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2023年6月26日(月曜日)午前10時

ページID:202306026 掲載日:2023年7月10日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 おはようございます。

 6月26日月曜日午前10時のですね、定例会見を始めさせていただきます。よろしくお願いをいたします。

(1)「令和6年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について

【知事会見】「令和6年度国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について(2023年7月) - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 そして、発表事項の前にですね、一つ、お手元に資料をお配りしておりますが、「令和6年度の国の施策・取組に対する愛知県からの要請」について御紹介をいたします。

 来年度の政府予算の概算要求に向けまして、毎年この時期、7月ぐらいにですね、国の施策・取組に対する愛知県からの要請をさせていただいております。

 要請事項は別紙1のとおりでありまして、要請書は、新型コロナ感染症対策は別冊といたしまして、1から45までの項目は厚い冊子の本冊にまとめております。

 今回の要請の主な内容は、まず、「22 こども政策の充実について」であります。

 少子化対策は喫緊の課題であります。今月、国がまとめた「こども・子育て支援加速化プラン」を着実に進めるとともに、地域の実情に応じて地方自治体が独自の判断で対策が実施できるよう、十分な財源を確保することを要請をいたします。

 次に、「32 休み方改革の推進」を、新たな要請項目として追加をいたしました。

 愛知県では、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による経済活性化を目指しまして、「休み方改革」プロジェクトに取り組んでおります。「休み方改革」の推進に向けて、労働者が休暇を取得しやすい職場環境づくり等、国に対して要請をいたします。

 その他、道路、鉄道、港湾、空港などのインフラ整備や、産業、医療、福祉、教育など、県政各般にわたる計46項目の要請であります。

 これらは全て、愛知県の取組を推進する上で重要な項目ばかりでありますので、愛知県の実情や課題をしっかりと伝え、必要な支援や協力が得られるように、積極的に働き掛けてまいります。

 私が大臣等に対して行う要請活動は、7月の4日、5日の火、水に実施をいたします。現在、日程調整中でありますので、決まり次第、改めてお知らせをいたします。

 ということで、お手元の資料を御覧いただければと思います。別紙1が一覧で別紙2が概要でございまして、そして、物はですね、これが新型コロナ感染症別冊ですが、本冊はこちらの、この赤い、赤表紙のやつということで、いつも手作りでね、こういう形で作っております。ということでございますので、これで、7月の4、5で国への概算要求前の要請をさせていただき、大体11月ぐらいにですね、本予算前にまた要請をすると、大体こんな2段構えで今させていただいております。

 ちなみに昨年ですね、こうした要請を行いましての成果としてはですね、一つは広域道路ネットワークの整備が進んだということと、自動車諸税の見直しということで、エコカー減税などが3年間延長されたということもございます。それから、ドクターヘリの2機目の導入も今年度から決定をいたしております。それから、技能五輪全国大会、全国アビリンピックを、2023に続いて、2024、2025と、3、4、5と、3年連続Aichi Sky Expoで開催するということも要請をして決定をしております。

 そうしたですね、成果も上がっているということでございますので、今年度もしっかりとやっていきたいというふうに思っております。

 続きましてですね、発表事項に参ります。

(2)「あいち県民の日」啓発推進のためのロゴマークの最優秀賞決定について

【知事会見】「あいち県民の日」ロゴマークが決定しました! - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 今回は「休み方改革」プロジェクトに関連するもの三つということでございますので、まずはですね、お手元に、「休み方改革」の1枚紙といいますかね、いつもこれ、3月の発表に使わせていただいたものでございますが、これをお配りしておりまして、こういう中での位置付けだということをですね、御覧をいただきながらお聞きをいただきたいというふうに思っております。

 まずはですね、この「休み方改革」プロジェクトの概要の中のまず(1)、「あいち県民の日」でございますが、「あいち県民の日」啓発推進のためのロゴマークの最優秀決定について申し上げます。

