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2024年8月14日(火曜日)午前10時

ページID:0544193 掲載日:2024年9月12日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 おはようございます。8月14日のですね、今日は水曜日ですね、水曜日でございますが、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今週は、山の日ということで3連休でございました。日本中と言いますか、お盆休みということで、私も、13日でございますが、お盆休みを取らせていただきまして、地元におりました。ということで、今日の会見ということになりましたので、よろしくお願いをいたします。

(1)新型コロナウイルス感染者の状況について

 新型コロナウイルス感染者の状況でございます。これは先週、木曜日、木曜日の午後ですね、夕刻にホームページにアップさせていただいた資料と同じでございますが、連休明けということで、改めて私からも申し上げたいと思います。

 資料の1ページを御覧をいただきたいというふうに思っております。

 7月29日から8月4日までの今年第31週、7月の第5週と言ってもいいですね、県内の195定点医療機関からの総報告数3,920人でありまして、1医療機関当たりの報告数が20.10人であります。保健所別は、豊川保健所が一番多く、定点当たりは28.33人、年齢階層別は、10歳未満が526人で一番多いということでございます。

 定点当たりの報告数の推移であります。これが一番大事なところでありますが、第31週の20.10人は、前週が23.25人でありますので、3.15人の減少、伸び率が0.86倍。0.86倍と、10週ぶりに前週の報告数を下回りました。下回りました。2か月間にわたってですね、6月、7月とずっと上がってきたんですが、ようやくですね、何て言いますかね、一区切りと、一山越えたかなという感はございます。もちろん、夏休みというのもありますけどもね。ありますが、医療機関は開いておりますので、そういう意味ではちょっと、一山越えたかなという感じかなというふうに思っております。

 次に、入院患者数については、第14週より定点医療機関からの週1回の報告による把握へ移行いたしておりますが、第31週の報告数は286人で、24人の増加となっております。入院はね、やはり少しピークに来て、もう入院はその後もじわじわっとまた増えるというのはこれまでの傾向と同じということでございます。

 参考の1を御覧ください。2022年10月からの定点医療機関当たりの報告数、これは棒グラフの推移ですね。

 先週発表の7月29日からの報告数20.10人は、2022年の11月14日から20日までの週の21.43人をやや下回る数値ということでございます。

 ということでございますが、要は、何かと言いますと、これを見ていただきますとね、去年の第9波、今年の年明けの第10波と同じぐらいの山が来ていたということですね。ただ、これで下がっていくと、去年の夏の第9波よりも下がり方は早いかなということでございます。もちろん先週の値が明日発表なんだな。明日発表なんで、そこがどうかというのはありますが。今週はね、多分ね、お盆休みで医療機関が休みなので、ちょっといつも減って、お盆休み明け、来週がまたちょっと増えるというのが今までのパターンですけれども、多分、しばらく横ばいで少しずつ下がっていって、そのまま9月に向けて下がっていってくれるかなというふうに思っております。

 ということでございますが、ちなみにですね、7日間平均で1日当たりはですね、この第31週は、1日当たり推計で4,940人、4,940人でございました。その前の週が5,720人、5,720人ですから、5,720から4,940へと減っております。

 そういう意味ではですね、昨年の4月の頭が330人でありましたので、15倍ということでございます。まだまだ大きいということですかね。まだまだ大きいということでございますが、ちょっと少しピークは越えてきたかなというふうに思っております。

 それから続いて、参考の2が入院患者さんの推移でございますが、ということで、7週連続で前の週を上回っている。これは、今年の年明けのですね、第10波よりも多くなっていると。

 冬よりも多いということですから、どっかの新聞も書いておりましたがね、どっかで。大体この新型コロナ感染症は、普通の季節型インフルエンザは秋冬にはやり、夏ははやらないということでありますが、これは明らかにもうフタコブラクダになっていてですね、夏と冬というフタコブラクダが明らかに、傾向が出てきているということだと思っております。なので、その季節を迎えますと、やはりそこは気をつけていただきたいということかなというふうに思います。

 また、10月からはですね、65歳以上の高齢者と、また、(60歳~64歳の)基礎疾患のある方には、このワクチン接種も始まりますので、そうした機会をとらまえてね、やはりワクチン接種の検討、それからまた予防について、何とぞよろしくお願いを申し上げます。

 それから、そのウイルスの内容でございますが、世界的、全国的に主流になっているオミクロンKP.3株を、県衛生研でですね、ゲノム解析を毎週行っておりますが、全体に占める割合は、直近1週間100パーセントとなっております。100パーセント置き換わっているということで、全国の流れとほぼ同じでございます。

 それからですね、7月に入ってから感染者数が大幅に増加いたしましたので、7月19日、夏休み前にですね、感染防止対策の徹底をお願いするメッセージを発出させていただきました。お盆の時期に入りまして、旅行や帰省などにより、人流、人の流れの増加が見込まれます。特に高齢者や基礎疾患のある方が感染いたしますと重症化リスクが高まります。県民・事業者の皆様には、引き続き場面に応じて換気や手洗い、手指消毒を行っていただくとともに、熱中症に注意しながら、マスクの効果的な場面での着用等の基本的な感染防止対策に取り組んでいただくようによろしくお願いいたします。

