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令和4年度第1回愛知県道徳教育推進会議の概要
令和4年度第1回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。
令和4年7月5日(火曜日)愛知県三の丸庁舎で、令和4年度第1回愛知県道徳教育推進会議を開催しました。
開催目的は、本県の学校における道徳教育をより効果的に推進するとともに、道徳教育の充実・推進に向けて、県民全体で取り組む気運を醸成することです。
今回の会議では、令和4年度の協議題「『特別の教科 道徳』を要とした道徳教育の充実-道徳科の指導と評価の一体化-」について、多方面からの御意見・御助言をいただきました。その内容を報告いたします。
推進会議の概要
日時:令和4年7月5日(火曜日)10時00分~12時00分
会場:愛知県三の丸庁舎 B101会議室
1 開会
2 愛知県教育委員会あいさつ(義務教育課長)
3 委員等紹介
4 議長・副議長選出
5 議長・副議長あいさつ
6 議事
【報告事項】
(1) 愛知県道徳教育の取組について
(2) 令和3年度 愛知県道徳教育推進会議の取組について
(3) 令和4年度 愛知県道徳教育推進会議の協議題について
【協議事項】
(1) 協議内容
「『特別の教科 道徳』を要とした道徳教育の充実 -道徳科の指導と評価の一体化-」について
・ 授業者が各教科における教育活動に関連する道徳の内容項目や諸価値を意識して授業実践を行うことによって、児童生徒への発問や働きがけが変わってくる。道徳教育の充実を図るためには、授業者の教科等横断的な道徳教育の意識が大切である。
・ 授業者が評価をするためには、授業のねらいを明確にした指導が必要である。
・ 指導者の授業観を変える必要があるのではないか。子供同士で議論できる授業が望ましい。指導者には、「子供は教師からの質問に答えるものである」というような固定概念を取り払った授業をしてほしい。
・ 「自分に自信がもてない」児童生徒に、自信をもたせようとするのではなく、「自信がなくてもいい」とする捉えも必要である。「自信がない」という状態を認めることが児童生徒の理解につながる。
・ 評価は、原点に戻らないといけない。なぜ、道徳科を評価することになったのか。人として生きる道を知って、人と関わり、自分はどう生きていったらいいのかを学ぶことが道徳だと思う。道徳教育の本質を理解した人が指導しないといけない。評価をする人間は、子供一人一人をしっかり捉え、成長を感じ取らなければならない。一律な評価は、ただの振るい分けである。様々な教員によるいろいろな見方があって良い。指導の経験年数は関係なく、どの教員も評価する目を養ってほしい。
・ 評価方法の技術のみにとらわれるのではなく、心を育てるということも忘れず道徳教育を進めてほしい。
・ 学校だけの教育では限界がある。地域との関わりが大事ではないか。学校の外に出て行うアクティブな道徳の学びもあってもいい。地域の人材を活用して、子どもたちがいろいろな人と関わりながら、人としての生きる道を考え、体験的に学びとってほしい。
・ 道徳教育は、校長のリーダーシップが必要である。
・ 評価するためには、評価をする授業者の力量向上が必須である。子供をどのように見て、どのように捉えるか。指導と評価を一体化させるためには、指導前の子供をどのように見取るかが重要である。
・ 学校は、社会に出るために準備をするところである。道徳だけではなく、どの教科においても意識して「生きる力」を身に付けさせる。自分の考えだけでなく、相手がどう考えているかも大事である。子供の感性を鍛えることが大事である。
(2) 令和4年度愛知県道徳教育推進会議の計画について
・ 全会一致で承認
7 連絡・依頼事項
8 閉会の挨拶(義務教育課担当課長)
9 閉会