 愛知県では、昨年12月に制定をいたしました「あいち県民の日条例」に基づき、毎年11月27日を「あいち県民の日」とするとともに、11月21日から11月27日、1週間をですね、「あいちウィーク」といたしまして、「あいち県民の日」にふさわしい様々なイベントを実施することといたしております。

 そこで、今年初めて「あいち県民の日」を迎えるに当たり、県民の皆様に広く「あいち県民の日」をアピールし、愛着を持っていただくため、ロゴマークのデザインを今年の4月4日から5月22日まで募集をいたしましたところ、346点の応募をいただきました。応募いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

 そして、この度、外部委員を含む選考委員会での審査を行い、お手元の発表資料のとおり、最優秀賞1点を選定し、これを「あいち県民の日」のロゴマークに決定をさせていただきました。

 最優秀賞を受賞された名古屋市北区の岩城孝則(いわき たかのり)さんには、11月27日月曜日に開催する「あいち県民の日」記念式典において、私から表彰させていただきまして、賞状と副賞の商品券3万円を贈呈をいたします。

 また、決定をしたロゴマークは、「あいち県民の日」のWebページやポスター、啓発グッズなど、様々な場面で効果的に活用し、「あいち県民の日」の啓発推進に努めてまいります。

 ということで、資料も御覧をいただきながらお聞きいただきますとね、こちらが「あいち県民の日」のロゴマークということでございます。非常に分かりやすいといいますかね、分かりやすく、親しみやすく、かわいらしいロゴマークではないかというふうに思っております。

 ハート形をベースにね、愛知の愛、ハート形、ハートが幾つか出ておりますけれども、ハート形をベースにいたしまして、愛知県の形を反映させてね、愛知県、何となしに愛知県の形と、知多半島、渥美半島と三河湾と、こんな形でありますし、愛知県のシンボルである「カキツバタ」、それから「コノハズク」、それから「ハナノキ」、それから「クルマエビ」ということで、県の花、県の鳥、県の木、県の魚と、これが全部、四つしっかりと入っているということでございますね。愛知県の特徴や産業を思い出し、愛を感じられるロゴとなったということでございます。

 岩城孝則(いわき たかのり)さん、38歳、多分こういう、ほとんどプロの方だろうと思いますけどね、これだけのものはなかなかそう作れませんので。ということで、最優秀賞ということで、これを、岩城さんの作品をこれから使わせていただきます。よろしくお願いいたします。

 それがまず第1点でございます。とにかく、346点と大変多くの応募をいただいたことに感謝申し上げたいと思います。特に、10代、20代の方が79パーセントの応募と。30代、40代が11パーセントということですので、8割近い方がね、10代、20代の方、これ、応募していただいたということで、大変感謝を申し上げたいというふうに思っております。

(3)有給休暇の取得促進に取り組む中小企業等を奨励する「愛知県休み方改革マイスター企業認定制度」の申請受付の開始について

【知事会見】有給休暇の取得促進に取り組む中小企業等を奨励する 「愛知県休み方改革マイスター企業認定制度」の申請受付を開始します! - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きましてですね、2点目です。有給休暇の取得促進に取り組む中小企業等を奨励する「愛知県休み方改革マイスター企業認定制度」の申請受付の開始についてでございます。

 愛知県では、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域経済の活性化を目指して、愛知県「休み方改革」プロジェクトに取り組んでおります。このプロジェクトの一環として、年次有給休暇の取得及び多様な特別休暇の導入を積極的に推進している中小企業等を奨励する「愛知県休み方改革マイスター企業認定制度」を創設しました。この度、認定申請の受付を7月3日月曜日から開始をいたします。

 この認定制度により、労働者が各自の仕事や家庭の予定に合わせた休暇の取得や、テレワーク等の多様で柔軟な働き方を選択できる職場環境づくりを一層推進していきたいと考えております。

 若者を中心に、働く上で休暇の取りやすさを重視する傾向が見られる中、企業規模が小さくなるほど年次有給休暇の取得率が低く、大企業と比べて人材確保面で苦しむ中小企業が多いことから、この認定制度が中小企業のアドバンテージとなるように、認定対象を中小企業とさせていただきました。

