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RSウイルス感染症が流行しています!

ページID:0411216 掲載日:2022年7月14日更新 印刷ページ表示

令和4年7月14日(木曜日)発表

RSウイルス感染症が流行しています!

1 概要

愛知県では、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、県内の小児科を標榜(ひょうぼう)する医療機関のうち182か所を定点として、RSウイルス感染症を始めとする疾病について、発生動向調査を実施しています。

この調査結果では、2022年第27週(7月4日(月曜日)から7月10日(日曜日)まで)における愛知県全体の一定点医療機関当たりのRSウイルス感染症の報告数が4.37となりました。本調査が始まった2003年以降、最高値であった昨年の4.33(2021年第25週)を超えており、注意が必要です。

RSウイルスの感染力は比較的高く、今後も報告数の多い状態が続くことが予想されます。乳児や基礎疾患のある高齢者では重症化することもあるため、下記4による予防を心掛け、感染を防ぎましょう。

    注)一定点医療機関当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182

2 RSウイルス感染症の定点当たりの発生状況

RSウイルスの発生状況
 

愛知県

全国

2022年

2021年

2020年

2019年

2018年

2022年

定点医療機関数 182 約3,000
第24週 1.49 3.95 0.01 0.14 0.20 0.43
第25週 1.93 4.33 0.02 0.12 0.15 0.59
第26週 3.36 3.57 0.01 0.15 0.24 0.93
第27週 4.37 3.77 0.01 0.18 0.21 -

RSウイルス

※ 全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。

※ 各データは令和4年7月14日時点の概数です。

3 RSウイルス感染症について

乳幼児を中心に冬季に流行するRSウイルス(respiratory syncytial virus)による急性呼吸器感染症です。

一般的な経過では、2日~1週間(通常4~5日)の潜伏期の後、咳、鼻水、発熱などの症状が現れ、通常7~12日で軽快します。

しかし、3歳以下の乳幼児では、気管支炎や肺炎などを発症することがあり、特に生後6月未満の乳児や低出生体重児、呼吸器・循環器に基礎疾患を持つ小児が感染すると呼吸困難など重篤な呼吸器疾患を引き起こし、入院が必要になることもあるため、注意が必要です。

感染経路としては、咳による飛沫感染や、鼻汁や痰などから手指や物を介しての接触感染と考えられています。

4 予防について

 RSウイルス感染症にはワクチンがなく、特異的治療法もありませんので、感染しないよう予防に心掛けることが大切です。

 感染予防対策としては、次のことが推奨されます。

 (1) 手洗いを励行する。

  (2) マスクを着用する。

  (3) おもちゃ、手すりなどはこまめに消毒を行う。

 症状が見られる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。                                                                          

 

このページに関する問合せ先

愛知県感染症対策局感染症対策課
医療体制整備室感染症グループ
担当:矢野・三浦
電話:052-954-7490
内線:5193・5853
メール:kansen-taisaku@pref.aichi.lg.jp