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2022年7月19日(火曜日) 午前10時

ページID:202207019 掲載日:2022年7月28日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 それでは改めまして、皆様、おはようございます。7月19日火曜日午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今日は、昨日が海の日ということで、3連休明けのですね、定例会見ということで、よろしくお願いいたします。

 それではですね、今日はお手元にある資料で発表事項を申し上げ、その後、コロナ対策等を申し上げたいと思います。

(1)ロゴマークのぬいぐるみを活用した県政150周年のPRについて

​(https://www.pref.aichi.jp/press-release/kikaku20220719150thnuigurumi.html)

 ロゴマークのぬいぐるみを活用した県政150周年のPRについて申し上げます。本日は、こちらのぬいぐるみについての発表であります。ということでございましてね、もう二つございます。

 現在の愛知県が誕生してから、今年で150周年であります。この節目の年を県民の皆様と盛り上げていくため、愛知県では、株式会社スタジオジブリの鈴木敏夫(すずき としお)プロデューサーに作成いただきましたロゴマークの「いこまいまい」と「あいちゅん」を活用して、様々なPR活動を行っております。

 この度、(株式会社)スタジオジブリの協力の下、このロゴマークのぬいぐるみが完成いたしました。今後、県内市町村役場や県民事務所等の県関係機関、県警察署の窓口などに配置するなど、県政150周年の更なるPRを図ってまいります。

 市町村(等)への配布は、本日から開始をいたします。来週頃から、お近くの市町村役場などで御覧いただけると思います。なるべく多くの皆様に御覧をいただいて、県政150周年を知っていただくきっかけとなればと期待しております。

 また、お子様や若者にも親しみやすいデザインでありますので、先日発表させていただいた県政150周年の小中高生向けの絵画コンクールを始め、県が実施する様々なコンクールの副賞としても活用いたします。

 さらに、県や市町村(等)が実施するイベントにおいて、県政150周年PRブースを出展する際に、お子様を対象としたクイズなどを行い、その景品としても活用していく予定であります。

 今後も引き続き、県政150周年の気運醸成にしっかりと取り組んでまいります。

 ということでですね、「いこまいまい」と「あいちゅん」ということでございます。

 作成個数は全部で4,000個。というか、売り物ではないのでですね。売り物にすると結構、そう安くないんだな、これ。売り物にすると、何万個ってばかんと作らないとですね、安くならないんですね、御案内のとおり、グッズというのは。なので、必要な個数を作りましてね、この資料2ページの「3(配置場所)」にありますように、県内市町村役場ね、市役所さん、それから県民事務所、県関係機関、また警察署の窓口などに置いてですね、見ていただこうとか、いろいろこういう、「5(その他PRへの利用(予定))」にありますように、絵画コンクールとか、いろんなPRブースでの子供たちを対象としたクイズなどの景品にしようということでございます。

 こういったものを作ったらどうですかというジブリさんの方から提案も頂いたのでですね、それはちょっと必要な分だけ作ってみようかねと、こういうことでございまして。

 昨日の海の日もですね、豊橋港で県政150周年のPRブースを作りましたけどね、(「豊橋みなとフェスティバル2022」の)会場で。これからも、瀬戸市の「ノベルティ・こども創造館夏祭り」とかですね、8月の頭。9月の「とよた産業フェスタ(2022)」とかですね、11月3日の「県庁公開イベント」とか、11月11、12、13日の3日間、「あいち市町村フェア」の、最初は愛知・名古屋の日ということでありますが、そこでもこういったものを、ブースをやってPRをしようというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

(2)あいちスタートアップキャンプ及びビジネスプランコンテスト事業の成果について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/staetup-cb-report2021.html)

 続きましてですね、二つ目の発表事項です。あいちスタートアップキャンプ及びビジネスプランコンテスト事業の成果についてであります。

 愛知県は、2018年10月に策定をした「Aichi-Startup戦略」に基づいて、スタートアップ・エコシステムの形成に向けた取組を進めております。その一環として、既に御報告済みの海外のスタートアップ・エコシステム先進地との連携事業に加え、国内事業として、スタートアップの各成長ステージで生じる経営課題の解決に向けた支援プログラムを展開しております。

