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2023年7月3日(月曜日)午前10時

ページID:20230703 掲載日:2023年7月18日更新 印刷ページ表示

1 知事発言

 おはようございます。

 7月3日月曜日午前10時の定例会見を始めさせていただきます。

(1)平日や閑散期の旅行を呼び掛ける「あいちスキ旅キャンペーン」の開始について

【知事会見】平日や閑散期の旅行を呼び掛ける 「あいちスキ旅キャンペーン」を開始します - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 それではですね、今日の発表事項を申し上げます。

 まず、資料を御覧いただきながらお聞きをいただきたいというふうに思っております。

 まずですね、平日や閑散期の旅行を呼び掛ける「あいちスキ旅キャンペーン」の開始についてでございます。

 愛知県では、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域経済の活性化を目指して、「愛知県『休み方改革』プロジェクト」に取り組んでおります。

 本日より、このプロジェクトの取組の一環である「あいちスキ旅キャンペーン」を開始をいたしますので、お知らせをいたします。

 初めに、「1 キャンペーンの概要」です。この資料を御覧をいただきながらお聞きをいただきたいと思います。

 このキャンペーンは、観光関連事業者の皆様と連携をして、旅行者に対し、平日や閑散期の旅行を呼び掛け、観光需要を平準化することを通じて、旅行者の快適な旅行と観光関連事業者の労働生産性の向上を促進することを目的に実施するものです。

 キャンペーンの名称は「あいちスキ旅キャンペーン」で、キャッチコピーとして、「空いてる時に、好きな場所へ、出かけよう。」を掲げ、本日より開始をいたします。

 キャンペーンの内容ですが、観光関連事業者の皆様には有給休暇や「ラーケーションの日」を取得するなどして、平日や閑散期に訪れた旅行客に対し、料金の割引、客室のアップグレード、景品等の提供などの特典を提供していただきます。

 県では、特設サイトやテレビCM、新聞広告、宿泊予約サイト等を通じて、広く県民の皆様に対し、平日や閑散期の旅行を呼び掛けてまいります。

 2ページの「キャンペーンの広報」を御覧ください。

 まず、「(1)特設サイト」でございます。

 こちらは既に発表しておりますとおり、5月29日に開設をしております。開設以降、このキャンペーンに御参画いただける宿泊施設や観光施設等からの応募を受け付けてまいりました。5月29日からサイトを開設して応募を受け付けてきました。この特設サイトでは、各施設の特典内容等を御覧をいただけます。

 ということで、先ほど申し上げましたように、例えばですね。旅館とかホテルで、平日は通常料金よりも、例えば10パーセントお値打ちな専用プランを設定したところとかですね。平日はシングルルーム利用をツインルームの1人利用にアップグレードするとかですね。また、1時間のアーリーチェックインがありますよとかですね。1時間のレイトチェックアウトがありますよとかですね。あと、ビールのとか、ソフトドリンクの1杯無料サービスがありますよとかですね。館内の利用券1,000円分を1室当たり1枚プレゼントしますよとかですね。というのが宿泊施設にもありますし。あと、例えばですね、犬山の博物館明治村なんかは、平日は小中学生、高校生に限り半額、夏休み、冬休みとかは除きますよということですが、平日は半額とかですね。岡崎城下舟あそびボートグランピングというので、岡崎城下舟あそび、乗っていただくと光る腕輪プレゼントするとかですね。そういうのがこの特設サイトにぶわーっと出ておりますので、また御覧をいただけたらというふうに思っております。

 いずれにしてもですね、そうした内容のものをですね、平日にスキ旅キャンペーンでやるということでございまして、現時点でですね、6月30日金曜日午後5時、先週の金曜日時点で76施設に参画をいただいているということでございます。これは特設サイトで御覧をいただければというふうに思っております。それが(1)でございます。

 次にですね、これは御覧をいただきますが、テレビCM第2弾ということでございます。「休み方改革」に関するテレビCMは6月19日の月曜日から昨日まで、7月2日まで、「愛知県『休み方改革』イニシアチブ」の趣旨を広く周知するための第1弾を放映しておりました。

