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「第7回あいち木づかい表彰」受賞者の決定について
「第7回あいち木づかい表彰」受賞者の決定について
愛知県では、木の魅力や優れた使い方を広く知っていただくため、あいち認証材※を積極的に利用した、木の良さを実感でき、PR効果の高い建築物や製品等を「あいち木づかい表彰」として2017年度から毎年表彰しています。
この度、第7回(2023年度)の受賞者を決定しましたので、お知らせします(募集については2023年8月1日発表済み)。
なお、表彰式は2024年5月頃を予定しており、決定次第お知らせします。
※ あいち認証材:愛知県内で産出されたことを、愛知県産材認証機構の認証事業者が証明した、素材、製材品、木製品を指します。
建築物の部 | 製品等の部 |
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Toyota Technical Center Shimoyama 環境学習センター(豊田市) 間伐で伐られる、細く建材として使いにくい木材をうまく組み合わせ、大空間の実現と優れたデザイン性を両立している。 また、製材加工を近隣で行い、環境負荷低減に配慮している。 外観 内観 写真撮影:ナカサアンドパートナーズ |
ウッドパネル有松鳴海絞り ○評価ポイント 国の伝統的工芸品に指定されている、愛知県の「有松・鳴海絞」を用いて木材に絞り染め加工を施すという、業種の垣根を越えた木材の新たな活用方法の提案で、壁面装飾などで幅広い消費者に木材の魅力をPRできる。 ウッドパネル全体 絞り染め加工 |
建築物の部 |
製品等の部 |
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烏森(かすもり)オフィス(名古屋市中川区) ○評価ポイント 耐火性能を確保しつつ、木が見える広いオフィス空間を創出するため、弓なりのトラス構造等の工夫をしている。 建物内観 建物外観 写真撮影:関 拓弥 |
ます木(き)んぐてーぷ ○評価ポイント 天然木の突板(つきいた)(※)を使い、厚みを薄くすることで反りを軽減し、貼ったり、剝がしたりし易いよう工夫されている。通常のマスキングテープと同価格帯で販売し、気軽に木材を親しめる文具となっている。 (写真上は、愛知県産ヒノキ・スギ以外の木材を使用したテープも含まれています。)
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建築物の部 | 製品等の部 |
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風の杜ふくろう(岡崎市) ○評価ポイント 板倉構法(※1)を採用し、そのパネルをそのまま内装に現(あらわ)し(※2)で使用することで、断熱効果に優れ、福祉施設に相応しい、木に囲まれた癒しの空間を実現している。 ※1 柱と柱の間に木の厚板を落とし込んで積み上げ、壁とする工法 ※2 柱や梁などの構造体を露出させる仕上げのこと 建物内観 建物外観 |
○評価ポイント 子供からお年寄りまで様々な人が使いやすいように、木口面(こぐちめん)は通常より大きめの ダストボックス 椅子・テーブル
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建築物の部 |
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トヨタ車体 技術1号館パティオ(刈谷市) 受賞者 トヨタ車体株式会社(刈谷市) 設計者・施工者 同上 ○評価ポイント 社会貢献活動の一環として、間伐等に取り組み、さらに間伐材の活用を目指し、社員自らデザイン・施工を行ったストーリー性がある取組。中庭を見下ろすような、木を見て触れて香りを楽しむ、リラックスした空間を創出するとともに、炭素固定等の木材利用の良さを社内外にPRしている。 パティオ(中庭)と吹き抜け オフィススペース |
(参考)第7回あいち木づかい表彰概要
(1) 募集期間 2023年8月1日(火曜日)から2023年10月31日(火曜日)まで
(2) 応募件数 建築物の部14件、製品等の部6件
(3) 表彰
最優秀賞 建築物及び製品等 各1点以内(※)
優秀賞 建築物及び製品等 各2点以内(※)
特別賞 建築物及び製品等 1点以内
※ 今回の審査では、建築物及び製品等の部の各上位3点が同等に優秀であると評価したため、3点を優秀賞としました。
(4)選考方法
- 表彰する建築物及び製品等は、提出された推薦書、写真による書類選考及び現地確認により決定。
- 選考は、木材利用促進連絡会議幹事会構成員及び外部有識者からなる選考委員会において行う。
- 選考は、県産木材の利用における、新規性、積極性、PR効果などについて総合的に判定。
このページに関する問合せ先
愛知県農林基盤局林務部林務課あいちの木活用推進室
計画・普及啓発グループ
電話:052-954-6884
内線:5567
メール:aichinokikatuyou@pref.aichi.lg.jp