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2024年7月30日(火曜日)午前10時
1 知事発言
皆さん、おはようございます。7月30日火曜日午前10時、定例記者会見を始めさせていただきます。
(1)熱中症警戒アラートの発表について
ちょっとお手元に資料はございませんが、熱中症について申し上げます。
熱中症警戒アラート、今日も出ております。7月18日、先々週の木曜に梅雨が明けましてから、7月18日からこれで、今日で13日連続、13日連続の熱中症警戒アラートということでございまして。その前はですね、3日、5日、7、8、9と、こう5日間ありましたので、これで今年は合計18回、18回目の熱中症警戒アラートでございます。
天気予報を見ますと、まだまだ36度とか7度とか、そんな予報ばっかりが続いておりますので、しばらくずっと熱中症警戒アラートになるかと思います。是非ですね、お気を付けをいただきたいと思います。
7月22から28日までの直近1週間の救急搬送者数は820人でございます。特に熱中症警戒アラートが発表された日はですね、ずっと、7月24、25、先週の水木を除いて、毎日100人を超える方が救急搬送されております。
是非お気を付けをいただきたい。エアコンを適切に使用する、こまめな水分補給と塩分補給をお願いをいたしたいということでございます。
ということで、先週も申し上げましたが、熱中症警戒アラート発表中ということでございます。エアコンの適切な使用、外出はできるだけ控えて暑さを避ける、熱中症のリスクが高い方に声掛け、ふだん以上に熱中症予防行動の実践をお願いを申し上げます。
(2)新型コロナウイルス感染者の状況について
新型コロナウイルス感染者の状況は、毎週木曜日の夕方ですね、データをアップさせていただいておりますが、7月15日から7月21日の今年第29週、先週木曜日発表ですけれども、7月の第3週はもう既にお手元に数字はお配りしておりますが、その1週間前から伸び率が1.33倍ということで、8週連続増えております。
その7日間平均、1日当たりでいきますと、1日当たり愛知県では感染者が5,120人、5,120人と推計されます。その前の週が3,880人でありましたので、1.32倍でございます。昨年のですね、4月上旬の330人というのが一番低かったんで、それからいたしますと15.6倍ということでございまして、もう警戒をしていただかなければなりません。
ちなみにですね、現在、世界的、全国的に主流となっておりますオミクロンKP.3株につきましては、これはですね、本県では、毎週ですね、毎週愛知県の衛生研究所でこの新型コロナウイルスのゲノム解析を行っておりまして、直近の1週間、7月16から22までは、全体に対するオミクロンKP.3の割合は83.3パーセントと、全国とほぼ同じ傾向ということでございます。
ただ、これは国の国立感染研の見解ですが、特にこれが重症化をするといったようなことは報告をされておりません。ただ、これまでできた抗体をすり抜ける、いわゆるかかりやすいということが言われておりますということでありますので、お気を付けをいただきたいと思います。
なので、私、夏休み前の7月19日、先々週の金曜日に県民の皆様へ感染防止対策の徹底のメッセージを発出をさせていただいたということでございますので、是非お気を付けをいただきたいというふうに思っております。
国の国立感染研は、5月から6月についてですね、発表しているのが、オミクロンKP.3株が75.0パーセントと言っておりましたが、その後、全体にも増えているんでしょうけれども、愛知県の場合は直近で83.3パーセントということで、一気に増えてきているということでございます。これは、変異株というのはそういうものかもしれませんね。
ということでございますので、新型コロナウイルス感染者は急増中でございます。感染防止対策の徹底をお願いいたします。室内の換気、手洗い、手指消毒、適切なマスクの着用などなどということでございます。
ということでありますので、併せてですね、熱中症警戒アラート発表中、それから新型コロナウイルス感染者急増中、感染防止対策の徹底を併せてお願いをいたします。
いつも申し上げておりますが、発熱の症状は全く一緒でございますので、発熱された、ちょっと調子が悪いという方は、是非電話でまずはね、病院、クリニック、保健所などにですね御相談をいただいて、それからお医者さんを受診をしていただくということでお願いを申し上げたいというふうに思っております。
