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高校生ビブリオバトル愛知県大会2022の入賞者が決定しました!
愛知県教育委員会では、「高校生ビブリオバトル愛知県大会2022」を2022年11月3日(木曜日)に愛知県図書館で開催しました。(開催については、2022年9月6日発表済み)
参加者の投票の結果、次のとおり入賞者が決まりましたので、お知らせします。
(参考)
ビブリオバトルとは、各自が本を持ち寄って集まり、各自の本の面白さについて5分間で紹介し合い、一番読みたくなった本を参加者の投票で決定する書評会です。同世代間で本を紹介し合うことにより、読書への関心を高めることが期待されます。
1 入賞者
優 勝 愛知県立岡崎北高等学校 2年 小林 愛弥 (こばやし まや)さん
紹介した本 孤島の鬼 江戸川 乱歩 著
入賞者による紹介コメント:殺された恋人の復讐に燃える主人公が、犯人を捜しつつ事件に巻き込まれていく推理小説だと思って読み進めると、一驚します。恋人の家系図と協力者を名乗る友人のつながり、犯人の趣味など奇想天外な事実が癖になります。
準優勝 独立行政法人国立専門学校機構豊田工業高等専門学校 2年 鈴木 幹太朗 (すずき かんたろう)さん
紹介した本 噂 荻原 浩 著
入賞者による紹介コメント:広告会社が香水を売るために広めた噂が、殺人事件に発展?!衝撃的すぎるラスト一行や、現代に生きる人たちにこそ感じてほしい噂の恐ろしさ。背筋が凍る荻原流のサイコ・サスペンスを体験せよ!!
第3位 名古屋市立菊里高等学校 3年 桑原 結子 (くわはら ゆうこ)さん
紹介した本 ハッピーアイスクリーム 加藤 千恵 著
入賞者による紹介コメント:あの日、言えなかった言葉。帰り道に見た夕日。口には出さないけれど、大切にしている記憶の数々。17歳の瑞々しい言葉を通して私たち高校生の感情が甘く切なく共鳴します。
高校生ビブリオバトル愛知県大会チャンプ本決定!!
2 決勝進出者(五十音順)
愛知県立新川高等学校 1年 坂下 心瑚仁 (さかした みこと)さん
紹介した本 夢をかなえるゾウ 水野 敬也 著
紹介コメント:夢を諦めてしまったサラリーマンと頭のイカれた神様のガネーシャが繰り広げる六割笑って四割ためになるお話です。台所でトイレをしようとしたり、二億円当たった宝くじを燃やしたりする神様が夢を叶えます。
愛知県立千種高等学校 2年 原 史也 (はら ふみや)さん
紹介した本 さまよう刃 東野 圭吾 著
紹介コメント:正義とは何か。復讐は良いのか。誰が犯人を裁くのか。少年法のあり方など今後考えていく必要はあるが、日常では考えることのないテーマを考えるキッカケを与えてくれます。
愛知県立豊明高等学校 2年 平柳 志歩 (ひらやなぎ しほ)さん
紹介した本 新編 悪魔の辞典 ビアス 著
紹介コメント:著者ビアスによる様々な言葉の意味や概念について皮肉や風刺、批判を混ぜながら再定義していくひねくれた辞典。痛快なブラックユーモアあふれる読むと思わずニヤリと悪魔のような悪い微笑を浮かべてしまうこと間違いなしの作品です。
発表者23名が6グループに分かれて予選を行い※1、予選を勝ち抜いた6名による決勝を行いました。当日は、72名の方が観覧し、投票を行いました。
表彰式では、講演を行った児童文学作家の山本悦子(やまもとえつこ)氏から優勝者に楯と記念品を授与し、愛知県教育委員会生涯学習課長から入賞者へ賞状を授与しました。
※1 予選と決勝は別に行い、予選については2022年10月23日(日曜日)に開催しました。
3 愛知県大会の概要
⑴ 趣旨
子供の読書活動の推進において課題とされる高校生の不読率の改善のため、読書の魅力を互いに伝え合う活動を通して、自ら進んで読書に親しむ高校生を育み、子供の読書活動の推進を図る。
⑵ 日時
2022年11月3日(木曜日、祝日) 午後1時から午後4時30分まで※2
⑶ 会場
愛知県図書館(名古屋市中区三の丸1-9-3)
⑷ 主催
愛知県教育委員会、愛知県子供読書活動推進協議会
⑸ 協力
愛知芸術文化センター愛知県図書館、活字文化推進会議
※2 2022年11月3日(木曜日、祝日)に開催した「令和4年度愛知県子供読書活動推進大会」の中で「高校生ビブリオバトル愛知県大会2022」の決勝を行いました。
「高校生ビブリオバトル愛知県大会2022」で紹介された本
4 全国大会
高校生ビブリオバトル愛知県大会の優勝者は今後開催予定の「全国高等学校ビブリオバトル決勝大会(主催:活字文化推進会議)」に県代表として出場します。詳細については、主催者から後日発表される予定です。