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2022年2月7日(月曜日) 午前10時

ページID:0383563 掲載日:2022年2月7日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 それではですね、今日午前中は豊橋に参りまして、県のワクチンの大規模集団接種会場のですね、スタートということで、セレモニーとですね、視察、激励を行ってまいりました。ちょっと新幹線が雪で遅れましてですね、若干遅参いたしましたけれども、無事スタートできまして、有り難いことということでございます。
 豊橋会場でも1日大体500人ぐらいは(ワクチンを)打ちたいということでありまして、今日から6か所、4,000人規模でですね、毎日毎日やっていくということになりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 また後ほど、ワクチンの接種状況などにつきましてはですね、報告をさせていただきます。

(1) 北京2022冬季オリンピックにおける愛知県ゆかりの選手の入賞者について

 まず、北京冬季オリンピックについて、愛知県関係のですね、選手の状況でありますが、フリースタイル男子モーグルで堀島行真(ほりしまいくま)選手、岐阜県出身ですが、出身校が中京大学、そしてトヨタ自動車スキー部(所属)ということで、銅メダルを見事獲得をしていただきました。心からお祝いを申し上げたいと思います。
 そしてですね、フィギュアスケートの団体ではですね、宇野昌磨(うのしょうま)選手、そしてペアのね、木原龍一(きはらりゅういち)選手、そして三浦璃来(みうらりく)選手ですね、銅メダルを見事ね、獲得をしていただきました。心からお祝いを申し上げたいというふうに思っております。
 ということで、また引き続きですね、続きますので、大いに活躍を祈りたいというふうに思っています。

(2)新型コロナウイルス感染症について

 (https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html)
 それではですね、まず、本日の陽性者数を申し上げます。
 2月の7日月曜日、愛知県の新規陽性者数は4,109人、4,109人ということでございます。内訳です。県所管分2,297人、名古屋市958人、豊橋市226人、岡崎200人、一宮176人、豊田市252人で、4,109人でございます。
 県は最多ではないのか。
【感染症対策局長】 最多ではないです。
【知事】 (最多)ではないのね。今までの最多って、2,500(人台)っていうのがあるんだな。
 ということでございますが、月曜日で何でこんなに県(所管分)が多いのかというと、やはり(新規陽性者数が)多くなっているので(検査が)持ち越しという感じですかね。検査が大分、渋滞をしているということでございます。ということで、この週末か、土日の持ち越しか。ということですな。ということでございます。大変厳しい状況であります。
 月曜日の4,000人台は初めてだな。先週が4,000人弱でありましたので、月曜日がね。それからいきますと、4,100人で、若干、これ以上急激に上がっていくという感じではありませんが、それでもですね、やはりまだ止まっているという感じではありません。大変厳しい状況でございます。なので、明日以降、また更にですね、曜日としても過去最多をまだいくのではないかということは危惧をされますということで、しっかりと感染防止対策の徹底をお願いをいたします。
 それでですね、大変恐縮でございますが、新型コロナウイルス感染者の再感染(者数)につきまして、早い段階で一宮市がもう追えないということでございましたが、私どもは、再感染の数と感染経路不明率の集計について、昨日までやっておりましたが、今日から、保健所の業務をですね、やはり重点化をしたいということで、今日からその二つについてですね、集計を取りやめたいというふうに考えております。ということでありますので、昨日までのやつは、今日の資料では出ておりますが、今日からその再感染の数値については、これはもう集計は取りやめをするということにさせていただきます。これは厚労省の方にも申し伝えてあります。そして、再感染と感染経路不明率の集計については取りやめということでさせていただきたいというふうに思っております。
 というのは、一つはですね、やはり再感染の数が、第6波はオミクロン(株)でありまして、大変増えてきているということでありますので。これは、これまでですね、一人一人に保健所職員が聞き取りを行って、再感染かどうかというのをやっておりました。ということでありますが、それをやる手間といいますかね、があれば、やはり陽性者の健康観察にですね、注力をしていくということで、これを取りやめさせていただきたいということでございます。この点は差し支えないということで、厚労省とも話をさせていただいております。
 それから感染経路につきましても、これも保健所業務の重点化に伴いまして、重症化リスク因子のある方、そして感染拡大やクラスターの発生が懸念される学校とかそういったところのみの聞き取りにこれからなりますので、正確な状況がですね、もう把握できないということから、毎日の感染経路不明の数値はもう昨日までということで、今日をもってこれは取りやめをしたいということでございます。