 その第1弾CMは、土日に働いている人が3割から5割近くおられて、保護者と子供が共に過ごすことが難しい御家庭があることに焦点を当てた、社会へのメッセージ性の強い内容でありました。

 今回は打って変わりまして、平日や閑散期の旅行を呼び掛ける第2弾CMとして、インパクトのある親しみやすい内容にしましたので、まずは一度御覧ください。はい、どうぞ。

(テレビCMを流す)

 ということでございまして、御家庭の皆様に、平日に休みを取って、お得に旅行していただきたいということで、御覧をいただいたとおり、私自身が思い切って宿泊施設の板長さんになって、あれは大きなキンメだな。うまそうだったけど、煮付けて。うまそうだったけど、ずっと何回でも、撮影で使って、私もしゃべったので、いっぱい唾が飛んでいるので、多分食べられなかったと思いますけれども。一口ぐらい食いたかったけどね。ああいうのが、平日出掛けるとね、サービスがつきますよという趣旨でございます。ということで、思い切ってアピールをさせていただきました。

 とある週末の土曜日に、県内の旅館で撮らせていただいたというものでございまして、しつこいですが、もう一回御覧ください。

(テレビCMを流す)

 ということでございまして、こちらのCMは本日から放送をスタートいたしまして、本日7月3日から7月16日の日曜日までの2週間、この名古屋在名5局のテレビ局で放送いたします。放送は各局20回ずつの合計100回を予定をいたしております。どこかで見れるんじゃないかと思いますけど、前のやつも時々見たけどね。ありがたいことでございますが、御覧いただいて、多くの方にですね、平日に、空いている時に旅行に行っていただくということをですね、PRをしていきたいというふうに思います。

 このCMの狙いや主なカット内容については、発表資料のウとエに記載をいたしております。こちらですね、2ページ、3ページに記載をしてありますので、御覧をいただければと思います。

 なお、このCM動画は本日午前10時から愛知県「休み方改革」プロジェクト公式ユーチューブチャンネルでも御覧をいただけます。記者の皆様には後ほど動画のデータを提供いたします。

 次に、4ページの「新聞広告」です。

 新聞広告も同じく、第1弾と同じように打ってまいります。こちらもテレビCM同様、本日から7月16日までの2週間でですね、ここにあります朝日、中日、毎日、読売、日経の5紙に掲載をいたします。掲載内容は別紙のとおりで、テレビCMと同じイメージとなっております。

 ということでございまして、今のやつをカットにしたやつね。これを今日から2週間の間に新聞広告で掲載をするというものでございます。

 次に、「(4)宿泊予約サイト」でありますが、これはじゃらんnet、楽天トラベル、JTBの三つのサイトでこのキャンペーンの特集ページを開設するとともに、本キャンペーン専用宿泊プランを設定していただいた宿泊施設を御紹介することといたしております。

 このほか、資料にありますとおり、インスタグラム広告、名古屋市営地下鉄東山線の栄駅及び名古屋駅でのデジタルサイネージ、JR東海の在来線の中吊り広告を展開をいたします。

 こういった形で、平日や閑散期の旅行を呼び掛け、「観光需要の平準化」の取組を愛知から全国に広げていきたいと考えております。県民の皆様には、是非「空いててお得な平日旅行」を楽しんでいただきたいと思います。

 ということでございまして、しっかりとですね、この「休み方改革」、併せて「あいちスキ旅キャンペーン」ということでですね、「休み方改革」は休みを平準化するということと、平日の旅行需要を、観光需要を喚起するということで併せてやっていければと思っております。

 なお、こうした内容は今月下旬の全国知事会議においても、私も「休み方改革」プロジェクトチームで取りまとめた方向と提言と、そして、こうした愛知県が今やっている内容についてはしっかりとですね、御説明、御報告をして、全国に広げていけるようにやっていければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 なおですね、これは定着化を目指していかなければなりませんので、どういう形でやっていくかということですが、来年度以降も継続した呼び掛けは必要だと考えておりますので、息の長い取組にしていければというふうに思っております。

