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2022年8月29日(月曜日) 午前10時

ページID:20220829 掲載日:2022年9月12日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 おはようございます。それではですね、本日、8月29日月曜日、8月最後の月曜日、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今日の発表事項は3点ございます。お手元の資料に基づきまして御説明をさせていただきたいというふうに思っております。

(1)大府市内への警察署の新設に向けた検討について

 まずはですね、1点目でございますが、大府市内への警察署の新設に向けた検討について申し上げます。

 この度、大府市内への警察署の新設に向けた検討を開始することといたしましたので、お知らせをいたします。

 知多半島におきまして、複数のインターチェンジを抱えており、交通の要所となっている大府市や、それに隣接する東浦町は人口増加傾向にある中で、両市町を管轄する東海警察署及び半田警察署からは距離があります。住民の利便性に課題があるということが1点。

 また、半田警察署は県下最多の6自治体を管轄をしておりまして、南北に長く、尾張地域で最大の管内面積を有しております。地理的事情もございます。これは歴史的な経過ということだろうと思っておりますが。

 こうした中で、東海警察署及び半田警察署の管内である大府市及び東浦町は、南海トラフ地震の際に、津波による浸水が予想される地域が存在しており、各自治体との連絡調整や発災直後の迅速な対応に課題があります。大規模災害時の拠点確保の必要性という点であります。

 そこで、知多半島における住民の利便性の向上及び災害時の活動拠点の役割を果たすため、この度、大府市内への警察署の新設に向けた検討を開始することといたしました。

 今後、具体的な調整を地元自治体等と進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 なお、参考資料としてですね、お配りしておりますが、管轄区域が、今、左側といいますか、左下の表にありますが、こういった形になっておりまして、半田署が一番大きくね、6市町ということでありますが、こちらの伊勢湾側に4か所ということになっております。人口も、この上の表でありますが、それが今回、右下の図のように、大府(市)・東浦(町)ということで、警察署を大府市内に設けますと、人口のバランスもですね、上から2番目の表でありますが、取れてくるということでありまして、そういう形で検討したいということでございます。

 今後ですね、その場所につきましては、大府市・東浦町と連携を密にして、適切な場所を検討していきたいというふうに考えております。

 なお、(供用開始)時期、それから警察官の定数や建物の規模などについては、今後、検討していくということでございます。

 なお、この新しい警察署の建設要望につきましては、1988年、昭和63年から継続して大府市、東浦町から警察署新設の要望を受けております。ということでありますので、34年間ということですかね、34年間受けているということでございます。

 具体的な調整はこれからということでありますので、今後、両市町と綿密な調整を行っていきたいというふうに考えております。

 なお、警察署の新設につきましてはですね、直近では、2005年の2月1日に中部空港警察署が新設をされております。その前にはですね、1995年、平成7年に知多警察署が開設をされております。

 現在、県内は45の警察署がありますので、これが46番目ということになろうかと思っております。

 なおですね、現在、順次ですね、老朽した警察署の建て替えを行っておりまして、先般ですね、津島警察署の竣工(しゅんこう)お披露目(ひろめ)をやりました。これは先月だったかな。先月にやりましたけれども、実際の供用開始は、皆様に御覧いただいたのは、中にまだ資材とか、いわゆるロッカーも棚も机も何にも入っていない、がらんどうのところを見ていただいた。そうでないとね、やっぱり警察はセキュリティがありますので、セキュリティのあれを動かしてからはちょっと中に入っていただくわけにいきませんのでね。留置所も含めてですね、御覧いただきましたが、その後、中に機材等を入れまして、8月29日、8月29日って今日だな。今日からか。今日から供用ということでございます。

 現時点でですね、来年のオープンを目指して豊川警察署、それから岡崎警察署、半田警察署、一宮警察署、瀬戸警察署の建替整備を順次進めているところでございます。順次進めておりますので、それに加えてですね、今回、この大府(市)・東浦(町)に新たに警察署を開設するということで準備を進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございまして。