どうかこの夏をですね、健康で笑顔でお過ごしをいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。ということでございます。
それではですね、発表事項にまいります。
これは配ってあるんだっけ。今のコロナのやつは。そうかね。コロナのやつは今お配りしておりますので、また御覧をいただければというふうに思っております。
(3)「あいち重点政策ファイル360プラス1ロードマップ」の更新について
(【知事会見】「あいち重点政策ファイル360プラス1 ロードマップ」を更新しました - 愛知県 (pref.aichi.jp))
それでは、今日の発表事項にまいります。
まずは、「あいち重点政策ファイル360プラス1ロードマップ」の更新であります。
私が選挙の際にですね、県民の皆様にお示しした政策集「あいち重点政策ファイル360プラス1」に掲げた政策について、2026年度までの4年間にわたりまして全庁挙げて取組を推進するとともに、ロードマップによる進捗管理を行っております。ロードマップは、事業の進捗状況を踏まえ、毎年度その内容を更新しております。
この度、2023年度及び24年度の取組を反映をし、ロードマップを更新いたしました。
今回の更新版では、新型コロナウイルス感染症の後遺症に関する実態調査の実施、モビリティや農業、デジタルヘルス、環境分野に続く、スポーツ分野のイノベーションプロジェクトの推進、愛知「発酵食文化」振興協議会による愛知の発酵食文化の魅力発信、田原市・豊橋市沖における国内最大規模の浮体式洋上風力発電の実証事業の推進、テキサス州にある世界最大規模のがんセンターのMDアンダーソンがんセンターと愛知県がんセンターとの共同研究や人材交流の推進、2028年技能五輪国際大会の招致、カスタマーハラスメント防止対策、ファミリーシップ宣誓制度の運用開始、愛知県・市町村人口問題対策検討会議における人口問題対策の検討など、今年度新たに着手した取組を盛り込んでおります。
また、「ラーケーションの日」や「県民の日学校ホリデー」を始めとする休み方改革の取組、ユニコーン企業の創出支援・スタートアップの資金調達支援などのスタートアップ支援、自動運転の実証実験、水素の社会実装や矢作川・豊川カーボンニュートラルプロジェクトの推進などカーボンニュートラルの実現に向けた取組、中高一貫校やフレキシブルハイスクールの開校、特別支援学校の整備などの教育の充実、婚活イベントや結婚支援センターの開設、男性の育児休業取得促進に向けた中小企業等への奨励金支給など愛知県独自の少子化対策の取組など、従来から取組を進めている各政策についても、それぞれの取組を充実・発展させながら、着実に取組を推進しております。
具体的な取組の詳細は、お配りした冊子と概要版のとおりでございます。
なお、概要版に記載した取組のうち、末尾に「(2024)」の表記があるものが今年度の新たな取組でございます。
引き続き、このロードマップに沿って、「あいち重点政策ファイル360プラス1」に掲げた360の政策の進捗管理を適切に行い、一つ一つの政策を丹念に進めていくことで、愛知が誇る日本一の産業集積を更に成長させ、県民の皆様すべてが豊かさを実感できる住みやすさ日本一の愛知、すべての人が輝き、多様な文化・スポーツ・歴史を享受できる、未来へ輝く進化する愛知を創ってまいります。
ということでございまして、概要版も御覧をいただきながら、また、これが全体でございますけどね、大部なものでございますが、これは毎回、毎年毎年今の時期にですね、このフォローアップを作らせていただいております。また御覧をいただければというふうに思っております。また、御覧をいただいて、様々に意見等々、御意見、御指摘をいただければ有難いというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
補足をすることは、進捗状況といたしましてはですね、360項目いずれもですね、毎年度具体的な取組を積み重ねながら、この2026年度までの4年間での実現を目指したいということでございます。
360項目いずれについても着手済みということでございます。着実に取組を進め、全庁挙げて取り組んでまいります。ということでございますので、よろしくお願いを申し上げます。
(4)「モリコロパークde 大規模婚活2024」の参加者募集について
(【知事会見】「モリコロパークde大規模婚活2024」の参加者を募集します - 愛知県 (pref.aichi.jp))
続きまして、2点目でございます。「モリコロパークde大規模婚活」の2024の参加者募集です。