 是非とも有給休暇やラーケーションなどを取得して、平日にお得に旅行をしていただければありがたいと思います。平日の観光需要の増大につながり、観光関連事業者にとってもプラスの効果があると考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということでございますね。それが第1点。

(2)知事のドイツ・フランス渡航について

【知事会見】知事のドイツ・フランス渡航について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 続きましてですね、二つ目でございます。

 来週の7月9日日曜日から7月16日の日曜日まで8日間、ドイツ連邦共和国のデュッセルドルフ市及びフランス共和国のグルノーブル市、リヨン市、パリ市を訪問いたしますので、お知らせをいたします。

 ドイツへの訪問は2019年以来4年ぶり、フランスは昨年に続き2年連続となります。

 今回は、国際交流やスタートアップ支援を始めとした経済交流など幅広い分野における海外連携の強化や、パリ市で開催される「Japan Expo(ジャパンエキスポ)」における本県の観光PRを目的とした渡航となります。

 記者発表資料の3ページの渡航日程を御覧をいただきたいというふうに思っております。

 まず10日に、産業振興に関する海外連携の強化などを目的としてドイツ連邦共和国にまいります。ドイツでは、デュッセルドルフ市を州都とするノルトライン・ヴェストファーレン州を訪問をし、ヴュスト首相と面談をいたします。

 ヴュスト首相とはですね、先月6月、来日された際に東京でお会いをいたしました。6月7日の水曜日にお会いをしておりますが、今回の訪問では、ノルトライン・ヴェストファーレン州が力を入れているスタートアップや水素エネルギー、文化・芸術分野など、幅広い分野での今後の連携の可能性について議論をさせていただきます。

 また、先月の面談の際にヴュスト首相から、州内の様々な機関・施設を紹介したいとの話をいただきましたので、こうしたNRW州推薦の先進施設などを訪問をするということでございます。

 ちょっと調べていただければですが、このノルトライン・ヴェストファーレン州というのはですね、ドイツの人口、GDPともにドイツの最大の州でございまして、昔のルール工業地帯ってやつだな、歴史に出てくる。デュッセルドルフが州都でありまして、ケルンがあり、アーヘンとかエッセンとかですね、あとボンがあるということで、まさに西ドイツというか、ドイツのまさに中心であります。人口が1,800万、GDPが110兆円であるから、ちょうどうちの倍、ちょっと多いぐらいですかね。

 ということでございますが、どちらかというと、向こうから声が掛かったという感じですかね。是非一緒にいろんなことで提携をしたいと。

 スタートアップのですね、向こうもドイツ最大の産業州だという自負があります。ドイツ最大というか、ヨーロッパ最大と思っている、彼らはね。ヨーロッパ最大の産業地帯だという自負があるので、日本最大の産業県である愛知といろいろとやりたいということでスタートアップ、それから水素エネルギーですね、そういう水素エネルギーでも是非やりたい。

 それから、国際的な近代芸術の見本市、アートケルンというのがありましてね。というのをやっておりまして、我々のやっているあいちトリエンナーレ、国際芸術祭とも非常に親和性があるということで、文化芸術にも非常に力を入れており、いろんな面でまた連携、提携ができるのではないかということでございました。

 産業的には、かつては石炭と鉄鋼業が中心でありましたが、現在は化学産業、ハイテク産業、サービス産業が盛んだと。自動車産業はトヨタ、フォードですね、さらにマツダ、日産、ルノー、ボルボなど、そうしたメーカーがですね、集積をしているということでございます。

 そういう意味では、非常に産業的にも親和性がありですね、ドイツ最大、ヨーロッパ最大の産業州、産業地帯でありまして、新しい環境関係の新エネルギーにも相当力を入れているということでありますので、またいろいろな面で連携をしていければというふうに思っております。

 ちなみにこのNRWのヴュスト首相はまだ40後半かな、ドイツCDUのホープで、次の首相候補の一人とお聞きをいたしております。

 そしてですね、続きましてですね、その後、フランクフルトからフランスに移動いたしまして、11日から14日まで、スタートアップの振興施策、産業振興に関する海外連携強化、観光PRなどで、グルノーブル、リヨン、パリを訪問いたします。