 なおですね、半田警察署の建て替え、老朽化への対応とか狭あい化の解消を目的とした建て替えにつきまして、現在、設計を行っておりまして。2021年度、昨年度は基本設計、今年度は実施設計を行っておりますので、この半田警察署の6市町の管轄から東浦(町)を抜くということになりますと、5市町ということになりますので、この設計から見直していかなきゃいけませんので、ちょうどこのタイミングがぎりぎりのタイミングかなということでございます。

 ということで、なので、東海署から大府(市)を、半田署から東浦(町)を(新設する警察署の管轄)ということにして、一つにして、そして半田署が5市町ということになりますので、定員・定数、そして規模もですね、そうした形で見直しをしていきたいということでございますので、よろしくお願いします。

 なおですね、今後の検討でありますが、やはりこの知多半島5市5町の警察署の担当人員等については、基本的には今の現状をですね、前提にしながら検討をしていきたいということと考えております。もちろん、県内の他地域との人口規模に対する警察官の比率というのもありますのでね、そういったものを含めて検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 それがまず1点目ということでございます。

(2)松平健さんへの「高齢者交通安全広報大使」任命について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/kourei-taidan.html)

 続きまして2点目、松平健(まつだいら けん)さんへの「高齢者交通安全広報大使」の任命についてであります。

 9月の14日水曜日から20日火曜日までは、「高齢者交通安全週間」であります。

 愛知県では、昨年、3年連続で全国ワースト1位を回避いたしました。昨年の交通事故死者の内訳を見ますと、6割以上が65歳以上の高齢者となっておりまして、今年も、7月末現在、交通事故死者に占める高齢者の割合は約半数となっております。

 また、その約7割が「歩行者」及び「自転車」の事故となっております。

 そこで、愛知県では、高齢者の交通事故を防止するため、「高齢者交通安全週間」を機に、豊橋市出身で俳優の松平健さんを、2020(年)、2021年に続いて、高齢者交通安全広報大使に任命をいたしまして、「オーレ!愛知県 高齢者交通事故防止」をキャッチコピーとした啓発活動を展開してまいります。

 特に呼び掛けていきたいのは、「(1)自転車利用者・歩行者に対するヘルメット及び反射材の着用」、「(2)高齢運転者に対するサポカーS(エス)の活用」、「(3)運転に不安を感じる方に対する運転免許証の自主返納及びサポートカー限定免許の申請」の3点であります。

 松平さんには、ラジオCM、コンビニエンスストア及びレストランなどのレジモニター広告・店内BGM、ポスター、リーフレットなど、様々な形で、高齢者に対する交通安全の呼び掛けを行っていただきます。

 また、9月の13日には、松平さんに愛知県公館にお越しをいただきまして、午前11時30分から「高齢者交通安全広報大使任命式」を行った後、私と松平さんで高齢者の交通安全に関する対談を行います。

 対談の様子は、9月下旬頃からYouTubeチャンネル「あいちの地域安全 愛知県」にて配信いたしますので、是非、御覧をいただきたいと思います。

 松平健さんのお力添えをいただきながら、「高齢者交通事故ゼロ」へ向けて、しっかりと取り組んでまいります。

 ということでございまして、今私が申し上げたことがこの資料になっておりますので、また御覧をいただければというふうに思っております。

 1枚目が概要であります。2枚目がですね、啓発活動の内容で、今私が申し上げたことであります。また、参考に松平健さんのプロフィールもですね、載っけておりますので、よろしくお願いいたします。

 ここにありますようにね、2015(年)、2016(年)、2017(年)と愛知県の観光PR動画「モノスゴ愛知でマツケン(待つ県)」に御出演をいただいております。そして、2020(年)、2021(年)、そして2022(年)とですね、愛知県高齢者交通安全広報大使として御活動いただくということでございます。

 ということでございまして、豊橋市出身のね、松平健さんには大変お世話になっております。またこういう形でもですね、また交通安全でもお世話になるということで、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 資料がね、ありますので、また御覧をいただければというふうに思っております。

 この「マツケンサンバ(2」オリジナル反射)ストラップを去年作ってお配りしましたら、大変好評でございましたんでね。あれはちょっと、予算の予備費で急きょやったのかな。ということでございまして、毎年やるものではありませんけれどもね。いろんな交通安全イベントなどでお配りしましたら、基本、あっという間になくなってしまいましたけれども。また何かいろいろあればですね、考えたらどうかなと思っておりますが、よろしくお願いいたします。

