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反射材付き靴の視認性を検証
愛知県警では、夜間の交通事故を防止するため、反射材の普及活動を推進してきましたが、脱着式のものは付け忘れることもあるため、靴のように常に身に着けているものに、予め反射材が取り付けてあるものが、夜間の交通事故防止に効果的であると考え、靴に付けられた反射材の視認効果を検証しました。
検証方法
夜間における実際の道路交通環境に合わせ、乗用車の前照灯を照らし、様々な服装を着たモデルが路上に立ち、また横断するなどし、運転手からの視認性を検証しました。
検証会の模様
明るい場所での服装や靴の見え方と夜間の暗い場所で前照灯を照射したときの見え方を比較しました。
明るい場所での見え方
(左)全身黒色の服装 (中)上衣水色+反射材付き靴 (右)上衣白色+反射材付き靴
暗い場所での見え方
横断中
横断中に反射材付き靴にライトを当てると…
佇立(正対)・歩行(背面)
前方、後方からのそれぞれの見え方
検証結果
全身が暗い色の服装では、30メートルの距離でも運転手からはほとんど発見できませんでした。
靴の反射材は他の部位に比べ、低い位置にあるためロービームの光が届き易く、反射効果により前後左右いずれの方向からも靴の存在が認識できました。
横断時の場合は、特に歩行による“動き”があるため、人の存在を認識しやすく効果的と考えられます。
反射材の原理
反射材は、再帰反射という性質を持つ特殊な素材でできています。
再帰反射とは、普通の反射と異なり、光を一方方向から当てると光源に向かってそのまま反射するように光学的に開発された反射方法です。
反射材に車のヘッドライトの光が当たると、その光は光源である自動車に向かってそのまま反射します。
このため、着用者はその効果を確認することはできませんが、運転しているドライバーなどからはよく光っているのが見えるため、遠くから着用者を発見することが期待でき、交通事故防止に役立ちます。
反射材は大きく分けてガラスビーズとプリズムの2タイプに分けることができます。
夜間は30メートル離れただけでも、黒い服装ではこれだけ見にくいんじゃよ。じゃから、反射材の着用は非常に効果があり、明るい服装と組み合わせれば、なお交通事故防止に効果的じゃ! |
しかしながら、わき見などにより前方をよく見ていないドライバーもいるため、道路を歩行する時は、左右の安全確認をするなど、安全行動に努めてくだされ! |