 いずれも、明日の配布資料からはその取扱いに変更いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。といったことが、まず第1点ということでございます。
 そしてですね、お手元の資料の裏面のですね、2ページ、3の(1)でありますが、昨日の分までは再感染(者数)が入っておりますが、今日から、ですから明日の資料からはもう入らないということにいたします。
 指標の数値ですが、入院患者数が、単日で935(人)、1週間で814。そして、新規陽性者は5,536、陽性率は33パーセント。
 年代別(内訳)は、70歳以上がですね、7.5パーセント。上がってきております。これは高齢者施設のクラスターということでございます。それからあと、医療機関のクラスターというのも多く発生しているということが影響しております。それから感染経路不明というのが53.3パーセントということでありますが、もうこれは明日からは無しということになります。
 それから、重症・中等症の方の割合は1.2パーセントということでございますね。
 それから検査件数ですが、1月30日の日曜日は5,000件(台)ということで、土日はやはりどうしても少なくなりますが、平日はどんと多いということでございます。
 それから、入院患者さんの状況でございます。入院患者の状況ですが、金土日3日分の変化を申し上げます。
 まず、全体の入院者数はですね、金土日の3日間で182人増えまして1,419。金曜日の発表資料は木曜日の夜(時点)の数字ですが、1,237(人)から1,419ということになりました。コロナ病床以外はですね、20病院で64人増えて484。484ですから、これを引きますと、コロナ確保病床では935(人)。金土日3日間で96人増えて935。ですから、839(人)が935となりましたということですね。ということでございます。それが一つ。
 そして、名古屋市の入院者もですね、全体では18人増えて690、665が690。25人増えて690でございますが、いわゆるですね、コロナ以外の病床がですね、10病院で309(人)から334。コロナ以外の病院で25人増えて、334となりました。したがって、コロナ確保病床は、名古屋市内は356(人)で変わっておりません、変わっておりません。356ということでございます。
 それからですね、愛知病院の入院患者さんは、20人が27人、20人が27人となっております。7人増えております。
 それから、ホテルの入所がですね、576人だったものが、13人減って563人、563人。13人が金土日3日間で減っております。
 自宅療養者はですね、金土日3日間で4,124人増えて3万8,084ということで、最多を更新をいたしております。3万3,960が3万8,084という形になっております。自宅療養者がまだまだ増えていくという厳しい状況でございます。
 金土日でですね、28人が亡くなっておられますので、死亡者は、1,223(人)から1,251、1,251ということになっております。ということでございます。
 これは、基本的にはコロナで亡くなっている方ではないね。
【感染症対策局長】 ではないです。基礎疾患があって、亡くなられた方です。
【知事】 もうここのところ、コロナが重症化して亡くなるという方はないということでございます。
 それから29人、重症者の年代別(内訳)は真ん中の表でございます。
 それから、クラスターであります。金土日3日間で、九つクラスターが出ております。
 (表の)左上からいきます。二つ目の欄で、医療機関の14A、40人は、これは東郷町の医療機関。14A、40人のクラスター。それから14C、これは名古屋市の医療機関42人。
 それから、高齢者施設です。13V、三つ目の欄ですね。13V、13人、これは春日井市の福祉施設。13W、13W、名古屋市の高齢者施設26人。それから13Z、13Zは、岡崎市の高齢者施設21人。
 それからその下、保育施設・学校で四つ出ておりますが、13X、豊田市の中学校ですね、12人。それから13Y、豊田市の小学校18人。それから14B、知多市の保育施設50人。それから14D、豊田市の小学校10人ということでございます。
 それから、終了したクラスターは、右の欄で上から3番目の欄ですが、高齢者施設ですね。12N、12N、豊田市の高齢者施設19人。それから13C、13C、春日井市の高齢者施設11人、終息ということです。
 それから保育施設・学校が、(上から)4番目の11W、11W、安城市の保育施設43人。それから12C、西尾市の保育施設64人。それから12D、豊田市の保育施設16人。12E、豊田市の大学の運動部14人。それから12G、豊田市の保育施設15人。それから12J、12Jが愛西市の保育施設41人。それから12K、豊田市の小学校35人。12M、大府市の保育施設18人。それから12P、岡崎市の学校14人。それから12Q、豊田市の大学の運動部18人。13Dが、豊田市の小学校11人が終息です。
 それから、上の(欄の)11Xですね、刈谷市の高齢者施設32人、終息ということでございます。
 以上がですね、入院等の状況でございました。

(3)小児用ファイザー社ワクチン第1・第2クールの市町村配分量の決定について