少子化が大変厳しい状況にある中、その大きな原因の一つとして考えられる未婚化・晩婚化への対策として、愛知県では、昨年度に引き続き、結婚を希望する方に出会いの場を創出するため、10月に定員400人の大規模婚活イベントを実施をいたします。
今年7月30日から、本イベントの参加者募集を開始をいたします。今日からですね。ということでお知らせいたします。
発表資料1ページを御覧ください。
イベントタイトルは、「モリコロパーク de 大規模婚活2024」です。日時は、10月12日の土曜日の午後1時15分から午後4時半まで、3時間余りということです。会場は長久手市の愛・地球博記念公園です。
参加対象は、20歳から39歳までの独身者の方で、イベント当日に県内在住、在勤又は在学の方であります。募集定員は400名で、事前申込制、申込多数の場合は抽選により参加者を決定をしております。参加費は無料でありますが、オンラインによる事前セミナー受講の際の通信費や会場までの交通費等については参加者の負担です。
当日のプログラムとしては、グループでスマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーを楽しみながら園内を散策したり、謎解きゲームなどで交流を深めていただきます。
続いて、発表資料の2ページを御覧ください。
イベントに参加される方はオンラインによる事前セミナーの受講を必須とします。そして事前セミナーは、婚活の種類、婚活でのコミュニケーション、好印象な服装やマナー、あなたのパートナー像、自己肯定感の高め方、ご縁の育て方の6講座で、その中から2講座以上を受講していただきます。
参加希望者は、案内ちらしに記載の公式サイトの登録フォームに必要事項を記入の上、申し込みをいただきます。申込期間は、本日7月30日から9月の10日までといたします。参加の可否につきましては、9月の17日にメールでお知らせをいたします。お申込み多数の場合は、抽選の上、この9月17日にメールでお知らせをいたします。
定員400名と、婚活イベントとしては大規模なイベントであります。できる限り多くの方とじっくりお話しできるようにスタッフがサポートいたしますので、是非お申し込みをいただいて、すてきな出会いの機会にしていただきたいと思っております。
ということでございまして、資料の方にですね、イベントの日時、そしてプログラムの時間割、それから、2ページの2が事前セミナー。6種目のこうした講座がありますよということでございます。ということでございまして、これがちらしということでございます。
なおですね、この点はですね、2023の合計特殊出生率が全国で1.20、本県で1.29と、過去最低を記録をいたしました。ちょうど愛知県は真ん中辺でございますが、それでも過去最低であるということで、県民の意識調査をね、昨年10月にやりましたところ、独身の方の74パーセントがいずれ結婚する意思があると回答された一方で、結婚したい相手にまだ巡り会わないからという回答も多かったと。というか、一番多かったということでありますので、出会いの機会がない、特にコロナ禍で出会いの機会がなくなったということが大きいというのがアンケート調査などでも明らかとなっております。
でありましたので、出会いの機会を提供する取組として、昨年度初めてこうした大規模婚活イベントを開催したところ、去年は倍率が5.6倍となって、2,249名の応募があり、当日アンケートで75パーセントの方が満足したと、91パーセントの方が友人等に薦めたいと回答をしていただきました。
こうした参加者の反応と、報道においても広く取り上げていただいたことから、大規模婚活イベントには、出会いの機会の提供と社会全体で結婚したい若者を応援するという機運の醸成、機運の醸成という二つの高い効果があったと考えまして、引き続き開催をすることといたしました。
今回のイベントでは、基本的に、男女3名ずつの6名のグループを作って、各企画に参加をしていただきます。でもって、企画ごとにグループの異性のメンバーを組み換えるということでございますのでですね、企画が、謎解きゲームでありますとかね、それからおみくじトークとかですよ。謎解きゲームと、その後デジタルスタンプラリーで散策、チーム対抗!ミニゲーム、おみくじトークと、四つあるのかな。なので、その都度その都度交代しますので、より多くの方に出会っていただいてね、また、マッチング、カップリングができればかな、というふうに思っております。
