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2022年11月7日(月曜日)午前10時

ページID:202211007 掲載日:2022年11月14日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 皆様、おはようございます。11月7日月曜日のですね、11月最初の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(1)ジブリパーク開園に伴う関連イベントについて

 先週の火曜日、11月1日にジブリパークがオープンいたしまして、これで6日たちます。今日もやっておりますね。11月3日、5日・6日と、休日、祝日もありましたが、特に、順調にね、混乱とかもなく、渋滞もなく、順調にきているということでございます。

 また、5日・6日、土日はですね、夕方5時から、5日がね、井上(いのうえ)あずみさんね、「(となりの)トトロ」の関係のコンサート。それから6日、昨日は本名陽子(ほんな ようこ)さん、「耳をすませば」ということで、コンサートは楽しく。コンサートの後、上映会をやってね、大変皆様、多くの皆様に喜んでいただいたということでございます。ちょっと寒かったですけどね、私も連日参りまして御挨拶を申し上げました。また大いにね、楽しんでいただきたい。

 それから、今週の11日・12日・13日、金土日は「あいち市町村フェア」ということで、まず初っ端(ぱな)、愛知・名古屋ということで。出展ブースも一番多いんで盛り上がると思いますし、12日土曜日5時半から県政150周年花火大会もあります。それから、12日・13日、土日にマーチングバンドがですね、高校生及び幼稚園のマーチングバンドを含めて、高校生が主力ですが、八つのマーチングバンドがありますし、最後、締めは天理教の愛町(あいまち)分教会のですね、マーチングバンド。これは日本一でありますから。ということでマーチング。ステージでやっていただいて、600メーター西口に向けてね、マーチングをしていただくということで、またね、多くの皆様に御覧いただいて楽しんでいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、発表事項にまいります。

(2)県政150周年を記念したブルーインパルス展示飛行の経路決定及びフォトコンテストの作品募集について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/blue-route-photo.html

 まず1点目でございまして、県政150周年を記念したブルーインパルス展示飛行の経路決定及びフォトコンテストの作品募集です。

 1872年、明治5年11月27日に現在の愛知県が誕生して150周年です。この150周年を記念して、11月26日土曜日にブルーインパルスの展示飛行について、やるということは申し上げておりましたが、この度、飛行経路が決定しました。

 飛行経路は、小牧基地を出発した後、犬山城、そしてジブリパークが開園した愛・地球博記念公園、岡崎城、新城インターチェンジ・もっくる新城、それから豊橋の吉田城址、そして名古屋城の各周辺の順に県内を広く飛行するルートとなります。それぞれの通過地点でスモークを焚(た)いて編隊飛行を実施する予定です。

 また、通過地点の最後となる名古屋城周辺の上空では、6機のブルーインパルスが白いスモークで空に絵を描く「演目」を実施をいたします。名古屋城周辺上空での演目については、Webでライブ配信も行う予定です。視聴URLは、後日Webサイトでお知らせをいたします。

 観覧スペースは設けません。基本的な新型コロナウイルス感染症対策を守り、特定の場所への密集を避け、広く分散して御覧をいただきますように、御協力をお願いをいたします。

 当日は、あいち航空ミュージアム前の屋外エプロンにおいて出発式を開催し、私も含め、関係者の皆様と共に、ブルーインパルスの出発を見送りたいと思います。

 あわせて、県内各地を飛行するブルーインパルスを思い出として残して振り返ってもらうため、フォトコンテストを開催いたします。

 募集期間は、展示飛行当日の11月26日から12月25日までの1か月間であります。募集開始日に開設されるあいち航空ミュージアムWebサイト内のエントリーフォームから、11月26日土曜日に飛行するブルーインパルスを撮影した写真デジタルデータを添付をして、御応募をいただきたいと思います。皆様からのたくさんの応募をお待ちをいたしております。

 ということで、資料を御覧いただきますとね、飛行ルートがこういう感じになりますね。小牧(基地)から犬山(城)、万博公園(愛・地球博記念公園)、岡崎城、新城(インターチェンジ・もっくる新城)、吉田城(址、よしだじょうし)、それからぐるっと戻って名古屋城上空で演目をやるということでございます。