(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/wakuchin-koureisyamuke.html)
 続いてですね、今日の発表事項です。
 小児用ファイザー社ワクチン第1・第2クールの市町村配分量を決定をいたしましたので、お知らせをいたします。
 5歳以上11歳以下の小児に対する新型コロナワクチンの接種につきましては、1月26日に開催をされました国のワクチン分科会におきまして、予防接種法に基づく臨時の予防接種として位置づけられ、早ければ3月にも接種が開始される方向性が示されました。
 これを受けまして、国から、小児接種に使用するファイザー社ワクチンにつきまして、第1クールが、2月の24(日曜日)から26及び28の週に583箱・5万8,300回分。それから第2クールが、3月7日の週及び14の週、これが1,295箱ですね、12万9,500回分の。合計1,878箱・18万7,800回分のワクチンが本県に配分されることになりました。
 各市町村への配分量を決定しましたので、お知らせをいたします。
 各市町村へは、5歳から11歳人口に応じて配分を行うこととして、その詳細は、別表のとおりであります。
 なお、現在、各市町村では、地区の医師会等と接種医療機関の調整を進めているところでありますので、今後、接種体制が整い次第、速やかに接種を開始できる市町村に対しまして、追加配分できるように、第1クール・第2クールそれぞれ30箱、合計60箱を県に一旦取り置いて、残る1,818箱・18万1,800回分のワクチンを市町村に配分することといたします。
 県といたしましては、3月にも開始される小児へのワクチン接種を速やかに実施できるよう、市町村の接種体制をしっかりと支援をしてまいりたいと考えております。
 ということで、その2枚目の資料が、今私が申し上げたことでございまして、こういう形で来ると。大体、2月の28日にどんと来て、あと、3月の7・14日の週に、とんとんと来ると、こういうことでございますね。
 次に裏面がですね、5歳から11歳の接種対象者に比してこれだけ(小児用ワクチンが)来ますので、小児のワクチンは(12歳以上のワクチンと)別物でありますので、人数別にこういうふうに割り振らせていただいたということでございます。これは2回打たないといかんので、実際のですね、接種可能人数は9万3,900人ということになります。5歳~11歳が47万9,000人。47万9,000人の対象に対して、9万3,900人(分)というワクチンの供給量ということでございます。
 この後、希望等々を踏まえてですね、また追加配分ということはあろうかというふうに思っておりますが、そういった形でやっていければというふうに思っております。
 なお、その大人用のといいますか、12歳以上のワクチン接種についても、こういう一覧表を作っておりますので、小児についてもこのように作らせていただきました。対象人数が約48万人で、(小児用ワクチンが)9万3,900人(分)、大体9万4,000人分ぐらいは来たということでございますので、しっかりと進めていければというふうに思っております。
 ちなみに、2月3日時点、ですから木曜日か、先週の3日時点での県内54市町村の小児接種の実施予定の施設数は681施設、681施設となっております。個別の接種会場は655施設。要は、クリニックなり病院というところですね。それが655。集団接種会場を作るというのが26施設ということでございます。
 市町村の皆様が今、各地区で、医師会・医療機関とですね、調整を進めておりますので、今後、接種施設数は増加する見込みだと、増加する見込みということでございます。
 小児接種に当たりまして、愛知県のワクチン接種推進本部会議において、小児医療の専門家の皆様にですね、御意見を頂きましたが、頂いた意見はもう既に前にも、12月14日にやりましたのでね、その後御披露しておりますが、接種体制については、基本はですね、やはり定期的に予防接種を受けている医療機関・医師による個別接種を基本とすべきだと。ただ、感染者が増えた場合は、集団接種も必要だという意見を頂いております。本当に今、学校・保育施設が、今どんどん臨時休業になっておりますので、今、正にこういう集団接種が必要な状況ではないかというふうにも思っております。
 あと、かかりつけ医による接種を基本とすべきだという意見もありまして、健常児は集団接種も可能ですよと。あいち小児保健医療総合センターからはですね、接種後の副反応に対する医療体制、接種後の副反応などについての相談、専門的な相談にはしっかりと協力できますよという発言も頂いております。
 また、5歳~11歳の子供たちは、大人に打つよりも手間がかかりますから、やはりそこは財政的な支援をお願いしたいという意見も出ております。
 ということで、今回はですね、5歳から11歳用のファイザーのワクチンですが、有効成分の量は、大体12歳以上の3分の1、3分の1ということでございまして。10バイアルで10回なので、1箱で100回分という形で来ているということでございますので。これは、市町村に今日、連絡をさせていただいたということでございますので、よろしくお願いをいたします。

(4)新型コロナウイルス感染症について

 続いてはですね、二つ、今日付けで、この後通知するんだな。
 入院病床について、退院基準を満たした患者さんについては、いわゆる転院の受入可能病院というのは作っておりますが、そうしたところに受け入れてほしいということをお願いをする文書を、今日、改めて出させていただきます。