これはですね、その後、イベント当日の効果の検証はね、イベント当日とイベント終了3か月後の2回参加者へのアンケートを実施をして、検証をしたいというふうに思っております。ということで、その後のフォローと言いますかね、効果を確認をしていくということでございます。
でもってですね、1枚お配りをしておりますが、配ってあったっけ。
【広報広聴課長】 配ってあります。
【知事】 どれだった。
【広報広聴課長】 ちらしの後ろです。
【知事】 これが、去年のね、2023年度は全部県の予算として400人の、このモリコロパークでの400人規模の大規模婚活をやった上でですね、並行的にと言いますかね、30人から40人のですね規模の婚活イベントを10回やらせていただきました。
今年度はですね、より地元に近い、市町村の皆さんにもね、取り組んでいただきたいという思いでですね、この大規模婚活イベントは県がやりますが、この市町村を、もっと回数を増やすために、市町村がやっていただければ2分の1を補助しますという形に予算組みをさせていただいて、今年度はこちらの小規模なイベントと言いますかね、を9市、14イベントやるということになっております。
さらにですね、現時点で、これに加えてあと五つの市町でやろうということで今検討していただいておりますので、もうちょっと増えるということでございますので、できるだけこういう形できめ細かく増やしていってですね、効果を上げていきたいなというふうに思っております。
(5) あいち創業館ティザーサイトの公開及び学校団体向け「あいち創業館ツアー」の予約受付の開始について
(【知事会見】あいち創業館ティザーサイトの公開及び学校団体向け「あいち創業館ツアー」の予約受付の開始について - 愛知県 (pref.aichi.jp))
最後にですね、あいち創業館について申し上げたいと思います。あいち創業館ティザーサイトの公開及び学校団体向け「あいち創業館ツアー」の予約受付の開始です。
5月16日の臨時会見で発表いたしましたとおり、愛知県は、2024年11月に、本県にゆかりのある革新的な事業を興した創業者・経営者の業績等を伝えるあいち創業館(Aichi Founders Museum(アイチ ファウンダーズ ミュージアム))をSTATION Aiの2階に開館をいたします。大体、約350平米の部屋を県が借りて、そこをこうした創業館として開設をいたします。
本日、あいち創業館のティザーサイトを公開をいたします。同サイトで、学校団体向け「あいち創業館見学ツアー」の予約受付を開始をいたしました。
このティザーサイトというのは、発売前の新商品や施設のオープン前に、あえて段階的に情報を小出しにして、消費者や利用者の興味・関心を喚起し、期待感を高めることを目的としたWebページのことでございます。
見学ツアーは、祝日を除く毎週水曜日、木曜日の午前9時半から12時半までの間で参加者が希望する時間に実施をいたします。なお、校外学習が多く企画される10月から11月については金曜日も実施をいたします。
案内の方つけますのでね、事前にやっぱり予約をしていただいて。ですから、3時間ありますので、二つかな。三つはちょっとえらいかな。2校はできると思いますのでね。近くのとこだったら歩いて来れますのでね、そういったことで是非御参加いただければと思います。
なお、やっぱりゆったり見てもらおうといたしますとね、何百人どんというわけにいきませんので、参加人数は1回60名程度、参加料は無料です。ですから、2クラスということですかね、1クラスか2クラス。なので、同じ学年でも日を分けて来ていただくということかもしれません。
見学ツアーに参加した子供たちが書き込んで学べるワークシートや施設ガイドも用意し、企業家たちの発想やアイデアとの出会いをサポートします。
予約受付は、本日からティザーサイトの申込フォームにて開始をいたします。
学校関係者の皆様には、是非小中学生の遠足や社会見学などで「あいち創業館見学ツアー」を御活用いただいて、多くの子供たちに将来の起業家としての夢を育んでいただきたいと思います。
また、ティザーサイトにおいて、あいち創業館のロゴマークを初公開いたします。
このロゴマークは、「!」(ビックリマーク)ですね、このちょんちょんってやつですな。ビックリマークをモチーフにしたもので、あいち創業館が、企業家たちの発想やアイデアとの出会いをサポートし、刺激的な体験を通じて新たな発想が生まれる施設であることを表現をしております。
さらに、この「!」をひっくり返すとアルファベットの「i」にもなりますので、施設の要素である人、企業家のピクトグラムや、innovationを表現をいたしております。