 松平健さんはね、豊橋市出身で、非常に県民の皆様にも親しみやすい存在であるということと、時代劇、マツケンサンバなどでですね、全ての世代で認知度が高いということと、プロフィールにもありますように、もう、1953年生まれなので60代後半ということで、若くてお元気ですけどね、一応、年代的には高齢者の分類に入りますので、その立場からのメッセージを発信していただくということで、お願いをさせていただいているということでございます。

 2021年はね、「高齢者交通安全奉行」としてね、活動をいただいたということでございますし、「マツケンサンバ2」オリジナル反射ストラップを、今年の4月から6月の3か月間で、いろんなね、交通安全啓発活動の啓発品としてですね、お配りもさせていただき、大変好評であったということでございます。

 引き続きですね、今年も松平さんに広報大使として活躍をいただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。

(3)2022年度「大村知事と語る会」の開催について

(https://www.pref.aichi.jp/press-release/20220915katarukai.html)

 続きましてですね、最後、3点目でございますが、2022年度「大村知事と語る会」の開催についてであります。

 県政の様々なテーマについて、その分野で活躍されている方々と私が直接語り合う、県政懇談会「(大村)知事と語る会」を、9月15日の木曜日に開催します。場所は、この場所、(愛知県庁)本庁舎の講堂であります。

 今回のテーマは、「未来へつなぐあいちのデジタル人材~イノベーションの創出に向けた人づくり~」であります。

 今回の語る会では、企業や学校等でデジタル人材の育成に携わる方や、デジタル技術を御自身の活動分野で生かされている方など、6名の皆様にお集まりをいただきます。

 意見交換者の皆様を五十音順で御紹介をさせていただきます。別紙「意見交換者のプロフィール」を御覧をいただきたいと思います。

 資料のね、1ページがその概要、9月15日午後1時から(午後)3時前までと。(場所は)講堂。それから、(テーマは)「未来へつなぐあいちのデジタル人材」ということでございます。そして、御参加の6名は「4( 知事との意見交換者)」ということでございますが、その3ページからプロフィールと写真がございます。

 まずはですね、お一人目、自動運転の社会実装を目指して、名古屋市内中心部を始め様々な場所で実証実験を行っている、WILLER(ウィラー)株式会社R&D Dept.(アール・アンド・ディー・デパートメント)マネージャーの池あい子(いけ あいこ)さんということでございます。

 お二人目、工場自動化に向け、ロボット導入を円滑に仕様管理するツールのですね、「ROGEAR」(ロギア)の開発・運営をされている、株式会社ファースト・オートメーション代表取締役兼CEO(最高経営責任者)の伊藤雅也(いとう まさや)さんでございます。

 そして4ページです。3人目、自動車用部品などの製造工場において、IoT稼働モニタリングシステム導入による改善活動などを統括されている、株式会社オーテック取締役統括部長の小川大佑(おがわ だいすけ)さんであります。

 そして、(4)(4人目)、きゅうり栽培において、データを基に栽培管理や労務管理を行うなど「データ駆動型農業」を実践されている、JA西三河きゅうり部会改革プロジェクトサブリーダーの下村堅二(しもむら けんじ)さんであります。

 そして、5ページね、5人目の方、昨年度、第59回技能五輪全国大会に出場し、ウェブデザイン職種で銀賞を受賞された、愛知県立愛知総合工科高(等学)校専攻科1年生の戸田駿太(とだ しゅんた)さんであります。

 それからですね、6人目、ロボットを活用した様々なプロジェクトやイベントの企画・運営をされている、愛知工業大学ロボット研究ミュージアム客員講師の西山禎泰(にしやま よしやす)さんであります。

 の6名でございます。

 本県では、「Aichi-Startup戦略」に基づき、スタートアップを起爆剤としたイノベーション誘発の土壌となる「スタートアップ・エコシステム」の形成・充実を図るとともに、「あいち産業DX推進コンソーシアム」を設立し、人材育成支援や企業マッチング支援などの施策を地域一体となって展開をしております。また、今年12月に開催する「高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」等の競技大会や、スマート農業の推進等を通じて、次世代を担う産業・人材育成への支援に取り組んでおります。