 まずはですね、新型コロナウイルス感染症の患者さんを受け入れている83(病院)、今、愛知県内83の病院で1,666床に受け入れていただいておりますが、そこに、このようにですね、今日通知を出させていただきます。
 といいますのは、先週金曜日の段階で833床という、いわゆる病床レベルのフェーズ2を、緊急フェーズ1という形に引き上げて、去年9月にですね、通知を出して、病棟転換をして、一般病床を減らしてコロナ病床を増やすということをやっていたかどうか、この週末にですね、医療機関といいますか、医療の専門家の皆様から意見を聞くということを申し上げておりました。
 昨日、日曜日でありますが、愛知県(新型コロナウイルス感染症)対策本部会議の医療専門部会の(メンバーなど)各医療の専門家の皆様に、御意見をお聞きをいたしました。ですから、医師会長、病院協会長、4大学の病院長、それから(国立病院機構)名古屋(医療)センターの長谷川センター長。あとはですね、それぞれの各地区の中核になる医療機関の院長、病院の院長さんなどなど、十五、六人の皆様にお集まりいただいて意見をお聞きをいたしましたところですね、各先生方からはですね、というか、もう皆様の一致した御意見として、現在の病床フェーズの考え方はデルタ株を前提としたものであって、重症化率が低いオミクロン株ではその特性に応じた対応が必要だということで。
 まず一つ目としてはですね、入院患者は増えておりますが、基礎疾患などで重症化リスクがある人はいるものの、コロナとしては軽症の患者が多い。先ほどの(資料)でいいますと、コロナ確保病床では大体7割近くが軽症・無症状。無症状ということはないか、軽症の方ですね。重症・中等症の方を足しましてもですね、268(人)と29だから、300はいかないということではありますが。7割強か。(確保病床入院者数が)935(人)で、(重症・中等症の方が)300いかないわけでありますから、ちょうど7割ぐらいがですね、軽症ということでございます。
 ということでありますので、病床フェーズを緊急フェーズ1、いわゆる(稼働病床数を)1,666(床)から222増やして1,888とするのではなくてですね、のではなくて、入院基準を、原則として中等症(以上)という形にして、できるだけ軽症で入院されている方はもう転院をしてもらったらどうかということであります。
 そうしないと、救急医療に支障が出てくる。7割が軽症なので、その方々には、そういったいわゆる患者さんを受け入れるですね、転院(先)、いわゆる後方支援病床と言ったらいいのかもしれませんが、転院受入病床に行っていただこうということをですね、通知してくれというのが一つということでございます。
 文書にありますようにですね、概略を言いますと、医療従事者の皆様にお礼を言いつつ、2月の5日には(新規陽性者数が)6,445と過去最多になっていると。一方で、2月7日月曜日時点では935人で、入院患者さんでありますが、重症者は29人だということで、7割が軽症者だということでありますので、一般医療と新型コロナウイルス感染者の患者さんの対応を両立をさせていきたいということで、御協力をお願いするということで、「記」の1・2・3というふうにさせていただいております。
 一つ目が、とにかくまずはですね、このオミクロン株の特性、それからワクチン接種により、基礎疾患を有する患者さんでも重症化リスクは減っておりますので、入院基準は「原則、中等症以上」としていただきたいということが1点。
 それから二つ目といたしまして、これも8月のですね、25日に通知をさせていただきましたが、医師が延期可能と判断した入院・手術の一時延期についてということでございます。県民の生命を守るため、新型コロナウイルス感染者の外来・入院機能の強化及び救急医療体制を堅持する必要があります。つきましては、緊急的な対策として、入院・手術のうち、良性疾患手術や検査、機能改善等を目的とし、医師が延期可能と判断したものにつきまして実施を一時延期をし、新型コロナウイルス感染症患者対応に必要な人員を確保するよう要請をいたします。
 なお、救急病態や悪性腫瘍など時間の余裕がない疾患対応は継続をしていただきたいということでございます。
 その延期できる可能性がある入院・手術の例ということで、2枚目に付けております。これも8月25日に通知をしたものと同じでございまして、こうした症例がありますよと。要は、具体的に示してほしいということなので、8月にも出させていただきました。まずはですね、一旦はそうしたものが医師の判断で延期可能だということであれば、それは延期をしていただくということでございます。
 なお、救急とかそういったものはですね、これはもう当然、対応していただきたいということでございます。
 三つ目といたしまして、新型コロナウイルス感染症患者の受入促進についてでございますが、各医療機関における陽性患者の受入人数は、それぞれの医療機関でですね、病床フェーズ2における確保病床の85パーセント以上とするようにお願いをしたい。いわゆる、1,666(床)ということでありますが、とにかくその85パーセントは即時に受け入れていただくようにお願いしたいということをそれぞれの病院にお願いをするものでございます。
