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「カーボンリサイクルプロジェクト」に参画する企業・団体を募集します
愛知県では、大成建設株式会社、株式会社アイシン及び東邦ガス株式会社からアイデア提案のあった「CO2コンクリート固定化技術を用いた域内カーボンリサイクルプロジェクト」の具体化に向けた支援を行っており、9月18日(水曜日)に関係者が一丸となって取組を推進するため、学識者や企業等からなる「あいちカーボンリサイクル推進協議会」(以下「協議会」という。)を設立したところです(2024年9月11日発表済み。)。
この度、カーボンリサイクルサプライチェーンを地域に社会実装するため、協議会に参画する企業・団体を募集しますので、是非、御応募ください。
1 カーボンリサイクルプロジェクトの概要
東邦ガス株式会社の都市ガスを利用している工場等から排出されるCO2を回収し、 廃棄物・副産物中から溶出させたカルシウム成分(CaO)と反応させ、株式会社アイシンの技術であるアミノ酸水溶液を用いて効率的に炭酸カルシウム(CaCO3)を抽出します。大成建設株式会社のセメントを使用しないコンクリートの製造技術により、回収したCO2をCaCO3としてコンクリートに利用し、固定化することで、地域内におけるカーボンリサイクルサプライチェーンの構築を目指します。
[プロジェクトのイメージ図]
2 協議会の概要
カーボンリサイクルサプライチェーンを地域に実装するため、学識経験者や関係企業等からなる「あいちカーボンリサイクル推進協議会」を2024年9月18日(水曜日)に設立しました。本協議会では、サプライチェーン構築に関するスキーム検討、実現可能性調査、ビジョン策定、関連制度への対応、その他協議会の目的を達成するために必要な事項を協議します。
〔構成員〕
学識経験者〔名古屋大学大学院工学研究科 小林敬幸(こばやしのりゆき)准教授〕、アイデア提案企業(大成建設株式会社、株式会社アイシン、東邦ガス株式会社)、サプライチェーン構成企業等(Ca含有廃棄物/副産物排出事業者、CO2排出事業者、コンクリート製造者・利用者等)、行政機関、愛知県環境局地球温暖化対策課(事務局)
3 募集対象者
本プロジェクトや活動内容に御関心があり、協議会への参画を希望するとともに、以下の要件に該当する企業・団体(市町村、一部事務組合含む)
・燃料転換によるCO2排出量の削減が困難であるなど、CO2排出量の削減方法を探している方
・排ガス中のCO2の分離回収を実施・検討しているが、その利活用方法を探している方
・カルシウム成分が含まれる廃棄物・副産物を排出しており、有効活用したい方
・カーボンリサイクルコンクリートの製造に関心のある方
・建築物・土木構造物等へのカーボンリサイクルコンクリートの採用に関心のある方
・その他、本プロジェクトの社会実装に向けて提案等のある方
〔協議会への参画により想定されるメリット〕
・ Ca含有廃棄物・副産物に係る処理量・費用の低減、リサイクル率の向上
・ 事業場等からのCO2排出量の低減、燃料転換が困難な設備の脱炭素化
・ 建築物・土木構造物等へのカーボンリサイクルコンクリートの採用によるCO2排出量の低減
・ その他、カーボンリサイクルの取組に関する情報把握等
4 応募方法
以下の登録フォームに必要情報を入力してください。登録後の流れは「5 協議会への参画までのプロセス」を参照してください。
≪登録フォーム≫
https://forms.office.com/e/CH8pnFXN9d
≪あいちカーボンリサイクル推進協議会 事務局≫
有限責任監査法人トーマツ(愛知県委託業者)
5 協議会への参画までのプロセス
登録フォームに入力後、愛知県環境局地球温暖化対策課または有限責任監査法人トーマツより御連絡いたします。その後、ヒアリング等により御関心事項と協議会の目的が合致していることを確認の上、次回に開催される協議会(2025年2月頃を予定)から参画いただきます。
6 募集期間
2024年10月28日(月曜日)から2024年12月27日(金曜日)まで
【参考】カーボンリサイクルプロジェクトについて
本プロジェクトの詳細や協議会開催状況等については、地球温暖化対策課Webページをご覧ください。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/ondanka/carbon-recycle-project-main.html
このページに関する問合せ先
愛知県環境局地球温暖化対策課
活動支援グループ
担当:北川、富田
電話:052-954-6887
内線:5487、3056
メール:ondanka@pref.aichi.lg.jp