 今回、現場で活躍されている皆様から、日々の活動内容や、活動の成果・課題、今後の展望など、生の声を聴かせていただけることと期待をいたしております。

 なお、あわせまして、当日御参加いただく傍聴者10名を、本日から募集いたします。

 また、この語る会はユーチューブライブでも生配信を行いますので、是非そちらでも御覧をいただきたいと思っております。

 ということでございまして、9月15日木曜日、午後1時から2時間弱程度ということでございます。よろしくお願いをいたします。

 この「(大村)知事と語る会」は、ちょうど2011年度、私が就任してからずっとやっておりまして、今年は「デジタル人材」をテーマとすると。昨年度は「『SDGs未来都市』(の推進)」をテーマとし、2020年度、2年前は、「コロナを乗り越え、愛知から日本を元気に」という形で、テーマを毎年決めてですね、やらせていただいております。今年もしっかりとやっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上でございます。

2 質疑応答

(1)大府市内への警察署の新設に向けた検討について

【質問】 新しい警察署の新設に向けた検討の話の中で、両市町を所管する警察署から距離があるということですが、この距離はどのぐらいなのでしょうか。あとまた、この距離だと、(警察として)迅速に対応できない、住民としても遠くて諸手続が面倒くさいみたいな声があったということでしょうか。

【知事】 距離って、どういう意味ですか。

【質問】 具体的に、「両市町を所管する東海警察署及び半田警察署から距離があります」というのは、どれぐらいの距離でしょうか。

【知事】 この地図を見ていただければね、分かりやすいと思います。

 この資料のね、ところに、警察署の場所を落とし込んでありますけれども、東海署、東海(市)・大府(市)が今、東海署(の管轄)ですが、東海署からやはり、東海市でもちょっと臨海部に近い方にありますのでね。でございますし、半田署も、半田(市)から東浦(町まで)、やはり少し距離が、半田(市)の街中ですからね、距離があるということで。両方ともですね、いずれの署も、大府(市)・東浦(町)からは10キロ(メートル)以上は離れていると、市街地からはね。ということでございますので、やはりですね、いざというときにはできるだけ近い方がいいということを含めて、今回そういう御要望。

 1988年からずっとですね、大府・東浦両市町から警察署開設のですね、御要望を頂いておりますので、そういったことも踏まえて、今回、このね、大府署(仮)の新設検討に踏み切るということにさせていただいたということであります。

 

【質問】 ずっと要望があったということが、もちろん背景にありますが、そうした中、なぜこのタイミングなのでしょうか。

【知事】 これは、最初にも申し上げましたけれどもですね、現在ですね、老朽化、それから狭あい化への対応ということで、半田警察署の建て替えを決定をしですね、今、設計業務を行っておりまして。昨年度は基本設計。最初は、2020年度にいわゆる地質調査、ボーリング調査。最初はそれからやって、次に基本設計をやって、それを受けて実施設計、いわゆる詳細設計ですね、建築の前提となります。今年度は実施設計なんですね。

 なのでですね、この実施設計を今のままの前提でやりますと、半田警察署は現地建て替えで、今、一時期移転をして。もう移転しているんだよな、半田警察署。移転中だよね。

【愛知県警察本部財務統括官】 移転はしていないです。

【知事】 違う、違う。一部移転というか、住吉(すみよし)神社のところの社務所(の土地)を借りてるんだろ。

【愛知県警察本部財務統括官】 一部は。

【知事】 一部な。一部ね。ということなんですね、現時点で。

 そうすると、今そういう状況の中でですね、実施設計というのは全部、工事を発注する前提でがちがちに設計を組みますから、このタイミングでないとですね。要は、6市町から東浦町が外れるということになりますと、やはり人数も含めて、やっぱり規模も少し見直さないけませんのでね。ということで、今年度が実施設計なんで、今年度のちょうど、この半ばぐらいがちょうどタイミング的にはね、設計に盛り込むというタイミングではぎりぎりということだったかなということでありましたので、この段階でですね、大府(市)・東浦(町)を担当する新たな警察署の新築ということにさせていただいて、その分ですね、当然、対象の人口、面積が減ればですね、やはりそれに合わせた規模にできますので、年度半ばでありますが、このタイミングで出させていただいたということでございます。