 まず11日は、昨年5月に覚書、MOUを締結したオーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏政府が推薦する施設を訪問します。グルノーブルはこのAuRA(オーラ)地域圏ですが、エネルギー転換やデジタル技術、先進医療分野の研究・開発を行う国立研究機関である原子力・代替エネルギー庁、CEAを訪問すると。

 次、リヨン、州都ですけどね、リヨンに移動し、再生可能エネルギーやモビリティ、環境などの分野に関する研究機関であるフランス石油・新エネルギー研究所、IFPENを訪問をします。また、水素普及の取組を視察するための水素充填ステーションを訪問いたします。

 そして、オーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏政府庁舎に移動いたしまして、この地域のトップであるローラン・ボキエ議長と面談をし、覚書に基づく今後の連携について、意見交換を行う予定だということでございます。

 ということで、ドイツもこのフランスも、やはり再生可能エネルギーや水素エネルギーには非常にですね、積極的に取り組んでいるということでありますので、そうした面でもいろいろと連携ができるのではないかというふうに思っております。

 ちなみに、このローラン・ボキエ議長もですね、次のポストマクロンの大統領選挙の候補の一人と言われております。

 その後、Aichi Sky Expoの運営事業者、GLイベンツが本社、リヨンですから、このSky Expoの運営だとか、来年3月の予定をしておりますSMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE(スマート・マニュファクチャリング・サミット・バイ・グローバル・インダストリー)ですね、国際展示場で開催する国際展示会の意見交換などを行いたいと思います。

 それから、リヨンからパリに移動いたしまして、12、13でパリ市政府、STATION F(ステーションエフ)、それから「Japan Expo」にも参加をいたします。

 パリ市政府では、市政府の要人と面談をし、環境、スポーツ、観光・文化芸術、今後の幅広い連携に向けての意見交換を行います。スタートアップの関係でありますとか、さらにですね、やはり来年パリオリンピックがありまして、私ども26年にですね、その2年後にアジア大会がありますから、そうした面でのスポーツでいろいろ連携をしたいということが言われておりますので、そういった面でもまたいろいろとやっていければと思っております。

 また、そしてさらに、スタートアップの支援関連の連携を図るため、STATION Fのディレクター、実務の責任者であるロクザーヌ・ヴァルザ氏と面談をし、スタートアップ支援について意見交換を行います。

 去年もこのヴァルザさんとはお会いいたしました。彼女がこのSTATION Fの事実上のトップといいますか、実務のトップでありまして、STATION Fには、もうとにかく運営ノウハウを惜しげもなく教えていただいておりますし、共同事業もやっておりますので、私ども、今、もうPRE- STATION Aiにもそのノウハウをどんどん入れておりますが、今、STATION Ai建設中、これが来年10月オープンいたしましたら、もう一気にですね、連携して、共同で様々な事業展開をしていきたいというふうに思っております。

 さらに、13日木曜日には、欧州最大規模の日本文化を紹介するイベント「Japan Expo」に参加をいたしまして、本県で開催されるワールドコスプレサミットにおける2022年優勝者のフランス代表らと共に会場内のステージに登壇し、そうしたコスプレサミットなどもPRをいたしますし、またジブリパークを始めとした本県の観光地もPRをしたいと思っております。

 そして、最後14日の金曜日は、7月14日は、フランスの革命記念日で祝日でございますので、基本、パリ及びパリ周辺といいますかね、もうフランスはお休みなので、基本面談とか入りませんが、今回はこの革命記念日の祝日、基本、軍事パレードがあるんだな。パリの目抜き通りのところで。そして、その後、飛行機も飛んで、あと、夜はエッフェル塔などで花火大会があるとか、そういうものでありますが、そこに要人も集まりますのでちょうどいいということで、これ、フランス政府とですね、パリ市政府から招待状を頂きましたので、この革命記念日の祭典にですね、そこに出席をいたします。いろんな要人がばーっと集まっていると聞いておりますので、そこでいろいろお会いできればというふうに思っております。

