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2022年1月24日(月) 午前10時

ページID:0381380 掲載日:2022年2月24日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それでは、1月24日月曜日午前10時、定例会見を始めさせていただきます。
 今日は、講堂のマイクの調子が悪くて、直らないということなので、ちょっと10分遅らせてこちらでということにさせていただきました。すみませんね。またしっかりと整備しておきます。

(1)住友生命保険相互会社との包括的連携協定の締結について

(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/iryo-keikaku/houkatsukyoutei.html)
 お手元の資料を御覧いただきたいと思います。住友生命保険相互会社との包括的連携協定の締結についてです。
 この度、住友生命保険相互会社から御提案をいただきまして、健康づくりを始め、スポーツ振興、子育て支援、高齢者支援、女性の活躍推進及びくらしの安心安全分野において、包括的連携協定を締結することになりました。締結式は2月の4日金曜日に、社長の高田幸徳(たかだゆきのり)様にお越しをいただきまして、愛知県公館で行います。
 住友生命保険相互会社は、国内大手の保険会社の一つであり、地域に根ざした社会貢献活動に真摯(しんし)に取り組まれておられます。愛知県内に拠点として3支社、73オフィスを持ち、2,100名余りの社員の方々が、広域かつ幅広い年齢層に対して、健康づくり、高齢者支援などの活動をしておられます。
 また、がん予防を始めとする健康増進に力を入れておられ、2007年のピンクリボン運動のスタートを皮切りに、最先端のがん治療である粒子線治療の普及啓発を開始をして、2013年には、国立がん研究センターと「がん情報の普及啓発に向けた包括的連携に関する協定」を締結をして、同センター医師監修の冊子を作成、配布するなど、広く普及啓発活動をしておられます。
 今回の協定では、国内大手の保険会社である同社のネットワークやノウハウを活用し、健康経営の普及促進、県のスポーツイベントの広報、子育てしやすい職場環境づくりや高齢者の見守り支援、あいちシェイクアウト訓練への参加など、幅広い分野で御協力をいただきます。
 今後、この協定に基づき、住友生命保険相互会社の皆様と共に、本県の健康・福祉分野、スポーツ振興、女性の活躍推進、くらしの安心安全などの取組をしっかりと進めてまいります。
 ということで、資料にありますように、2月の4日金曜日、来週ですね、午前10時半から包括的連携協定の締結を行うということでございます。
 別紙がですね、その連携事項ということで、今申し上げたことでございます。
 これまでですね、健康・福祉分野を中心に包括的連携協定を結んだのは、2016年に日本生命(保険)、2017年に大塚製薬、2019年に第一生命(保険)という形で結んでまいりまして。あわせてですね、2018年には東京海上日動火災保険、それからアクサ生命保険さんとそれぞれ(「健康経営の普及促進及び健康づくりの推進に関する協定」を)結ばせていただいておりますし、2020年11月には、県内4大学、大学病院を持っている4大学と「新型コロナウイルス感染症に関する協定」も結ばせていただいております。
 ということでございまして、例えばですね、(連携事項は)6項目ありますが、健康づくりでは、「あいち健康マイレージ事業」の支援、「あいち健康経営ネット」の紹介といったことをやっていただくということでございます。
 また、スポーツ(振興)では、アスリートによる子供向けスポーツイベントなどの広報の協力をお願いをいたします。また、障害者スポーツなどのですね、支援や、また、2026年アジア(競技)大会への広報・PR活動にも協力をいただくということでございます。
 子育て支援では、「こども絵画コンクール」の周知だとかですね、「あいちっこ家庭教育応援企業」に登録をしていただくといったこととかをやっていただきます。
 また、高齢者福祉に関する普及・啓発活動、「認知症サポーター」の養成もしていただくと。
 女性の活躍(推進)では、「あいち国際女性映画祭」への御協賛もお願いをしたいというふうに思いますし、女性の活躍に向けたセミナーにおいての先進的取組の紹介といったこともお願いをいたします。
 くらしの安心安全では、県が取り組む防災防犯交通安全施策のPRもお願いをすると。また、あいちシェイクアウト訓練への参加促進といったこともお願いをするということでございます。
 よろしくお願いをいたします。

