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知多管内のあいち森と緑づくり事業
里山林整備事業
平成30年度までの里山林の整備については、県営事業の「里山林再生整備事業」と市町村交付金事業の「身近な里山林整備事業」(里山林健全化整備事業、提案型里山林整備事業)がありましたが、平成31年度からは市町村交付金事業の「提案型里山林整備事業(※)」のみとなりました。
提案型里山林整備事業では、手入れが行き届かず、鬱蒼(うっそう)として人々に利用されにくくなった里山林を地域住民やNPO等が保全・活用する取組に対して、支援を行っています。
※ この事業の事業主体は市町村です。保全・活用される里山林が所在する市町村及び森林所有者、事業後の地元活動団体の3者で里山林の保全活用に関する協定を結んでいただくことが必要です。
小脇公園(常滑市)における里山林整備
令和元年度に、小脇公園において里山林整備が行われました。
小脇公園は常滑市最南部に位置し、伊勢湾やセントレアの風景が眺望できる公園です。笹、竹が繁茂し、枯死木が多く、鬱蒼(うっそう)として人々に利用されにくくなった公園内の里山林において、地域住民や公園利用者に散策してもらうため、竹や枯死木の伐採、枝払い等の森林整備が実施されました。
事業実施後は、地元活動団体によって継続的な下草刈り、伐採などの手入れをして維持管理を行っていくほか、里山・森林体験や小中学校向けの自然観察会等のイベントを行うことで、公園内の里山林を活用していきます。
施工中
森林整備を行うことで、既存樹木の萌芽更新を促し、海岸沿いの照葉林の再生を図ります。
施工前 施工後
木の香る都市(まち)づくり事業
平成31年度から一新された「あいち森と緑づくり事業」では、「木の香る都市(まち)づくり事業」が始まりました。
平成31年度から始まった「木の香る都市(まち)づくり事業」では、一般の県民が利用する事業PR効果の高い民間施設等において、あいち認証材(愛知県産木材)を利用した内装木質化、木製備品の導入等に助成を行っています。
日本福祉大学(半田市)における内装木質化・木製備品導入
令和元年度木の香る都市(まち)づくり事業により、日本福祉大学半田キャンパスのコミュニティセンター棟において、学生から地域住民まで幅広く利用される一棟のミーティングルームの内装が木質化され、木製備品が導入されました。
これは、同大学福祉工学科の学生と豊田市に製材工場をもつ西垣林業株式会社が協働して実施されました。今後、同大学福祉工学科では、木質化することで人に与える心理的・身体的な効果を研究していく予定です。
施工中
施工前 施工後
ユニバーサルテーブル 木カーテン
壁ルーバー