 認定に当たっては、三つの認定区分を設け、年次有給休暇取得率などの認定基準を定めております。まず、ブロンズ認定では、年次有給休暇取得率を、中小企業の平均値である58.0パーセントを上回る60パーセント以上に設定をいたします。また、シルバー認定では、政府の目標値である70パーセントを上回る75パーセント以上、最高位のゴールド認定では、欧米諸国と同水準である90パーセント以上の取得率を設定し、各企業の取得状況に応じた認定区分に申請いただくことで、この認定制度を多くの企業に御活用いただきたいと思っております。

 認定企業には、ハローワークの求人票への認定企業の表示、ハロワの求人票にね、休み方改革マイスターの企業ですよということを表示できると。それも一つのね、アピールではないかというふうに思いますけどね、ということ。それから、建設工事の入札参加資格審査における優遇、制度融資の利用など、企業活動を後押しする様々な優遇措置を用意をいたします。

 なお、ゴールド認定企業に対しては知事表彰及び副賞の贈呈を行います。

 認定の申請は、「愛知県休み方改革マイスター企業認定制度」のポータルサイト「あいちYOU休ナビ(あいちゆうきゅうナビ)」にて受け付けます。

 認定企業の方々に使用していただけるロゴマークも作成いたしました。コンセプトとしては、「企業も、そこで働く人も有給休暇を使い、休むことでみんなが笑顔になり輝く。そんな取組の象徴に。」といった思いを込めております。

 ロゴマークも活用しながら、多様な有給休暇制度の普及促進を通じて、中小企業におけるワーク・ライフ・バランスの更なる充実を図るとともに、人材確保や職場定着を支援してまいります。

 なお、中小企業において休暇を取りやすい職場づくりを推進するためには、取引先の大企業・親事業者の理解・協力が不可欠であります。大企業・親事業者の皆様には、短納期の発注や急な仕様変更を抑制するなど、下請事業者の「休み方改革」をしっかりと後押しをしていただきますように、重ねてお願いを申し上げる次第でございます。

 ということでございまして、この「休み方改革」プロジェクトの概要でいきますと(2)でございまして、「休暇を取得しやすい職場環境づくり」で休み方改革マイスター企業認定制度の創設ということでございます。

 でもって、お手元の資料をね、御覧いただきますと、今、私が申し上げたことがずっと書いてありますが、1ページの1で、対象は中小企業です。それから、認定の有効期間は2年間でどんどん更新をしていくと。大体県の制度では2年ぐらいで更新することになっておりますが、認定区分は、60パーセント、75パーセント、90パーセントでね、有休取得率がその数字で、ブロンズ、シルバー、ゴールドというふうにしていくということでございます。

 2ページにですね、こちらにありますように、3ですが、休み方改革マイスター企業ロゴマーク、これを作らせていただきました。「愛知県休み方改革マイスター企業」さんにはこれを使っていただくということでございまして、「愛知県休み方改革マイスター企業」ということでございます。

 休むことで、笑顔が生まれ、それぞれの生活が、仕事が、企業が輝き出すと。十人十色の休みをテーマにカラフルな色を用いて構成した有給休暇取得促進のシンボルへということで、これ、一応、十人、十色使っているんだ。ということで、十人十色と、こういうことでございますので、よろしくお願いをいたします。

 3ページが、そのブロンズ、シルバー、ゴールドの、それぞれの基準などでございます。

 それから、特別休暇の区分、要件というのはこうしたもの、5ページですね、ということでございます。

 6ページが優遇措置ということでございまして、ポータルサイトとか、愛知県が配信するメールマガジンなどで認定企業のPRもいたしますし、各種セミナーの情報提供なども行わせていただくということでありますし、ハローワークにおける求人票でですね、「愛知県休み方改革マイスター企業」というのを表示ができるということ、それから、建設工事における入札参加資格における加点でありますとかね、委託業務における総合評価競争入札や企画競争における加点、そうしたものをやりますし、もちろん「愛知県休み方改革マイスター企業」の名称と認定マークを使うことができると、こういうことでございますので、また7月3日から奮って多くの企業さんに御参加いただければというふうに思っております。

