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2022年3月22日(火曜日) 午前10時

ページID:20220322 掲載日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 皆様、おはようございます。3月22日火曜日の午前10時ということで、定例会見を始めさせていただきます。今日は3連休明けということでございます。

 まずは、私から、発表事項は3点ございますので、申し上げます。

(1)愛知県立にしお特別支援学校の開校について

(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/tokubetsushienkyoiku/nishiokaikou.html)

 まずはですね、愛知県立にしお特別支援学校の開校についてです。

 愛知県では、県立安城特別支援学校の過大化による教室不足と県立岡崎特別支援学校の長時間通学者の通学時間短縮のため、4月の1日、西尾市に、県立にしお特別支援学校を開校いたします。

 にしお特別支援学校は、県内初となる知的障害と肢体不自由の両方の障害に対応した特別支援学校となります。知的障害と肢体不自由の児童生徒がお互いを理解し合うため、学ぶ場を別棟とするのではなく、各階を知的障害対応のエリアと肢体不自由対応のエリアに分けております。

 にしお特別支援学校は「かがやく 笑顔 つながる 人の輪 ひろがる 可能性」を校訓として、一人一人の教育的ニーズや特性に応じた教育を行い、地域社会や人とのつながりを大切にしながら、児童生徒の自立と社会参加への基盤を培うとともに、施設には地域住民の方や一般の障害者の方にも利用しやすい工夫がなされております。

 西尾市内に特別支援学校を新設してほしいと、かねてから要望を頂いてきた保護者や地域の方々にも喜んでいただけるものと思っております。

 なお、開校に先立ちまして、今月29日に報道関係者と招待者を対象に内覧会を開催をいたします。

 本県では、「愛知県特別支援教育推進計画(愛知・つながりプラン)」に基づいて、教室不足解消のための特別支援学校の新設、通学環境の改善のためのスクールバスの増車など、教育的ニーズや障害特性に応じた教育環境の整備を着実に進めてまいりました。

 今後も、障害のある子供たちの教育環境の充実を図るため、しっかりと取り組んでまいります。

 ということで、今私が申し上げた内容が、この資料になっております。御覧をいただければと思いますが、今私が申し上げたことがこの前文になっておりますが、学校の概要としてはですね、4月1日開校で、西尾の南部の方ですね。西尾市憩いの農園・バラ園の向かいということでございます。

 そして、当初からですね、知的障害では西尾と碧南の子供たち、そして、肢体不自由の場合は西尾と碧南と安城の子供たちが通うということで。知的障害は、ここにありますように、小学部、中学部、高等部ということで、合わせまして182人。そして、肢体不自由の子供たちが合わせまして69人ということで、251人で開校をするということでございます。当初の予定よりもちょっと多いという感じでございますかね。それに教職員159人を充(あ)てるということでございまして、ほぼほぼマンツーマンに近いというのが、特別支援学校の特徴ということでもございます。

 敷地面積は2万6,000(平方メートル)、建物(面積)は1万3,000(平方メートル)ですね。

 校章は、西尾市の花である「ばら」をモチーフに図案化をしたということでございます。

 通学区域は、今申し上げたことでございます。これで教室不足と、そして長時間通学が解消できるということは大きいかなというふうに思います。

 ちなみに、肢体不自由の岡崎特別支援学校は、岡崎の東、本宿(もとじゅく)というところにありますが、国道1号線からちょっと入った山のところで、昔はそういうことなんですね。これは、できたのが昭和30年代でありまして、もう古い校舎は老朽化しておりますし、拡張した折りに山裾(すそ)を切っておりますので、そこは土砂災害の警戒区域(及び特別警戒区域)になっているということもあってですね。これは同じく、今から十数年前にですね、知的障害のみあい特別支援学校というのを、美合(みあい)の駅のすぐ南に造りまして。そこは県立農業大学校の敷地などがあるところですが、そこの隣の農大の敷地を活用して、岡崎特支も全面移転をしてですね、もう設計は終わりましたので、あと2か年で建設をしてですね、2年後の4月にはオープンという形にしていきたいというか、そういう予算ができておりますので、そういうふうにやっていきたいというふうに考えております。

 内覧会は(3月)29日。私も12月の頭にですね、建設中のやつは見に行きましたが、これで本当に大丈夫か、間に合うのかというあれでしたが、間に合ったそうでございますので。もう中はですね、こういう形できれいに出来上がっております。

