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働く人のゴカイ インタビュー

社会福祉法人ともいき福祉会 特別養護老人ホームぬく森 石原歩実さん

取材:2026年4月28日

なんとなく始めた4年間の経験が転機に。介護職として歩みだした私の選択

 介護の仕事を目指したきっかけは、大学の授業の中で募集があった訪問介護のアルバイトでした。軽い気持ちで応募したのですが、アルバイトを始める時には重度訪問介護従業者の資格を取り、そのまま続けることになりました。もともと大学では文系専攻で、介護とは無縁の進路を考えていましたが、実際に現場に入ってみると、人と関わる面白さややりがいを感じ、「この世界は自分に合っている」と思う瞬間が増えていったように思います。

石原歩実さん

 脳性麻痺の叔母がいたこともあり、介護に対してはなんとなくイメージを抱いていました。もし自分が叔母の世話をする立場になったときに困らないように、少しでも知識を持っておきたいという気持ちもありましたし、アルバイトをしていた事業所の職員の方々がとても優しく、雰囲気が良かったことも仕事を続ける大きな後押しになりました。
 大学時代は障害のある方の支援を中心に行っていましたが、在学中に叔母が亡くなり、その後祖母の体調が急激に悪くなったことで、高齢者の介護にも目を向けるようになりました。「障害のある方だけでなく、高齢の方も支えたい」との気持ちが強くなり、自分に合っていると実感していた介護の道の中でも高齢者分野を選択。卒業後にこの施設に正規職員として就職して今に至ります。アルバイトとはいえ4年間の経験があったこともあり、就職に対する不安はあまりありませんでした。「なんとかやっていけるだろう」という感覚でスタートし、働きながら介護職員初任者研修を修了し介護福祉士の資格を取得しました。

1対1からチームケアへ。現場で実感した連携の大切さ

 ただ、実際に働き始めると、アルバイトとの違いは大きく感じました。学生時代は利用者さんとの1対1の関わりが中心でしたが、正社員になるとチームで連携して動くことが求められます。利用者さんの情報を次の職員へ正確に伝える申し送りや記録、多職種との連携など、「伝える力」の重要性を強く感じました。自分は言葉にするのが得意な方ではないため、最初は伝え漏れやミスもあり、うまくいかないことも多かったです。

石原歩実さん

 最近ではインカムを使った連絡や、タブレットでの記録入力など、ICTの導入によって業務のやり方も変わってきました。最初はとっさに言葉が出てこず戸惑うこともありましたが、1年ほどで慣れ、今ではスムーズに使えるようになっています。記録も紙からタブレットに変わり、情報共有がしやすくなったことで、働きやすさは確実に向上しました。
 仕事のやりがいは、利用者さんからの何気ない一言にあります。介護はなかなか成果が目に見えにくい仕事ですが、利用者さんから「丁寧だね」とか「ちゃんとやってくれてありがとう」といった言葉をもらえると、自分の関わりが誰かの役に立っていると実感できます。食事介助や歯磨きといった日々のケアの中でも、そうした反応をもらえると「丁寧にやってよかった」と心から思えます。
 また、学生時代に障害者介助で学んだ体の使い方も今の仕事に生きています。利用者さんを安全に支えるための身体の使い方や工夫は共通しており、過去の経験が今の現場にしっかり繋がっていると感じています。

利用者さんとのコミュニケーションが楽しい。工夫して関わっていく中で見えたやりがい

 将来は、相談員やケアマネージャーといった道もありますが、今は現場に居続けたいという思いが強いです。利用者さんと直接関わること、自分なりにコミュニケーションの取り方を工夫して気持ちを伝えることが自分には合っていると感じています。言葉だけでなく、表情や動作なども含めて、その人に合った関わり方を考えるのが楽しく、一人ひとりに合わせることにやりがいを感じています。

石原歩実さん

 介護の仕事は「きつい」「大変」というイメージを持たれがちですが、実際にはそれだけではありません。私自身も働く前から大変さは覚悟していましたが、施設は清潔で適切なケアのノウハウも整っており、思っていた以上に働きやすい環境だと感じます。
 これから介護に興味を持つ人には、まずは少しでも現場を知ってほしいと思います。今はインターネットやSNSで現場の様子を見ることもできますし、身近な家族が施設を利用する機会があれば、一緒に見に行くことでイメージも変わると思います。知らないままではなく、知って将来の職業として視野に入れていただきたい。選択肢の一つとして考えてもらえたら嬉しいです。

社会福祉法人ともいき福祉会 特別養護老人ホームぬく森
社会福祉法人ともいき福祉会 特別養護老人ホームぬく森
社会福祉法人ともいき福祉会 特別養護老人ホームぬく森

館内どこからも自然の光が降り注ぐ施設内で、明るい環境のもと生活を送ることができます。利用者さま一人ひとりが状態に合わせて生きがいや希望を持てるよう、介護支援専門員(ケアマネジャー)が介護計画書(ケアプラン)を作成。生活をサポートして参ります。

問い合わせ先:社会福祉法人ともいき福祉会 特別養護老人ホームぬく森
犬山市大字前原字橋爪山15番地121

TEL:0568-65-1888

URL:https://www.tomoiki.or.jp/facilities/shisetsu01/

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