(2)新型コロナウイルス感染症について

(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)
 続きましてですね、今日の感染状況は、また午後、今日は議会があるからちょっと遅くなりますね。議会終了次第ということでお願いをいたします。
 今朝、この時点の状況ですが、年代別の資料ですが、70歳以上は4.8パーセント。ここのところやっぱりクラスターが増えているので、若干第5波よりも上がっております。ただ、50歳代以下がやっぱり90パーセントを超えているということには変わりはないということでございます。そして、重症・中等症の方の割合は1.1パーセントで、明らかに軽症・無症状の方が圧倒的に多いと。
 検査件数は、平日は、先々週ですが大体7,000件。1月14日の金曜日は9,000件ということで、大分増えてきています。先週はもっと多いんだろうと思いますけどもね。
 それから入院状況ですが、3日間分のですね、推移を申し上げたいというふうに思っております。これは今日のやつですけれども、3日間分の推移ですね。金曜日の発表は木曜日(時点)の資料なので、金土日の変化を申し上げます。
 入院患者さんは、合計で277から378、101人が3日間で増えております。277から378、101人増えております。うちですね、コロナ病床以外が4病院で24人から25人、1人増えておりますので、それを差っ引きますと、コロナ病床では253人が353人ということで、100人、3日間で100人増えております。あと100人でステージの3というか、オレンジゾーンということでございます。まだステージの2、イエローゾーンですね。名古屋市(内の入院者数)がですね、113人から141人ということで、28人増えております。今141人の入院です。
 それから、重症の方も1人増えて3人、1人増えて3人ということですね。
 それから、愛知病院の入院が21人から3人増えて24人、24人でございます。ただ、24人のうち19人は軽症で、中和抗体の点滴を受けるために入っていると。そういうふうに使っているということですね。ですから、決して中等症が増えているわけではなくて、むしろかかった方で、点滴を受けるというのは、重症(化)のリスクが高いということで、高齢者とか基礎疾患がある人、あと肥満の方とかという方には行っていただいて、1泊2日で点滴を打っていただくということをお勧めをしているということですね。
 入所施設、ホテルはですね、3日間で775から220人減って555、555ということで、軽症・無症状が圧倒的だということで、むしろ減っているということでございます。減っているということでございます。なので、宿泊療養(施設)がちょっと何とか持ちこたえているということですが、一方で、自宅療養がですね、3日間で7,211人増えて1万7,069人。1万7,000人まで来たと。
 一番多かったのは9月の頭で、1万9,000人でしたね。ということなので、こんな調子で1日2,000人ぐらい増えているとですね、もう今日にでもその数にいっちゃうのかなという感じがいたします。ということでありますので、しっかりと自宅療養者へのケアをフォローをしていきたいということでございます。
 この3日間で4人の方が亡くなっておられまして、1,170人の死亡者ということでございます。
 それから、クラスターがたくさん出ております。
 クラスターでございますが、3日間で八つ、八つ発生をいたしております。
 一番上から、高齢者施設で二つ。まずは3段目ですね、12L・60人、12L・60人でありまして、これは一宮市の高齢者施設60人。それから、12N、豊田市の高齢者施設16人でございます。
 それから、保育施設・学校が多いですね、ここのところね。このクラスター(の表を)見ていただいても、これは終息していない累計なので、大変多くなっております。要は、子供がかかるということですね。
 まず、12I、12Iで、これは安城市の保育施設25人。それから12J、12J、愛西市の保育施設27人、27人。それから12K、12K、豊田市の小学校26人。それから続いて12M、12M、大府市の保育施設14人。12O、12O、豊田市の小学校12人。それから12P、12Pが岡崎市の高校の部活13人ということでございます。
 保育施設・学校で(クラスターが)増えている。子供たちがかかると、インフルエンザと同じように、やはり共同で活動・生活しておりますので増えていくということですね。人数は多いということでございます。
 それでですね、資料は以上でございますが、本日、先ほどですね、皆様にも取材いただきましたが、県の大規模集団接種会場のワクチン接種が、本日24日月曜日午前9時から始まっております。始まっております。
 (名古屋)空港(ターミナル)ビルが9時で、藤田(医科大学)は11時(から)ということでございます。夜(終了時間)が(それぞれ午後)9時と10時(まで)ということでございますが、今日現在で、空港ビルは、LINE(ライン)・電話枠の予約が25.7パーセントでありました。残りですね、キャンセル枠と高齢者・障害者施設(の予約)を足しまして、ちょうど本日の予約はですね、1,200分の602、50.2パーセントということでございます。そして、藤田医大の本院は600人の枠ですが、空港ビルは1,200人でね、600人の枠ですが、LINE・電話予約が32.6パーセント。あとはキャンセル枠がほとんどですが、高齢者施設等(の予約)を足しまして556(人)、92.7パーセントまで埋めております。空港ビルがちょうど602人で50.2パーセント、藤田医大本院が556(人)で92.7パーセントということでございます。
 ということでありますので、確かに、6か月空いた方ということなのでですね、1月(の3回目接種)で6か月(空いた方)だったら、7月までに2回打っていて、高齢者は結構打っているはずなんですけどね。まあどんどん接種券を出していただきたいと思いますし、また一般の方もね、もう6か月たてばどんどん(接種券を)出していただきたいということを、引き続き、お願いをしていきたいというふうに思っております。
 ちなみにですね、空港ビルで多かったのは、医療関係の専門学校の学生さんで、一番多くなっております。学校関係が一番多いということでございます。あとはですね、警察とか自衛隊とかね、あと社会福祉協議会。社会福祉協議会、これは施設だね。高齢者施設の方ということでございます。あとは、高齢者・障害者施設の従事者・利用者の方が(各施設)ほぼ1桁をかき集めているという感じでございます。
 