 今は、体育館からプールからこういったホールから、全部一つの建物に入れてですね、廊下も広く取って、中庭を七つか八つも造って、採光もしっかりやって、子供たちはごろんごろんと寝っ転がれるというスペースがいっぱいあるということでございますので、子供たちがね、開放感の中で笑顔でね、すくすくと育っていただければというふうに思っております。

 4月1日の開校以降は、多分ちょっとなかなか取材は難しいかと思いますので、その前に施設を見ていただくということにさせていただきます。

 だから、今年、にしお特別支援学校が開校し、1年後に県立東浦高校の敷地の中に千種聾(ろう)学校の分教室、分校ですね、分校を造るということで、今建物を造っておりますので、1年後にそれができると。2年後は、今言った岡崎特別支援学校、肢体不自由の特別支援学校もできるということで、着々と進めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)愛知県の公立特別支援学校における教室不足の解消について

(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/zaimusisetsu/tokubetsushien-kaisho.html)

 関連いたしますが、続きまして、愛知県の公立特別支援学校における教室不足の解消について申し上げます。

 今月1日、文部科学省から「公立特別支援学校の教室不足調査」の2021年10月1日時点の結果が公表されております。これは最近、やっているんですね。

 結果といたしましては、全国における教室不足数は3,740室と前回調査に比べ増加しておりますが、本県においては71室に減少をいたしております。

 だからこれは、にしお(特別支援学校)ができると、(県の教室不足数は)もっと減るんだな。これ(調査結果)にはまだ入っていませんのでね、去年のやつなので。にしお(特別支援学校)ができるともっと減るということでございます。

 本県の2011年度以降の教室不足の推移を見ますと、2014年度までは、増加傾向にありました。このため、2014年度のいなざわ特別支援学校、豊橋特別支援学校山嶺(さんれい)教室を始め6校の新設及び校舎の増築を実施をしてまいりました。その結果、2015年度からは減少に転じております。さらに、2022年度は、にしお特別支援学校も新たに開校します。

 また、市立の特別支援学校を新設・増築する場合は、国庫補助の他に県独自の補助を行い、支援をしておりまして、その結果、5校の新設・増築がされております。

 市立でやる場合は、国・県(の補助)を合わせまして、大体半分(補助している)。豊橋の場合は半分以上、補助しております。6割ぐらい補助したはずですけどね、ハード部分の。ということでございますが、そういった形でどんどん進めてまいります。

 今後とも、教室不足の解消に向けてはしっかりと取り組んでいきたいと考えております。

 資料があります。これも新聞にも出ておりましたね。教室不足数は、530ぐらいで大阪が一番多くて、東京が次、520ぐらいであったということで。愛知県も、一番多かったときは277までいきましたが、その後ですね、新設・増築を繰り返しまして、2014年度以降ですね、11(校で)新設・増築等を行いまして、今(教室不足数は)71(教室)。これが、更に減るということでございます。

 にしお特支ができると、10ぐらいは減るのか。

【教育委員会事務局長】 8教室は減ります。安城特支(の不足数)から減ります。

【知事】 安城特支が8(教室不足)だから、これはなくなるんだな。少なくともね。ということでございまして。

 そして、参考資料としては、その推移ということですね。かつては、全国(知的障害特別支援学校)大規模校にですね、2010年度、愛知県はワースト10校のうち6校が入っていましたが、今は安城特支(のみ)で、これが外れると。にしお特支ができると、安城特支は270(人)ぐらいになりますのでね、ぐっと低くなるということでございます。こういったことを着々とやっていく。

 それから最後、参考資料の3ですが、「全国公立特別支援学校の教室不足状況」ということでございまして。大阪、東京、千葉、埼玉とばーっときておりますが、愛知県は16番。これが更に下がるということでございます。

 新聞報道を私も拝見しましたが、東も西も、東京も大阪も、大都市圏域だとなかなか土地を確保するのが大変だということを担当が言っておられたということも聞きましたけど、そんなことありませんけどね。それは違うと思いますね。やる気がないだけですよ。

 だって、今、子供さんは減っているわけですから、相当、都市部でも学校とか教室は空いていますからね。特に東京は、高校だと私学に6割ぐらい行きますから、そういう意味では空き教室とか空き家(はある)。うちもそうですけど。だって、第二次ベビーブームのピークからすれば大分減っていますからね。