 2ページがその演目ですが、名古屋城の上では、「さくら」、「ビッグハート」、「レベル・サンライズ」ということでございまして。各通過地点ではこういう形(「デルタ・ローパス」)、スモークを出して飛んでいくと、編隊飛行で飛んでいくと、こういうことでございますね。

 ということで、6機のね、ブルーインパルスに来ていただくということでございますので、よろしくお願いします。

 それから、資料3ページがブルーインパルスのフォトコンテストの開催ということでございます。1か月も応募期間がありますのでね、また是非多くの皆様に御応募をいただければというふうに思っております。

 ということで、資料でございますね。またこれも御覧をいただければというふうに思っております。ということでございますので。

 通常こういうブルーインパルスの展示飛行というのは、小牧基地の基地祭(航空祭)とかね、いろんなイベントの会場などで、1か所の上でこうやることはあります、多いんですが、今回のように県全域を巡る広範囲の展示飛行は、ないことはないのかもしれませんが、珍しいと、珍しいと。多分、こんな何か所もぐるぐる回ってやるっていうのは多分初めてかもしれませんけどもね、有り難いことでございます。

 ということで、演目はやりますけども、いわゆる宙返りとか横転、反転を伴う「曲技飛行」と言われる飛行はしないということでございます。

 ということで、よろしくお願いをいたします。1点目でございます。

(3)「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」の出展者募集開始について

 (https://www.pref.aichi.jp/press-release/sms2024shuttenboshu.html)

 続きましてですね、2点目でございます。発表事項の2、「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」(スマート・マニュファクチャリング・サミット・バイ・グローバル・インダストリー)の出展者の募集開始についてであります。

 2024年3月、愛知県国際展示場「Aichi Sky Expo」で開催予定の産業展示会「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」について、本日から出展者の募集を開始しますので、お知らせをいたします。

 「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」こと「SMS」は、Aichi Sky Expoの運営会社の代表企業であるフランスのGL イベンツがフランスで開催するヨーロッパ最大級の産業展示会「グローバル・インダストリー」の日本版として、同社が主催し、開催されます。

 本県とGL イベンツは、新たな産業展示会の立ち上げに関する覚書を締結しており、私が今年5月にパリで開催されたグローバル・インダストリーを視察した際、GL イベンツからSMSを愛知県で開催することが発表されました。私もその場に立ち会い、日本一のモノづくり産業の集積地である愛知県の産業特性や主要プロジェクトなどをPRしてまいりました。

 SMSでは、「Moving towards the future(ムービング・トゥワーズ・ザ・フューチャー)~未来の移動~」をテーマとして、AIやIoT、ロボットなどのスマートマニュファクチャリングやスタートアップに関する展示や会議などが行われ、国内外合わせて約250(社)の出展を予定をしております。

 この度、SMSのうち、スマートマニュファクチャリングの最先端技術等を展示する「SMART MANUFACTURING EXPO」(スマート・マニュファクチャリング・エキスポ)に出展する国内外企業等200社を募集をいたします。

 本県の強みである自動車、航空宇宙、ロボットを始め、エネルギーやカーボンニュートラル、デジタルなどの最先端の技術・製品を有する、国内外の多くの企業の皆様からの御応募をお待ちしております。

 このSMSが、日本とヨーロッパをつなぐ日本初のB to B製造業向けイベントとして、ビジネスマッチングの機会やイノベーションの創出につながるよう、本県としても引き続き協力をしてまいります。

 ということでございまして、資料にありますように、「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」、2024年3月、Aichi Sky Expoで、ということで、先般5月に私がフランスのグローバル・インダストリーに参りましたときに、GL イベンツの社長さんからその発表があったということでございます。

 ということで、1ページにありますが、テーマ・コンセプト「Moving towards the future~未来の移動~」ということで、(1)BUSINESS SUMMIT(ビジネス・サミット)、(2)START-UP SHOWCASE(スタートアップ・ショーケース)。