 とにかく、認定された企業さんがね、従業員にとって働きやすい労働環境を整備している企業だという評価をいただいて、人材確保において大きなアドバンテージをね、得ていただければということで作らせていただくということでございます。また、職場定着の促進にも貢献するというふうに考えております。

 これはですね、こうした「休み方改革」を、事業を進めるに当たりまして、経済団体やいろんな複数の企業にですね、どうしたインセンティブがあったらいいですかということを、いろいろヒアリングを行いましたところですね、ちょっとした補助金をもらうよりも、こうした、うちの企業はちゃんと休みが取れますよということをですね、認定する制度をね、作ってもらったらいいと。いろんな、愛知ブランド企業だとかですね、いろんなことに、いろんな施策に協力していただいている企業さんを認定する制度をね、女性活躍の制度だとかね、女性輝きカンパニーとかね、いろんなものを作っておりますが、それと同じように休み方改革マイスター企業だということを認定していただくことがありがたいと。特に中小企業さんからは、大企業に比べてどうも、やっぱり若い人にはですね、休みが取れないんじゃないかというふうにどうも思われている節があると、そうした先入観をね、取っ払う意味でも、こうした県の認定制度で、そんなことありませんよということをね、是非認定をしてほしいと、こういうことでありましたので、今回これを発足をさせていただくということでございます。

 なお、こうした休み方を重視した認定制度は、ワーク・ライフ・バランスの認定企業とかそういったものはいろいろな基準でね、やっているんでしょうけど、休み方をちゃんと、休暇取れますよというのを、こういうことをやっているのは今回初めてかなというふうに思っております。

 さらに、ゴールド企業さん、ゴールド認定企業さんにはですね、表彰と、副賞はですね、従業員の皆さんに、県産品、お茶とか、みそとか、お米などを贈呈する予定と。そんなたくさんどーんとはいけませんけどね。そんなことで、従業員の皆さんにもね、何か、休み方改革マイスター企業のゴールドになったんだということをね、感じていただけたらありがたいなというふうに思っております。

 それが2点目でございます。

(4)全国知事会休み方改革プロジェクトチームの提言について

【知事会見】全国知事会 休み方改革プロジェクトチームの提言について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 それでは、引き続きまして3点目で申してまいります。

 全国知事会休み方改革プロジェクトチームの提言について申し上げます。

 昨年11月7日に開催された全国知事会におきまして、私からの提案によりまして、「休み方改革プロジェクトチーム」が設置され、私がプロジェクトチームのリーダーに就任をいたしました。

 この度、このプロジェクトチームにおきまして、「『休み方改革』の推進に向けた提言」を取りまとめ、併せて「『休み方改革』に関する先行事例集」も作成しましたのでお知らせをいたします。

 資料の「『休み方改革』の推進に向けた提言」を御覧をいただきたいと思います。こちらですね。ここに提言が、取りまとめさせていただきました。

 この提言は、経済界・労働界・教育界等が一体となって「休み方改革」を国民運動としていくために、国や関係団体等への提言として取りまとめたものであります。

 提言内容は、3ページ目以降に、(1)から(3)の三つを柱に整理をし、関係団体ごとに取り組むべき内容を示しております。

 (1)の「企業や個人単位で休日を柔軟に設定できる環境づくり」では、経済団体・労働団体への提言として、企業・事業所単位での柔軟な休日設定や独自の休暇制度、下請の中小事業等にしわ寄せをしないサプライチェーン一体での「休み方改革」を掲げております。

 ということで、資料を見ていただきますとね、これは、1枚目は、全国知事会の「休み方改革プロジェクトチーム」、38道府県に御参加をいただいておりまして、今般取りまとめました。

