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知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期技術セミナー「革新電池の開発及びリチウムイオン電池の分析・評価」の 参加者を募集します!
愛知県と公益財団法人科学技術交流財団(豊田市)で実施している「知の拠点あいち重点研究プロジェクト※1 IV期」のうち、「プロジェクトSDGs※2」の研究テーマ「全固体フッ化物電池の開発とその評価技術の標準化※3」では、5元系フッ化物※4の材料開発により、高エネルギー化と高耐久性の両立が可能な全固体電池※5の実現を目指しています。
この度、電池開発に関する技術セミナー「革新電池の開発及びリチウムイオン電池の分析・評価」を開催します。本セミナーでは、フッ化物イオン電池開発の内容紹介及びリチウムイオン電池(LIB)の分析・評価技術についての解説を行います。また、講演後は、あいち産業科学技術総合センターの高度計測分析機器、瀬戸窯業試験場及び隣接するあいちシンクロトロン光センターの見学会を開催します(希望者のみ)。
参加費は無料です。多くの皆様の御参加をお待ちしております。
1 日時
2024年12月19日(木曜日) 午後1時30分から午後4時30分まで(受付開始:午後1時10分)
2 場所
あいち産業科学技術総合センター 1階 講習会室
豊田市八草町秋合1267-1 電話:0561-76-8315
(東部丘陵線リニモ「陶磁資料館南」駅 下車すぐ)
3 定員
80名(見学会 30名) (申込先着順)
4 内容(詳細は案内ちらしを御覧ください) [PDFファイル/776KB]
時間 |
内容 |
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13時30分~13時40分 | 開会挨拶 あいち産業科学技術総合センター 技術支援部 部長 中尾俊章(なかおとしあき) |
13時40分~14時40分 |
講演1 知の拠点あいち重点研究プロジェクトIV期で取り組んでいる同テーマの内容を紹介します。 |
14時40分~14時50分 | 休憩 |
14時50分~15時50分
|
講演2 安全性の向上、高容量化などの開発が進められているLIBの、様々な分析装置を用いた評価技術について解説します。 |
15時50分~16時30分 |
見学会(希望者のみ) |
5 参加費
無料
6 対象
関係分野の研究・製品開発に取り組む研究者・企業関係者の方を始め、どなたでも参加できます。
7 申込方法
次のいずれかの方法により、お申込みください。
※申込時点で定員に達していた場合は、電話又はメールにて早急にお断りの連絡をします。
(1)Webページ
以下のURL又は二次元コードからセンターのWebページにアクセスし、「革新電池の開発及びリチウムイオン電池の分析・評価」の申込フォームに御記入ください。また、見学会の参加希望の有無を備考欄に御記入ください。
申込後に自動返信メールにて確認メールを送信します。
https://www.aichi-inst.jp/acist/other/seminar/
二次元コード
(2)メール
件名を「革新電池の開発及びリチウムイオン電池の分析・評価」とし、企業名、所在地、所属、氏名、電話番号、メールアドレス、見学会の参加希望の有無を御記入の上、「10 申込み・問合せ先」までお送りください。
8 申込期限
2024年12月17日(火曜日) 午後5時
申込期限前でも定員になり次第締め切ります。その際は「7 申込方法」に記載の申込みURLから案内します。
9 主催
愛知県、公益財団法人科学技術交流財団
10 申込み・問合せ先
あいち産業科学技術総合センター
技術支援部計測分析室(担当:濱口、舟橋、太田)
電話:0561-76-8315
メール:seminar@chinokyoten.pref.aichi.jp
【用語説明】
※1 知の拠点あいち重点研究プロジェクト
高付加価値のモノづくりを支援する研究開発拠点「知の拠点あいち」を中核に実施している産学行政の共同研究開発プロジェクト。2011年度から2015年度まで「重点研究プロジェクトI期」、2016年度から2018年度まで「重点研究プロジェクトII期」、2019年度から2021年度まで「重点研究プロジェクトIII期」を実施し、2022年8月から「重点研究プロジェクトIV期」を実施している。
実施期間 |
2022年度から2024年度まで |
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参画機関 |
16大学 7研究開発機関等 88社(うち中小企業59社)(2024年10月時点) |
プロジェクト名 |
・プロジェクトCore(コア) Industry(インダストリー) |
※2 プロジェクトSDGs
概要 | SDGs 達成に向けた脱炭素社会・安心安全社会の実現と社会的課題の解決に資する技術開発に取組みます。 |
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研究テーマ |
【分野】カーボンニュートラル 1 地域の資源循環を支える次世代の小規模普及型メタン発酵システム 2 インフォマティクスによる革新的炭素循環システムの開発 【分野】感染症対策・ライフサイエンス 3 健康と食の安全・安心を守る多項目遺伝子自動検査装置の開発 4 多感覚ICTを用いたフレイル予防・回復支援システムの研究開発 5 管法則に基づく血管のしなやかさの測定システムの開発 6 安心長寿社会に資する認知情動を見守り支える住まいシステム開発 【分野】災害対策・自然利用・複合分野 7 地域CNに貢献する植物生体情報活用型セミクローズド温室の開発 8 全固体フッ化物電池の開発とその評価技術の標準化 9 血中循環腫瘍細胞からがんオルガノイド樹立が可能な1細胞分取装置の開発 |
参画機関 |
9大学4研究開発機関等26企業(うち中小企業19社) (2024年10月時点) |
※3 全固体フッ化物電池の開発とその評価技術の標準化
研究リーダー |
名古屋大学 未来社会創造機構マテリアルイノベーション研究所 准教授 澤田 康之 氏 |
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事業化リーダー |
株式会社クリアライズ 横田 光 氏 株式会社名城ナノカーボン 橋本 剛(はしもとたけし) 氏 |
内容 |
二次電池の高エネルギー化と耐久性向上を両立するため、5元系フッ化物材料を開発する。材料開発と併せて、電池評価技術、特にフッ素イオンの動態を分析して電池性能として評価する技術を確立する。 |
参加機関 |
〔大学〕 名古屋大学、信州大学 〔研究開発機関等〕 あいち産業科学技術総合センター、公益財団法人科学技術交流財団 〔企業〕 株式会社クリアライズ、株式会社名城ナノカーボン |
※4 5元系フッ化物
フッ素含め5つの元素を用いた化合物。用いる元素を検討することで、二次電池の高エネルギー化と高耐久性を目指す。
※5 全固体電池
電解液を固体材料とした電池。可燃性の電解液による発火や、液漏れがなくなり、安全性の向上が期待される。また自動車等における航続可能距離の向上、充電時間の短縮も期待される。量産化技術が課題。
このページに関する問合せ先
愛知県経済産業局産業部
産業科学技術課科学技術グループ
担当 石原、加藤、松崎
内線 3409、3384、3382
ダイヤルイン 052-954-6351