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あいちトリエンナーレ2016の結果概要について

ページID:0154054 掲載日:2017年2月28日更新 印刷ページ表示
 
 あいちトリエンナーレ2016の開催結果の概要について取りまとめましたので、お知らせします。
 総来場者は、前回同様に60万人を上回り、601,635人となりました。アンケート調査では、全体的な感想として、一般来場者の80.4%が「良かった」と回答し、78.7%が「次回のトリエンナーレにも行く」と回答しています。
 また、あいちトリエンナーレ2016の経済波及効果は推計で約63.3億円、パブリシティ効果(広告費換算)は推計で33億円以上と算出しました。
 今後は、3月下旬を目途に、専門家の意見も盛り込んだ、より詳細な開催報告書を作成する予定です。

1 来場者数等(別添資料5~8ページ)
  最終来場者数は、601,635人となり、前回同様に60万人を上回った。3回目の開催となり、トリエンナーレがこの地域に定着してきたことに加え、新たに豊橋地区に会場を設けたことなどが大きな要因だと考えられる。
  アンケートによれば、来場者の地域別割合は、名古屋市内29.8%、名古屋市以外の県内36.1%、県外34.1%(海外2.0%を含む)であり、県内外から幅広く来場した。
 (参考:過去の来場者数/あいちトリエンナーレ2013 626,842人/あいちトリエンナーレ2010 572,023人)

2 来場者の反応(別添資料9ページ)
  アンケートによれば、一般来場者の80.4%が「大変良かった」「良かった」と回答し、78.7%が次回のトリエンナーレにも「絶対行く」「たぶん行く」と回答している。

3 普及・教育(別添資料10ページ)
  あいちトリエンナーレの特色のひとつである創作プログラムには、43,641人の来場があり、参加した子どもたち(小中学生)の98.7%が「楽しかった」と回答している。
  また、学校向け団体鑑賞プログラム(※)にも90校、3,716人の参加があった。
※学校向け団体鑑賞プログラム:授業、校外学習など様々な学校行事を活用して、児童・生徒に世界最先端の現代美術に触れてもらうためのプログラム
 

4 モバイル・トリエンナーレ(移動型展示)
  会期中の週末を中心に、参加アーティスト24名の作品40点程度を県内4か所の文化施設等において巡回展示したところ、4,049人の来場があった。
  アンケートによれば、来場者の91.6%が「良かった」と回答している。

開催地、日程及び来場者数(※)
開催市町 会場 日程 来場者数
設楽町 設楽町田口特産物振興センター 8月26日(金)~8月28日(日) 419人
大府市 大府市勤労文化会館 9月9日(金)~9月11日(日) 656人
一宮市 一宮市博物館 9月16日(金)~9月19日(月・祝) 1,451人
安城市 安城市民ギャラリー 9月22日(木・祝)~9月25日(日) 1,523人
4,049人

※大府市の入場者数には、「Art & Breakfast Day あいちトリエンナーレ大府」の参加者数を含む。

5 地元芸術大学との連携
  「芸術大学連携プロジェクト」として、愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学と連携し、「アートラボあいち大津橋」及び「アートラボあいち長者町」で企画展示を実施した。3つの大学を横断して、卒業生を中心とした作品を展示し、12,414人の来場があった。
 

アートラボあいちでの展覧会
会場 展覧会名 日程 来場者数
アートラボあいち大津橋 Sky Over 3 8月10日(水)~9月11日(日) 1,136人
9月17日(土)~10月23日(日) 1,196人
アートラボあいち長者町 8月10日(水)~10月23日(日) 10,082人
12,414人

6 地域との連携、県民参加
 舞台芸術公募プログラム(9月24日~10月2日)における地元文化芸術団体等との共催による公演には、7,887人の来場者があった。
 また、特別連携事業として8事業、並行企画事業として6事業を決定した。
 さらに、パートナーシップ事業への参加が344事業、ボランティアへの登録者が1千人を超えるなど、多くの県民参加があった。