 今回は、その国内事業の成果報告第3弾として、「あいちスタートアップキャンプ」及び「ビジネスプランコンテスト」について御報告をいたします。

 あいちスタートアップキャンプは、新しい市場を狙ったビジネスアイデアや解決したい課題を持つ社会人・学生の方を対象として、起業に必要な知識やノウハウと、事業化のための仮説検証やピッチスキルなどの実践力の習得を支援する事業で、2018年度から実施をしております。

 一方、ビジネスプランコンテストは、愛知県内で起業する意志のある方から、次世代の新たな価値観を生み出すビジネスプランを募集し、選考を行います。選考されたプランのブラッシュアップを通じて、スタートアップの創出につなげることを目指す事業で、2020年度から実施をしております。

 どちらの事業も、愛知県内での起業を考えている、又は起業間もない人材を発掘し、事業を通じて育成することを目的としたプログラムであります。

 あいちスタートアップキャンプにつきましては、記者発表資料の5ページの、「2 事業概要(1)あいちスタートアップキャンプ」を御覧ください。

 ということで、資料の方を見ていただきますと、このスタートアップキャンプとビジネスプランコンテスト事業について、2018年度、それから2020年度から、それぞれやっておりますが、その状況が1ページ。2ページはね、国内事業の一覧で、ずっと発表してきましたが、今日は(5)(ビジネスプランコンテスト)、(6)(あいちスタートアップキャンプ事業)ということですね。それで、まずは3ページが(あいち)スタートアップキャンプ事業のこれまでの経過でございます。4ページがビジネスプランコンテストのこれまでの経過ということでございまして、5ページの2の(1)、下のところでございます。

 この事業は、(1)プログラム参加者が、各自のアイデアを先輩起業家などによるアドバイスを受けながらブラッシュアップする「起業家育成プログラム」。それから、6ページの(2)プログラム参加者が、起業支援者に向けてビジネスプランを発表する「名古屋ピッチイベントの開催」。(3)プログラム参加者のうち、特に優れたビジネスプランを有する者に対する「東京等で開催されるピッチイベントの登壇支援」を展開をしております。そういったことをやっているということです。

 続いて、ビジネスプランコンテストは、6ページの(2)でございます。一次選考で選考されたビジネスプランについて、(1)より実現性の高いものにブラッシュアップする個別支援、(2)個別支援を経たビジネスプランを発表するデモデイ、最終選考の開催、(3)デモデイ後の一次選考通過者へのサポートやメンタリングを実施ということであります。

 「3 これまでの成果」でございますが、「(1)あいちスタートアップキャンプ」の一覧にありますようにですね、「(1)起業家育成プログラム」には、2018年度からの4年間で181名の方が参加しました。「(2)名古屋ピッチイベント」ではですね、4年間で31組が参加をし、「(3)東京等で開催されるピッチイベント」では、4年間で8組が、投資家、金融機関、事業会社等の起業支援者に向けて、ビジネスプランを発表しました。

 また、「(2)ビジネスプランコンテスト」では、これまでの一次選考通過者20名のうち、8名が起業に至っていると。これは、なかなか大きな、いい数字ではないかと思います。

 また、「(3)具体的な成果事例」を御覧ください。

 2024年にオープン予定の「STATION Ai」に先駆けて、スタートアップの総合支援を行う「PRE- STATION Ai」のメンバーに、これまでの両事業の参加者から10社が選ばれております。これらのメンバーは、起業や事業化のためのブラッシュアップに継続的に取り組んでおり、スタートアップ・エコシステムの形成に向けて、両事業から好循環が生まれる先例となっているということでございます。それが7ページから8ページね、事業者がこういうふうにいるということでございますね。

 そして、次に、9ページの上段の表にありますように、これまでのあいちスタートアップキャンプ参加者が各種ビジネスプランコンテスト等に登壇をして、2021年度は「イノベーティブ!YAMAGUCHI(ヤマグチ)ビジネスアイデアコンテスト2022」でMegriba DX(メグリバ・ディーエックス)賞を獲得、1dayメンタリング・ピッチコンテスト「OPEN PITCH(オープン・ピッチ) Vol.20」で準優勝するなど、高い評価を得ております。

 ということで、いろんなピッチイベントが日本全国に今どんどん起きているんですね。いいことだと思います。それにね、どんどん参加をして、結果を出していただければ有り難いなと。