また、ティザーサイトでは、このロゴマークの形状のデザインに落とし込んだ、企業家の数々の名言を御覧いただけます。
多くの皆様にこのティザーサイトを御覧いただいて、これらの名言から企業家の思いや活動について想像していただくことで、展示内容への期待を高め、11月のあいち創業館のオープンを楽しみにしていただきたいと思います。
あいち創業館、11月1日にね、オープン式典をやり、オープンをさせていただきます。10月31日に全体のオープニングセレモニーやり、3日間やりますから、2日目がティザーサイト、創業館のオープンということでございます。
資料を御覧をいただければと思います。2024年11月1日オープンということでございますね。展示内容等ということでございます。
それから、資料の3ページがこのトップページで、このビックリマークにいろんな名言が載せてあるということでございまして、御覧をいただければというふうに思っております。
申し込みの利用フォームは4ページということでございます。
ロゴマークについて5ページ、あいち創業館、Aichi Founders Museumということで、ロゴマークの考え方が書いてあります。ビックリマークをひっくり返すとiになって、innovationだと。木、水、土から着想した3色を使うということでございます。はい、ということでございますね。
これがあいち創業館のティザーサイトの公開及び学校団体向けの予約受付の開始。
今もう近場の学校の皆さんには、名古屋市内のね、小学校始め近場の学校の皆さん、個別に話をしておりまして、もうぼちぼち予約も入ってきております。入ってきておりますのでですね、また進めていければというふうに思っております。
(6)第33回オリンピック競技大会「愛知県ゆかりの選手」入賞者一覧について
ということで発表事項でございますが、続いてですね、もう一つ、オリンピックの資料について、今日までのですね、今日この時点までのオリンピックのですね、パリオリンピックの愛知ゆかりの選手の入賞者等の一覧をお配りしております。
初日から4日目でございますが、愛知ゆかりの選手のメダル、入賞の状況。
フェンシングの男子エペ個人、加納虹輝(かのう こうき)選手の金メダル。それから、総合馬術の団体、大岩(おおいわ)選手の銅メダル。柔道、永山(ながやま)選手の銅メダル。水泳、平井瑞希(ひらい みずき)選手の7位入賞、馬術、大岩選手個人での7位入賞と。大岩選手48歳、最年長と。5回目のオリンピックということで、すばらしいことでございます。
あとは一覧表はね、こういうふうにA3のあれがありますので。
これどうすんだっけ。毎日更新して、あれだったっけ。提供しているんだっけ。
【政策調整課長】 週に1回です。
【知事】 週に1回。そうか。すみません。皆さん、もう取材されておられるから御案内だと思いますけど、週1回まとめてまた提供させていただきます。
まだまだ、水泳、陸上始め、あと団体競技もこれからと、これからということでございますね。ということでございます。
残念ながら、最後3ページ、カヌーの羽根田卓也(はねだ たくや)選手はちょっと準決勝敗退と、あと一歩ということでございましたね。5回目のオリンピックでございましたが、あと一歩ということでございました。ということでございました。
やはり競技は盛り上がっていくんだなというふうに思いますね、やっぱりオリンピック、現時点であれですね、金メダルの数で順位をあれしますと、日本が今1番なんだね、これね。金メダル六つでね。フランス・中国5、現時点で1番ということで、すごいことだなというふうに思います。
なので、このパリオリンピックで活躍した選手がまた、もう2年後なんで、是非アジア大会、アジアパラ大会、この愛知・名古屋大会でも引き続きね、活躍をしていただけると有難いなと思いますね。
この馬術の大岩選手48歳で、2年後50歳ですけど、出てくれるもんだと思いますけどもね、最年長で。大いに期待をしたいというふうに思っております。
(7)愛知県の製造品出荷額等の推移について
そして、それとですね、ちょっと御参考でございますが、最後、もう1枚紙入れてありますが、これは先週の金曜日に国の経産省、総務省から公表されました、都道府県別のですね、製造品出荷額等の2022年の数値の調査でございまして、それでいきますと、愛知県は52兆円を超えて、初めて50兆円を超えました。なので、1年間の伸び率でいくと、あれか、10パーセントぐらい伸びてるんだな、これ。
分かる、伸び率。ということでございまして。