 なかなかですね、患者さんの退院等々もありまして、あと、医療スタッフのですね、医師・看護師の確保ということから、確保病床ということになっておりましてもそれがすぐには稼働しないといった場合もありましたので、そういうことのないように、85パーセントはすぐ稼働していただきたいということ。
 それから(2)、入院調整時に受入れが困難な場合には、その理由を調整担当者に具体的に説明をしていただくということで。とにかく今後の参考にさせていただきたいので、そのことは言っていただきたい。
 それから、既に確保病床の85パーセントを上回って受け入れていただいている医療機関は、引き続きその受入れをお願いをしたいということを通知で出させていただくこといたします。
 それから、この通知の3枚目でございますが、これにつきましては、私の名前、知事名でですね、各医療機関に対してこういう通知を出しましたよという紙をですね、これも8月の時に出させていただきました。コロナ感染症が感染拡大をしてですね、非常に厳しい状況だと。県民の皆様の生命を守るためには、このコロナ対策の医療体制を強化する一方で、通常の救急医療体制を堅持する必要があるということでございますので、それぞれの固有の病院に対しまして、感染状況が落ち着くまでの緊急措置として、コロナ以外の疾患による入院・手術のうち、医師が延期可能と判断したものを一時延期していただくようにお願いをいたしましたと。
 これは、救える命を確実に救うために取らざるを得ない選択であります。患者さん・御家族の皆様には何とぞですね、趣旨を御理解の上、御協力をいただくようにお願いしますということを、この紙を通知と併せて発出をして、これを病院のところに貼っておくということで、患者さん及び御家族に御理解をいただくと。こういう紙が欲しいということでありますので、8月も出させていただきましたが、(今回も)出させていただきます。そうでないとですね、要は、何を言っているんだと、おまえら(病院)が勝手にやっているんじゃないかというふうに言われるのがですね、非常につらいということで、これは県からの命令によってやっているんだということをですね、明らかにさせていただきたいということでございます。
 お気持ちも実情もよく分かりますので、今回もこれを出させていただきますということが、まず一つ。
 そして、もう1枚セットでございますが、いわゆる転院患者さんの受入れでございます。退院基準を満たした方の受入れということでございます。
 これはですね、この1枚紙の3段目、棒線が引っ張ってありますが、稼働病床における入院患者が935人と増加していますが、オミクロン(株)は重症化率が低いということで、基礎疾患を有する軽症者が多く入院している状況だということです。このため、病床を効率的に運用し、入院治療が必要な患者を確実に受け入れるためには、退院基準を満たした後も基礎疾患等の治療が必要な患者さんを円滑に後方支援医療機関へ転院することが必要となります。
 厚生労働省が定める退院基準は、発症から10日間経過をして、(かつ)症状軽快後72時間経過した場合はですね、もううつることはないということでありますので、その場合はもう積極的にですね、とにかく退院基準を満たしている患者さんの転院依頼があった場合には、積極的に受け入れていただくようにお願いをするということでございます。
 今、この後方支援医療機関のベッドは何床か。
【感染症対策局長】 467床です。
【知事】 いわゆる感染症の回復患者転院受入医療機関、後方支援医療機関でございますが、全部でですね、178病院で467ベッド、467ベッドということでございます。これにはですね、受け入れた場合には、患者さんお一人につき、県から10万円の補助をする。通常の診療報酬とは別にね、という形で受入れを促進をさせていただいているところでございます。去年の2月から、2月からこの制度はスタートさせていただいておりますので、改めてお願いをしたいということでございます。
 ここの転院受入れのところが、なかなかスムーズにいっていないという話も聞きますのでですね、特に昨日、医療の専門家の皆様が集まっていただいたときに、是非これは、とにかく通知を出して進めてほしいということでありましたので、これを出させていただくということでございます。
 ということでございますので、医療のフェーズですね、病床の確保は、とりあえず当面、1,666(床)で85パーセントの即時稼働ということでやりながら、(入院は原則)中等症以上とし、そして転院の受入れを進めていくということで、これは県なり市なりですね、それぞれのところで入院調整をやっておりますが、そういった形で後押しをしっかりとやっていきたいということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 続きましてですね、大規模集団接種会場におけるですね、この金土日の実績でございます。
 金曜日はですね、4か所で(接種者が)3,762人、136パーセント、予定定員のね、(ワクチン接種を)をやりましたということ。それから土曜日は3,957人で、予定定員の109.9パーセントをやりましたと。これは5か所ですね、土曜日ですから。日曜日も5か所で3,360人、(予定定員の)93.3パーセントをやりましたということでございます。そして、今日から東三河(総合庁舎会場)が加わるということでございます。