 最後に今年度の施策。その下の「4 2022年度事業について」を御覧ください。

 今年度のあいちスタートアップキャンプについては、7月14日に参加者の募集を開始しております。

 今年度は、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響で新たな働き方が求められる中で、企業で働きながら自身で新たなビジネスを興(おこ)す潮流が生まれていることを踏まえて、副業・兼業、第二創業の要素も盛り込んだ起業家育成プログラムを実施します。また、事業化のための仮説検証に必要な試作品の作成を重点的に支援するメニューも盛り込んで、アイデア段階から起業行動へのブレークスルーも図ってまいります。

 また、ビジネスプランコンテストについては、7月5日からビジネスプランの募集を開始しております。今年度の募集テーマは、「愛知県内事業会社(特にモノづくり企業)の課題を解決するAI・IoTなどを活用したアイデア又はプロダクト」と「愛知県の社会的課題を解決するアイデア又はプロダクト」の二つであります。

 引き続き、起業家予備軍を掘り起こして、育成を図ることで、愛知発のスタートアップの創出を促すとともに、本県独自のスタートアップ・エコシステムの形成を推進してまいります。ということでございます。

 ということで、今年度もしっかりとこのイベント、あいちスタートアップキャンプ、そしてビジネスプランコンテスト、二つの事業をしっかりと進めていきたいというふうに思っております。

 ということで、ずっと着々と実績を上げてきております。こういったものはね、継続をしていくということが大事でございますので、PRE- STATION Aiもスタートいたしましたし、STATION Aiのね、オープンに向けて着実に進めていきたいというふうに思っております。

 このビジネスプランコンテスト事業は、各地域、各県でやられておりますが、他との違いでありますとね、このビジネスプランコンテストは、例えば他の地域だとやっぱり、その県というかそのブロック、例えば東海なら東海地域とかそういう地域の方、応募資格者は地域の方とか、地域の学生さんとかというふうな要件を課しているところが多いというか、ほとんどというか、大体そうなんですけど、私どもはそういうのは一切ありません。とにかく、いいものがあればどんどん手を挙げていただければいいということでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思っております。

 常にオープンにね、オープンにこうしたビジネスプランコンテスト、ピッチイベントをやって盛り上げていければというふうに思っているということでございます。

 以上がですね、スタートアップキャンプ等でございました。

(3)新型コロナウイルス感染症について

(https://www.pref.aichi.jp/site/covid19-aichi/)

 続いて、コロナ感染症の今日の状況を申し上げます。

 今日の感染者はまた今日の午後ですね、まとまり次第、またいつものように申し上げさせていただきますが、大変厳しい状況でございます。

 土曜日にですね、土曜日に7,269と過去最多を更新をいたしました。日曜日も6,222。日曜日で6,000超えるということで、要は、検査と保健所の認定業務が少し後ずれしていますので、その持ち越しみたいなことになっている。それから、昨日はですね、月曜日、休みでありますが3,258ということで、1週間前の倍を超えているということで。

 今日は休み明けなので、さすがに多分ですね、1週間前のように6,000は超えないんではないかというふうには思いますけれども、それでもですね、これで昨日までで何日連続だ、前の週(より多い日は)。

【感染症対策局長】 28日です。

【知事】 28日連続ね。28日連続、前の(週の同じ)曜日より多いということでございまして。

 今日はさすがに、この曜日のからくりで止まりそうかな。

【感染症対策局長】 そういったことがあろうと思います。

【知事】 多分な。でも、実質的には何も意味もないということではないかと思います。

 ちなみにですね、お手元の資料ですが、70歳以上の方が5.7パーセント。やはり若い方が増えているということと、重症(・中等症)の方が1.2パーセントで、じわっと増えている感じがありますね。やっぱり(感染者数が)増えてくるとそういうことかなというふうに思います。

 それから検査件数ももう、7月の11日ですね、1週間前の月曜日で、もう1万を超えている。先週はもう1万をずっと超えているんじゃないでしょうか。

 それはそうですね、(新規陽性者数が)6,000をずっとこういっているわけですからね。ということで、もっともっと検査件数も。検査件数も過去最多を更新しているんだろうな、きっと。