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 PCR検査や抗原検査について質問です。感染者が増え、検査キットが足りていない状況が発生し始めているという中で、愛知県もドラッグストアと協力しながら無料のPCR検査や抗原検査を進めているところだと思います。無症状の方に対しての検査はとても大事だと思うのですが、それが増えてしまうと医療機関への配布が少なくなってしまうのではないかとか、その辺りはどう受け止めてらっしゃいますか。
【知事】 今の状況はどんな感じか。
【感染症対策局長】 抗原検査キットが不足しているみたいで、PCR検査試薬はそれぞれあるみたいです。
【知事】 まだ報告を受けておりませんでしたが、22日土曜日現在でのですね、抗原検査キットとPCR検査試薬の状況ですが、PCR試薬はですね、これはあると、大丈夫だという報告を受けております。
 抗原検査キットはですね、需要が大変多いということで、土曜日現在、販売元に聞いたところ、発注量の4割程度しか供給できていないという報告がありました。なので、新聞報道にありますように不足傾向だということなので、国がメーカーに増産を依頼中ということでございます。
 PCRは大丈夫だと、抗原検査キットは確かに足らないということ。足らなめといいますかね。今、全く薬局とかにないわけじゃないんでしょ。
【感染症対策局長】 ないわけではないです。
【知事】 ないわけではないけども、ちょっと先々心配だと、足らなめだということなので、増産を国の方から依頼中ということは聞いております。
 今日の午後にまた言うんだな、(PCR等無料検査化事業に係る登録検査所数について)この1週間でどのくらい増えたか。ということで、今日の朝の時点で集計してまた午後に言いますけどね、今のところ、先週までで206件でありました。もうちょっと増えると思いますけども。ですから、そういったところに、そんな長い列ではないけど、結構並んでいるのかね、というような報道がありましたね。
 ですから、基本的には増やしていきたいと思いますし、やはり抗原検査キットの確保をですね、各メーカー、そしてまた販売会社さんには、要請をしていきたいというふうに思っています。