 2ページ、(3)SMART MANUFACTURING EXPO、ここに200社に展示をしていただきたいということで募集するということであります。((4))SMART FACTORY DEMONSTRATOR(スマート・ファクトリー・デモンストレーター)、((5))SMART FACTORY TOUR(スマート・ファクトリー・ツアー)ということでございまして。募集区分が(資料の)2でございます。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。

 3ページがその(応募)方法等でございます。

 4ページが「グローバル・インダストリー」の概要ということでございます。これはパリとリヨンで隔年で開催しているということで、ヨーロッパ最大のこうした産業展示会ということでございます。

 また、資料も付いておりますので、また御覧をいただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということでございます。これが二つ目でございます。

(4)第1回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の開催について

https://www.pref.aichi.jp/press-release/robot-si-league/daiikkaikyougikai.html

 そして三つ目です。第1回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会の開催についてです。

 愛知県では、昨年度に開催したロボカップアジアパシフィック2021あいち、ワールドロボットサミット2020の成果を継承し、モノづくり現場の自動化を担う「ロボットシステムインテグレータ」、通称「ロボットSIer(エスアイアー)」の人材創出を目的として、今年度から「高校生ロボットSIリーグ」を実施しております。

 この度、12月10日土曜日及び12月11日日曜日に、「Aichi Sky Expo」において、高校生ロボットSIリーグの集大成として、「第1回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」を開催しますので、お知らせをいたします。

 競技会では、愛知県(立)の工科高校9校と、栃木県立の工業高校1校の計10校の参加チームが、ロボットシステムインテグレータ企業から指導や助言を受けながら、4月から約7か月かけて組み上げたロボットシステムを競います。

 また、競技会のサイドイベントとして、初心者でも楽しめるプログラミングやドローン体験のできるワークショップを無料で行うほか、企業や大学による産業用ロボットなどのロボット展示を行います。

 是非、白熱した競技会や様々なワークショップ、最先端のロボット展示を通じて、ロボットを身近に感じていただきたいと思います。

 また、未来を担う子供たちにとっても、かけがえのない経験を得ることができる機会となるものと確信しております。Aichi Sky Expoへ是非お越しください。

 ということで、資料は今私が申し上げたとおりでございまして、12月10日・11日ということで、高校生の競技会ということでございまして。ワールドロボットサミット(2020)、ロボカップアジアパシフィック(2021あいち)のレガシーということでね、去年、デモ大会をやりまして、今年は年度当初から募集をして、10校にやっていただくということでございます。

 2ページ、3ページは、ステージイベントなどもやりますし、サイドイベントもやるということで、4ページが大学との連携(コンテンツ)、企業・団体ブース。会場レイアウトは5ページということでございます。

 ちらしもありますので、また是非ね、御覧をいただき、御参加をいただければというふうに思っております。

 全国初の高校生競技会。それから、各高校上限10名のチーム制で実施をいたします。

 各チームは、県内のロボットメーカー3社、(株式会社)デンソーウェーブ、(株式会社)FUJI(フジ)、三菱電機(株式会社)、資料の2ページですけどね。ということで、それぞれこういう機械をね、デンソーウェーブはボールペンの組立て、FUJIがお菓子の箱詰め、三菱電機がギア部品の組立てということで、機械を貸与してですね、無償貸与して、その産業用ロボット、機材を用いて、あと、部品メーカーさんからも様々な協力をいただきますが、貸与したもので、各チームには、民間のロボットSIer企業がサポーターとなって指導・助言の伴走支援を行って、チーム独自のアイデアを盛り込みながらロボットシステムの構築を行っていくということでございます。

 その競技を12月10日に競うということでございまして、協力いただく企業さんには心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。ということでございますね。

 ちなみに、愛知県のロボット製造業は、事業所数では全国1位。出荷額(製造品出荷額等)は全国2位で、出荷額1位は、巨大な日本トップメーカーがある山梨県の某会社1社でどんと稼ぎますのでね。ということで、工作機械とか何とかなると圧倒的に愛知県ですけども、ロボットというふうに集約すると、やっぱり産業用ロボットは圧倒的に山梨県の某社があれですので。ということでございますね。

