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「男女共同参画意識に関する調査」の結果について
「男女共同参画意識に関する調査」の結果について
愛知県では、すべての人が、互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性にかかわりなく、個性と能力を発揮することによる、多様性に富んだ活力ある男女共同参画社会の実現を目指して、「あいち男女共同参画プラン2025」に基づき、取組を推進しているところです。
この度、県民の皆様の男女参画に対する意識や実態等を把握・検証し、次期プラン策定の基礎資料とすることを目的として、「男女共同参画意識に関する調査」を行いましたので、その結果をお知らせします。
1 男女共同参画意識に関する調査
(1) 調査概要
ア 調査対象 愛知県内に居住する18歳以上の県民 3,000人
イ 抽出・調査方法 住民基本台帳に基づく無作為抽出、郵送法・インターネット回答併用
ウ 調査時期 2024年8月
エ 回答結果 有効回答数 1,236、有効回答率 41.2%
(2)主な調査結果
ア 回答者の属性
・ 性別は、女性55.9%、男性40.9%、答えたくない・わからない・その他2.5%、無回答0.7%
イ 男女平等について
・ 男女の地位について、8分野のうち6分野で、50%以上の人が“男性の方が優遇されている”と回答した。
ウ 家庭生活について
・ 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方は、2019年調査に続いて、“反対”が“賛成”より高くなっており、“反対”は前回調査の50.6%から63.9%に上昇した。
・ 家事の分担について、8分野のうち6分野で、50%以上の人が「妻」と回答した。
エ 女性の活躍について
・ 「子どもができても、ずっと職業を持ち続ける方がよい」と回答した人の割合は、56.2%と2019年調査(43.5%)より高くなっている。
・ 管理職以上に昇進することについて、「能力が認められた結果である」、「やりがいのある仕事ができる」、「仕事と家庭の両立が困難になる」と回答した人の割合は、男性より女性の方が高くなっている。
オ 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)について
・ “希望として”は、男女とも「『仕事』と『家庭生活』をともに優先したい」と回答した人の割合が最も高くなっている。一方、“現実として”は、男性は「『仕事』を優先している」、女性は「『家庭生活』を優先している」が最も高くなった。
カ 地域活動について
・ 女性が地域活動のリーダーになるために必要なことは、「地域活動のリーダーの負担を見直すこと」、「男性の抵抗感をなくすこと」の順となった。
キ ドメスティック・バイオレンス(DV)などについて
・ DVに関して、「配偶者や恋人など親密な関係の人から受ける暴力を、いわゆる『DV』と呼ぶこと」を「知っている」と回答した人の割合は、91.9%となった。
ク 男女共同参画行政について
・ 行政に期待する役割については、「子育てや介護中であっても仕事が続けられるよう支援する」、「子育てや介護等でいったん仕事を辞めた人の再就職を支援する」の順となった。
2 次期「あいち男女共同参画プラン」策定スケジュール(予定)について
2025年7月 知事から愛知県男女共同参画審議会へ諮問
11月 同審議会から知事へ答申
その後、パブリックコメントに基づく意見募集
2026年3月 プランの決定・公表
調査結果の概要
・「男女共同参画意識に関する調査」〔調査結果の概要〕 [PDFファイル/6.17MB]
調査報告書
・<調査の概要・回答者の属性>p1~8 [PDFファイル/1.52MB]
・<男女平等について>p9~18 [PDFファイル/1.53MB]
・<家庭生活について>p19~33 [PDFファイル/2.08MB]
・<女性の活躍について>p34~46 [PDFファイル/2.5MB]
・<仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)について>p47~57 [PDFファイル/1.7MB]
・<地域活動について>p58 [PDFファイル/488KB]
・<ドメスティック・バイオレンス(DV)などについて>p59~62 [PDFファイル/824KB]
・<男女共同参画行政について>p63~66 [PDFファイル/845KB]
このページに関する問合せ先
愛知県県民文化局男女共同参画推進課
男女共同参画グループ
担当:太田、岩瀬、磯村
電話:052-954-6179
内線:2841,2497