【質問】 高齢者の方々とかの場合は、なるべく早く陽性判定をして、モルヌピラビルの処方とかをしなくてはいけない状況になると思うのですが、一方で、この無料の抗原検査とか、そちらももちろん大事ですけれども、そちらが増えてしまうと、本当に必要な人たちの方に行き渡らなくなってしまうのではないかというふうに感じます。今後、そういう状況であっても、無料のPCR検査・抗原検査は、引き続きずっと続けていき、登録店舗数も増やしていくというのが現在のお考えですか。
【知事】 そういうことですね。
 PCR検査は、今のところ試薬も含めてあるということなので。ですから、症状が出た方はですね、PCR検査を全員やってもらいますので。抗原検査キットで確定はしませんから、必ず、そこで陽性になってももう1回PCR検査をやって、そこで確定しますので、PCR検査(の試薬)はありますから、そこはしっかり対応していく。
 あとは、無症状の方にね、できるだけ早く分かっていただくということで、無料検査所をやっておりますので、そこをしっかり確保しながら、あとは物をどれだけ確保できるかということなので、それはしっかりメーカー、そして販売する薬局さんなどなどにですね、要請をしていきたいというふうに思っています。
 ただ、言われるように、全ての店に行き渡るわけではないので、どっかのところで足らなくなったら、そのお店はその時点で停止ということになろうかと思いますが、それでもですね、やはりできるだけ箇所は増やしていきたい。
 増産依頼をしていけば、それはどんどん、いずれはその供給は追いついてくるというふうに思いますので、またその検査の体制はね、しっかりと作っていきたいというふうに思っています。

【質問】 今のお話の確認ですが、発注量の4割程度しか供給できていないというのは、薬局さんが100くれというふうに発注をしても40しかもらえないという状況が、今、続いているという理解でよろしいのでしょうか。
【知事】 というのが、これは販売元ですね、販売元だからメーカーに確認をしたら、どうもそんなことだということでありましたということです。

【質問】 医療現場についてですが、名古屋市などでも医療従事者への感染拡大が起こっていて、一部の病院で人手不足という状況も起きているというふうに聞いています。その結果として、コロナも一般も含めて、救急の受入れが一部大変になっている場所もあるようです。それについての知事の現状の認識を教えてください。
 また、例えば、コロナの救急患者の方を一時待機させる待機ステーションのような場所を開設したりして対応する考えなどは、いかがでしょうか。
【知事】 今のところですね、愛知県ではですね、救急等で滞留が起こっているということは聞いておりません。十分対応できているというふうに聞いております。というのは、正直言って、まだ(確保病床入院者数は)350人なので、そういう意味では、十分対応できている、調整できているということは聞いております。
 入院待機ステーションは、去年9月にですね、開設をして、結局、1人も入らずに、1か月も開かなかった、停止をしたということでありまして。医療関係者等のですね、意見も聞いておりますが、今のところ、現段階ですぐ入院待機ステーションが必要となるということではないということです。
 いつでもやろうと思えばできますが、ただ、開けばいいってもんじゃない。そこに医師・看護師を張り付けないといけませんので、今のこの入院状況でそれが要るかと。入院待機ステーションって治療する場ではなくて、1泊でですね、とにかく酸素吸入していただいて、入院調整を待つという場所なんで、そこで治療するわけではないので、そういう意味ではですね、本当にひっ迫した場合に、一時預かりみたいな形になりますよね。ということでやれれば(開設する)ということなんですが、現段階では、まだそこまでいっていないということであります。