 ということと、それからサポーター企業は、今のロボット提供は3社、サポーター企業は10社ありましてね。うち、愛知県内企業が9社、静岡県浜松(市)の会社が1社ということでございまして、応援していただける企業さんには大変感謝を申し上げたいというふうに思っております。

 ということでございまして、以上かな。私からは以上です。

2 質疑応答

(1)愛知県人事委員会への勤務記録の修正を求める措置要求について

【質問】 県内の小学校の教員が、勤務時間の記録をその小学校の教頭に書き換えられたということで、県の人事委員会にその修正を求める措置要求書というものを出しました。昨年の4月の時間外勤務が130時間に上ったけれども、これを78時間に、過少に書き換えられたという訴えなのですが、この件について県として調べたり対応したりする考えはありますか。

【知事】 この点につきましてはですね、ちょうど1週間前ですね、10月31日月曜日の新聞報道にね、掲載をされたということでありまして。

 私の元には事実関係の報告が来ておりまして、10月27日にこの措置要求がですね、この是正のね、措置要求が愛知県の人事委員会に、この方から、本人から、この教員さんからね、提出をされたということであります。

 現時点で、まだ受理はしていないのかな。まだ書類の外見が整うというか、何かそういったことをチェックしているんだろうと思いますけど、提出はされたと。受理がまだなのか。というふうに聞いておりますが、いずれ受理されるんでしょう。

 ということでありますが、今後はですね、この人事委員会という組織がありますから。これは、県の知事部局ではなく、県のいわゆる行政委員会ですね、第三者委員会という形で、こういういわゆる紛争事といいますか、いわゆる事実関係の確認とその是正をしてほしいということで、いわゆる救済、それぞれの、これは県の関係職員のね、救済の関係ということでありますので、そういう組織がありますのでね。

 そういう組織がありますので、その人事委員会が受理された場合には、この後、人事委員会の方が県教育委員会を通じて、この当該市町村のね、小学校ですからその管理云々(うんぬん)は当該市町村がやりますので、当該市町村の教育委員会や学校ね、その該当する学校に対して必要な調査を行い、事実関係を把握をした上で、必要に応じて適切な対応をする。是正が必要であれば是正ということになろうかと思いますが、そういったことがあるということでございます。

 そういったことで進められていくということでございますが、なおですね、こうした勤務記録を書き換えるということについてはですね、これはですね、まず何といってもですね、今、大きな課題は教員の働き方改革、長時間労働の是正ということがやはり教育関係の大きな課題になっているということでありますし、私どもですね、愛知県及び愛知県の教育委員会もですね、公立も、また私立も含めてですね、やはり教員の皆様の働き方改革、長時間労働の是正というのは大変大事なポイントだと。

 そういうことでないとですね、そこをやっぱりしっかり取り組んでいかないと、子供たちにしっかり向き合うね、時間が取れないということと、やはりそうしたある意味で厳しい労働条件のところであればね、結局、若い方が、新たな方、そういった教員を志望する方も遠慮してしまうということになってもいけませんしね。人材の確保の点でも、やはりこの働き方改革、長時間労働是正というのはもう待ったなしの課題だということでずっと、この何年も前から検討会も含めてやって、国の対応よりも先取りして、我々愛知県はやってきたということでありますのでね。

 そういう中でこういったことが、仮にこれが事実だということであればですね、これは大変、極めて遺憾なことだというふうに思っております。今回の報道がね、事実であって、勤務記録の書き換えといったようなことがね、行われるということであったとしたら極めて遺憾であり、これはあってはならないことだというふうに考えております。

 ということでありまして、愛知県におきましても、この2021年の4月からはですね、勤務時間外の在校時間の上限を月45時間、年360時間とした規則及び方針を定めて、県立学校に周知をいたしておりますし、あわせて市町村教育委員会に対しても、規則、方針を同様に整備するよう周知をいたしております。

