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「認知症チェックリスト」「みんなで支えよう認知症」「あなたの町の認知症の支え方」のリーフレットを作成しました。
愛知県は、国立長寿医療研究センターと協働で、認知症の早期発見・早期対応のための「認知症チェックリスト」や地域での見守りや認知症徘徊高齢者を見かけた時の対応について記載した「みんなで支えよう認知症」及び「あなたの町の認知症の支え方」のリーフレットを作成いたしました。
県民の皆様に御活用いただき、認知症になっても安心して暮らせる愛知を目指します。
1 リーフレット概要
(1) 認知症チェックリスト
・ 認知症であるかの目安となる簡易チェック項目
・ 早期発見・早期対応のメリット
・ 認知症を予防する生活
・ 医療や日常生活に関する相談窓口 等
(2) みんなで支えよう認知症 認知症の人が安心して外出できるまちづくり
・ 認知症の人はどうして行方不明になるのか
・ 認知症の人の外出や帰れない状態の方の特徴
・ 認知症の人を町で見かけた時の接し方や行方不明になった時の対応方法
(3) あなたの町の認知症の支え方 ボランティア編、ボランティアノート
・ 認知症に気づく
・ 徘徊している方と話す
・ 介護者の支援
・ 緊急事態の早見表
2 リーフレット配布先
各市町村の役場及び地域包括支援センターなど
※認知症チェックリストは、県医師会・地区医師会にも配布
リーフレット
認知症チェックリスト(改訂版) [PDFファイル/1.96MB]
あなたの町の認知症の支え方 ボランティア編 [PDFファイル/674KB]
参考 平成27年度認知症対策研究・支援事業の実施結果 (委託先:国立長寿医療研究センター)
(1)認知症予防の効果的な取組に関する研究等事業
国立長寿医療研究センターが開発した有酸素運動と同時に計算や会話等を行うことにより認知症を予防する認知症予防プログラム「コグニサイズ」を普及するため、介護予防事業従事者や市町村職員等を対象に研修会、市町村への実施指導を行った。
(2)認知症初期集中支援チームの効果的な運用に関する研究等事業
平成30年4月までに全ての市町村に設置が義務づけられている「認知症初期集中支援チーム(※1)」の立ち上げを支援するため、現状調査や相談窓口の設置、事例検討会を開催した。また、「認知症サポート医(※2)のための認知症初期集中支援チームハンドブック」、「認知症チェックリスト」を作成した。
※1 認知症初期集中支援チーム
認知症が疑われる方の家庭を医療や福祉の複数の専門職が訪問し、初期対応を包括的に支援する。
※2 認知症サポート医
認知症の人の診療に習熟し、かかりつけ医等への助言や地域包括支援センター等など地域の関係機関との連携役となる医師。
(3)認知症高齢者の家族介護者支援策の効果的な実施に関する研究等事業
認知症高齢者の家族介護者の生活状況や介護負担感を把握するために、家族支援事業参加者を対象として、アンケート調査を実施した。
(4)徘徊高齢者の効果的な捜索に関する研究等事業
認知症高齢者の徘徊に関するデータ分析をもとに、認知症の高齢者の徘徊・行方不明への対応の普及啓発として、自治体向け「認知症高齢者の徘徊対応マニュアル」を作成した。一般市民向けリーフレット「みんなで支えよう認知症 認知症の人が安心して外出できるまちづくり」、認知症サポーター向け「あなたの町の認知症の支え方」ボランティア編、ボランティアノートを作成した。
資 料
認知症予防の効果的な取組に関する研究等事業 実施報告書 [PDFファイル/2.51MB]
認知症初期集中支援チームの効果的な運用に関する研究事業 報告書 [PDFファイル/2.33MB]
認知症サポート医のための認知症初期集中支援チームハンドブック [PDFファイル/1.26MB](※印刷はできません)
認知症高齢者の家族介護者支援策の効果的な実施に関する研究等事業
報告書(1) [PDFファイル/623KB] 報告書(2) [PDFファイル/1.89MB] 報告書(3) [PDFファイル/1.68MB]
徘徊高齢者の効果的な捜索に関する研究等事業 報告書 [PDFファイル/4.21MB]
認知症高齢者の徘徊対応マニュアル
表紙 [PDFファイル/56KB] 第1章~第3章 [PDFファイル/3.98MB] 第4章・資料 [PDFファイル/4.64MB]
参考
【国立長寿医療研究センター】
我が国唯一の長寿科学や老年学・老年医学に関する総合的・中核的な国立研究機関として、老化に伴い発症する様々な疾患を対象とした病態解明と、治療・予防法の開発を行っている国立研究開発法人。