 そして、次の資料は予約率でございまして、(名古屋)空港(ターミナル)ビルは大分入ってきます。今週の土曜日まで、ほぼ100パーセント。藤田医大本院はまだ余裕がありますね。岡崎の二つ(愛知医科大学メディカルセンター・藤田医科大学岡崎医療センター)もまだ余裕があると。安城更生(病院)もまだ余裕があると。東三河(総合庁舎)も、今日の初日はまだ半分ぐらいということで。もちろん、いわゆるキャンセル枠ということで、接種券がない人もぼんぼん打っていきます。今日午前中、朝ですね、11時からスタートでありましたが。(私も)行きましたけど、特に自衛隊の方は一目で分かる。迷彩服で来ておられますので。結構たくさん来ていただいておりました。東三河の場合は、豊川に駐屯地がありますのでね、その方々にどんどん来ていただくということではないかというふうに思っております。しっかりとやってまいります。
 なおですね、今日の予約状況はですね、2月7日、今日は、一応3,240の枠で(予約数が)3,283で、101.3パーセントをやるという計画でございます。そして明日、8日火曜日の予約状況は、今のところ、3,240(の枠)で(予約数が)2,615ですから、8割ぐらいですかね、明日はね、全体でね。ただ、もちろんキャンセル枠で埋めていきますが、一応そういうことでございます。
 とにかくワクチン接種の加速がですね、大変大事だということでありますので、県民の皆様にはですね、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
 なお、やはり接種券がまだまだ届いていないという声を聞きますので、とにかく市町村の皆様にはですね、これは市民・県民の命と健康がかかっておりますから、是非ですね、接種券(発送)の前倒しを、一日でも早くですね、どんどんやっていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。
 そして次の資料は、愛知県のワクチン接種の状況(3回目接種)でございまして、この金土日、3日間で9万2,746回増えまして53万7,030回ということで、(全人口接種率が)7.10パーセントでございます。
 65歳以上がもう18パーセントということで2桁、20パーセント近くなっておりますので、快調に、順調に上がってきているということだと思います。そして、人口上位の都道府県の中では一番多いということでありますので、引き続きしっかりとやっていきたいというふうに思っております。
 なお、これにですね、今日、朝の豊橋(での東三河総合庁舎会場開所式)の挨拶で申し上げましたが、昨日まででですね、大体、県の大規模(集団接種)会場で打ったのが3万3,000人で、うち1万4,000人が接種券のない(人で)、キャンセル枠で打っておりますので。1万4,000人強ですから、これは大体0.2パーセントぐらいなので、実質のところは、これはVRS(ワクチン接種記録システム)に入りませんので、足すと7.3パーセントということかなというふうに思いますけどね。ということでございます。どんどん打っていきます。
 それから、次の資料はPCRの検査無料化事業の実績でございます。1週間分更新をさせていただきました。大体、多くのところは予約を受けてお配りをするということでございますが、やれる間はやっていただくということでお願いをしておりますが。
 なおですね、本日7日月曜日に、愛知県内で全部でですね、PCR無料検査所がですね、今登録しているのが313。ちょっと減りましたね。愛知県内313ですが、うち101がスギ薬局さんでありましたが、もう抗原定性検査キットの入荷状況がですね、もう新規の入荷の見通しが立たないということなので、当面休止したいという申出がありましたので、それはやむを得ないことだというふうに考えておりますので、スギ薬局さんの無料検査所は当面休止ということで、「休止中」というふうに県のホームページで表示をしたい。無いものは仕方ありませんのでね。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
 いずれにしても、この検査体制の確保はしっかりと引き続きやっていきたいというふうに思っております。
 それからですね、続きまして、愛知県のまん延防止等重点措置の対象区域の拡大でございますが、これは新たにですね、豊根村で患者さんが発生をいたしまして、数値がですね、(厳重)警戒レベルという形に上がりましたので、設楽町さんと同じ扱いということで、本日付けでこの豊根村もまん延防止等重点措置の重点措置区域というふうに指定をしたいと思います。実際の時短要請などなどの効力の発動は、やはり周知期間が要りますので、1日置いて水曜日から、明後日からということにさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
 これで残っておりますのは、あと東栄町だけということでありますが、実は今日、東栄町さんでもですね、陽性者がどうも出そうだということで報告いただいておりますのでですね、ここで東栄町さんが出てくると、人口比で厳重警戒レベル・レベル2になればですね、また追加をするということになりますが、まだ今日の時点では、今はまだ最終確定はしておりませんので、確定次第ですね、対応をしていきたいというふうに考えております。
 最後の資料はですね、これはまん延防止等重点措置の営業時間短縮(要請枠)の協力金の資料ということで、いつもの資料をお渡しをしております。