 なお、この資料は本日同時にですね、私どもの、愛知県の県政クラブと、あと、全国知事会の方でもね、記者クラブでも同時に発表させていただいております。

 1ページ目は、休み方、これまでの、なぜ「休み方改革」なのだということの資料ですね。データでございますね。日本の場合は、年休の消化率が悪くですね、そして、サービス産業の稼働率が悪く生産性が低いということでございますし、また、2ページですが、日本の場合、土曜日に働いている方が45パーセント、日曜日も30パーセントの方が働いていると、家族一緒には休みづらいということで、そして、また、最後に、従業員の休暇満足度の向上は生産性の向上に寄与するということを、バックデータ、基礎データとしてつけまして、そして3ページ以降が提言でございまして、提言のまず(1)が、今申し上げた「企業や個人単位で休日を柔軟に設定できる環境づくり」をこのようにやっていただくようにお願いをしたいと。最後、優良事例がつけてあります。

 それから、4ページの(2)でございますが、(2)「欧米と比べて低い水準にある有給休暇の取得促進」では、企業等における新しい休み方であるワーケーションやブレジャーの導入と、それらを地域経済の活性化につなげていく取組、また、国・地方公共団体には、中小企業支援や相談体制の整備に取り組むことを掲げているところでございます。それぞれが取り組むことと、あと、全国の優良事例が入れてあります。

 続きましてですね、(3)の「子どもと家族が一緒に休める環境や仕組みづくり」では、企業において、従業員が子どもの休みに合わせて休暇を取得しやすい環境づくり、教育団体や国・地方公共団体には、本県が創設した「ラーケーションの日」のような、家族の休暇に合わせて子どもが学校を休める環境整備を掲げております。

 最後、5ページの3の「休み方改革を通じて実現したい日本の姿」では、この提言を契機に国民運動として「休み方改革」を展開することで、「国民全体の余暇満足度の向上」、「ワーク・ライフ・バランスの充実」、「観光を始めとした全ての産業の生産性向上」、「日本経済の活性化の実現」を図り、全ての国民が幸せを感じることができる日本社会を目指すということで結んでおります。

 なお、この提言につきましては、7月中旬から関係省庁や経済団体等に対して要請活動を行います。要請先が多岐にわたることから、私自身はこのうち主な関係先につきまして、7月下旬に要請活動を行う予定といたしております。詳細が決まりましたら改めてお知らせをいたします。

 ということで、これは、先ほど申しましたように、7月4、5は愛知県としての政策要望をさせていただきますが、これは全国知事会を代表してですね、7月下旬に、この「休み方改革プロジェクトチーム」の提言をまとめましたということで、国及び経済団体、関係団体にですね、この提言というかね、要請をしていきたいというふうに思っております。

 続きましてですね、次に、「『休み方改革』に関する先行事例集」をお配りをしておりますが、これは全国各地の「休み方改革」に関する先進的な事例を取りまとめたものでございますのでですね、また御覧をいただければというふうに思っております。

 これは、先行事例集はですね、全国の14道県から、行政や企業が取り組む25件の先行事例を集めたものでございます。各県さんね、それぞれしっかり取り組んでいただいているということをですね、取りまとめましたので、これをまた是非ですね、多くの皆さんに、我々も大変これは勉強になりますので、参考にさせていただいてですね、更に広げていければと思いますし、また、全国のですね、各都道府県さんがそれぞれにですね、また創意工夫をしていただいて「休み方改革」を進めていただければというふうに思っております。

 ちなみに、私ども、この25のうち、愛知県が6だったっけな。6だな。ということでございまして、言い出しっぺでございますので一番たくさん出していると。一番やっているよということで、また各県さんにね、お話をさせていただければというふうに思っております。

 この中には、企業等における柔軟な休暇設定とかですね、有給休暇取得促進の取組、また、ワーケーションとかブレジャーといった特徴的な取組などで幅広い事例も紹介しているということでございます。

