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ヘルパンギーナ警報を解除しました
2023年8月17日(木曜日)発表
ヘルパンギーナ警報を解除しました
概要
愛知県では、2023年7月6日(木曜日)に「ヘルパンギーナ警報」を発令しましたが、2023年第32週(8月7日(月曜日)から8月13日(日曜日)まで)のヘルパンギーナ患者の一定点医療機関当たりの報告数が「2」を下回ったことから、本日、ヘルパンギーナ警報を解除しました。
患者報告数は減少していますが引き続き、うがいと手洗い等による予防を心掛け、感染を防ぎましょう。
注)一定点医療機関当たりの報告数:182医療機関からの一週間の総報告数÷182
〇 ヘルパンギーナの定点当たりの発生状況
|
愛 知 県 |
全 国 |
||||
2023年 |
2022年 |
2021年 |
2020年 |
2019年 |
2023年 |
|
定点医療機関数 |
182 |
約3,000 |
||||
第25週 |
5.63 |
0.08 |
0.04 |
0.03 |
0.68 |
5.79 |
第26週 |
6.51 |
0.09 |
0.02 |
0.05 |
1.02 |
6.47 |
第27週 |
6.65 |
0.14 |
0.08 |
0.06 |
1.93 |
7.33 |
第28週 |
6.04 |
0.35 |
0.23 |
0.05 |
3.23 |
6.88 |
第29週 |
3.85 | 0.32 | 0.16 | 0.10 | 2.68 | 4.71 |
第30週 |
3.27 | 0.47 | 0.25 | 0.07 | 3.14 | 4.35 |
第31週 |
2.13 | 0.61 | 0.42 | 0.03 | 1.96 | 3.06 |
第32週 |
1.13 | 0.63 | 0.30 | 0.02 | 1.15 | − |
※全国の定点医療機関数は、毎週若干の変動があります。
※全国の発生状況については第31週(速報値)が、愛知県は第32週が最新のデータです。
※愛知県における第28週の報告時に第26・27週の報告数に修正がありました。(第26週の報告数6.49→6.51、第27週の報告数6.49→6.65)
(参考)
ヘルパンギーナについて
乳幼児を中心に夏季に流行するエンテロウイルス(※1)による感染症です。
一般的な経過では、2~4日の潜伏期をおいて、突然の38~40℃の発熱が3日間続き、咽頭は軽度に発赤し、のどの奥に1~5mmの小さな水疱ができ、やがて水疱が破れて潰瘍(かいよう)になります。その周辺に赤みを伴った水疱が数個認められます。
また、全身倦怠感、食欲不振、咽頭痛、嘔吐、四肢痛などが見られる場合があります。ほとんどの場合、重症化することなく軽快しますが、まれに無菌性髄膜炎(※2)や急性心筋炎(※3)などを合併して発症することがあります。
感染経路としては、飛沫感染や患者の便を介しての接触感染と考えられています。
※1 ピコルナウイルス科に属する多数のRNAウイルスの総称
※2 種々のウイルスを中心とした病原体の感染による髄膜の炎症疾患
※3 発症から30日未満の心臓の筋肉の炎症
このページに関する問合せ先
愛知県感染症対策局感染症対策課医療体制整備室
感染症グループ
担当:山本、森谷
電話:052-954-7490
内線:5193、5853
メール:kansen-taisaku@pref.aichi.lg.jp