 それはうちも、いなざわ特別支援学校は、旧平和高校の跡地を統合して、そこを転用したんですね。ということなので、できるんですよ。マンパワーを確保するのは結構あれかもしれませんがね。ということだと思っております。引き続き、しっかりやっていきたいということだと、着実にね、計画的にやっていくということを申し上げたいというふうに思っております。

 なお、にしお特別支援学校は、2015年6月に正式に西尾市から、市議会議員も同行されて要望が出されて、これで7年弱でできたということでございます。その前に下ごしらえがありましたから、実際、話が出てからやっぱり10年かかるということですが、普通はもっとかかるんでしょうけどね。ということでございます。

 最近、開校、新設した(平仮名表記の)特別支援学校としてはですね、2004年に半田に肢体不自由の県立ひいらぎ特別支援学校、2009年に岡崎に県立みあい特別支援学校、2014年に県立いなざわ特別支援学校、2015年に豊橋市立くすのき特別支援学校、2018年に県立大府もちのき特別支援学校、2019年に県立瀬戸つばき特別支援学校ということでございます。そういったことをどんどん(やっていく)。

 あとは、この後、豊田市内に、また知的障害の特別支援学校を新設するということで、今、段取りは進めております。場所を、豊田市と相談して確保した上で造るということで、もう決めております。

 ちなみに、今回にしお特別支援学校に要した総事業費は71億円ということでございました。

 ちなみに、今、愛知県の教室不足数71の内訳はですね、県立の方が4校27室、名古屋市立が3校42室、瀬戸市立が1校2室ということなので、うちが27ですけども、これは安城特支の八つが減りますから、あと19はですね、一宮(東特別支援学校)とか、いなざわ(特別支援学校)なんですね。いなざわ(特別支援学校)は、新設してももうあれだから、あちらの方は校舎を増築するということで、解消に持っていくということになるのではないかというふうに思います。名古屋市内は、やっぱり名古屋市さんに頑張っていただくということだと思いますが、よく相談をさせていただきたいというふうに思っております。

(3)「あいち生物多様性企業認証制度」の創設について

(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shizen/certification.html)

 続きましてですね、「あいち生物多様性企業認証制度」の創設についてであります。

 愛知県では、「あいち生物多様性戦略2030」に基づき、人と自然が共生するあいちを目指し、企業、大学、環境保全団体、行政等の多様な主体の連携による生物多様性保全の様々な取組を推進しております。その中で、企業は、企業敷地内におけるビオトープの整備や、社員の植樹活動への参加など、これまでに大きな役割を担ってきました。

 そこで、企業の取組意欲を一層高め、愛知県の強みである企業の力を生物多様性に生かすために、優れた取組を行っている企業を県が認証する「あいち生物多様性企業認証制度」を新たに創設することといたしました。

 認証を受けるには、生物多様性保全に関する方針や目標を設定していることや、ビオトープ整備や植樹活動、希少種保全活動などの評価項目において、所定の基準を満たしていただくことが必要となります。

 この認証制度が、企業にとって生物多様性保全に向けた取組の指標となり、優れた取組が県内に広がっていくことを期待をしております。

 企業はこの認証を受けると、認証ロゴマークを名刺や会社案内などに使用することができます。また、県は、認証企業の名称や取組内容などを県のWebページで紹介をいたします。

 募集は、4月4日月曜日から開始をいたします。多くの企業の皆様からの申請をお待ちをいたしております。

 ということで、今私が申し上げたのがこの資料ということでございます。

 募集期間は4月の4日から7月29日までということで、愛知県内に本社・事業所を置く企業さんということで、支店、支社、営業所、何でも結構でございますから。そうしたことで、今申し上げたことをですね、やっていただいて、評価項目がね、「組織(の方針・体制等)」、「まもる」、「つなげる」、「つかう」、「ひろめる」ということです。

 3ページのところに、その認証企業マークがあります。このマークはですね、「COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の(支援実行委員会)シンボルマーク」や、「あいち・なごや生物多様性2020ロゴマーク」など、数多くのマークを手掛けていただいた小川明生(おがわあきお)さんにですね、デザインをしていただいたということでございます。

 ちらしがその次の紙ですね。ということでございますので、多くの方にですね、御応募をいただければ有り難いというふうに思っております。

 今ですね、2010年のCOP10以降ですね、本県では、企業、NPO、大学、市町村と共に県内9地域で、9の地域・ブロックに分けて、「生態系ネットワーク協議会」を設立をして、保全活動に取り組んでおります。現在、その協議会には81社の企業さんが参画をいただいているということでありまして、その活動としては、企業の敷地を活用したビオトープの整備、植樹、外来種の駆除、観察会といったものですね。ということをやっていただいているということでございまして、そういった企業さんに手を挙げていただいて、そしてこういう生物多様性企業認証ということで、大いにまたPRをしていただければ有り難いというふうに思っております。