 すみませんね、これはもう2年半前から、とにかく陽性者をあれして、検査件数は後でいいというか。特に、行政検査はすぐ把握はできるんですけど、医療機関等の方が今は多いので。そうすると、そういったところのやつは検査件数まで報告しろと言うと、それでもうみんな事務仕事で万歳しちゃいますので、もう後で、後報告ということになるから、どんどんどんどん積んでいきますので。そういうことでやらせていただいておりますので、何度も申し上げておりますが、御理解をいただければと思います。

 そして最後、入院状況でございますが、これは今日だけ見てもしようがありませんので。ですから、先週の金曜日に発表したのは木曜日の数字なんで、金土日月と4日分、14日から18日(まで)ですね、4日分の変化を申し上げます。

 金土日月4日間で入院者が、全体でですね、全体で、今636ですが、これが7月14日木曜日、金曜日発表の資料では415でありました。4日間で221増えて636、4日間で221増えて636。

 その下のコロナ確保病床が510ということでございまして、500を超えました。これはですね、金曜日に発表したのが14日木曜日の夜の時点ですからね、ですから金曜日の朝の時点となりますが、それが337でありましたので、金土日月で173人増えて510、510ということでございます。

 病床使用率は29.6パーセント。もう30パーセントだということでございます。

 コロナ病床も増えますけど、コロナ病床以外もですね、やはり高齢者施設とかですね、医療機関とか、そういったところでやはりどうしてもクラスターが、後で言いますが、クラスターがこの4日間で19も確認、発生しておりますので、そういうことになりまして、これが126人ですが、金曜日発表、木曜日、14日の時点は78人でしたので、これも48人増えて126人ということでございます。

 それから、愛知病院の入院が、これは28人から6人増えて34人です。

 それから、施設入所、ホテル入所はですね、93人増えて1,089人、1,089人。ずっと最多を更新をしております。全部で2,224室確保ですから、まだ半分はいっておりませんが、段々それに近づいてきているということでございます。

 今すぐ入れないということはありませんが、やはり2,224室を全部満室にすると、オペレーションができなくなるんですね。出し入れが要りますのでね。退所されたら、その後、リネンを替えてあれして消毒せないけませんので、そういう意味ではですね、バッファーがどうしても必要になりますから。まだ1,089なら今すぐあれだということはありませんが、段々段々これが、1,200だ、1,300だ、1,400、1,500だとなってくると、段々段々もうきつくなってくるのは必定でございますので、やはりまた更に増やせないかということで今当たっております。そういう方向でしっかりやっていきたいと思います。

 それからですね、続いて自宅療養者がですね、まずは14日からですね、4日間で1万4,757人増えました。それはそうですね。こんだけ増えているんですから、自宅療養者が増えるのは当たり前ということでございまして。木曜日の夜の時点でですね、ですから金曜日の発表時点で2万6,679人から1万4,757人増えて、4万1,436人が今日の数字でございまして、これで過去最多でございます。過去最多。昨日が3万8,441なんで、昨日というか日曜日の夜がね。月曜日の夜で4万1,436なので、発表ベースでは今日、過去最多を更新をしました。

 これまでは、2月9日発表だな、2月9日発表で3万9,953、3万9,953人でありましたので、ほぼ4万人だったのが、4万1,436で自宅療養は過去最多、施設入所も過去最多を更新をいたしております。

 ただ、一方で、重症の方は4人。ただ、これは金曜日発表のときは1人だったので、1人が3人増えて4人ということでございます。

 そして、この4日間で、金土日月4日間で3人亡くなっておられますが、3人とも、90代の方3人ということでございます。

 という大変厳しい状況でございます。自宅療養が過去最多、ホテル・宿泊療養が過去最多という厳しい状況でございます。一遍に噴き上がってきたという感がございます。

 それから、最後にクラスターでございますが、クラスターが金土日月で19発生をしております。

 まずは、一番上ですね、職場。28A、名古屋市の職場23人。

 続いて医療機関、27U、刈谷市の医療機関44人。27Z、名古屋市の医療機関34人。

 それから、高齢者施設で6か所ですね。27V、阿久比町の高齢者施設24人。27W、豊川市の高齢者施設11人。27X、豊川市の高齢者施設11人。28E、名古屋市の高齢者施設11人。28F、名古屋市の高齢者施設15人。28G、名古屋市の高齢者施設15人でございます。