 今回の報道を受けまして、11月4日金曜日に、県立学校と市町村教育委員会に対して、所属職員の在校等時間の記録を適切に実施するように周知徹底を図ったということでございます。

 長時間労働の是正は待ったなしの課題でありますし、今後、学校における働き方改革等、教員のメンタルヘルス対策も含めまして、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 

【質問】 知事が今おっしゃったように、長時間労働の是正というのが一つ大きな課題であると思うのですが、もう一方で、万が一長時間労働してしまった場合に、学校現場で割と日常的に管理職が時間外労働を過少申告するように求めるということがあると、この教諭は訴えているようです。これが事実であるかどうか、全般的な問題としての現状確認とか、あるいは対策を取るとか、何かお考えはありますか。

【知事】 ええ。なので、先ほど申し上げましたようにですね、この2021年4月から、勤務時間外の在校等時間の上限は月45時間、年360時間とした規則、方針を定めて、県立学校には周知しておりますし、市町村教育委員会に対しても周知しているということで、今回の報道を受けて、11月4日金曜日に改めてですね、県立学校と市町村教育委員会には、職員の在校(等)時間の記録を適切に実施するように周知徹底を図っているということでありますから、その点をしっかり周知をしていきたいというふうに思っております。

 なので、こういった事案が各それぞれのところでね、この1校だけではなくて、1校だけというのは普通はちょっと考えられないと思いますので、これをある意味でね、やはりしっかり、こういった事例があってはいかんということを念頭に置いていただきながらですよ、置いていただきながら、ある意味では他山の石としてね、念頭にして、他山の石として、これを、こういうことがあってはいかんということでですね、そこの周知をして、それは各学校現場等でね、しっかりと周知をし、チェックをして、そういうことがないように、ただしていただきたいというふうに思っております。

 そして、この件については、もう人事委員会への申立てということが行われているわけでありますので、今後ですね、愛知県人事委員会がこれを受理すればですね、その後、調査に入るということで、調査の結果、仮にですね、この勤務記録が書き換えられたといったようなですね、事実が認められればですね、これは関係者等へのですね、対応ということが行われるということになろうかというふうに思っております。是正措置が行われるということになろうかと思っております。そこは、人事委員会という行政委員会ですから、しっかりやっていくということになるんだろうというふうに思っております。

 我々は、そういったものをまた、こういったことが二度とあってはいけませんよと、各現場現場でしっかりとですね、学校現場、各教育委員会でしっかりそこは周知、把握をして、そういったことがないように徹底をしてもらいたいということをですね、改めて周知をし、徹底をしていくということになると思います。

(2)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナについてです。昨日の愛知県の感染者数が、前の週の同じ曜日と比べると、およそ1.8倍になっています。最近、増加傾向にあると思いますが、その辺りの受け止めをお願いします。​

【知事】 8月下旬、お盆明けの8月下旬をピークとしてですね、(過去)7日間平均での1日当たりが(約)1万5,900だったのが、(約)1,200までですね、10月半ばには下がる、大体12分の1以下まで下がってきたにもかかわらずですね、その後、やっぱり半月強がたってですね、7日間平均ではもう倍になっていると。半月で倍になっているということでありますので、これは大変厳しい状況だと。

 特にこの1週間がね、今、御質問があったように、直近の1週間がその前の週の大体倍ぐらいになっているということなので、大変厳しい状況だというふうに思っております。これは私ども愛知だけじゃなくて、全国的な傾向なんでね、全国的な傾向なんで、本当に厳しい状況だというふうに思っております。

 入院状況もですね、入院者が今コロナ病床で440人ぐらいまで来ていますので、昨日の段階かな。494か、ステージの1から2に行くのが。ですから、この1週間で、300人ちょっとだったのが440人まで上がってきていますから、あと50人ということなので、もう段々ステージの2、またステージの2に戻るというのが視野に入ってきていますのでね。