 初年度は20社から30社程度の認証を予定をしております。もちろん、もっと増えれば有り難い限りということですけどね。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。

(4)「新城ラリー2022」の大会結果について

 もう一つ申し上げますと、この週末、(3月)19日・20日、土日で「新城ラリー2022」が開催をされまして、総合優勝者は、ヘイキ・コバライネン選手、ドライバーと北川紗衣(きたがわさえ)選手、コ・ドライバーということでございました。チーム名はRally Team AICELLO(ラリーチーム アイセロ)。地元だね、(株式会社)アイセロのチームさんということですね。

 ということでありまして、地元の勝田範彦(かつたのりひこ)選手はですね、TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ ガズー レーシング)は3位ということだったということですね。

 ということでございまして、無観客(開催で)ライブ配信(を実施)ということでございましたが、録画再生回数は全部で3万7,000回、ライブ配信だと(最大同時視聴数が)600ぐらいですかね。ということでございました。

 ということで、これは今年の11月のラリージャパンにつなげていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(5)新型コロナウイルス感染症について

https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/covid19-aichi.html

 さて、最後にですね、今日の感染の状況は午後に申し上げますが、現段階での入院状況等、昨日までの状況について申し上げたいと思います。

 まずは、年代別(内訳)は70歳以上の方は8.1パーセントという資料。それから、重症(・中等症)の方は1.6パーセント。

 それから、検査件数も、ここのところは1万を切るぐらいの感じになってきているということ。少し、やはり感染者が減ってきているので、その分減ってきているということだろうとは思いますが、やっぱり検査の体制はしっかり取ってありますのでね、420を超える無料検査所でPCR検査はできますのでね、ありますので、そこを活用いただきたい。それも1か月、4月末まで延ばしましたので、活用いただければというふうに思っております。

 名古屋ウィメンズマラソン、(名古屋)シティマラソンもそれを活用してね、(約)1万4,000の検査をしたということですから、また是非活用していただきたいと思います。

 それから、入院状況を申し上げます。これは、昨日の夜、今日の現時点、今日午前中の分でありますが、3連休がありましたので、17日の木曜日から昨日月曜日までですから、金土日月、金から月まで4日間のですね、変化の状況を申し上げます。

 金曜日発表が(入院者数)1,131(人)でしたが、今日の発表は、それから4日間で51人減って1,080。一旦減ったのがまた増えていますね。増えたりですね、減ったりということでありますが、とりあえず51人が4日間で減って、(病床使用率が)43.1パーセント。重症の方は33人、3人減って33人で(病床使用率が)18.0パーセント。

 それからですね、コロナ確保病床としてはですね、865が52人減って813で、(病床使用率が)43.1パーセントということでございます。

 それから、名古屋市内の入院は355が38人減って317。コロナ病床では293が31人減って262となっております。

 愛知病院の入院は、1人増えて28人。

 ホテルはですね、4日間で42人増えて717人。

 自宅療養が、2,003人減って1万7,695人。軽症・無症状の方が、ほぼほぼ98.4パーセントでありますので、そうなりますと、10日間たてば、何もなければ解除ということになるので、こうやって(新規感染者が)減ってくると、どんどんどんどん減ってくるということになります。ということでございます。

 それから、金土日月でですね、4日間で27人亡くなっておられます。年代別にいいますと、60代が2人、疾患がある方々です。そして70代が6人。80代が14人で、これが52パーセント。それから90代が4人で15パーセント、100歳代が1人ということで、多いのはやはり80代ということでございます。

 ということなので、高齢者のワクチン接種と、やはり高齢者施設の職員のワクチン接種と、そして、お願いはしておりますけれども、高齢者施設・障害者施設の入所・通所(者)も合わせて、職員の方には常に、ワクチンを打ったからいいやではなくて、やはりスクリーニング検査をね、月2回はお願いをしておりますが、そういったことで検査を丹念に受けていただきたいということでございます。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナウイルス感染症の状況について、今日から「まん延防止等重点措置」が解除となりました。年度替わりの行事などもある中で、改めて県民の皆様に対して感染対策の呼び掛けなどをお願いします。