皆さん御案内のですね、リーマンショックが2008年なんで、リーマン前の2007年というのがですね、この2005年愛知万博だったんで、5、6、7、このときは愛知も税収があって、交付税の不交付団体でありましてね、2000年代半ば。大変絶好調ということでありましたが、リーマンショックでどーんと落ちて。リーマンショック、トヨタショック、それから派遣切り、派遣村と、こういう激動の時代でありましたが、ようやくですね、このリーマンをようやく乗り越えたのが2018年で、10年かかったわけでございますね。2018年の時にリーマン超えだというふうに私申し上げた覚えがありまして。
2018、19とですね、きましたが、2020はコロナでやはりちょっとラインが止まったり、組み立てラインもそうですが、部品のね調達もということでありまして、少し落ちたということでございましたが、その後ですね、また2021年には回復をし、そして2022年50兆円超えということで、明らかにですね、この2020年のコロナだけ除きますとね、相当高い水準に来ているということでございます。
この2022年の数値を見ますと、ほかも全体伸びているんですけどもね、ほかも全体伸びているんですが、第2位の大阪が20兆、20兆に乗せてきたねと思いますが、20兆円。静岡が19兆円、兵庫が18兆円、神奈川が18兆円でありますから、基本2.6倍ぐらいあるということでございますので、異次元の世界を行っているということだと思っております。
なので、よく言いますが、大阪人口が880万、愛知が750万で130万人違いますけど、GDPは、この10年ぐらい平均するとうちの方が上なんですね。最近ちょっと、このコロナ前後はちょっと製造業がちょっとあれなので、ほんの僅差でちょっとうちの方が少なかった時もありますが、ほぼほぼ一緒かうちが上回っているというのは、やはりこの製造業の付加価値が違うということかなということでございます。
ちなみに、日本全体の経済の割合で製造業は20パーセントなんですが、愛知の場合は40パーセントありますので、これがGDP全体を押し上げているということだと思います。
でもって、これのね、製造業が占める付加価値の額もですね、52兆のうち、愛知県14兆ありますので、これの推移だとかちょっと分析をしましてね、一回ちょっとこれを分析したいと思いますが、明らかにこのリーマンショック、それから2011年の大震災以降ですね、私どもが着実にこの製造業、産業育成をやってきた成果が出てきているというふうに思っております。
2011年がね、東日本大震災で、また、トヨタのラインが5週間止まるという、創業以来の大変な事態がありましたが、それを乗り越えて40兆を超え、リーマンを超え、50兆を超えてきたということで、ぐっと伸びてきているというのは、愛知県内の企業さんの努力に敬意を表したいと思いますが、私どもの施策もですね、産業を強くするという施策が、効果が出てきているということは言えるのではないかというふうに思っております。
また更にこれを検証し、モデル化をし、次なる施策に反映をさせていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
私からは以上です。
2 質疑応答
(1)第33回オリンピック競技大会「愛知県ゆかりの選手」入賞者一覧について
【質問】 先ほど、愛知県ゆかりの選手のオリンピックの話があったと思うんですが、昨日、加納選手の金メダル、知事コメントを個別にいただいて。今、大岩選手の話もあったと思うんですが、大岩選手の今回の銅メダル、快挙だと思うんですが、その辺についての所感をいただいてもよろしいでしょうか。
【知事】 いや、本当に快挙だと思いますね。昨日のね、加納虹輝選手のね、フェンシングエペでの個人の金メダル、個人の金メダルというのは始まって以来なんでね、これはすばらしい快挙だなと思いますね。前回、団体でしたもんね。個人で取ったということなので、日本でねフェンシング競技をやっておられる方の、本当に、何て言いますか、目標であるし、本当に励まされるんじゃないでしょうか。ということなので、心からお祝いをね申し上げたいというふうに思います。
まだ団体あるんだよね。あるんだね。あるんだよね。だから、個人があって、そうだ団体があるんだな。男子エペ個人と男子エペ団体がありますから、またね、引き続き団体戦もね期待したいというふうに思いますね。
金メダル取ってくれると、2連覇してくれると一番いいんですけども、やっぱりメダルは取っていただけるんじゃないかというふうに思いますのでね、大いに期待したいというふうに思います。