 それから、保育施設・学校も増えておりまして、ここで10出ていますね。まずは、27Y、名古屋市の保育施設12人。28B、豊田市の小学校26人。それから28C、岡崎市の保育施設12人。28D、名古屋市の保育施設10人。28H、豊田市の小学校20人。28I、豊田市の小学校12人。28J、豊橋市の保育施設19人。28K、岡崎市の中学校11人。28L、豊田市の小学校10人。28M、豊田市の小学校11人ということでございまして。

 やはりこれだけ(新規陽性者数が)増えてくるとクラスターも増えて、特徴的なのは、高齢者施設と保育施設と学校が多い。いわゆる療養型のそうした医療機関に(ウイルスが)入るとばっと増えるということでございますので、コロナ病床の入院者も増えますが、コロナ以外の病床も増えているということがデータで明らかに見てとれます。

 なので、やはり医療機関の、国がようやくオーケーしてくれましたが、22日、22日って今週の金曜日ですね、22日から、医療機関の従事者、それから高齢者施設、介護施設の従事者にも4回目のワクチン接種が可能になりますので、それをどんどんまず打ってもらいたい。先週通知を出しました。22日に国が審議会をやって、その答申を得て即日施行ということでありますので、私どもとしてはもう新たにワクチンが来るまでに、ワクチンはありますので、とにかく接種券は申請すれば来ますから、そうした方は接種券が来る前にもうさっさと打ってもらうということで、先週通知を出したとおりでございますので、どんどん打ってもらいたいというふうに思っております。それから、高齢者施設、介護施設の従業員の皆様には、是非、スクリーニング検査もやっていただきたい。そのことをですね、お願いを申し上げたいというふうに思っております。

 大変厳しい状況だというふうに思っております。是非また引き続きですね、感染防止対策の徹底とワクチン接種をですね、是非よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

(4)明治用水頭首工の漏水について

 それから最後にですね、明治用水の頭首工の今日の午前7時の状況では(毎秒)13.93立米。雨も降っておりますけどもね、流量はありますので、十分確保できているということでございますので、引き続きしっかりと対応していきたいというふうに思っております。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナに関して質問です。土曜日に7,000人を超えて最多を更新しましたが、やはり今週も拡大傾向は続くとお考えでしょうか。

【知事】 これは分かりませんね。分かりませんが、ただ、今の状況からしてですね、なかなか、これが今すぐ収まっていくという状況にはなかなかないのではないかというふうに思います。これが更に上がっていくのか下がっていくのか、それはちょっと。感染症なので、どっかでピークは来ますのでね、どっかでピークは来ますが、それがどこなのかということは、我々ではちょっと分かりかねます。

 (分かり)かねますがですね、ただ、明らかなのは、先週来、先々週来と言ってもいいと思いますが、7月に入ってからずっと申し上げておりますのは、今回、感染拡大が起きている要因は三つと。

 一つは、オミクロン(株の)BA.5がですね、どっと広がっている。ですから、明日は水曜日なんで、昨日までの1週間の数値ですね、ゲノム解析の結果をですね、明日だな、明日発表しますが、ここのところ(先々週で約)34パーセント、(先週で約)30パーセントという割合でしたが、どう考えても、これはもうオミクロン(株の)BA.5は増えていると思います。なので、これが置き換わっている、BA.5が増えているということ。

 それから、やはりワクチン3回目接種をしてから5か月、6か月がたってですね、段々段々その効能が切れているということは専門家が言っておりますから、なので、もうこの7月、4回目接種が本格化しております。是非ですね、接種券が届いた方、まずは235万人、愛知県民の対象がおられますのでね、できるだけ早くワクチンを打っていただきたい。それから医療従事者で27万人、それから高齢者施設・介護施設の従業者で約20万人おられますから、そうした皆様にはしっかりワクチン接種をね、やっていただきたいというお願いであります。

 そして三つ目は、やはり人の移動が増えているということでありますが、これはですね、感染防止対策をしっかりやった上でですね、やった上で適切に対応していただきたい。特に密になるような場面は避けていただきたいということを、丹念に、根気よくお願いをしていくということではないかと思っております。