 今週、しかるべきタイミングで、(愛知県新型コロナウイルス感染症対策本部)医療専門部会のね、長谷川(好規。はせがわ よしのり)先生、そしてまた(愛知県)医師会、(愛知県)病院協会の皆様とちょっと相談しますが、また医療体制、入院体制をね、また強化するということもちょっと考えざるを得ないと思っております。

 そういう厳しい状況でありますのでね、県民の皆様には、やはりこれから季節も段々寒くなって、感染症がはやりやすい季節だということでもありますし、今年は季節型インフルエンザもはやるんではないかとも専門家は言われておりますので、感染防止対策をしっかりやっていただくことと併せて、やはりコロナのワクチン接種、それからインフルエンザのワクチン接種もですね、併せてできるだけ早いうちにね、お願いできればということで、その点はしっかり周知をしていきたいというふうに思っております。

(3)ジブリパークの混雑状況の改善について

【質問】 ジブリパークの関係で質問させていただきます。土日を含めて、大きな混雑などはなかったということですけれども、やはり開園後に知事もおっしゃっていましたが、「ジブリの大倉庫」の中のグッズ売場での行列というか混雑具合について、知事としては課題認識として持っていらっしゃるのでしょうか。そして、それに何かしら対応されるお考えはあるのでしょうか。

【知事】 これは、とにかくはその施設の中のですね、管理運営はジブリパーク社(株式会社ジブリパーク)がね、これは一手にやっておられるのでですね、その対応をね、対応を注視していきたいと思いますが。実はその点、とにかく11月1日(の開園)から昨日で6日間ですけど、毎日毎日、日々どんな状況かというのは報告を受けるようにしてありまして、その上で、何か課題があればね、すぐさま対応していくということでやっております。やっております。

 例えばですね、公園の中のいわゆる新たに、何といいますか、改修して設置した「(ジブリの)大倉庫」と大芝生広場の奥のところにある「三日月休憩所」のところね、テントもきれいにして、待合場所とトイレもきれいにしましたけども、ちょっと中の、下のテーブルが少ないというような御指摘を受けたんで。そこも非常に、屋根があってあれだし、非常に多くの皆様がね、こちらはもちろん公園のスペース、エリアなんで楽しんでいただきますが、お弁当を広げるようなスペースが非常に少ないということ、いわゆるテーブル、机がね、少ないということなので、早速これは増やそうということでね、指示はいたしましたとかね。

 あともう一つ、今言われた、大体ずっと順調にきて、特に渋滞もなくですね、きておりまして、そういう意味では有り難いことだなというふうに思いますが、特に「(ジブリの)大倉庫」のグッズショップのところは、わあっと並んで、初日も相当並んだということと、あともうやはり結構(レジの時間が)かかっていると。あと、(午後)5時に閉館なんですけども、大分慣れてきて、最初、(11月)1日・2日は何か6時過ぎてもっと遅くまで、結局、グッズを買う方がね、まだ並んでいるのに出ていけというわけにいかないので、待っていると。1日・2日は7時ぐらいまで並んだとか言ってたかな、ということもありましたので。

 もう実は昨日、夕方に見にいったらね、閉園時間のちょっと前でしたけど、4時半過ぎだったかな、いや5時近かったけど、行ってあれしたら、もうグッズショップのところの陳列棚を一つ取っ払って、レジの前のところのスペースを増やして、対応できるようにということとかですね、少し販売するグッズの数を減らしたとかですね、いろいろやっておりますし。また更に、それでもあれであれば、レジを増やすということもですね、考えていますということでありましたので。

 やはりこれは順次、順次ですね、改善、改良していきたいということだと思っております。思っておりますのでですね、日々日々やりながら、オペレーションをやりながら、改善、改良を加えていくということだと思っておりますので、その点ね、何とぞまたよろしくお願いしたいというふうに思います。常に常に改善、改良はしていきたいというふうに思います。

