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技術講演会「木材用塗料及び塗装技術の最前線 ~耐候性から防火性まで~」の参加者を募集します
近年、木材のエクステリア需要が増加しており、美観を維持し、生物劣化※1の進行を抑制するための保護塗装の重要性が高まっています。また、都市部を中心とした中高層建築物の木造・木質化※2が推進されており、木質化においては比較的簡便な塗装による防火処理※3技術の開発が進められています。
そこで、あいち産業科学技術総合センター産業技術センター(刈谷市。以下「センター」という。)では、木材用塗料および塗装技術に関する講演会を会場及びオンライン形式で開催します。
本講演では、国内有数の木材塗料メーカーの方々をお招きし、木材用の高耐候性※4塗料や防火性塗料について、最新の製品・技術情報を御紹介いただきます。また、センターにおける近年の開発技術として、塗料等の浸透性を向上させる前処理技術を紹介します。多くの皆様の御参加をお待ちしております。
1 日時
2024年12月12日(木曜日) 午後1時から午後4時20分まで
(受付開始:午後0時30分)
2 開催形式
(1)会場
あいち産業科学技術総合センター産業技術センター 1階 講堂
刈谷市恩田町一丁目157番地1 電話:0566-45-6903 (ダイヤルイン)
(2)オンライン
Web会議システム「Microsoft Teams」によるオンライン配信
3 定員
会場50名、オンライン50名(それぞれ申込先着順)
4 内容(詳細は案内チラシを御覧ください) [PDFファイル/189KB]
時間 | 内容 |
---|---|
13時から13時10分 | 開会あいさつ |
13時10分から14時 |
「高耐久性を目指した木材保護塗料と下塗り剤のご紹介」 ・高着色タイプの木材保護塗料 ・防カビ性向上を目的とした下塗り剤 |
14時から14時50分 |
「セルロースナノファイバー※5を利用した木材用塗料の開発」 |
14時50分から15時 | 休憩 |
15時から15時50分 |
「大規模木造建築と耐候性・防火性塗料 -都市(まち)の木造化に向けて-」 三商株式会社 加藤(かとう) 圭一(けいいち) 氏 |
15時50分から16時15分 |
「塗料等の浸透性を向上させる前処理技術 -レーザマイクロインサイジング※6とサンドブラスト※7-」 あいち産業科学技術総合センター産業技術センター 環境材料室職員 |
16時15分から16時20分 | 閉会あいさつ |
5 申込方法
次のいずれかの方法により、お申込みください。
※申込時点で定員に達していた場合は、早急に御連絡します。
※Web配信用URLは申込時のメールアドレス宛てに御連絡します。
(1)Web
以下のURL又は二次元コードからセンターのWebページにアクセスし、「木材用塗料及び塗装技術の最前線~耐候性から防火性まで~」の申込フォームに御記入ください。
申込後に自動返信メールにて確認メールを送信します。
https://www.aichi-inst.jp/sangyou/other/seminar/
(2)メール
件名を「木材用塗料及び塗装技術の最前線」とし、企業名、所在地、所属、氏名、電話番号、メールアドレス、参加方法(会場もしくはオンライン)を御記入の上、「10 申込み・問合せ先」までお送りください。
(3)FAX
別添ちらし裏面の参加申込書に必要事項を御記入の上、「10 申込み・問合せ先」までお送りください。参加申込書はセンターで配布するほか、センターのWebページからダウンロードできます。
6 参加費
無料(ただし、通信機器代・通信料は自己負担です。)
7 申込期限
2024年12月6日(木曜日) 午後5時
申込期限前でも定員になり次第締め切ります。その際はセンターのWebページでお知らせします。
https://www.aichi-inst.jp/sangyou/other/seminar/
8 対象
木材用塗料及び塗装技術に関心のある方であれば、どなたでも参加できます。
9 主催
愛知県、愛知工研協会
10 申込み・問合せ先
あいち産業科学技術総合センター産業技術センター
環境材料室(担当 野村、水野、古川)
刈谷市恩田町一丁目157番地1
電話:0566-45-6903(ダイヤルイン)
メール:mokuzai@aichi-inst.jp
FAX:0566-22-8033
【用語説明】
※1 生物劣化
菌類・シロアリなどの生物によって木材が分解や食害を受け、美観の劣化や強度の低下が起こること。
※2 木質化
建築物の構造材ではなく、内壁や外壁、床などに木材を用いること。
※3 防火処理
木材の加熱、熱分解、発熱、燃焼のサイクルを阻止あるいは遅延させる処理。
※4 耐候性
屋外で使用された場合に紫外線や風雨等による変色・劣化を起こしにくい性質。
※5 セルロースナノファイバー
セルロースを主成分とする植物繊維を100ナノメートル以下の太さまでほぐして微細化した素材。植物由来の天然素材でありながら軽量で高強度であり、さらに優れた化学特性や熱特性等を有することから炭素繊維などに代わる樹脂の補強材といった用途や衛生用品や食品分野での応用が進んでいる。
※6 レーザマイクロインサイジング
UVレーザを木材表面に照射することでマイクロメートルサイズの微細な穴を施す技術。木材の美観や風合を損なうことなく木材表層への液体浸透性を飛躍的に向上させることが可能であり、塗装前の基材の前処理として効果的である。
※7 サンドブラスト
加工対象の表面に砂などの研磨材を圧縮空気に混ぜて吹き付けることで凹凸加工を施す技術。金属の錆び落としや塗料の密着性向上などの前処理としても活用されている。
このページに関する問合せ先
あいち産業科学技術総合センター産業技術センター
環境材料室(担当 野村、水野、古川)
刈谷市恩田町一丁目157番地1
電話:0566-45-6903(ダイヤルイン)
メール:mokuzai@aichi-inst.jp
FAX:0566-22-8033