(2)Aichi Sky Expoで開催された音楽イベントについて

【質問】 この週末、1月22日、23日に県の国際展示場・Aichi Sky Expo(アイチスカイ エキスポ)で、大きな音楽イベントがあったと伺っています。夏に、やや物議を醸(かも)すような音楽イベントがあり、今回、まん延防止等重点措置の中で開かれたイベントということで注目されていますが、主催者側からは、感染防止安全計画を提出した上でのイベント開催ということで伺っています。県の方の受け止めとして、今回、こういう感染が広がっている中でのイベントですが、無事に開催できたという受け止めでしょうか。前回からの改善点、いろいろ対処されたと思いますが、それが生かされたと評価していますか。
【知事】 これは土日2日間でですね、Aichi Sky ExpoのAホールといいますかね、柱のない音楽コンサートなどのイベントがやれるホールでの開催ということでございました。この2日間ですね、主催者に感染防止安全計画を作っていただいて、県の方にですね、事前に、準備段階から情報共有し、そして感染防止対策の徹底をですね、要請をしてまいりました。当日も職員による現場監視を行い、しっかりチェックをし、対応させていただいたということでございます。
 結果、初日が1,500人、2日目が2,500人ということで、やっぱりこういう状況なのでちょっとお客さんは少なめということでございましたが、どうも定員は5,000人で計画をしたようでございますが、その半分ということでありましたということで、あまり密ではなかったということと、客の流れはスムーズで、待機列はほぼ発生していなかったと。席は固定をしてですね、マスク着用で、大声を上げたりする者は見受けられなかったと。出演者からも、歓声を上げずに楽しむような呼び掛けがあったということで、当然、お酒の持ち込み、飲酒はなしということで、それも徹底をされていたということでございます。ということでございますので、ちゃんとですね、そういうふうに対応できていたという報告は受けております。
 8月末にですね、第5波の一番ピークのときに、空港島のですね、あれは野外、屋外でありましたが、そこで行われた音楽フェスで、私ども県のですね、度重なる要請にもかかわらず、感染防止対策を十分にされずに、マスクの着用もされない方も多く、そして、お酒の提供は駄目と言ったにもかかわらず、お酒を売り、飲酒をして、そしてクラスターを出したという大変残念な事案がありましたが、その後ですね、やはり感染防止対策を徹底をさせていただいて、その後はそういうことはないということでございます。
 なので、11月・12月ですね、そういう意味では、コンサートなどなどは、ワクチン・検査パッケージの活用も含めてですね、私どもはやってきました。その流れの中でね、今回も、感染防止対策をしっかりやっていただいた上で、こういう形でやっていただいたということで。粛々とですね、感染防止対策をしっかりやっていただいたということでありますので、私は、感染防止対策とこういった社会経済活動は、やっぱり両立をさせていくということが必要だと思いますので、そういった形で、これからもですね、粛々とやっていきたいというふうに思っております。
 なお、国の基本的対処方針でも、今回、11月末に改定をされまして、それまでの定員の半分ということではなくて5,000人、そして感染防止安全計画を作れば2万人までですね、OKだということでありますから、その方針に従って、しっかりと私どもはやっていきたいというふうに考えております。