 「休み方改革プロジェクトチーム」はですね、2022年の11月に全国知事会にプロジェクトチームを設置し、12月に第1回会議、今年の4月に第2回会議、そして、今月6月12日に書面開催で第3回会議を行いまして、この提言と先行事例集を取りまとめさせていただきました。7月にはですね、中旬から、関係省庁ですね、関係省庁は、主に厚生労働省、経済産業省、文部科学省などでありまして、あと、経済団体、労働団体ですね、これは経団連とか日商とか同友会とか連合さんとかね。本部ですよ、本部、そうしたところに幅広く幅広く要請を行わせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

【広報広聴課長】 愛知県の事例、七つです。

【知事】 ああ、七つか。25のうち七つか。

【政策企画局長】 一番初めの全体もありますから。

【知事】 ああ、そうかそうか。全体があるか。七つでございました。ということで、私からの発表は以上でございます。

2 質疑応答

(1)次期名古屋市長選挙について

【質問】 昨日ですね、国民民主党の大塚耕平参議院議員が、2025年4月に任期満了を迎える名古屋市長選挙への出馬を正式に表明しました。このことに関して、知事の現在の受け止めをお願いします。

【知事】 これは、ちょうど2か月前といいますかね、4月でしたかね、4月に新聞報道で出され、私にはその前の日のですね、前の日の午後、直接御本人が来られましてね、かくかくしかじかでこういう形で明日出るかもしれないと。報道が出るかもしれないと、こういう話でございまして、一応こういうことに、関係者に申し上げていますと、後援会の皆さんには申し上げていますと、こういう御報告をいただきました。

 もちろん、いろんな政治家がですね、政治家の方が、自身の行動も含めてどういう政治活動をするかというのは、やはりそれぞれの皆さんのね、御判断でありますのでですね、それは、私ども、はたの者がね、とやかく言うことではありませんので、その御判断はね。そういったお話をされたということを率直に受け止めて、それは重大な関心を持って注視をしていきたいということだと思います。思いますが、ちょっとまだ、ちょうどまだ折り返しの2年ですもんね。まだちょっと大分先じゃないかなというふうに思いますが、衆議院の解散総選挙がいつあるかというようなこともにらんでということなんでしょうけれどもね。そういう政治日程等をにらめば早めに先手を打って表明したということなんだろうとは思いますけれども、いずれにしても、その経緯は別にして、トータルといいますかね、総合的に言えば、大塚さんはですね、私も大変よく存じ上げておる方でありますし、大変これまでもね、様々な面でですね、愛知のいろんな事業について、いろんな施策についてですね、御支援、御指導をいただいてきた方でありますし、私も個人的にも大変親しい方でもありますので、今後の展開においてね、大いに頑張っていただければというふうに思っております。ということでございます。

【質問】 今の質問に関連して、選挙本番はまだ2年後と、まだ先の話なんですけれども、知事としては大塚さんを支援する考えというのは今のところ決めていらっしゃいますか。

【知事】 というか、今後どういう形のね、名古屋の市長選挙ですね、どういう形の構図というかね、誰が手を挙げてどういう形になっていくかということではないかなというふうに思っております。

 ということでありますので、私が今どういう形でどういう判断をしてどういう形での行動をするかというのは、ちょっとまだ申し上げるのは早いのではないかなというふうに思いますね。それこそ、どういう形といいますか、基本選挙ですから誰が手を挙げてどういう構図になるかということではないかと。そこに、名古屋市というね、大変大きな大政令市長さんの選挙ですから、これは各国政政党はですね、基本それはスルーということはないのでですね。私も自民党愛知県連の会長及び役員、長年やりましたけれども、それは各県のですね、やはり知事選挙とか政令市の市長選挙をスルーということはありませんのでね、特に政権与党ならスルーなんかできませんから、とにかくどういうふうにするか、どういう方が手を挙げられて、大政令市のね、名古屋市長選挙ですから、国政政党は必ず、どういう形で誰を応援して、どういう構図にするかということを、当然、密接にといいますかね、絡んできますので、そういう状況がどうなるか、そういったことも含めですね、そうした構図が出そろった段階で判断をするし、申し上げるということかなというふうに思いますね。