 それから、更に追加で申し上げますが、パルスオキシメーターにつきまして、2月10日頃、1万個ですね、県に納入予定ということでありますが、7日、本日納入されましたので、これで愛知県所有のパルスオキシメーターは2万4,069個というふうになりました。これに保健所設置市(所有)が1万5,829個でありますので、足すと3万9,898、3万9,898で、うち(所在)不明の数量、要は返ってこなかったというのが836ありますので、差っ引きますと、大体3万9,000、3万9,000個は動いているということでございます。
 ということでありますので、今は自宅療養が、大体御家族の方なので、(パルスオキシメーターは)御家族で一つなので、今のところは何とか回っているということでございます。
 それからさらに、宿泊施設・ホテルにつきましても、また追加で納入がありまして、今現在所有しているのが1,751、1,751ということでございまして、発注を掛けているのは578ありますので、それが来れば2,329で、部屋数より多いということで対応していければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 入院の基準について、「原則、中等症以上」とされる意味合いを確認させていただきたいのですが、コロナによる症状の分類上は軽症に当たられる方でも、高熱によって自力で生活するのが難しいような状況になられる方、あるいは基礎疾患が悪化するリスクのある方は、基本的には入院されるという理解でよろしいのでしょうか。
【知事】 いや、もうこういう形でですね、今日(通知を)出させていただきますので。オミクロン株の感染で重症化するリスクは余りないということでありますので、そういった方につきましては、個別のもちろん判断になりますが、基本的には、原則として中等症以上の方に入院をしていただくということにさせていただきます。
 ですから、基礎疾患があっても軽症の方につきましてはですね、宿泊施設での療養か自宅療養にしていただくということをですね、この通知で出させていただくということでございます。もちろん、容体が悪化したなどの場合は、すぐ入院していただける段取りは取ってありますので、そういった形で対応したいということであります。
 これは、昨日、医療専門部会の関係者の十五、六人の先生方にお集まりいただいて、基本的には大学病院、それから各地域の中核病院の代表の院長さんに集まっていただいて、是非ともそうしていただきたい、そのことを徹底していただきたいということでありましたので、そのようにさせていただくということでございます。

【質問】 軽症の患者さんの中には、コロナの高熱で自力で食事が取れなくて、例えば点滴をしなければいけないようなケースもあるなど、取材しているとそういう声も聞きますが、そういった方はどこで点滴を受けることになるのでしょうか。
【知事】 それはもう個別にですね、それぞれの保健所なり診断した医師の判断で、そこは個別に一番良い対応を考えていただくということでございまして。コロナ病床に入院するのは、「原則、中等症以上」という形に限ってもらいたいということでありましたので、その旨の通知を出させていただくということでございます。あくまでも個別に判断をするということであります。
 今はどうも、やはり少しでもそういった懸念があればもう全部入院してくれということでやっていただいているようでありますが、それだとなかなか追いつかないということなので、こういう通知を出してほしいという大学病院及び地域の中核病院の院長さんのですね、たっての要請ということでございます。

【質問】 入院基準に関連して、高齢者の方については、今までどおり、軽症であっても基本的には入院していただくという認識でよいでしょうか。
【知事】 いや、違います、違います。だから、もう中等症(以上)でなければ、基本的には宿泊療養か自宅療養にしていただくということです。
 というのは、オミクロン(株)の場合は、コロナでいわゆる重症化するリスクは、ほぼないということなので、そういう意味では、中等症以上。中等症というのは、肺炎になった方は、それはもう入院していただきますが、そうでない方が7割入っておりますので、そういった方は是非ですね、ホテルの入所か自宅療養で、そういった場合の健康観察なりメディカルチェックといった形でのフォローは、コロナ患者を受け入れている83の病院ではなくて、地域の患者さんが掛かっている病院・医療機関か、若しくは医師会加盟のですね、クリニック・医療機関、そういったところでですね、皆様にしっかりフォローしていただくということを、是非、お願いをしていただきたいということでありますので、こういうふうな通知を出させていただくということであります。
 ですから、逆に言うと、この(稼働)病床のね、1,666から1,888へフェーズを上げるということにつきましてもですね、たとえ上げたとしてもですね、軽症の方が7割も入ってくると、200増やしても、それはもうほとんどその意味がないじゃないかということなので。とにかく救急医療の体制をしっかり確保していくためには、やはりこの第6波・オミクロン(株)というのは、基本、98.8パーセントが軽症・無症状ということでありますから、そのような対応をしていただかないと、医療の提供体制がもたないということでございますので、その点をですね、是非、御理解をいただければということでございます。