 ということでありますので、昨日までの3連休、そしてまたこれから夏休みということもありますので、人の移動はどうしても増えていくということがあろうかと思います。ということでありますので、なかなか今の水準でピークアウトして減っていくというのは、なかなか難しいのではないかと。なので、是非ですね、県民・事業者の皆様には、感染防止対策の徹底ですね、マスクの着用、手洗い、手指消毒と、密になる場面を避ける、換気、それからワクチン接種をね、3回目がまだの方は3回目を打っていただきたい、4回目の接種券が来た方は打っていただきたい。そのことを是非お願いをしたいというふうに思っております。

 

【質問】 今日時点で施設入所者と自宅療養者のどちらも過去最多ということですが、医療現場のひっ迫という点以外にも、例えば、配食サービスが感染者の増加によって回ってこないところが出てくるかもしれないだとか、その辺りの受け止めはいかがでしょうか。

【知事】 今ですね、この数値を見ていただくと、入院状況は、コロナ病床では510人で(病床使用率)29.6パーセントということなので、今すぐ入れないということではありませんが、やはり医療現場としては、やっぱり軽症の方とか、中等症でもやはり酸素投与が必要な方をできるだけ優先するという動きはね、今していただいております。

 そうしませんとね、一方でもう先週通知を出しましたので、月曜日にね。病棟転換をして、1,214から1,723に増やすというのは、やっぱり医療機関にとっても大変な労力がかかりますのでね。やはりどうしてもそこは、できるだけ(症状が)重い方からね、リスクの高い方から入れていくということになりますので、医療がすぐに大変、全く入らないということではありませんが、段々段々、対応が厳しくなっているということはあります。

 ただ、その一方でですね、そうしますと、保健所はやはり宿泊療養と自宅療養、特に宿泊療養をお勧めしますが、両方とも過去最多を更新しております。なので、私どもとしてはですね、そこの保健所のそうした対応、機能をね、やはりしっかりやっていかなきゃいかんということですが。

 そういう中で、これはですね、ちょうどですね、5月の30日にですね、保健所のいわゆるファーストタッチですね、陽性者への連絡、健康観察などなどですね、ショートメッセージ、SMSを使ってですね、民間事業者さんに委託をして連絡をさせていただき、対応していくということにさせていただきましたので。

 今日も一部報道でですね、なかなか保健所が大変だというのがありましたね。ありましたけれども、なので、私もちょっとそこは、現状はどうなんだということで、今日の朝、この会見の前にそこは確認させていただきましたが、そういうことで、この陽性者への連絡、健康観察、配食サービス等の申込みについてショートメッセージ等を活用しておりますので、そういった点では現段階では対応ができていると、できていると。これは、このサービスは6月1日、6月1日から始まっておりますので、できているというふうに、私は報告を受けております。

 ということでありますので、こうした形での対応を活用しながらですね、もちろん、それで少しでもそういう話が、滞るような話があれば、やはり人員を増員しながら、またしっかり対応していければというふうに思っております。

 今のところ配食サービスが滞っているって、そんな話は聞いてないね。

【感染症対策局長】 今のところは、最近は(新規陽性者数が)増えてはおりますが、何とかやれています。

【知事】 大丈夫だね。

 

【質問】 行動制限などについて、現段階では必要としていないと、先週、知事も発言されていました。またじわじわと入院患者が増えている中で、明確な数値というのはないと思うのですが、病床使用率が何パーセントぐらいで行動制限とかなどをかけていかないといけないとお考えでしょうか。目安みたいなものがもしあれば、教えていただきたいと思います。

【知事】 やはり医療がひっ迫するという状況ということだと思っております。

 ということでありますので、宿泊療養とかですね、自宅療養の方はですね、やはり確かにこの宿泊療養、特に自宅療養の方が4万超えていますから、そうなると濃厚接触者とか御家族とか、多分もう出社とかですね、そうしたことがもう四、五日はできなくなりますので、そういう意味で、いろんな企業さんの活動とかですね、社会活動、経済活動には大変な影響が出てくるということではあろうかと思いますが、自宅療養という方はほぼ軽症・無症状の方ということでありますので、その方々で直ちに行動制限ということにはならないと思いますが、やはり入院が滞るということになりますとね。