 ということで、この新型コロナ感染者急増と言いますか、大変増えておりますので、感染防止対策の徹底をお願いをいたします。室内の換気、手洗い、手指消毒、マスクの着用、また、基礎疾患、高齢者の方には注意を、配慮をしていただきたいと思います。

 これが新型コロナ感染症でございました。

 続きましてですね、この20.10人というのは、この週の値でいきますと全国的には3番目に多いということでございますが、多いところはやはり九州、九州とうちですかね。あと、岐阜が9位なので、うちも多いかなと。ただ、人口比で東京が45番目とかね、大阪34番目、人口比的にそんなにばらつくわけないのでですね、比較的愛知県の場合、やはりお医者さんを受診している方、検査を受けている方が多いんだろうと、こういうことかなと思っております。

 そこは、感染の拡大を防ぐという意味では、こうした形でですね、お医者さんを受診していただいて、こうして感染者がある程度分かるということはいいことだなというふうには思いますね。ただ、お気をつけをいただきたいと思います。

(2)熱中症警戒アラートの発表について

 そしてですね、もう一つでございますが、熱中症警戒アラートでございます。熱中症とコロナの症状は、発熱という点では同じでございますので、熱中症にも改めてお気をつけをいただきたいと思います。

 今年度は、7月3日に県内で初めて熱中症警戒アラートが発表されて以降、8月14日、今日現在、本日を含めて計33回の熱中症警戒アラートが発表されております。そして、今日8月14日でですね、28日連続熱中症警戒アラートでございます。7月18日に梅雨が明けてからですね、何と何と28日連続ですから、4週間連続熱中症警戒アラートということでございます。

 ということは、この間、この界わいはですね、まともな雨が降っていないということでございます。私もお盆休み、ちょっと地元をいろいろ回りましたけれども、畑とかいろんな地面、グラウンドもからっからでございましてね。ただ、一方で、先週、その前かな、申し上げましたが、ダムの貯水率はあると。ですから、あれですね、岐阜、長野、それから三河山間部というか、山間部の方で降っているんですね、雨がね。なので、水不足ということにはすぐはならないということだと思いますが、いずれにいたしましてもね、熱中症警戒アラートが発表中でございます。エアコンを適切に使用し、昼間、暑いときは外出を控えて暑さを避ける、また、リスク高い方に声掛け、また、ふだん以上に熱中症の予防行動を実践をしていただきたいというふうに思っております。

 昼間もそうですが、夜もですね、30度をなかなか下りませんので、是非ですね、エアコンを適度につけていただき、また、水分を取ってですね、熱中症をお気をつけをいただきたいと思います。

 ということで、新型コロナウイルス感染症への注意と熱中症への注意を、二つですね、よろしくお願いを申し上げます。

 ちなみにですね、今年は、7月に熱中症警戒アラートが出た日はですね、19回、19日。31日の間に19日出ました。去年が11回、今年19回。8月はですね、去年が15回、今年は毎日出て、今年は今日で14回でございますので、どのくらい出るのかあれですが、記録を更新するということは間違いないということでございます。

 去年は、熱中症警戒アラートはですね、去年は計28回出ておりますが、もう既にですね、今日で33回なんで、トータルでは去年を上回っているという危険な状況だということをですね、是非御認識をいただければというふうに思っております。

(3)第33回オリンピック競技大会における「愛知県ゆかりの選手」の活躍及び第17回パラリンピック競技大会に出場する「愛知県ゆかりの選手」について

 続きましてですね、次は、パリオリンピックが閉会をいたしました。

 大変ね熱気あふれる、何て言いますかね、正にオリンピックというね、非常に祝祭感あふれると言いますかね、何か盛り上がったオリンピックだったかなという感がいたします。やはり3年前の東京大会が無観客であったのと比べてですね、大観衆の中でのですね世界一を決める試合ということで、本当に盛り上がったかなと。ある意味ちょっとうらやましかったなというふうな感じもいたします。

 お手元に資料等がお配りしてありますので、また御覧をいただければというふうに思っておりますが、私からちょっと申し上げますと、日本選手団は、もう既に言われておりますが、金・銀・銅合わせて45個、金20個ということで、海外大会では過去最多ということでありました。本県ゆかりの51名の選手も素晴らしい成績、心に残る活躍を見せていただきました。

 お手元にこのオリンピックの愛知県ゆかりの選手の入賞者及び競技結果一覧をお配りをしております。

 本県ゆかりの選手の金メダリストは1名です。フェンシングの加納虹輝(かのう こうき)選手です。加納選手は、男子エペ個人で金メダルを獲得。また、エペ団体でも銀メダルを獲得。前回の東京大会では、男子エペ団体で金メダルを獲得しておりますので、2大会連続の金メダルという快挙でございます。フェンシングの個人種目としては日本選手初の金メダルでございます。こんな大きな選手のね、フランス人でしたね。身長が30センチ違うんですかね、破って金メダルを取ったというのは、本当感動いたしましたね。