 など、以上8日間で2か国4都市と駆け足の訪問になりますが、実りある渡航にしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ということでございます。ドイツ、そして、フランスということで、スタートアップ、また文化芸術などですね。また、観光面でもしっかりと連携をしていければというふうに思っております。

 それが二つ目でございます。

(3)フランススタートアップ支援機関連携事業の成果及び今年度事業について

【知事会見】フランススタートアップ支援機関連携事業の成果及び今年度事業について - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 そしてもう一つですね、ちょうどフランス渡航いたしますので、フランスのスタートアップ連携事業について、22年度までの実績と、そして今年度の事業について取りまとめをいたしましたので、御報告をさせていただきたいというふうに思っております。

 愛知県は、2018年10月に策定した「Aichi-Startup(アイチ・スタートアップ)戦略」に基づいて、本県産業の成長を促進させるスタートアップ・エコシステムの形成に向けた取組を進めております。

 本日は、2022年度の海外連携事業の成果として、フランススタートアップ支援機関連携事業の成果について報告をいたします。

 愛知県は現在、海外の5か国において、世界で最先端のスタートアップ・エコシステムの核となる14の支援機関や大学と連携しております。その中でもフランスはヨーロッパにおけるスタートアップ・エコシステムの中心地の一つでありまして、多くのスタートアップ支援機関が存在しております。

 まず、記者発表資料表紙、1ページはその趣旨がありますが、2ページに連携に至るこれまでの経緯を示しております。

 2019年8月に、私がフランスを訪問した際、世界トップクラスのビジネススクールであるINSEAD(インシアード)のフォンテーヌブロー校を訪問し、パートナーシップに基づく連携を進めていくと合意をし、今も共同事業をやっております。特別プログラムをINSEADに組んでもらって、愛知のビジネスマンに対する特別講義を行っていただいているということでございます。

 それから、パートナーシップに基づく、それと同時にですね、パリ市の経済開発公社であるParis&Co(パリアンドコー)と「スタートアップ支援における連携協力に関する覚書」を締結をし、併せて、フランスを代表する工学系高等大学院IMT Atlantique(アイエムティー・アトランティック)と「包括交流に関する覚書」を締結し、また共同事業もそれぞれやらせていただいております。

 そして、政府系金融機関のBpifrance(ビーピーアイフランス)とはですね、2021年2月に「スタートアップ支援分野における連携協力に関する覚書」を締結をいたしました。

 さらに、2022年5月にはオーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏とスタートアップ支援分野を含む「友好交流及び相互協力に関する覚書」を締結をいたしました。

 愛知県では、こうした連携協力関係を生かし、2020年度からはフランスの各支援機関との連携事業を実施をしております。2022年度は記者発表資料3ページの「2 事業概要」に記載してありますとおり、各支援機関と連携したセミナーやパネルディスカッションを実施をいたしました。

 これらの成果については記者発表資料4ページ、「これまでの成果」で年度ごとに参加者数などの実績を記載をいたしております。

 ということで、2ページにそうしたいろんな事業をですね。参加者人数などを書かせていただいておりますし、3ページにもですね、ここにある事業概要、2022年度INSEADイノベーションプログラムとか、Paris&Coとの連携事業、Bpifranceとの連携事業などを具体的にどんどん進めております。

 4ページ、「(4)IMT Atlantiqueとの連携事業」もやっております。それから、3(1)の支援概要と、それから(2)が具体的な成果事例ということでございます。

 「(1)INSEADイノベーションプログラム」におきましては、資料5ページの参加企業一覧の表のとおり、主に地元の大手企業が参加し、新規事業開発部門の責任者がプログラムを受講しております。その中でも、参加した製造業系の企業が、自社で進めることができなかった研究開発に関して、外部機関との連携に可能性を見いだし、バイオ系スタートアップとの協業に向けた検討を行う段階に至るなど、事業会社のオープンイノベーションによる新規事業の展開に貢献をしてまいりました。

