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【知事会見】全国初!西三河地域で県と市町等の上下水道の一本化に向けて取り組みます
県や市町村等が行っている上下水道事業には、人口減少に伴う料金収入の減少への対応や職員の確保、施設の老朽化対策といった課題があり、今後、経営環境は厳しさを増していくと考えられます。
愛知県は、これらの課題に、より効率的に対応し持続可能な上下水道を目指すため、矢作川流域を中心とした西三河地域において、全国初の取組となる県と市町等が連携した上下水道の一本化に向けて取り組んでいきます。
今後、関係市町等に対し、連携による効果検証などを行う「矢作川流域 上下水道広域連携協議会(仮称)準備会」への参画を要請していきます。
1 矢作川流域 上下水道広域連携協議会(仮称)準備会について
(1) 目的
矢作川流域を中心とした西三河地域における持続可能な上下水道サービスの提供のためには、上下水道が広域で連携し、料金上昇の抑制、カーボンニュートラルの実現、DXの推進に取り組む必要がある。 このため、県と市町等で上下水道の広域連携を目指す協議会の設立を視野に、連携による効果検証などを行い、協議会設立に向けた基本方針(案)をとりまとめることを目的とする。
(2) 検討内容
- 一本化の組織形態
- 広域化・共同化を行う事務事業
- 一本化及び広域化・共同化の効果検証
- 「矢作川 上下水道広域連携協議会(仮称)」設立に向けた基本方針(案) 等
(3) 参画を要請する市町等
岡崎市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市、幸田町、愛知中部水道企業団
(4) 想定している検討対象事業
- 愛知県:矢作川流域下水道事業、水道用水供給事業の内 西三河地域
- 市町等:公共下水道事業、水道事業
2 関連事項について
上下水道の一本化の取組では、愛知県が進めている「矢作川・豊川CN(カーボンニュートラル)プロジェクト※」の施策の一つとなっている「上下水道施設の連携による省エネ化」についても検討を行っていきます。
※矢作川流域、豊川流域をモデルケースとして、“水循環”をキーワードに、再生可能エネルギー等の導入による国土強靱化を始め、森林保全・治水・水道からエネルギーまでを含めた、官民連携で総合的かつ分野横断的にカーボンニュートラルの実現を目指すプロジェクト。
「矢作川・豊川CNプロジェクトのロゴマーク」
森林と水滴をモチーフに加え、水の流れをイメージした3本のラインを描くことで、水循環および流域が一体となった持続可能な社会を表しました。
水の流れは「CN」の文字をデザイン化しています。
このページに関する問合せ先
(上下水道事業に関すること)
愛知県建設局上下水道課
広域連携グループ
電話:052-954-6858
メール:jogesuido@pref.aichi.lg.jp
(水道用水供給事業に関すること)
愛知県企業庁水道計画課
連携推進グループ
電話:052-954-7483
メール:kigyo-suido@pref.aichi.lg.jp