【知事】 本日、3月22日火曜日であります。3連休が明けての火曜日。そして昨日3月21日まで、1月21日から実に2か月間ですね、国の「まん延防止等重点措置」の適用対象ということでございました。

 飲食店の皆様には時短営業をお願いをし、そして、県をまたぐ移動の自粛でありますとか、様々なですね、自粛をお願いをし、そしてイベント・行事などは感染防止対策をしっかり取っていただいた上で、2万人のですね、定員の上限といったような形もお願いをしておりました。

 学校活動ではですね、2月の頭から3月の6日までは部活動などは中止。そして、いろいろな音楽・体育の授業も自粛ということでお願いしておりまして。それは3月7日以降、部活動等々は慎重にやってくださいということでさせていただきましたが、今日からはそういったものもですね、更に緩和をさせていただきますが、今日3月22日から、県民の皆様には第6波の終息に向け「厳重警戒」ということでお願いをいたします。引き続き、感染防止対策の徹底をお願いをする。マスクの着用、手洗い、手指消毒、そして密にならないように距離を取るということもお願いをいたします。

 そして、飲食店等につきましては、1テーブルは4人を目安にして対応していただく。そして換気もし、感染防止対策を取っていただく。そして、大人数・長時間の飲食・会食は避けていただくということもお願いをさせていただきます。

 これから、卒業式はもう、ほぼほぼ終わったところが多いかと思いますが、卒業式、入学式、入社式、それからいろいろなですね、そうした歓送迎会、また春休み、花見のシーズンということにもなります。私どもとしては、そういった行事・イベントを全てやめろと言うつもりはありませんが、やはり慎重に対応していただきたいということ。それから、大人数が集まっての長時間での飲食・会食は、これは避けていただきたいということ。

 感染防止対策をしっかりやっていただいて、この第6波をですね、昨日(新規陽性者数が約)1,000人でありましたからね。もちろん、日曜日というか休み中ということで相当低いということもありますが、やはり一時6,000人(台)でも後半のところまでいっていたのがですね、今は7日間平均でもですね、2,000人(台)の半ばぐらいのところまでですね、少なくなってきております。この第6波の終息には、もうあと一歩で終息のところまで持っていけると思いますので、是非、感染防止対策の徹底を、引き続き県民・事業者の皆様にはお願いをしたいと思います。

 そしてあわせて、ワクチン接種を加速をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 なお、本日の感染状況やワクチン接種の状況などについては、また午後、いつもの時間にね、御報告をさせていただきたいというふうに思っております。

3 知事発言

(1)東京電力管内における「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」の発令について

 私からですね、1点、最後に追加で申し上げますが、東京電力さんがですね、昨日の夜、今日からのですね、電力需給が非常に厳しいということで、「電力需給逼迫(ひっぱく)警報」を初めて出されました。

 休みが明けて、企業活動が今日から再開をする。そして、季節外れのといいますかね、寒が戻ってきて非常に寒いだろうということで暖房需要が増えるのではないか、ということなどで電力需給逼迫警報を出されて、9都県・東京電力管内の皆様には、節電をですね、呼び掛けているということでございます。

 我々のこの地域はですね、中部電力管内、中部5県でありますけれども、東電さんとは清水の変電所のところで電力融通ができることになっておりますので、そういう意味では、これは他人事ということではありませんので、是非ですね、県民の皆様にも、お隣のね、東京電力管内の電力需給が非常に厳しいということを御認識をいただき、御理解をいただいて、どうかですね、この電力需給逼迫警報が出ている間はですね、なるべくといいますか、できるだけ節電に御協力いただきたい。節電を意識をしていただいて、御協力いただくようにお願いを申し上げたいというふうに考えております。何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 確かに、この間の福島・宮城沖の地震の時にですね、先週の水曜日の夜ですかね、うちの子供はあちらの首都圏の方に住んでおりますけれども、やっぱり停電したと言っていましたからね。

 ただ、あれはかつて北海道で起きた全道でのブラックアウトを防ぐために、それもコンピューター制御で輪番で停電をして、全体のブラックアウトを抑えるということだったということですが、やはり数時間でも停電されると生活は非常に不便になるというか、非常に困るということでありましたのでね、そういうことが起きないようにですね、是非ともこの節電にはですね、極力といいますか、できるだけ心がけて、御協力をいただけるようにね、お願いができればというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。