 この点も含めましてですね、とにかく、まずは半田警察署の規模感といいますかね、半田警察署の設計を固めないといけませんので、そちらのところから、このタイミングでの発表ということにさせていただいたということでございます。

 

【質問】 大府市と東浦町を一緒にすることに何か理由はあるのでしょうか。何か一部で関わり合いがあるというような話もあるんですけども、この二つが一緒になる理由で、もし何か言えるものがあればお願いします。

【知事】 これはあれか、前から要望がそうだったんだな。

【総務局長】 はい、そうです。

【知事】 最初からね。

【総務局長】 はい。

【知事】 1988年の段階では、まだ知多署はできてなかったな。

【総務局長】 はい、まだです。

【知事】 知多署はできてなかったんですが、大府(市)が東海署、そして東浦(町)は半田署ということでありまして、やはり両方とも、さっき申し上げたように両方とも10キロ(メートル)ぐらい街まであるということと、そういうことで、単独ではね、大府(市)も東浦(町)も、両方とも10万人に届きませんので、単独ではできないので、固まれば一つできると。ですから、ちょうど大府(市)と東浦(町)の真ん中ぐらいに作ってほしいということで、もう34年前から御要望いただいてきたということがありますので。それを受けてですね、私どもで検討させていただいて、ちょうど知多半島は5市5町で成り立っておりますので、そういうことからいたしますと。

 あと、この参考資料にありますように、そうした地理的なこと、それから人口的にもですね、やはり半田署が少し大きくなっておりますので、半田署と東海署を分散するという意味からも、ちょうどいい人口バランスにもなるんではないかなと。

 地理的にも、人口バランス的にもね、いいのでないかということで、ちょうど大府(市)、東浦(町)の街の中間ぐらいのところにね、今回、(新設することを)検討させていただくということにさせていただいたということであります。

 

【質問】 警察署の件ですが、これは9月補正で調査費を盛り込むのでしょうか。

【知事】 この点につきましてはですね、何らかの形でですね。ですから、これまでずっと警察署の新築等々につきましてはですね、最初は、やはり地質調査のボーリング調査から始めて、それを受けてですね、その後、基本設計、実施設計、それから建築工事の発注と、こういうふうになりますので、まずは地質調査ですね、そういったものの予算をですね、一部、当初はそんなに大きくありませんが、この9月議会には(補正予算として)計上をしていければというふうに思っております。

 

【質問】 場所はある程度決まっていると考えてよろしいでしょうか。

【知事】 場所等につきましてはですね、これはやはり大府・東浦の両市町とですね、よく相談をしていきたいというふうに考えております。

 

【質問】 名称については、参考資料に「大府署」とありますけれども、「大府署」という名称でよろしいでしょうか。

【知事】 これはまだ全くの「仮」ということでございますので、今後ですね、これは大府・東浦両市町が対象ということでありますので、よく相談をしていきたいというふうに思っております。

 ただ、警察署の場合は、今まで地名以外は使ったことないよな。

【総務局長】 ないです。

【知事】 ないんだよね。

 最近は、特別支援学校はいろいろ、この間できた「瀬戸つばき(特別支援学校)」とか、大府は「大府もちのき(特別支援学校)」だったっけ。「大府もちのき」とかね。いろいろ、そのところどころの地名にあやかってといいますか、その地域の特色にあやかって作っておりますけれども、警察は地名以外ないな。

【総務局長】 ないです。

【知事】 ということであります。

 

【質問】 供用開始時期は今後ということでしたが、心づもりとしては、5年後とか、具体的なお考えはありますか。

【知事】 ちょっとこれは、実際に建設する場所のですね、やはり土地の整備状況ですね。今、現状がどうなってて、要は、土地の造成から要るのか、それともすぐ建てられるのかということにもよりますし、やっぱり、まずは地質調査のボーリング調査からやりますのでですね。そういたしますと、そこの地質状況にもよりますのでね、少しやっぱり不確定なことはありますが。まずはやはり地質調査なり、調査費を出して、そこで場所をある程度確定をして、少し地質のボーリング調査をやって、その上で、ここで大丈夫だということになれば、警察署の場合、大体、県の公共施設、建物はそうですけれども、特に警察署の場合は、基本設計で1年、それから実施設計で1年、それから建設で2年から3年という形になっておりますね。ですから、そういう形になってこようかというふうに思っております。