(4)新型コロナウイルス感染症について

【質問】 新型コロナに関してです。感染者数が増えてきているわけですが、第8波に入ったという認識なのか、その点はいかがでしょうか。

【知事】 ちょっとこの点はね、少し慎重に考えていかないといかんのかなと思います。

 明らかにですね、リバウンド状態で、もう既に明らかなリバウンドだというのは、もう先週、もうその前から言っているかな、10月の終わりぐらいから私はもう明らかなリバウンドだということは申し上げておりますけれどもですね、第7波が終わって、次にもう第8波に入ったということかどうかについてはね、少しやはりもうちょっと慎重に見ていかなきゃいかんことだなというふうに思っております。

 確かに、10月半ばから比較いたしますと、もう明らかに、(過去)7日間平均で1日当たり(の感染者数)がもう倍になっておりますから、大変厳しい状況だということはもう間違いないことだと思いますが、これが第8波と言えるかどうかについては、もう少し慎重に見極めていきたいというふうに思っております。

 ただ、もうあと、今週とか来週とかね、後から振り返って、この辺から第8波ではないかということにはなるかもしれませんが、今日の時点では、まだそこの点はですね、慎重に見極めていきたいというふうに思っております。

 というのはですね、やはりまだまだこれから、これからといいますか、11月・12月で、これから秋から冬に入る、そういう季節でありますからね、これから感染症がはやりやすい季節だと。通常、季節型インフルエンザも11月の下旬ぐらいからはやっていくと、通常はね。ということでありますし、インフルエンザのワクチン接種も本格化していますし、オミクロンのBA.4/5のワクチン接種ももう本格化しておりますし、順次どんどん接種券が、5回目の皆様もね、もう接種券がどんどんお手元に届いていると思います。私ももう5回目の接種券が来ておりますので手元に、予約をしてですね、速やかに打ちたいというふうに思っております。

 ということでありますので、そういったワクチン接種はどんどんやっていただきたいと思いますが、第8波に入ったかどうかについてはですね、やはりちょっと慎重に見極めていきたい。というのは、まだまだ先の長い話になりますから、そこは慎重に見極めていきたいというふうに思っております。

 

【質問】 新型コロナウイルスの関連で、病床確保をした病院への交付金についてですけども、これを会計検査院が調査したところ、2020年度に幾つかの都道府県で過大に交付金をもらっていた医療機関があったというようなことが、今日の午後にも出るそうです。その中で、一部愛知県の医療機関もあったということが分かっているそうなのですが、愛知県で過大に医療機関が交付金をもらったというような話は聞いていますか。

【知事】 これって来てる。来てない。

 特に来てないようであります。

 これは国の交付金、国のお金について会計検査院がね、調査して、不適切な事案なり不当な事案等については意見をつけて指摘するというのが、これが会計検査院の制度でありますので、これだけ巨額なね、資金が交付されているということでありますから、それがちゃんと適正にやられているかどうかというのは、やはり会計検査院がしっかりチェックをするということは、これは至極当然のことだというふうに思っております。

 ただ、今回のこの検査は、だから、全国的に医療機関に対してちゃんと適正に対応しているかどうかをサンプル的にやったんですかね。だよな。悉皆(しっかい)的にという話に多分なっていないと思いますから。そういうことになりますと、そういったものについては直接やられたのでという意味で、我々に対しては、県に対しては特に情報提供があるわけではないということでいいのかな。ということでいいんだな。

【感染症対策局感染症対策課医療体制整備室長】 はい。

【知事】 ということですね。でいいんだな。情報提供が特にあるわけじゃないんだな。いいんだな。

 ということでございますので、私どもは特にその点について承知はしておりませんが、ただ、やはりそういった国の公金、税金を原資にしてやる事業ですから、そこのところが、病床について過大な請求があり、それが不適切な事案であったということであれば、それはもう、それは原資は公金、税金でありますから、それはあってはならんこと、けしからんこと、いかんことだということでありますので、そういったものはやはり是正されなければならないことだというふうに思っておりますし、やはりこうした点については、やはり適切にね、適正に執行されなければいかんということだと思っております。

 私どももその点はしっかりとね、何ていいますか、注視はしていかなきゃいかんというふうに思います。