それからまた大岩選手ね。総合馬術団体の皆さんは、何か自分たちのこと、みんなで「初老チーム」と言っておられるようでございますが、40代で初老と言われるとちょっと、ちょっとなんだなと思いますけれども。それを言いながら自分たちを鼓舞してですね、見事、92年ぶりですよね、92年ぶりのメダルを取られたというのはすばらしいことだなと思いますね。
だって、戦前のロス五輪のバロン西さん以来ということでしょ。伝説の、あのメダル取られた以来なんで、本当にすばらしい、快挙だと思います。
大岩さん、また個人でも7位入賞なんで、本当にすばらしいことだなというふうに思いますね。
是非、2年後なんでアジア大会。残念ながら、ちょっと愛知では、競技場が造れないのでですね、東京の馬事公苑でやりますけれども、あれは東京オリンピックをやった施設なんで、施設的には、もう世界でもピカイチという折り紙つきのところでやりますから、是非ね、次は50歳で金メダルを、アジアの頂点に立っていただけるように大いに期待したいというふうに思っております。
でも、あれですね。やっぱりあれは馬術の競技会場はベルサイユ宮殿なんだね。すごいね、やっぱり。それ(庭園)を改造してね。でも、基本全部仮設なんですよね。だから、結構費用は。自分はアジア大会がありますから、これ幾らかかるんだっていうのがすぐぽんぽんと頭に入るので、そういう目で会場を見てしまうんでですね、ちょっと純粋に見れないので、ちょっとあれなんですけれども。
いやまあ、馬場でこうやる競技ね、障害とかいろんなやつと、あと何でしたっけ、カントリー(ロード)でやる、ああいうやつ、あれですね、絵的にはすばらしいなと思いますけれども、東京の馬事公苑もね、あの中にもカントリーコースも造りますので、というか、今造ってもらっていますので、そういう意味ではですよ、東京の都心と言いますね、あの中で、世界ピカイチの馬術競技場でやりますから、そこも私は、全く引けを取らないね、すばらしい競技環境でやっていただけると思いますので、是非、大岩選手始めね、皆さんにも期待したいなと思います。
(2)愛知県の製造品出荷額等の推移について
【質問】 先ほど、愛知県の製造品出荷額の推移のお話がありましたけれども、前年、21年から22年にかけて10パーセント近く伸びたというお話ですが、伸びた要因だとかですね、特に製造品の中でもですね、どういった業種のものが伸びたというものがもしあれば、教えていただけますでしょうか。
【知事】 全体のこの中をまだつぶさに検証したわけではありませんが。というのは、先週金曜日に発表した数値ですのでね、ありませんが、やはり金額、ロットが大きいのはやっぱり自動車なんで。明らかにですね、この21年から22年にかけて、今大きな問題になっておりますが、一つはやはり円安。円安が始まってね、それが120円から30円ぐらいになり、それから22年が130円から140円になり、150円ぐらいになり、そしてまたこの2024年は150円、60円と、こういう形ですね。2021年の1月は1ドル104円だったんですよ。そこから円安が始まってますから、そういう意味では、一つは、円安が効いているということと、もう一つは、アフターコロナの時と言いますか、コロナの時点でやっぱり自動車が確かによく売れたと。巣籠もり等もありですね、新車もそうですし中古車もよく売れて、玉不足、売る商品が足らないというようなこともありですね、国内もそうですが、海外でも、いわゆる、何と言いますかね、販売促進、販促の奨励金も出さなくてもいいと。定価で売れるというようなこともあり、相当収益が改善し、高い車から売れていくと。要は、巣籠もりで皆さん家計にもお金がたまったのでということもあり、でもって、半導体不足もだんだんだんだん緩和されてきていたということもありですね、そういったことが相まって、生産も拡大をし、高い車も売れていき、そして円安、そうしたものが相乗的にかみ合ってということではないかというふうに思います。
確かに円安は、輸入物価の物価高とかインフレだとかですね、なので、一方で悪い面もありますし、一つは、円の価値がその国のね、国力を表すということもあると。あまりも行き過ぎた円安はね、私は、これは何とか、いかがなものかということで、それは是正、修正されなければならないとは思いますけれども、短期的に見るとですね、こういうふうに愛知のようなと言いますか、日本経済全体もそうかもしれませんが、こういう輸出型の製造業を中心としたところになると、短期的にはですね、短期的な視野で見ると景気は良くなると、経済にはプラスに効くということが現れているということが言えるのではないかなというふうに思います。