 次に、「(2)Paris&Coとの連携事業」につきましては、県内のスポーツ関係者、またメディア、自治体関係者がセミナーに参加し、スタートアップとのオープンイノベーションや公的機関の支援の実例を共有いたしました。

 また、(3)の「Bpifranceとの連携事業」では、参加した県内事業会社が、セミナーの中で紹介のあったBpifranceが運営するスタートアップ紹介webサイト、「Le Hub(ル・ハブ)」を実際に活用するなど、フランスのスタートアップとの協業の検討に向けた動きにつながっております。

 「(4)IMT Atlantiqueとの連携事業」では、参加者に対し、同校が有するイノベーション創出のためのネットワークやパートナーの活用方法、支援の方法などの経験を紹介し、参加者は学生のスタートアップ創出について体系的に知識を得ることができました。

 なお、資料にはありませんが、STATION FからSTATION Aiの設計や支援プログラムなどにアドバイスをいただいております。STATION Fが実施している入居スタートアップに向けた特典のシステムをPRE- STATION Aiが参考にし、実際に導入するなどをしております。

 最後に、今年度の事業について、記者発表資料の6ページの4を御覧ください。「2023年度事業」です。

 まず、「INSEADイノベーションプログラム」につきましては、従来の大企業等の新規事業担当者を主な対象としたプログラムに加えまして、今年度は新たに中小企業の経営者を対象としたプログラムを実施することといたしております。

 Paris&Co及びBpifranceとは引き続きスタートアップ・エコシステム形成ノウハウを共有するワークショップやセミナーを行う予定でございます。

 それから、また、IMT Atlantiqueとは、大学発スタートアップ支援に関するセミナーを実施するとともに、今年度からはオーベルニュ・ローヌ・アルプ地域圏政府のスタートアップ支援のノウハウについてのセミナー等を新たに実施する予定であります。

 加えて、2024年3月に愛知県国際展示場で開催される「SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIE」へのフランススタートアップ3社の出展を支援をいたします。

 今月9日からの渡航で、STATION Fをまた再訪いたします。この地域のスタートアップ支援のノウハウの蓄積やスタートアップの海外展開支援における連携など、協力関係を更に強化することにより、愛知独自のスタートアップ・エコシステムの形成を推進してまいります。

 ということでございまして、しっかりと進めていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上です。

(4)市町村の障害者相談支援事業に係る委託料への消費税の取扱いについて

 ちょっと何点か、週末、新聞記事が出ておりましたけれどもね、幾つか、もうちょっと所見だけ申し上げますと、障害者相談支援事業の消費税の課税云々ということでありましたが、これ、確かに分かりにくいことではありますけれどもね。基本、社会福祉事業、法律がそれぞれ障害者総合支援法のね、51条の24と77条というように、それぞれ根拠は別なんですが、社会福祉事業としてやられる障害福祉サービスの相談事業、いわゆるどういうサービスを受けられるかという形で相談を受ける、これは社会福祉事業そのものなので、これは非課税なんですね。非課税なんです。

 ただ、一般の相談事業ですね、市町村が障害者団体に委託する、障害者というか、福祉団体に委託するやつ、一般の相談事業、どうしたらいいもんかねとかというような、それは、これはサービス事業なので、消費税課税なんですよ。なので、そこはどこまでいってもそういうことなのでですね。そこは確かに分かりにくいというのがあって、障害者福祉事業だから両方とも非課税だろうという形で、現場の市町村の皆さんがね、そういうような判断されたというのは、これはやむを得ない面はあるとは思いますけれどもですね。思いますけれども、やっぱりそこはおのずとその事業として性格が違うのでね。そこは税がかかる、かからないってやつは、そこはやはりちょっと厳密にやらなきゃいかんところではありますのでね。そこは確かに分かりにくいということなので、もうちょっと国の方でね、税務署というよりもこれ、あれだな、福祉部局の方だな。厚労省がもうちょっとそこは明確に周知してもらったら良かったかなとは思いますがね。

 別にその個々の皆さんが何か悪気があってやっているような話じゃないので、そこは以後、それは改めるといいますかね、気をつけるということではないかなというふうに思っております。そういうふうに拝見をいたしました。