 銀メダリストは2名でありました。フェンシングの加納選手と柔道混合団体の永山竜樹(ながやま りゅうじゅ)選手であります。男子60キロの銅メダルと合わせて2個のメダルを獲得されております。

 銅メダルは、この永山選手と、馬術で92年ぶりのメダル獲得となった総合馬術団体大岩義明(おおいわ よしあき)選手でございます。正にね、何と言いますか、ベテランの星と言いますかね、中高年の星と言ったらいいんですかね。自分たちで初老JAPANと言っておりましたが、48歳、最年長でね、獲得というのはすばらしいことでございます。2年後のアジア大会は50歳になりますけれども、是非活躍を期待したいというふうに思います。

 また、入賞された選手は、卓球男子団体篠塚(しのづか)選手、4位入賞。

 競泳女子4×100メートルメドレーリレーの平井瑞希(ひらい みずき)選手、アーティスティックスイミングの吉田萌(よしだ めぐむ)選手、サッカー女子の谷川萌々子(たにかわ ももこ)選手が5位入賞。

 陸上4×400の吉津拓歩(よしづ たくほ)選手、川端魁人(かわばた かいと)選手、競泳男子200メートルの渡辺一平(わたなべ いっぺい)選手が6位入賞。

 7位は、競泳男子4×200のフリーリレーの村佐達也(むらさ たつや)選手、女子100メートルバタフライの平井瑞希選手、バレーボール男子の深津(ふかつ)選手、宮浦(みやうら)選手、山内(やまうち)選手、関田(せきた)選手、髙橋(たかはし)選手、石川祐希(いしかわ ゆうき)選手、そして総合馬術個人の大岩義明選手、7位です。

 8位は、競泳混合4×100のメドレーリレーの谷口(たにぐち)選手、平井瑞希選手、体操女子団体総合牛奥小羽(うしおく こはね)選手でございます。

 この他の選手は惜しくも入賞には至りませんでしたが、全ての本県ゆかりの選手の健闘に心から拍手を送りたいと思っております。

 2週間後、8月28日からは第17回パラリンピック競技大会が開催いたします。5ページを御覧ください。お手元には、第17回パラリンピック競技大会に出場する愛知県ゆかりの選手の一覧もお配りしております。

 現時点で、愛知県ゆかりの選手は13名出場予定でありまして、選手の皆さんの活躍を期待するとともに、応援をしていきたいというふうに思っております。

 ということでございまして、皆さん、本当に頑張っていただいて、本当に記憶に残る、記録に残る大会であったかというふうに思っております。

 またパラ大会もですね、こうして多くの選手が出場されますので、またね、すばらしい成績を残していただけるように、大いに期待をしたいというふうに思っております。

 なおですね、オリンピックに出場した本県ゆかりの選手に対しましては、愛知県スポーツ顕彰規程によりまして愛知県スポーツ顕彰を授与いたします。授与する賞は、競技のそれぞれの金メダルとか、メダルを取られた方、賞を取られた方でそれぞれ分かれておりますが、いずれにしてもですね、授与式はすぐというわけにはいきません。皆さんの日程を合わせて、1回でやりたいと思いますのでですね、今は、これから皆さん、スポーツ選手は正にシーズン中と言いますかね、秋にも国内大会、そしてまた海外の大会、ワールドカップや世界選手権で転戦される方もたくさんおられますので、やっぱり一服ついたときかなというふうに思っておりますので、その折にですね、させていただければ。また日程調整して、お知らせをしたいと思います。

 なお、前回は2021年の12月の8日でございました。前回は非常に多かったんだよね。野球もソフトも金メダル取ったしね、女子バスケは銀メダルを取られましたしね、団体競技が多かったので、三十何人来たんじゃなかったかな。壮観でしたけどね。また多くの選手がお越しいただけるようにですね、日程調整しますので、またその折にはよろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。

 でもって、パラリンピックではですね、例えば話題性のある選手としては、陸上競技の男子200の大島健吾(おおしま けんご)選手は、2021東京大会ではユニバーサルリレーで銅メダルを獲得しておりまして、今大会は2大会連続出場ということです。自転車競技の川本翔大(かわもと しょうた)選手は、リオ、東京に続き3大会連続出場ということでございます。それから、卓球の男子シングルス・ダブルスに出場する八木(やぎ)選手は2大会連続であり、杭州のアジアパラ大会では金メダルを獲得されております。車いすテニスの小田凱人(おだ ときと)選手は、車椅子テニス4大大会制覇という活躍でありまして、今大会もですね、金メダルが期待されるということでございます。あとはね、女子走り幅跳びの前川(まえがわ)選手が3大会連続、女子1500の山本萌恵子(やまもと もえこ)選手も3大会連続、バドミントンの女子シングルス・混合ダブルスの伊藤(いとう)選手が2大会、それからバドミントン男子シングルス・混合ダブルスの今井(いまい)選手が2大会ですね。ということで、大いに頑張ってね、ベストコンディションでベストパフォーマンスを期待したいというふうに思っております。

 以上、オリンピック関係でございました。

(4)あいちアール・ブリュット障害者アーツ展の開催について

 (【知事会見】あいちアール・ブリュット障害者アーツ展を開催します - 愛知県 (pref.aichi.jp))