 
舞台芸術公募プログラム 参加団体等 15団体・個人
来場者 7,887人
特別連携事業 参加事業 8事業
並行企画事業 参加事業 6事業
パートナーシップ事業(広報協力等) 参加事業 344事業
                    ボランティア登録者 1,144人


7 チケット販売状況
 国際展チケット販売枚数は約10万枚、パフォーミングアーツ及びプロデュースオペラのチケット販売枚数は約7,200枚であった。
 

 
区分 販売枚数 収入額
国際展 100,813枚 121,645千円
舞台芸術 7,236枚 50,082千円
108,049枚 171,727千円

8 経済波及効果
(1)推計金額
 あいちトリエンナーレ2016の開催により、愛知県内において約63.3億円の経済波及効果があったと考えられる。

 
経済波及効果 直接効果 第1次波及効果 第2次波及効果
63.3億円 37.3億円 14.8億円 11.2億円

《推計方法》
1.直接効果:あいちトリエンナーレ実行委員会の平成26年度から平成28年度までの県内での支出及び来場者消費(飲食・買い物、交通費、宿泊費)を合わせた最終需要増加額
2.第1次波及効果:直接効果による需要発生が、その他の産業にもたらす生産誘発額
3.第2次波及効果:先の需要の発生により雇用者の所得が生まれるが、その雇用者が消費したことによる生産誘発額
※波及効果の算出には、平成23年(2011年)愛知県産業連関表を用いた。

 

(2)主な前提条件等
 来場者支出は、会期中に実施した来場者アンケート等を元に、以下のとおり推計
 想定実来場者数‥総来場者数60.1万人を、1日あたり平均来訪会場数(3.23か所)によって除し、これに1人あたり平均来訪日数(1.07日)を乗じて、約19.9万人と想定
 消費金額等‥下表のとおり
 

 
区分 金額 1人当たり平均
飲食・買い物 12.4億円 6,215円
交通費 8.5億円 4,286円
宿泊費※ 4.2億円 8,948円
25.1億円  

※アンケート結果から来場者の約23.7%を宿泊者として推計した。

(3)算出元
  名古屋学院大学社会連携センター

9 パブリシティ効果
(1)推計金額
 あいちトリエンナーレ2016のメディア報道におけるパブリシティ効果(広告費換算額)は、33億円以上と考えられる。

 
分類 掲載(放映)件数 合計金額 備考
新聞 558件 1,375百万円 平成26年7月から平成29年1月までの件数
テレビ 92件 1,397百万円 平成26年8月から平成28年10月までの件数
ラジオ 45件 41百万円 平成26年11月から平成28年10月までの件数
雑誌 283件 145百万円 平成26年9月から平成29年1月までの件数
WEB 620件 411百万円 平成26年8月から平成29年1月間での件数
1,598件 3,369百万円  

《推計方法》
 ○各メディアへの掲載(放映)と同じ分量を広告出稿した場合の料金を1件ごとに算出し、その合計をメディア別のパブリシティ効果の金額とした。
 ・新聞・雑誌のパブリシティ効果=原単位価格×記事面積
 ・テレビ・ラジオのパブリシティ効果=原単位価格×放送時間
 ・WEBのパブリシティ効果=簡易換算方式(各WEBサイトの広告金額の平均値を基準として加算)
 ○掲載(放映)の確認ができた記事(放送)のみを対象として試算しているため、実際には33億円以上の効果があったものと考えられる。
 

(2)算出元
  株式会社NHKプラネット 中部支社
 

 

 

【あいちトリエンナーレ2016】
 ・会期:平成28年8月11日~10月23日(74日間)
 ・テーマ:虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅
 ・芸術監督:港 千尋(写真家・著述家|多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学))
 ・会場:愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(長者町会場、栄会場、名古屋駅会場)、豊橋市内のまちなか(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)、岡崎市内のまちなか(東岡崎駅会場、康生会場、六供会場)など
 ・国際展、パフォーミングアーツなどに38の国と地域から119組のアーティストが参加

 

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