップ等が記載されております。ご注意ください。)

■講演会

第1回 「メソアメリカ考古学の最前線」
講師:嘉幡 茂(愛知県立大学 客員共同研究員)
日時:7月10日(日)午後1時30分-3時
会場:本館地下講堂 *参加費無料、事前申込不要
第2回 「メソアメリカ地域における先住民族の暮らしと儀礼世界」
講師:小林貴徳(同志社大学 非常勤講師)
日時:7月17日(日)午後1時30分から3時
会場:本館地下講堂 *参加費無料、事前申込不要

■ギャラリートーク(午後1時半より、展示会場にて、観覧券必要)

監修者によるギャラリートーク:6月5日(日)、6月19日(日)、7月3日(日)
学芸員によるギャラリートーク:6月12日(日)、7月30日(土)

展覧会図録ご案内

本館1階ミュージアムショップにて、展覧会関連グッズ販売中です。
『古代メソアメリカ・アンデス文明への誘い』

1冊 1,600円
※送料別にて郵送も承っております。送料は書籍の重量等により異なります。
詳しくはミュージアムショップまでお電話にてお問い合わせください。
TEL:0561-84-7474(代表)

図録表紙

メキシコ原産マゲイシロップ「百年の蜜」「百年のお酢蜜」
マヤの石碑拓本ミニリトグラフ(額入り)
マヤの神様ストラップ(全8種類)
ほか多数とりそろえております。

図録表紙

開催概要

会期

2011年5月28日(土)から7月31日(日)まで

会場

愛知県陶磁資料館 本館1階 第1・第2展示室

開館時間

午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

休館日

毎週月曜日

観覧料

一般500円(400円)・高校/大学生400円(320円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。

割引制度

リニモ「藤が丘駅」・「愛・地球博記念公園駅」・「陶磁資料館南駅」・「八草駅」に設置の割引チラシ、リニモ一日乗車券、名古屋市交通局一日乗車券(ドニチエコきっぷを含む)、モリコロパーク駐車場再入場券、名都美術館観覧券の半券を持参の方は、観覧料が2割引になります。
障がいのある方および付き添いの方には割引制度があります。

主催

愛知県陶磁資料館

共催

愛知県立大学・中日新聞社

後援

メキシコ合衆国大使館・在名古屋ペルー共和国総領事館・愛知県教育委員会・愛知高速交通株式会社(リニモ)

協力

国立民族学博物館、BIZEN中南米美術館、天理大学附属天理参考館、光記念館、タカヨシ・メキシコ美術館

監修

杉山三郎(愛知県立大学 特任教授)
嘉幡 茂(愛知県立大学 客員共同研究員)
小林貴徳(同志社大学 非常勤講師)
佐藤吉文(国立民族学博物館 外来研究員)

お問い合わせ先

愛知県陶磁資料館 学芸課 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL : 0561-84-7474 FAX : 0561-84-4932
担当:森達也、小川裕紀、田村哲、堀真子

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