 そこはやはり事業の性格上、そこはしようがないんだな。社会福祉サービスとしての本当にどういうサービスを受けたり、組み立てられますかという、そういう個別具体的な、まさに社会福祉事業の一貫としての相談事業と、一般的な相談事業とはやっぱり、ちょっと確かに違うこと、違うんですね。そこのところはやむを得ないところがあると思いますが、そこのところはですね、やっぱり行政ですので、やはりしっかり厳密にやっていただくということかなというふうに思っております。それが1点。

(5)新城ラリーの開催終了報道について

 それと、もういっちょはですね、週末にですね、新城ラリーが終了するという報道、私もちょっと前にそういうことだという報告は聞いておりましたが、ちょっと残念ではありますけれどもね。20回にわたってね、新城市さんが頑張ってやってこられたということで、それが去年の秋初開催になったラリージャパンね、世界ラリー選手権につながったということは事実ですからね。あそこ、見に来てもらって、WRCのね、ラリーの世界選手権をやっている主催者にもあそこを何回も視察をしてもらってですよ、あの新城総合公園だとか、ラリーの会場の視察をしてもらい、ああ、これだけ盛り上がっているならいいねといって、ラリージャパン、採択になったのは事実なので。そこのところはですね、やはり地元のね、新城市さん始め皆さんね、やはり丁寧に対応してもらいたかったと思いますし、してほしいなというふうには思いますね、引き続きね。

 引き続き、新城市さんね、ラリージャパン、確かコースにもなるはずですからね。そこは引き続き、やはり丁寧に対応していただきたいというふうに思っております。

 それと、何か新聞出ています、会場が狭くてラリーが終了だって。それはしかし、私から言わせるとちょっと違うのではないかと。もともと新城市が桜淵公園でやっていたところで、ラリー車がデモランをやっても、カラーコーン一つ置いて、全然観客の方々と動線切れないというようなところで、もし仮に、デモランのときにちょっとでも失敗があったら観客のところにね、突っ込んじゃうようなことがあったので、それを完全に切るという意味でですね、新城総合公園。最初はグラウンドのラグビー場の真ん中に鉄板を敷いてぐりぐりやって、そうしたら芝が全部はげちゃったんでですね、養生するのにえらいかかる、回復するのにえらいかかったとかですよ。

 あと、あそこの公園の中をね、ポイントを付けるラリーアタックをやりたいとかいう話とかですよ、いろいろあって、これは豊田章男(とよだ あきお)社長から私、直接頼まれたので、それだったら、ちょっと公園をですね、ラリーのコースに使うのは日本で、本邦初ですよ。それでやってきてですね。もう毎年毎年、やはりみんな必死、ポイントだから真剣に走ってですね。木に突っ込んだり、あと、水銀灯をなぎ倒したりとか、いろいろあってもですね。当然、もちろん原状復帰してもらいますけど、何か月かは使えないわけですね。そういうことがあっても私どもはやってきたので、それ、会場が狭くてどうのこうのって、そういう言い方はないだろうという気がしましたね。本当にね、10年間ね。

 もともとうちの公園部局は絶対嫌だと言っていたやつを、そんなもの、そういうことを言うなと。地元のために何とかやろうじゃないかと言ってやってきて、それでもってこれかいというのはね。ちょっとあれですね。何かほかの場所で考えておられるというような報道が出ていますけど、ちょっと付き合い方はちょっと考えないかんなと。そういうことならね。余り協力できませんなと、こういうふうに言いたくなるね。そういうことを言われるとね。

 いや、我々、愛知県と一切関係なく、やると言うんであれば、どうぞおやりになっていただければと思いますけどね。そうはいかんのじゃないかと思いますがね、きっとね。いろんな会場とか、いろんな規制の面でもね。ちょっとこの言い方はないなと思いますね。それは新城市さんがちょっと抑えぎみに言っておられるんでしょうけど、それは怒るのは無理ないなと思いますがね。それはちょっと先週、気になったので、一言ぐらい言ってやらんとなと思いましたので、言ってやりますけどね。

 今日は以上です。