 続いてですね、今日は発表事項1点でございます。あいちアール・ブリュット障害者アーツ展の開催についてでございます。

 愛知県では、県内の障害のある方から寄せられた作品の展示や舞台発表などを行う、障害のある方のアートイベント、あいちアール・ブリュット障害者アーツ展を開催いたします。この度詳細が決まりましたので報告します。

 資料の1ページを御覧ください。

 作品展は、9月12日から16日まで、名古屋市東区の名古屋市民ギャラリー矢田で開催。舞台企画は、9月13日と14日に、同じく東区の名古屋市東文化小劇場で開催をいたします。

 いつもね、名古屋市さん、この東区のね、この市民ギャラリー矢田と東文化小劇場をね、使わせていただいておりましてね、御協力に感謝を申し上げます。

 また、企画内容は、資料2ページのプログラムを御覧ください。

 あいちアール・ブリュット展は、2014年の開催から今年で11年目であります。今回、706点の公募作品を展示。

 そして、あいちアール・ブリュット美術館として、これまで複数回入選された方や、絵を描くことを仕事として企業に就職して活躍されている方など、愛知を代表する作家44名の作品を併せて展示をいたします。

 また、障害のある方の芸術的な才能の発掘に御協力いただいている一般社団法人アティックアートと連携し、あいちアール・ブリュット展の展示作品から原画を選定して、ボックスティッシュやクリアファイルなどのノベルティグッズを企業が制作するアティックアート連携事業も行います。

 次に、舞台企画は、9月13日金曜日、愛知県立芸術大学によるクラシックコンサートを開催します。ふだんコンサートに行くことにちゅうちょしてしまう方にも、気兼ねなく、気軽に本格的な音楽をお楽しみいただけるプログラムをお届けをしたいということでございます。要は、なかなかね、クラシックコンサートっていうのは、静かにしててね、物音を立てないようにということだと、どうしても障害のある方で声を発する方などはですね、ちょっとちゅうちょする方おられますが、このコンサートはもう気兼ねなくね、リラックスしてね、もう声出しても何でもありということで楽しんでいただければということで企画をしております。

 そして、14日土曜日は、あいちアール・ブリュット障害者アーツ展舞台発表と題して、障害のある方を交えた楽器演奏、ダンスパフォーマンスなどを行います。

 また、作品展、舞台企画とも無料でお楽しみいただけますが、舞台はね、やっぱり席数がありますので事前申込みをしてください。9月6日までにお申込みをいただきたいと思います。

 私も毎年欠かさず作品展に足を運んでおりまして、個性豊かな多くの作品に出会い、感銘を受けております。

 特に、昨年度はあいちアール・ブリュット展、10年の節目でありました。10周年記念美術館を始め、様々な記念事業を開催し、多くの方にすばらしい作品の数々を御覧いただくことができました。

 11年目を迎える今年の作品展におきましても、力あふれるたくさんの作品を拝見することを楽しみにしております。是非、多くの皆さんに御来場いただいて、障害のある方の芸術のチカラ、芸術のチカラを直に感じていただきたいというふうに思っております。

 今年もこうしたパンフレットを作りましたので、また多くの方にお越しをいただけたらというふうに思っております。内容もこうして見開きで紹介しております。よろしくお願いをいたします。

 なおですね、公募作品706点というのは、多かったり何とかって、去年は637点、一昨年22年は755点なので、まあまあこの700点前後で、本当多くの方にね御参加いただいて、有り難いなと思います。

 今年のテーマ部門は、募集テーマは「挑戦」。挑戦でございます。「心の赴くままに、やりたいことに挑戦してみませんか。あなたの挑戦をアートを通じて表現してください」という内容で、この挑戦をテーマとした募集には46点の応募があったということです。

 それから、706点のうち、絵画、絵が一番多くて474点の応募があったということでございます。絵画の次は、書道とかね、オブジェとかね、織物刺繍ですね、そうしたものが多いということでございます。

 今後はですね、年度末にですね、優秀作品30点を展示する、あいちアール・ブリュットサテライト展と、あいちアール・ブリュット優秀作品特別展をこの年度末に開催いたします。サテライト展は、いつも、豊川のですね、桜ヶ丘ミュージアムで、今年度は、来年の2月の4日から9日まで開催。優秀作品特別展は、来年3月11日から16日まで、愛知芸術文化センター、芸文センターで開催ということでございます。

 そして、アート雇用というのをずっとやっておりまして。このアール・ブリュット展への入選をきっかけに、2016年度に2名が企業さんに就職、採用していただきました。現在では、11の企業、11社で21名の方がですね、企業さんに、絵を描くこと、芸術を描くことで雇用をされているということでございます。

 アティックアート連携事業ということで、企業さんのノベルティグッズを作るのは、今年度は、21の企業さんが参加をしていただいて、ティッシュボックスとかクリアファイルとか、そうしたものを作っていただくと。要は、障害者の描いた絵を買っていただいてね、ノベルティグッズを作っていただくということでございまして、これもずっとやってきております。大変ね有り難いことでございます。