それですから、明らかに自動車がどんと伸びているということですよ。ですから、それはあれですよね、トヨタ自動車さん始め各社の決算見れば分かりますよね。過去最高益をぐっとこう、最高の売上げと最高益を更新しているということですから。
3 知事発言
(1)株式会社恵の事業所譲渡等について
それでは、私からですね、何点かちょっと追加で申し上げたいと思います。
グループホームふわふわ幸田及び西尾に関する株式会社恵からの報告について申し上げます。
6月26日水曜日付けで指定取消しを含む行政処分を行った株式会社恵からは、7月の12日金曜日に、全国の事業所一括での事業譲渡を、最短、年内に実施する旨の報告を受け、一括譲渡では間に合わない幸田及び西尾については速やかに譲渡を進めるよう、7月22日月曜日に文書による行政指導を行ったところでございます。これはもう既に、もうここでも御説明をいたしております。
この行政指導に対しまして、7月25日木曜日に株式会社恵から文書による報告がありました。
報告の内容はですね、1、継続入居を希望する利用者の要望に応えるため、9月末までの完了を目指し、分割譲渡も視野に対応を検討する。2、譲渡先やスケジュールは未定であり、進捗があればその都度報告する。3、今後の方針については、全従業員に対する説明会を7月中に行う、幸田及び西尾の利用者、家族への説明会を8月に開催するなどとなっております。
県からは、速やかに譲渡先の選定を進めるとともに、利用者の方や御家族、従業員の方に対して丁寧な説明を行うように指導をいたしました。
県としては、引き続き恵に対して逐次報告を求めながら、厚生労働省や名古屋市などの関係自治体と連携をして、利用者の方が引き続き今のグループホームに住みサービスを受けるというケースと、御希望に応じて転居されるケースの両方の視点から、利用者の方にとって最善の方策を模索し、全力でサポートをしてまいります。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
ということでございまして。
なおですね、市町村の相談窓口等、名古屋市も、全ての窓口にですね、これまで、先週金曜日までには、愛知県全体で累計で207件の相談が寄せられております。寄せられておりまして、それはですね、主な内容はね、事業所が廃止されたらすぐ転居しなきゃいかんのですかとかですよ、行き先が見つかるかどうか不安なんですとか、このまま同じホームで生活したいといったような相談が寄せられておりますので、その都度その都度丁寧に御説明をし、お話をさせていただいております。
なので、何度も申し上げますが、利用者の方が行き場所がなくなるというようなことは絶対にあってはなりませんので、市町村と連携をしてその支援に万全を期してまいります。よろしくお願いをいたします。
ということが1点でございまして。
(2)犬山市における児童虐待が疑われる死亡事例について
あともう一つはですね、犬山市における児童虐待が疑われる死亡事例についてでございますが、特に私ども行政として、先週から今週まで特に動きがあるわけではありませんが、第1回のですね、この児童虐待死亡事例等検証委員会につきましては、事実の把握や亡くなった子供の視点に立った発生原因の分析、そして児童相談所の対応等について検証を行い、必要な再発防止策を検討するということで、7月18日の被疑者の逮捕後、翌7月19日にこの検証委員会を設置をいたしました。
メンバー5人も含めて全て御報告をさせていただいておりますが、その第1回の検証委員会におきましては、今捜査中でありますので、今後の捜査状況を注視しつつ、検察が起訴した後、その起訴事実等を踏まえ、適切な時期に開催をしてまいりたいというふうに考えております。
今捜査中でありますので、やはりまず事実関係をですね、しっかりと把握した上で、その事実関係。今もう事件として逮捕、捜査中でありますから、その警察及び検察当局が認定をした起訴事実を踏まえ、それに私ども児相なり県警察とやってきたこれまでの経過の事実関係をつけ加えて、この検証委員会の皆さんに検証していただき、評価をしていただいて、そして、この時点ではこうで良かったのか、こうすべきだったのか、どうだったのかということもですね、こういう対応があったんではないかといったことも御指摘をいただきながら、今回の一連の経過についてですね、客観的に検証をしていただく。その上で、再発防止策を講じたいということでございますので、第1回につきましては、検察が起訴した後、起訴事実を踏まえ、適切な時期に開催をしてまいりたい。その準備は進めているところでございます。私からは以上です。
それでは、今日は以上とさせていただきます。ありがとうございました。