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今回は、設楽町の田峰観音奉納歌舞伎を御紹介します。
(上の画像はキラッと奥三河観光ナビのものを使用しています。)
田峰観音(谷高山高勝寺)は北設楽郡設楽町田峯にある寺院です。
1470年に菅沼定信が田峯城を建築したおりに建立されました。
田峰観音にはある有名なエピソードがあります。
(以下、谷高山高勝寺パンフレット「田峰観音霊験伝説」より引用)
「田峰観音には、次のような霊験伝説がある。
徳川4代将軍家綱の頃のことである。
田峯の日光寺が焼失し、寺の再建のため村人たちが段戸山に入り木を伐った。
ところが、当時段戸山は天領であり、村人たちは天領の木を誤伐してしまったのである。
これを耳にした御油赤坂の代官鳥山牛之助が、旧暦6月検分にやってくることになった。
村人は過ちを悔い、
観音様に「田峯を助けてくれたら、村が三軒になるまで歌舞伎を奉納します。」と願をかけた。
いよいよ検分の当日、代官たちが山に入ると、
旧暦の6月の土用というのに雪が降った。
「こんな寒いところへ木を伐りに来るはずがない。」と代官たちは引返し、
一人の罪人も出さずにすんだ。
それから、毎年観音様の大祭には必ず歌舞伎を奉納するようになり、
一度も欠かしたことがないと言われている。」
(引用ここまで)
救われた住人たちの歌舞伎の奉納は、「田峰観音奉納歌舞伎」として、現在も続けられております。
令和6年は2月11日(日曜日)に行われます。
(詳しくは設楽町観光ナビをご確認ください。)
田峰観音奉納歌舞伎には子供歌舞伎もあり、地元の田峯小学校の児童全員で行われてきましたが、
令和6年3月で田峯小学校が閉校となりますので、今回が見納めとなるのではとのことです。
令和5年は、新型コロナウイルス感染症対策により小屋掛けは中止されましたが、
今回は小屋掛けをしております。
お越しの際は冬用タイヤの御準備と防寒対策をしっかり行って、向かわれることをお勧めします。
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