 こうした企業さんとの連携でね、障害者の方に絵を描くことで雇用をね、つなげていくということでやっていきたいというふうに思っております。

 ということで、それから、9月13日は県立芸大の卒業生によるコンサート。それから14日は、あいちアール・ブリュット障害者アーツ展舞台発表でございますが、舞台発表としてはダンスパフォーマンス、楽器演奏、歌唱といったことでありまして、また多くの方に御参加いただければというふうに思っております。

 私からは、まずは以上です。

2 質疑応答

(1)南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表に伴う対応状況等について

【質問】 先週も臨時で会見やっていただきましたが、南海トラフの地震の臨時情報というのがまだ1週間程度で警戒している状況だと思うんですけれども、現状の警戒状況はあまり変わらないですけど、ちょっと現状についてお伺いしたいのと、あと、今回、まだ検証は早いのかもしれないですけど、結構自治体によって対応がばらばらに分かれたりとか、過度過ぎる対応とかもいろいろ指摘されている部分があると思うんですが、その辺のちょっと現状を見た上での知事の御所感も併せて伺えればと思います。

【知事】 今回ですね、8月8日木曜日のですね、夕刻と言いますかね、この巨大地震注意というのが初めて発表されたということでございますが、それに応じましてね、私ども愛知県におきましては、24時間監視体制をね、敷かせていただいております。災害対策本部を8月8日の午後5時には直ちに作り、立ち上げて、今現在ですね、直ちにその午後7時15分にですね、巨大地震注意が発表された後は、もう220人体制でですね24時間監視体制を、今も行わせていただいております。

 ということで、それと併せまして、県民・事業者の皆様には注意喚起もさせていただいたということでございます。

 そして併せてですね、やはり過剰反応と言いますかね、過剰に反応するということは必要がなくですね、やはり正しく恐れるということで、私どもからですね、県、市町村行政からしっかりとですね、それからメディアの皆さんからね、正確な情報が順次ね出されますので、それを受けてですね、冷静に落ち着いて対応していただきたいということを申し上げております。現段階ではそのようになっているかというふうに思っております。

 ということでありますので、今申し上げたとおりでありまして、できるだけ落ち着いて、冷静にですね、対応していただくということかなというふうに思っております。

 なおですね、やはりこうした初めての情報が出ますとね、報道にもありますように、全国的にもね、例えば宿泊施設のキャンセルでありますとか海の家のキャンセルでありますかとか、あと、いろんなスーパーやコンビニの店頭もね、もうペットボトルの水が、もう飲料水等が売り切れたとかね、何ですか、そういったカップラーメンみたいなやつが売り切れたとかですね、あと、ガソリンスタンドが結構並んでて、私もお盆の間ちょっと地元を回っておりましたけど、結構並んどるなと思いながらおりまして。

 そういったことに備える、準備をしていただくというのは、これは大事なことなんでね、それぞれの皆さんね、それぞれにお考えいただきながら、そうしたいざというときの備えをしていただく、防災対応していただくということも大事なことだとは思いますが、やはりそういうこと、そういったことをやりながらもね、落ち着いて対応していただければ有り難いなというふうに思っております。

 明らかにですね、県民の皆さんからの問合せ、これは県、市町村への問合せ、行政全体への問合せでありますが、8月8日は、その日は39件、9日の金曜日は178件。ただ、10日の土曜日も36件、11日の日曜日は25件、12日の月曜日は8件というふうになっておりまして。9日、翌日は非常に多くて、どういったところに、避難所はどこなんだとかね、何を備蓄したらいいんだとかね、そういった問合せだったと聞いておりますが、落ち着いてきているというふうには思っております。

 ということでありますので、私の方からはね、改めて申し上げるのは、県民の皆様にはね、引き続き社会経済活動は続けながらですね、続けながら、日頃からの地震への備えを再確認、再確認いただいて、冷静で落ち着いた行動を求めていきたいというふうに思っております。ということでございます。

 それともう一つ申し上げますとですね、国の方はですね、気象庁の方ですね、臨時情報、巨大地震注意に伴う呼び掛けにつきましては1週間が目途だというふうに言っておられまして。ということで、8月15日の午後5時でちょうど1週間になりますので、そうなりますとね、国の南海トラフ地震防災対策推進基本計画では、対象地震発生から1週間、168時間を経過した後は後発地震に対して注意する措置は原則解除するというふうに言っておられますので、その時点でどういうふうに判断されるかあれですけど、今のところ、多分そうなるんだろうと思います。

 そうなりますとね、それでもってそうなっているということと、併せて、現状から申し上げますと、気象庁が発表している解説情報によれば、8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域では、プレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていないということでございます。

 まぁ一方でね、大規模地震発生のリスクはぜん減、減ってはいくものの、ゼロになるものではないということでありますので、私ども、当分の間は必要な防災体制は維持していきたいと思っております。

