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県立中高一貫校(第二次導入校)の概要について
県立中高一貫校(第二次導入校)の概要について
記者発表資料
愛知県教育委員会では、2026年4月に開校する県立中高一貫校の第二次導入校について、これまで具体化に向けて教育関係者による検討を進めてきました。
この度、本日開催した2024年度第2回「県立高等学校再編将来構想具体化検討委員会」での検討を経て、第二次導入校が目指す教育などの学校の概要を下記のとおりまとめましたので、お知らせします。
県立中高一貫校(第二次導入校)の概要について [PDFファイル/2.8MB]
記
1 併設中学校の学校名
タイプ |
高等学校名 |
併設中学校 |
|
学校名 |
コース名 |
||
探究学習重視型 |
豊田西高等学校 |
豊田西高等学校附属中学校 |
普通コース |
西尾高等学校 |
西尾高等学校附属中学校 |
グローカル 探究コース |
|
時習館高等学校 |
時習館高等学校附属中学校 |
普通コース |
|
高度ものづくり型 |
愛知総合工科高等学校 |
愛知総合工科高等学校附属中学校 |
理工探究 コース |
地域の教育ニーズ対応型 |
日進高等学校 |
日進高等学校附属中学校 |
- |
※ 中高一貫校として中学校と高校を一体で表す場合は「高等学校・附属中学校」とする。
※ 第二次導入校のうち、地域の教育ニーズ対応型(衣台高校・美和高校)については、地元市町村立中学校との連携型中高一貫教育*1を導入するため、併設中学校は設置しない。
*1 連携型中高一貫教育
市町村立中学校と県立高校など、異なる設置者間でも実施可能な形態の中高一貫教育。中学校と高校が、教育課程の編成や教員・生徒間交流等の連携を深める形で中高一貫教育を実施する。
2 各学校が目指す教育(詳細は別紙のとおり)
(1)豊田西高等学校・附属中学校
中学校では、実践的な英語力の習得などの国際性を育む学びや、博物館や豊かな自然などの地域資源を生かした体験活動を軸とする探究的な学びに取り組み、高校での自ら求めて学ぶ姿勢と国際社会で活躍できる資質を育む学びにつなげて、中高6年間を通して持続可能な未来の作り手となるグローバル人材を育成します。
(2)西尾高等学校・附属中学校
国際バカロレア*2の導入を目指します。
中学校では、「地域」や「世界」を積極的に取り入れた探究学習や、生徒の知的好奇心を大切にした主体的な学びに取り組み、高校での地域や世界を見つめ、未来を考える学びにつなげて、中高6年間を通してグローカルな視点*3をもつ人材を育成します。
*2 国際バカロレア
国際バカロレア機構(本部スイス・ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラム。グローバル化に対応できるスキルを身に付けた人材の育成を目的とする。世界150以上の国・地域の約5,600校で実施されている。
*3 グローカルな視点
「地域から世界へ」「世界から地域へ」の双方向の視点
(3)時習館高等学校・附属中学校
国際バカロレアの導入を目指します。
中学校では、「自分、相手、みんなの幸せ」をバランスよく考えられる温かな集団作りを重視し、高校のSSHにつながる文理融合の探究的な学びに取り組み、高校での全日制単位制の導入と中高6年間のつながりを重視した新しい時習館の学びとあわせて、中高6年間を通して自他及び社会の幸せ(ウェルビーイング)の実現を目指し、「自ら考え自ら成す」の精神で行動できる人材を育成します。
(4)愛知総合工科高等学校・附属中学校
中学校では、数多くの実体験から得られる学び、理工学の観点からの探究的な学び、AI・データサイエンス*4に興味・関心を持つ生徒の能力、可能性を引き出す学びに取り組み、高校での工学と理学を掛け合わせた探究活動を軸にした実践的な学びにつなげて、中高6年間を通して、DX*5をリードし、グローバルに活躍できる技術者を育成します。
*4 データサイエンス
大量のデータを分析して、有用な情報や知識を引き出し、問題解決や意思決定に役立てる学問や技術。
*5 DX
デジタルトランスフォーメーション。デジタル技術を使って、ビジネスや社会の仕組みを根本的に変革し、新しい価値を生み出すこと。
(5)日進高等学校・附属中学校
中学校を「学びの多様化学校*6(不登校特例校)」とし、授業時間数を軽減するなど、安心して学べる環境とゆとりある学びや、個々の学習到達度に応じた学び、社会性を育む体験的な学びに取り組みます。
また、中学校の開校と同時に高校に「学びの多様化コース」を設置し、中高6年間を通して、生徒へのきめ細かな支援により、一人ひとりが新たな可能性を発見しながら社会的に自立することのできる人材を育成します。