【質問】 まん延防止等重点措置の延長については、先週、今週の前半にも要請するとおっしゃっていましたが、現段階でのお考えをお聞かせください。
【知事】 この後ですね、ちょうど(午後)4時45分から自治センター6階で、皆様にも来ていただいて取材いただくことになると思いますが、第19回の東海3県知事会議をですね、テレビ会議で行わせていただきます。その折にですね、もう既に部局を通じて3県で話しておりますけれども、やはり愛知・岐阜・三重、東海3県で足並みをそろえてですね、この際は、2月13日日曜日までということになっておりますまん延防止等重点措置については、これは延長をですね、要請していこうという形で話をしようというふうに思っております。
 もちろん私は、前から申し上げておりますように、3大都市圏域は、この際ですね、緊急事態宣言に踏み込んでですね、一気に感染を抑えていく、よりきつい規制をやっていくべきだということと、その間にワクチン接種をどんどん進めていくんだということを、私は前から申し上げているとおり考えておりますということは(会議で)申し上げますが、やはり私ども(愛知県)よりもですね、人口比で(感染者数が)倍近い東京なり大阪なりがですね、そうしない。国もそういうふうにしないということであれば、うち(愛知県)が言っていても、そうなりませんので。であれば、引き続き(愛知県の考えを)申し上げ、話はしますけれども、やはりまずは東海3県で足並みをそろえて、この13日日曜日までのまん延防止等重点措置は延長を要請しようということをですね、今日この後、(午後4時)45分からの東海3県知事テレビ会議で申し上げたいというふうに思っております。そういうふうになると思います。なるというか、なりますね。そういうふうにしたいと思います。
 ですから、実際の要請は、もう今日はこの知事会議(の終了時刻)が(午後)5時15分なので、実際の私どもの要請は、これは文書で要請をしてちょうだいねと、こういうふうに国からの話がありますので、明日の午前中に文書で要請しようというふうに思っております。(東海3県での)その意思確認は、今日この後、やりたいというふうに思っております。

【質問】 まん延防止等重点措置を延長することになった場合、時期はいつまでにするかということは、こちらから要請するのでしょうか。
【知事】 時期はですね、これは全国でやっぱり足並みをそろえてということになろうかと思います。後で追加した和歌山が2月の27日(まで)でしたかね。そうすると2週間(後)ですが、その2週間(後)になる今月末なのかという声もありますけれども、どうも話としてはですね、3月の頭で3週間という声が出ているようでありますね。
 私も、今の状況で、2週間でぐっと急激に(感染者数等が)減少するとは思えませんので、3週間ぐらい、3月の頭までというのはいい線といいますかね、ところではないかと。
 それでも、今このワクチン接種がまだ1桁、進んでいるうち(愛知県)ですらですね、まだ7パーセント台ということだとするとですよ、そう簡単に急激に減少していくと、9月のようにね、ということにはなかなかならないんじゃないかなという気がしますね。なので、3週間で、更に状況を見るというのは、いい線ではないかというふうに思っております。

【質問】 まん延防止等重点措置の関係ですが、延長となると、基本的に、飲食店への営業時間短縮の要請とか、今、県内で取っている措置については、そのまま基本延長ということでしょうか。
【知事】 基本的には、そういうことです。私は、前から申し上げておりますが、緊急事態宣言ということであればですね、更に強化をしてということはありますが、まん延防止等重点措置の単純な延長ということであればですね、やはり今の状況でやっていくということではないかというふうに思っております。
 それとあわせて、やはりワクチン接種をね、どれだけ加速できるか。これが勝負だというふうに思っております。なのでですね、私ども県の大規模(集団接種)会場はこれで6か所全部開けました。それでもですね、やはりまだLINEと電話の予約は、100パーセントというところまで行っていないという状況がありますので、とにかくですね、県民の皆様には、接種券が来ればもうどんどん、やはりできるだけ早めに打っていただきたいということ。それから、市町村の皆様には、とにかく、とにかく接種券をですね、もうとにかく1日でも早く前倒しをして出していただきたい、出していただきたい。そういたしませんと、進んでいきませんのでね、ということでございます。
 もう医療の状況も、今日のようなああいう通知を出さなきゃいけないというような状況まで来ておりますのでね、そのことはよく御理解いただきたいということと、やはり1月の20日頃からですね、愛知及び日本の基幹産業である自動車産業でね、とにかくトヨタ自動車のラインが止まるというようなこともありましたので。社会活動・経済活動を維持していくためにも、とにかくワクチン接種をね、加速をしていきたいというふうに思っております。
 また、国の方にもですね、職場接種をもっと早くやってほしいと。3月って(言っていたのを)、2月の下旬に前倒すって(言っているが)、もっと前倒しができないのかということはですね、これはちょっと強く申し入れていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。