 なので、両々相まって考えますと、このまま事態が推移し、国が国民への呼び掛けを解除した場合にはですね、情報収集や緊急時の連絡に遺漏がないように、私どもの防災安全局、防災担当部局では、必要最小限の人数で24時間体制の監視体制は取っていきます。取っていきますが、今は、全庁職員の非常配備態勢ですね、災害対策本部を立ち上げて、全庁体制の非常配備態勢で220人体制、24時間でやっておりますが、それはですね、国がそういうふうに発表すれば、その体制は解除かなと。でもって、防災安全局の担当職員で引き続き24時間の監視体制を取っていくと、すぐに連絡が取れるようにするというふうにしたいというふうに思っております。

 ただ、もちろん国がどういう判断をするということでありますけどね、ということでございます。

 

【質問】 今の南海トラフの関連でですね、結果的に愛知県内では、岡崎市だけが自主的な避難所を開設したと思うんですけれども、他の自治体でもそういう避難所の開設しようかどうかとか迷ったりされていたところもあるのかなと思うんです。

 例えば、今後、愛知県として今回のような、避難所を開設するしないとかっていう、基準だったり指針だったり何か助言だったりとか、何か新たにやっていこうというようなお考えはございますか。

【知事】 この避難所の開設はですね、それぞれの各市町村単位でですね、どういう状況になったらこういうふうにするということは、基本計画と、マニュアルでね、作っていると思いますので、それにね従っていただければいいのではないかというふうに思っております。なので、その開設、運営されるのが市町村の皆さんなので、そこは、その開設の計画にね、よっていただくということで。

 もし緊急の場合や特段のことがあればですね、私どもからそうした要請なり指摘、指示をね、することはあるかもしれませんが、通常であればと言いますかね、これまでの状況からすればですね、市町村の皆さんのね対応でやっていただいてよろしいんではないかというふうに思っております。

 それぞれ、やっぱり各市町村、地理地形とかそういうのが違いますのでね、やっぱりね。海に近いとか、川に近い、それからまた地盤が高台なのかそれともそうした平野部なのか、それとも特に山が迫っているところなのかとかね、いろいろ地形違いますので、それぞれの。ですから、市によってもね、そうした平野部とやっぱり山が迫っているところとか、そういったところでやっぱり対応違ってくると思いますから、それはそれぞれの市町村のね、それぞれの地域の判断かなと思います。

 もし緊急の場合があれば、私どもも、そうした指摘なり指示をすることも、これはあるというふうに思っておりますが、まずは、現場のね、抱えておられる市町村の皆さんの判断にお任せをしたいと思います。

(2)第33回オリンピック競技大会における「愛知県ゆかりの選手」の活躍について

【質問】 オリンピックの関係なんですけど、フェンシングの加納虹輝選手、2大会続けて金メダル、前回団体、今回個人ということで、なかなか今までの愛知県内のスポーツ選手でも、連続というか複数の金メダルを取ったのは、レスリングとか限られた方しかいないのかなと思って、すごい快挙だと思うんですけど、スポーツ顕彰、県としての、それ以上の何らかすごい賞というか、何か贈るっていうようなお考えは、今の時点でおありでしょうか。

【知事】 確かにこれまでのあれでいきますとね、女子レスリングのね、吉田沙保里選手は三連覇していますからね。あと、世界選手権とか何かいったら、もうそれこそ十何連覇しているんですかね。なので、スポーツ顕彰に加えて更に顕彰させていただきましたので、そうしたこれまでの例も踏まえてね、少しそこは考えたいなというふうには思います。

 ただ、今はまだ終わったばっかりなんで、これから、過去例も含めましてね、じっくりと、ゆっくりと検討したいというふうに思います。

 何にせよ喜ばしいことだなというふうに思います。

(3)岸田首相の次期自民党総裁選挙への不出馬報道について

【質問】 岸田総理が次の総裁選に立候補しない意向を示したという報道があるんですけれども、それについて知事としてどう思われるか教えてください。

【知事】 今日ですか。あっ、そうですか。いや、ちょっとそれはあれですね。この後、記者会見して、具体的な理由などを説明する見通しで。そうですか。ちょっとあれですね、今初めてお聞きしまして、ちょっと驚きましたね。率直に。

 意欲満々だと思っておりましたのでね。8月に入ってからですか、自衛隊を憲法に明記するんだということでね、論点整理を8月中にというふうに指示をしたりですね、また、今後に向けて経済運営をこうするんだとかも含めてですね、積極的に様々な指示をされておりましたので、当然のことながらですね、現職の総理総裁でありますから、当然のことながら、再選に向けてね、もう準備を進めているんだろうというふうに思っておりましたので、今お聞きしまして、ちょっと正直、驚きであり、びっくりしております。それだけでございます。

(4)南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表に伴う対応状況等について

【質問】 南海トラフについて、現在のところ、県だったり県内の自治体の対応などで大きな混乱とかトラブルっていうのは確認されていないということでよろしいでしょうか。

【知事】 そうですね。今のところ特に、大きな動き、混乱等はないというふうに思っております。というのは、今のところ、特段のあれがありませんもんね。

(5)株式会社恵に係る事業譲渡の進捗状況等について

【質問】 グループホームの恵について、名古屋市の施設について、分割譲渡ということで最終調整ということが示されました。県所管の施設について、何か恵の方から新たに具体的な説明など、もしあれば、教えてください。