 ですから、まだ大分先のことかなというのが私自身の認識ですけど、ですから、それはそれとして、大塚さんにはですね、大塚さんには、そういう形で意思表明されたということであればですね、その目的、目標に向かって、しっかりとね、頑張っていただきたい、そのことを、1人の友人としてエールは送りたいというふうに思っております。

 

【質問】 先ほどの質問に関連して、今の河村市長の市政についてはどのように感じていらっしゃいますか。どのように評価されていますか。

【知事】 市政といいますかね、何度も私、この間の2月の知事選のときもそうですが、今、それ以前もですが、それ以後もそうですけれども、愛知県と名古屋市はね、非常に施策としてはうまく連携できている、多分日本で一番うまく連携できているんだろうというふうに思っております。

 というのは、別に、その首長がどうのこうのというかね、河村さん1人で仕事をやっているわけじゃありませんのでね。むしろ、名古屋市役所という組織があり、市議会がありですね、私自身は、その市議会の皆さん、名古屋市役所の皆さんとは非常に連携をしておりますから。大体、ほぼほぼ私の考え方を理解をしていただいて、我々がやっていること、STATION Aiもそうだし、スタートアップの事業もそうですし、また、愛知国際アリーナもそうですしね、大変な大協力をいただいております。ジブリパークもそうでありますし、あと、アジア大会は一緒にやっておりますしね。そうした国際的な事業に対するホテル誘致なんかもですね、県と市で共同で、10億円、10億円で20億円の補助金を用意してやっている。こんなところ、日本にはありませんのでね。あと、リニアの用地確保からね、リニア事業もとにかく一体となってやってきて、こんなうまくいっているところはないんだろうというふうに思います。

 ただ、河村氏自身はですね、その政治姿勢として、私に対しては相当、ありもしないことを言い募りですね、攻撃をされてきておりますから、そういうありもしないことを言われる攻撃、誹謗中傷に対しては、私は断固戦わなきゃいかんということでありますね。撃退はできていると思っておりますけれども、そういうことではないでしょうか。

 なのでですね、特に私が河村氏のことについて評価をすることはありません。

 

【質問】 先ほどの質問で、このタイミングでの大塚さんの出馬表明というところで、衆議院選がいつあるかをにらんでというふうにおっしゃっていたと思いますが、大塚さんは参議院議員ですけれども、この発言はどのような意図がありますか。

【知事】 いや、それはもう、皆さん取材して、もうあれですけど、河村氏は公言しているでしょう。次、衆議院選挙があったら出るんだといってね。そう簡単ではないと思いますけどね。衆議院選挙ってやっぱり政党選挙になりますから、その点において、主要政党とですね、連携できていない河村氏がどういう形で出られるのか。それはそう簡単ではない。これまでの経過もそうですね。いつもいつも、大体選挙のたびに、出るんだ出るんだと言っておられますからね、あの人は。本当に出るのかということは、私はちょっとね、非常に懐疑的に思っておりますけどね。だけど、それはそれとして、そういうことを念頭に置いてということではないでしょうかね。と思います。

 それと、先ほどのちょっと、話の続きになりますが、ですから、河村氏がどういう形のね、活動をしようが、私にとっては直接、あんまり関係ないのでですね、申し上げることは特にありません。そういう意味では特に、評価をと言われても特にないと、申し上げることはないということを申し上げているのでありますので。河村氏がいろんなことを言われてね、県と市の間のことをいかにも、何か違うようなことを言われても、その発言によって、彼の発言によって、愛知県と名古屋市がこうしてうまく連携していることが、関係が壊れることはないと。それは、マスコミの、メディアの皆さんが、面白おかしくですね、最初からストーリーを作って言われても、それは一切影響はないということは申し上げておきたいというふうに思っております。だから、それは事実と違いますのでね、事実と違うことは幾ら言われても何の影響もないということは申し上げておきます。今日は以上です。