 ですから、今から5年から6年ぐらいということじゃないでしょうかね。

(2)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナに関して質問です。政府が、重症化リスクのある方以外は人数と年代別に絞って把握をしていくような簡略化を認めるという方針を示しています。今日までに簡略化する都道府県は届け出ることになっていると思いますが、届出をするお考えは今の時点でありますか。

【知事】 あれは、今日までなの。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 今日までに届出をすれば、31日に適用されます、最初の週は。

【知事】 最初はでしょ。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 はい。それ以降は今週末です。

【知事】 その後は順次だろ。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 順次です。週末を期限にして。

【知事】 だから、そういう意味では、別に今日までで全部終わりということではないですよね。

 だから、私は当初から申し上げておりましたが、一つはですね、やっぱりそもそも論としては、やはり、県別にそれぞれ、ばらばらとやることがいいのかということでありますのでね。

 やはり感染症なんで、やはりある程度全国統一的にですね、対応していくということが必要ではないかということが1点と、私どもとしてはですね、当初から申し上げておりますように、この高齢者と重症化リスクの高い方はもちろんでありますけれども、私どもは、陽性が確認された方につきましては、全ての方に対してですね、ショートメッセージを送らせていただいて、こういったサービスが受けられますよということでね。いわゆる宿泊療養のサービスがありますよと、それから配食サービスがあります。それから、パルスオキシメーターを配布することができますよと。それと入院調整といったことがあれば是非また御相談をいただきたいということで、お一人お一人にショートメッセージをね、送らせていただきます。ですから、そういう携帯(電話)、スマホ(スマートフォン)を持っておられない方は、電話をかけているんですよ、固定電話に。これは民間の事業者に委託をさせていただきましてね、そういう軽症・無症状の方に対しては。

 そういった、いわゆるファーストタッチという形がね、できなくなるのはいかがなものかと。やはりそこは必要ではないかということは、私は最初から申し上げておりますので、そこのやり方を含めてですね、国からこの間、説明を受けましたので、そういう意味では、高齢者と重症化リスクの高い方については、当然、今までどおりですね、全項目についてHER‐SYS(ハーシス。新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)に入力し、それがこちらにやってくるということでありますが、それ以外の方についてはですね、今後は人数と年代別だけになってしまうということになりますと、我々はちょっと、そのショートメッセージが送れなくなりますから、それはいかがなものかということで、引き続きそれは送れるようにですね、対応していきたいということでよろしいですね、ということをですね、医療関係の皆様に意見を聞いてみたいということでありますので、今今、意見を聞いているということでございます。

 ということでありますので、今日がその最初の、いわゆる簡素化のね、締切りということであれば、今日それを申し入れるということはないということでございますし、今日でなくても、その後でも、いわゆるショートメッセージですね、ファーストタッチができなくなるということについてはですね、それはいかがなものかなというか、そういうことにはならない、そういうことにはしないということかなと思っておりますので、今回の国のやり方で、いわゆる高齢者、重症化リスクのある方以外の方をですね、人数と年代別だけにしていくということについては、乗れないということかなというふうに思っております。

 でもって、医療関係の皆様にはそういうお話をさせていただき、おおむね御理解をいただいているというふうに考えております。

 

【質問】 今出されています「BA.5対策強化宣言」について、今後の見通しを教えていただけたらと思います。8月31日まで期限となっていますが、延長等についてはいかがでしょうか。

【知事】 これについてはですね、8月31日ですから、この水曜日までということになっておりますが、やはり今の現状、この週末もですね、皆様に御報告させていただきましたが、昨日が、1週間前の1万4,600が9,600ということで、ほぼ5,000近く減って、大体この先週後半ぐらいから減少傾向は顕著になってきて、4,000、5,000と減ってきてですね、おりますがですね、それでも、まだ1万見当であるということ。1週間を平均すればですね、(過去)7日間平均では、まだ1万3,700という、これはあれか、もうちょい、1日前の数字だな。まだ1万3,000とかね、そういう状況でありますから、そういう意味で、この8月31日までが「BA.5対策強化宣言」ということでございます。