【知事】 グループホームの恵については、今月、8月末に名古屋市の緑区さんの「グループホームふわふわ」の期限がやってくるということでありまして、名古屋市さんの方でですね、今は事業譲渡に向けて具体的な協議を進めておられるということはお聞きをいたしております。

 ということでありますので、そこは、その状況はですね、注視をしていきたいというふうに思っておりますし、その後、1か月後に、私ども県所管のですね、幸田、西尾と期限がやってまいりますので、そこはよくよく名古屋市さんとも情報共有しながらですね、適切に対応していきたいというふうに思っております。

 なお、その県所管の分についてはですね、その事業譲渡の関係、譲渡先でありますとかスケジュールなどはまだ未定という報告を受けておりまして、私ども県からは、進捗があり次第、速やかに報告するようにですね、求めているところでございます。

 今後、譲渡先候補などについても、具体的に報告があるというふうに考えておりますが、その際には、県としてもですね、障害福祉サービスを適切に提供できる譲渡先であるかどうかにつきまして、しっかりとチェックをさせていただければというふうに思っているところでございます。

 ということで、引き続き、関係方面の皆さんとはよくよく連携しながら、情報共有しながら、適切に対応していきたいというふうに思っております。

(6)岸田首相の次期自民党総裁選挙への不出馬報道について

【質問】 先ほどの岸田総理の次期総裁選不出馬に関してなんですけれども、まだこれから本人が正式に発表するという段階で、ちょっと気が早くて恐縮なんですけれども、次の総裁選という話になってきますし、今後、総理大臣が替わる可能性があるということについて、次期総裁選への展望であるとかですね、仮にこれが正しい情報で、次の新しい方がなられるという話だとすると、どういったことに期待するとかというコメントをいただきたいんですけれども。

【知事】 いや、もう今初めてお聞きしましてね。先ほど申し上げましたようにちょっと驚いているところでございます。

 当然、再選に向けていろんな布石を打っておられるしね、やっていくもんだというふうに思っておりまして、私もそういう、近い方々からはですね、意欲満々であるというふうにもお聞きをしておりましたので、本当に驚いていると、びっくりしているということしかありません。

 次のことについてはちょっと何かあれですね、ちょっと言葉が思い浮かばないですね。

3 知事発言

(1)厚生労働省の障害福祉サービス等報酬改定に伴う就労継続支援A型事業所の閉鎖に関する一部報道について

【知事】 それでは、私の方から追加で何点か申し上げたいと思いますが、一つはですね、これは今日の新聞で出てましたね。障害者雇用の点について、A型のですね、障害者就労事業所が幾つか閉鎖になってですね。

 これは、今年の障害者サービスの報酬改定によってですね、A型というのは、雇用契約を結んでいるということでありますので、雇用契約を結びますと、やっぱり最低賃金と社会保障の費用というのを払ってでも障害者を雇うということで、平均賃金が8万円を超えるわけですか、月ね。ということなので、そうしたところをできるだけたくさん増やしていこうというのが施策の方向性なんですね。なんですけれども、そうしたものの赤字体質を改めようということで、そこを報酬を改定して少し何かきつ目にして、一般の企業さんへの雇用にね、切り替えていこうということなのか、どうかよく分かりませんが。一方で、障害者の法定雇用率が2.3から2.5、2.5から2.7というふうに上がっていきますからですね、そちらの方にということなのかどうか、そこに結びつけるのかよく分かりませんが、いずれにしてもですね、それは、法定雇用率を上げていって、そこは障害のある方を多くね、正規雇用で雇っていただくと、これはこれで大事なことでありますけれども、それはそれとして、そういったところで就労できない方をこうした就労事業所A型・B型という形でやっていくという、そこには、福祉サービスとしてですね、公費でですね、国及び行政のですね、公費でもって支えるということであるわけですね。

 なので、今回、このA型の事業所がですね、それの報酬改定を減らしたことによってですね、これが閉鎖になり、B型に移行して、A型で今まで働いていた方がB型にいく。B型というのはもういわゆる日当、日当たりみたいなことになるわけですね。当然最低賃金の方も保証もありませんし、社会保険料の負担ということもですね、事業者負担もないということになりますと。でもって、それで全国で、今年度5,000人がA型のね、障害者就労事業所からのサービスが受けられなくなったと、そういう雇用が受けられなくなったというのは、私は、ちょっと施策の方向性としては間違っているんではないかというふうに思いますね。

 愛知県でもですね、県所管の11事業所が、今年3月から7月までの5か月で閉鎖ということになりましたが、11事業所のうち10事業所がB型事業所へ、AからBへ移行をしておりますので、こうした方々は引き続きですね、同じ事業所で障害者福祉サービス、就労という形でのですね、福祉サービスを受けると言うとちょっと、頑張っている方々からはちょっと言葉があれですが、公費が相当入っているという点では福祉事業の一環ということでありますが、引き続き同じ事業所でそうした就労をね、やっているということであるので、形は変わらないということでありますが。