(3)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 県の大規模集団接種が今日から始まりましたが、今回、予約が初日では埋まり切らなかった理由の分析と、あともう一つ、いつ頃からリザーブ枠を含めてフル稼働・満員でやっていけそうか、もし見通しがありましたらお願いします。
【知事】 いつ頃からって、できるだけ(早く)。今日から本当はね、全部埋めたかったんですけれども。準備をしてきましたが、残念ながら埋まらなかったということなので、引き続きですね、それはしっかり、枠はあるしワクチンもあるわけなんで、それを早くね、埋めて、とにかく、先週からずっと申し上げておりますけれども、ワクチン接種の加速、大加速をね、どんどん進めていきたい、そのように考えております。
 企業さんのやつ(集団接種)はですね、やっぱり先週通知しましたので、やっぱり名前と住所、連絡先(などの)名簿を作るのに、やはり1日や2日というわけにいきませんね。やっぱり企業さんも(接種する人を)強制、指名するわけにいかないので、希望を取って。でもって、同じ部署の人を全員行かせたら、副反応でその部署が閉じちゃう危険性もありますから。そういう意味ではですね、やっぱりシフトを組まないといけないので、ちょっと時間はかかるんだろうとは思いますね。なので、できたら今週後半ぐらいからはですね、全員が埋まるようにですね、できたらいいかなと思います。
 なので、警察とか自衛隊の方もですね、名簿は作りやすいとは思うんですけど、やっぱり同じ部署でぼんと(接種すると)いうわけにいかないので。要するに、警察署とか部署それぞれで少人数ごとに集めてきますので、ちょっと最初はそこまでいっていないということかなというふうに思います。段々慣れてくればどんどん入ってくると思いますし、接種券がどんどん行き渡ってきますと、多分どっと埋まってくると思うので。
 そうなってくると、そういう接種券なしの方のね、キャンセル枠とか企業(の従業員)さんを打つというのは、むしろそこが調整が必要になると思います。それがいっぱいいっぱいになってきたら、やはり能力は増強したいと思っています。もともと空港ビルはね、2,300~2,400(人)を打って、最盛期には3,000を打った実績がありますから、そこまでね、やっていければというふうに思っております。

【質問】 先週の会見でも少し出たかと思いますが、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長が、人流抑制ではなくて人数制限だと、ステイホームはしなくていいというような発言をされて、小池都知事を含めて、(専門家と)見解がずれていたりすることがいろいろと報じられています。この発言について、大村知事の御見解をお聞かせください。
【知事】 先週も申し上げましたが、感染防止対策を適切に取っていただければですね、外に外出をしたとしても、密着をしなければ、そのリスクは余りないんですよということを、学者さんとしてですね、言われたというふうに受け止めております。
 ということでありますので、専門家の有志の皆様が言いたかったことは、三密になる場合ですね、密閉した空間で、密接になり、密集をする、そういう場面を避けていただくと。そこが一番リスクが高いので避けていただく。換気はしっかりしてくださいよと、マスクはしてくださいね、ということだと認識をしております。
 感染症なので、どれぐらいその感染のリスクを減らすかということになると思うんですね。なので、私は、とにかく三密の場面を避けて、そういう密閉した空間で密集して密接になるところを避けるというのが一番ポイントであって、そのためにも外出を減らす、控えるということが、その前段階でね、やっぱり有効ではありますから、そういう意味で、私ども愛知県の重点措置では、密となる場面は避けるということと、その前に不要不急の外出・移動はですね、控えていただくということを言わせていただいているということだと思っております。
 そういう意味で、私は、違っていることを言っているわけじゃないので、そこはそれで、そういうふうに受け止めりゃいいんじゃないかと、そう目くじらを立てる話じゃないんじゃないかというふうには思いますけどね。
 だから、我々の方針はいささかも変わっておりませんので、そのように申し上げていきたいというふうに思っています。

3 知事発言

(1)北京2022冬季オリンピックの日本代表に決定した愛知県ゆかりの選手について

 それでは最後に、北京オリンピックの日本代表122名、最終的にあと2人追加で124名になる見込みということでありますが、決定しまして。
 先週申し上げましたように、愛知県ゆかりの選手は9人、9人でありました。平昌(ピョンチャン)が10人、ソチが10人なので、まあまあ大体同じような感じですかね。
 選手としてはですね、スキーはフリースタイルとスノーボードで4人、それからスケートはですね、フィギュアが4人、ショートトラックが1人ということで、9人ということでございます。皆様ね、メダルが狙える。フリースタイルの堀島行真(ほりしまいくま)選手とかですね、また、フィギュアの宇野昌磨(うのしょうま)選手とかね、またショートトラックの吉永一貴(よしながかずき)選手とか、大体、日本のエースと呼ばれるような方々が入っておりますので、大いにメダルを期待したいというふうに思っております。