なお、募集人員の範囲内であれば、年度途中でも生徒を受け入れます。
*6 学びの多様化学校
不登校生徒の実態に配慮した「特別の教育課程」を編成して教育を実施することができる学校。
(6)衣台高等学校
地元中学校との連携型中高一貫教育を導入。日本語のみならず母語も活かした学びにより、外国にルーツのある生徒の能力を伸ばし、可能性を広げます。
また、多様な文化・思考などをもつ仲間との協働を通して、多文化共生に向けた取組を実践し、多文化共生社会を生きる力を育みます。
連携中学校:豊田市立保見中学校
(7)美和高等学校
地元中学校との連携型中高一貫教育を導入。地域社会との協働の中で、自己や地域の魅力に気付き、地域の未来を支える人材を育成します。
連携中学校:あま市立七宝中学校、七宝北中学校、美和中学校、甚目寺中学校、甚目寺南中学校、大治町立大治中学校
3 附属中学校(第二次導入校)の入学者選抜について
(1)募集人員(2026年度)
学校名 |
コース |
募集人員 |
豊田西高等学校附属中学校 |
普通コース |
80人 |
西尾高等学校附属中学校 |
グローカル探究コース |
80人 |
時習館高等学校附属中学校 |
普通コース |
80人 |
愛知総合工科高等学校附属中学校 |
理工探究コース |
40人 |
日進高等学校附属中学校 |
- |
40人まで |
(2)入学者選抜の実施方法
ア 豊田西、西尾、時習館、愛知総合工科
適性検査*7と面接による2段階選抜を行う。
イ 日進
入学者選抜は実施せず、面談、体験入学等を経て、入学者を決定する。
*7 適性検査
中高一貫校での探究的な学びに必要な資質・能力を測るための検査。小学校学習指導要領の範囲内で複数の教科を組み合わせた内容とし、思考力・判断力・表現力等を測る。
(3)入学者選抜の実施日程
後日お知らせします。
(参考) 2025年度入学者選抜の日程(探究学習重視型)
ア 1次選抜(適性検査)
・実 施 日:2025年1月11日(土曜日)
・合格発表日:2025年1月15日(水曜日)
1次選抜合格者は募集人員の2倍程度
イ 2次選抜(面接)
・実 施 日:2025年1月18日(土曜日)
・合格発表日:2025年1月24日(金曜日)
(参考)
1 愛知県立中高一貫校
区分 |
開校時期 |
タイプ |
学校名 |
形態 |
第一次導入校 |
2025年4月 |
探究学習重視型 |
明和高等学校・附属中学校 |
併設型 |
半田高等学校・附属中学校 |
||||
刈谷高等学校・附属中学校 |
||||
津島高等学校・附属中学校 |
||||
第二次導入校 |
2026年4月 |
探究学習重視型 |
豊田西高等学校・附属中学校 |
併設型 |
西尾高等学校・附属中学校 |
||||
時習館高等学校・附属中学校 |
||||
高度ものづくり型 |
愛知総合工科高等学校・附属中学校 |
|||
地域の教育ニーズ対応型 |
日進高等学校・附属中学校 |
|||
衣台高等学校 |
連携型 |
|||
美和高等学校 |
2 第二次導入校児童・保護者説明会の開催日程 ※2024年9月2日発表済み
学校名 |
開催日 |
開催時間 |
会場 |
申込期間 |
豊田西 |
11月10日 (日曜日) |
午前:10時から正午まで 午後:1時30分から 3時30分まで |
豊田市民文化会館 大ホール (豊田市小坂町12-100) |
9月3日(火曜日)から10月20日(日曜日)まで |
西 尾 |
10月27日 (日曜日) |
午前:10時から正午まで 午後:1時30分から 3時30分まで |
西尾コンベンションホール 大ホールA・B (西尾市花ノ木町4-64) |
9月3日(火曜日)から10月6日(日曜日)まで ※申込終了 |
時習館 |
10月20日 (日曜日) |
午前:10時から正午まで 午後:1時30分から 3時30分まで |
ライフポートとよはし コンサートホール (豊橋市神野ふ頭町3-22) |
9月3日(火曜日)から9月29日(日曜日)まで ※申込終了 |
愛知 総合工科 |
10月26日 (土曜日) |
午前10時から正午まで |
愛知総合工科高校 体育館 (名古屋市千種区星が丘山手107) |
9月3日(火曜日)から10月6日(日曜日)まで ※申込終了 |
日 進 |
12月1日 (日曜日) |
午前10時から正午まで |
日進市民会館 大ホール (日進市折戸町笠寺山62-3) |
9月3日(火曜日)から11月10日(日曜日)まで |
連携型の衣台、美和については、連携中学校ごとに説明会を実施する。
このページに関する問合せ先
愛知県教育委員会あいちの学び推進課
中高一貫教育室
中高一貫教育グループ
担当 木全、小野
内線 5244、3895
ダイヤルイン 052-954-7432