 あと一つの事業所は廃業ということになりましたが、そうした方々には、廃止する際には県に届出を出してもらうことになっておりますので、そこはですね、利用者の行き先をですね調整をしていただくということが条件なので、そこは、11事業所で就労しておられた方は、基本的には、10のところは引き続き、一つのところはまたそこは調整をして、あっせんしているということでありますので、そういった点では、福祉サービス、就労については引き続き継続ということになっておりますが、一方で、A型の時にありました最低賃金の保証とか社会保険のね事業者負担というのがなくなりますので、そういった点では、政策の方向性としてはちょっと違うんではないかという感じがいたしますね。

 何でこういうふうになったのか。いろいろ理屈はあるんでしょうけれども、私もそういう仕事をやってきた者としてですね、ちょっと方向性は違うんではないかと思いますね。そこは、何て言いますかね、実際にこういうふうに5か月で、今年度からこういうふうになっているわけですから、やはりそこはしっかり検証しなければならないと言いますか、検証されるべき話だというふうに思いますし、もしその方向性が間違っているんであれば、それは直すことが必要ではないかなというふうに思いますね。多分そうなるんじゃないでしょうかね。

 ちょっと違うんじゃないか。ちょっとというか、何かこういう結果が出ると、何か違和感を覚えますね。違うんではないかというふうに思います。むしろ法定雇用率の対象になるのは一般企業さんが雇用される方は、やはり障害の程度でも非常に軽い方が多いはずなんですね。そういったところでの雇用にいけない方が、こうした就労事業所にですね、A型、B型と分けておりますが、そうしたところに来て、できるだけA型の就労事業所を増やしていこうという方向性だったはずなんですよね。それがこういう形で、全国でね、この今年の3月から7月、329か所閉鎖されたということ、そのこと自体でですね、私はやっぱり今回のこの報酬改定も含めた施策の方向性は間違ってるんではないかと、間違ってるんではないかということだと思います。間違っているなら直さなきゃいかんということだと思いますね。

 そこは関係の方々でよく議論をして、国会がそうなんでしょうけどね。国会議員さん何をやっとったんだということは申し上げざるを得ないかと思いますがね。そこはしっかりとチェックしていただいてね、方向性が間違っていたら直していただきたい、正していただきたいというふうに思っております。そのことは強く申し上げたいと思います。

 もし私の今申し上げたことが違っているなら、こうだよということは言っていただければと思いますが、違ってないと思いますけどね。ということでございます。それが1点。

(2)逢妻川の中堤防(刈谷市)における火災について

 それからもう一つはですね、休みの間、一昨日ですね、刈谷市のですね、逢妻川中堤防における火災というのがありました。

 ちょうど一昨日の午前の10時27分、10時半ですか、二級河川逢妻川の中堤防、堤防の中の民地があって、周り、川に近いところは県管理の河川敷ということでございますね。そこに倉庫や船がずっと置いてあってですね、それが火災でちょっと延焼して、何か爆発みたいな大きな火災もあったということでございまして。

 まだ、今、事実関係をですね、今、地元の刈谷市消防本部、それからまた警察等で事実関係を検証しているところでありますから、その事実関係をやはりしっかり把握するようにということを指示をしているところでございますが、今回ですね、ここには、現地に船舶が150隻あると。昨年時点でね。そのうち、県の河川敷を不法占用しているのが136隻あったということでありまして、現在、所有者確認のため、現地を占有している船に警告書を貼っておりまして、これは、撤去してくださいよ、そうでなかったらこちらで撤去しますよということでありまして。でもってですね、これはやっているところでございます。

 今年度中には全ての所有者不明船が撤去完了できるように手続をやっているところに今回の火災が起きたということでございます。のでですね、引き続き、私ども、まずはこのちょっと、今、火災が起きた現場に入れないのでですね、まずは、その事実関係を地元の刈谷市消防さん、また警察等が、今検証しておりますので、そこを把握した上でですね、対応していきますが、私ども河川管理者としてはですね、ここは、不法占拠しているところは早く撤去してくれという手続やっているところなんで、ここはしっかりとですね、引き続きやっていきたいというふうに思います。

 なおですね、私ども、全県的にですね、こうした中小河川、大きな川だと置いとくと流れちゃうのでですね、水が出ると。さすがに木曽川の河口にそんな船がぽこっと置いてあるなんてことはちょっと、基本ありませんけども、中小河川の流れのないとこだとね、そういった形でぽっと置いてあるのがあることは事実なんで、令和4年度だから、2年前の県の調査で、25河川で553隻そういうのがあったということでありますので、改めてですね、担当にはですね、全県的にこれはもうちょっとしっかり、もう一回ちょっとチェックしろということと、こんなことがあってね、地元に御迷惑かけちゃいかんので、やっぱりそうした不法占拠等々に対してはですね、ちょっと厳しく対処しなきゃいかんということはですね、担当には指示をしているということでございます。

 ですから、もう一回ちょっと、ざっともう一回調査しろと。でもって、もう一回チェックしろということでございまして。今回の件も、事実関係を明らかにした上でですね、そこはやはり厳正に対処していきたいというふうに思っております。思っておりますということでございます。

 はい、以上です。

 どうもありがとうございました。