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知多農林水産事務所林務課
林務課はこんな仕事をしています。
林政普及(内線243)
森林法の施策の一つに森林計画制度があり、各市町が市町村森林整備計画を定めるにあたり助言・指導を行っています。
森林・林業について普及啓発するための講座を実施したり、木材の需要拡大を図るため、関係団体の協力を得て木材のPRをしています。
知多地域ではきのこ等の特用林産物が生産されており、生産振興のため生産者等を指導しています。
間伐体験(場所は新城市)
しいたけの菌打ち体験による特用林産物のPR事業(大府市)
「あいちの森林なるほど講座」(管内の小中学校)
☆ 森林の働きや木材利用の意義を学ぶ「あいちの森林なるほど講座」を開いています。ご希望の内容があれば何でもご相談ください。
造林緑化(内線245)
森林病害虫等防除事業
マツノザイセンチュウによる松くい虫の被害やカシノナガキクイムシによるナラ枯れの被害に対し、薬剤による防除や被害木の伐倒駆除、伐倒被覆くん蒸などの防除対策を関係市町と進めています。
松くい虫被害を予防する薬剤を松に注入
ナラ枯れ被害木の伐倒被覆くん蒸
(伐倒した後シートで覆い、材の中にいる害虫を薬剤で駆除します)
あいち森と緑づくり事業
愛知県では、平成21年度から導入した「あいち森と緑づくり税」等を財源として、森林、里山林、都市の緑を整備・保全する「あいち森と緑づくり事業」を平成21年度から10年計画に基づき実施してきました。
その間、人工林、里山林の手入れが進み、新たな都市の緑が創出される等の成果を挙げた一方、依然として間伐を必要とする森林が多く存在していること等の課題も残っています。
そこで、事業内容を一新し、平成31年度からも事業を継続して引き続き「山から街まで緑豊かな愛知」の実現を目指して、平成31年度からの10年計画「あいち森と緑づくり事業計画」に基づき、事業を実施しています。
知多地域では、市町の里山林整備や、都市の木質化を推進することにより、県内の森林整備に寄与していきます。
緑化推進(内線245)
「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」、「緑の募金による森林整備等の推進に関する法律」等に基づき、学校関係緑化コンクールの実施や、緑の募金運動、緑化木配布事業、みどりの少年団の育成、ふるさと樹木診断事業を推進し、緑化意識の向上に努めています。
ふるさと樹木診断事業(樹木医による保存樹木の診断)
知多地域みどりの少年団交歓会(知多市旭公園にて自然観察)
森林土木(内線242)
知多地域の地質は、脆くて山崩れを起こしやすい特徴を持った、新第三紀層が中心です。また、平地が少ないため、人家等のすぐ裏が山となっているケースも多いことから、常に山地に起因する災害の危険にさらされています。
治山事業では、山崩れの予防等を目的とした工事や、保安林の有する公益的機能を高めるための森林の整備を実施し、安全で住みよい県土づくりを目指しています。
斜面の安定と落石の防止を目的とした治山施設(法枠工)
人家裏に施工された治山施設
林地保全(内線244)
森林は、水を育んだり、土砂崩れなどの災害を防止したり、美しい景観や保健休養の場の提供など多くの機能を持っています。
保安林制度は重要な森林を「保安林」に指定し、こうした機能が失われないよう伐採や土地の形質の変更などを制限し、適切な管理により期待される森林の働きを維持しようとするものです。
保健保安林
治山施設の施された土砂崩壊防備保安林
山地災害危険地区について
愛知県では山地災害の恐れがある地区を「山地災害危険地区」として指定し、市町村を通じて住民の方々にお知らせしています。
避難経路や避難施設の場所の確認と合わせて、身近に危険な箇所がないかを、防災マップ等で確認し、災害に備え、防災用品を用意しておきましょう。
知多農林水産事務所管内の山地災害危険地区マップ(2024年) [PDFファイル/3.92MB]
問合せ
愛知県 知多農林水産事務所
電話0569-21-8111(代表)
E-mail: chita-nourin@pref.aichi.lg.jp