 やはりこれから熱中症等の患者さんもね、今は雨が降って少し気温が低い状況でありますけれども、今年の夏はね、梅雨明けも早かったので長くなりそうですから、熱中症等の方にね、対応しなければいけませんので、そういったところも滞ってくるということになりますとね、そこはやはり行動の制限、行動の変容というのは、お願いをしていかざるを得ない場面もあるのかもしれません。ただ、今すぐ、今すぐですね、今500人の入院患者さんの状況で、今すぐ行動の規制をお願いするということには、まだなっていないのではないかと思います。

 ただ、もちろん、これは私ども愛知県だけでやってもですね、一番分かりやすいのは飲食店さんへの時短営業(の要請)で協力金が出るかどうかという話ですが、それは国がまん延防止(等重点措置)などを出してもらわないと(国庫が)出ませんので、そこはやはり、そういう段階になれば、それはもうやれと。期間限定でですね、そういう規制をやるべしということは、もし仮にそういう状態になれば、県独自でというよりも、国の方にはそういう話をしなきゃいかんということだと思っております。そこは、状況はやっぱりしっかりと注視をしていきたいと思っております。

 一番のポイントは、やはり医療のひっ迫度合い。入院状況などを見て、総合的に判断するということではないかというふうに思っております。

(2)愛知県公安委員に関する報道について

【質問】 発表事項以外の質問ですが、県の公安委員の方が、総会屋が発行している雑誌を、県警から指摘された後も1年半継続して購読されていたという報道に関して、知事の受け止めや、把握している情報があれば、教えてください。

【知事】 今日、何かそういう報道があったんでしたっけ。というか、事実関係をちょっと、今日の今日だとちょっとあれなので、あれですが。

 ただ、あれですね、特定の方の名前は申し上げませんが、その方の会社が前からそういう、雑誌というか、そういうものを定期的に購読していたということでしたかね、確か。

 なので、それはそこの会社の話であって、その公安委員をやっておられた方御本人の話とは、そこは法的には直接は結びつかないということは聞いております。聞いておりますが、なので、我々としてはですね、その点はそういう形で、法的にはですね、整理はされているということではないかというふうに報告は受けております。

 ただ、ちょっと事案の詳細は、私はちょっと今まだ報告を受けておりませんので。ちょっと前にそういう話の概略は聞きましたので、そのことだけ申し上げておりますけれども、詳細はちょっと分かりませんので、それ以上のことは申し上げる材料を持っておりません。ただ、法的にはそういう整理はできているということは聞いております。

(3)あいちスタートアップキャンプ及びビジネスプランコンテスト事業の成果について

【質問】 スタートアップの発表事項に関して伺います。今年度の事業について、副業とか兼業要素を加えたプログラムがあるということですが、企業によっては、形として副業の制度があっても、まだまだ大企業では積極的でないところもあると聞きます。県として、大企業側への働き掛けとか、その辺りはどう考えていますか。

【知事】 副業という意味でですね。

 いや、このスタートアップ事業でですね、スタートアップをどんどん増やしていくということで、県内の大手の企業さんもですね、もうどちらかというとむしろ積極的にですね、積極的にそうしたスタートアップなり新たな起業・創業にですね、社業の時間外にですね、取り組んでもらうことはいいことだと、そういうふうな姿勢になっているというふうには聞いております。聞いております。

 ということなので、もし、スタートアップ関係で、そういった点でまだ企業さんでね、特に社員の方がたくさんおられるような大手企業さんで、そういった取組姿勢などにね、ちょっと隘路(あいろ)があるということであればですね、そこはちょっと対応は考えなければいけないのかなと思いますが、今のところ、私のところにそういった声は。あんまり聞いてないよな。あんまりというか、聞いてないよね、今のところ。ということであります。むしろ積極的だよね。

【経済産業局長】 はい。どちらかというと積極的です。

【知事】 兼業・副業というか、そういうスタートアップ。

 もちろん、会社の中の企業秘密とかそういうのはあるので、そことの話は当然そんな簡単な話じゃありませんけど、そうでなければ、何かむしろ積極的にね、頑張ってやってくれっていう話は聞いております。

 なので、仮にそうしたことで隘路があるということであればですね、それはまた、時代は大分変わっていますよという話はね、できたらかなと思っておりますけど。そういう声があるかどうか一回ちょっと調べてみますね、そこはね。