 したがって、これをどうするかということでありますが、今、関係の皆様の御意見をお聞きをしておりますが、やはりこの「BA.5対策強化宣言」は延長をせざるを得ないというふうに考えております。

 それにつきまして、どれぐらいの期間にするかも含めてですね、今、協議・調整を行っておりますので、近いうちにですね、この「BA.5対策強化宣言」の期間の延長ということについてですね、御報告できるというふうに考えております。

 あわせてですね、これを延長することにつきまして、やはり愛知県の新型コロナ(ウイルス)感染症対策本部会議も開催をして、現状の感染状況の報告と、そしてまた、この「BA.5対策強化宣言」を9月以降も延長しですね、対策を引き続きしっかりやっていくということをですね、申し上げていきたい。その上でまた医療関係の皆様にも御意見を頂き、更に広く県民の皆様には周知をしていきたいというふうに考えております。

 

【知事】 先ほども少し申し上げましたが、この全数把握ですね、ということでありますが、私どもとしてはですね、いわゆる高齢者、重症化リスクを持っておられる方につきましては、引き続きですね、HER‐SYSの入力、届出をですね、医療機関の皆様にお願いをし、それ以外の軽症・無症状の方等につきましても、やはりファーストタッチでの連絡、ショートメッセージでの連絡をですね、やはり引き続き、これは進めていきたい、やっていきたいというふうに思っております。

 その場合には、そのショートメッセージを送らせていただいた場合には、いわゆる宿泊療養のサービス、また、配食サービス、それから医療機関への受診調整、それからまた移動のね、タクシーサービス、配車サービスなども含め、そしてパルスオキシメーターの貸出しも含めてですね、そういったサービスがありますよというやつを、やはりお一人お一人には直接お届けはしたいと思っておりますので。

 高齢者、重症化リスクの(ある)方は入力項目が11あるわけでありますが、それを今、医療機関に入力してもらう。それからまた、なかなか医療機関でですね、医療機関といいますか、クリニック等々で人手間が足らないということも含めて、そういった方はですね、入力がちょっと手間で大変だという方は、ペーパーでですね、FAXでいただければ、これは保健所が入力しているんだな。保健所がね。ということでやっております。

 のでですね、負担について、ですから、やはりクリニック等々でですね、やっぱりなかなか、特に、お医者さんがね、少し御高齢で、ふだんからこういうパソコン等々にあんまり手慣れてないという方とか、また規模的にやはりそういった入力の人手間をですね、確保できないといった方は、FAXで送ってくれればうちでやるということで、ずっと代わりにやっておりますので。

 でございますが、引き続きですね、この11の入力項目をやはり少しこう、大分減らしてですね、半分ぐらいに減らして、半分ぐらいに減らしてですね、とにかく名前とね、名前と性別と生年月日とね、それから住所と。氏名、住所、生年月日、性別と電話番号ぐらいは頂いて、あとはもう簡略化して。それでも届きますからね、そういった形で対応していこうというふうに考えております。

 というふうに考えておりますのでですね、その旨をですね、今、医療関係の皆様に意見を聞きながら、今、調整をしているということなので、それをまた、できるだけ早くそれを調整してですね、そういう形で。それだけでも負担軽減になると思いますのでね、項目をね、半分に減らせばね。ということでやっていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、今日、午前中は以上とさせていただきます。

 なお、先週申し上げましたが、入院状況等、今までは職員が夜なべと朝、朝は何時頃来ているんだろう。(午前)6時や7時ぐらいに来てるのか。早出をしてですね、(午前)7時前ぐらいに来て一生懸命作業をやって、朝9時に私に報告して、(午前)10時の会見に間に合わせる。やっぱり通常の出勤で、ちょうど昼ぐらいに入院状況等の整理をするということに先週からさせていただきました。

 ですから、2年半以上そうしてやってきたということなんで、そこはやはり少し合理化させていただきますので、今日の感染状況とそして入院状況などなどにつきましては、今日午後、いつもの時間、3時40分に御報告をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。