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令和6年度全国学力・学習状況調査 愛知県の結果について

ページID:0544083 掲載日:2024年9月6日更新 印刷ページ表示

 令和6年度全国学力・学習状況調査 愛知県の結果について

 令和6年4月18日(木曜日)に、小学校6年生と中学校3年生を対象に実施された全国学力・学習状況調査の国による公表結果が県に提供されましたので、本県の結果の概要についてお知らせします。

1 本県の実施状況

○ 調査を実施した学校・児童生徒数
  学校数(校) 児童・生徒数(人)
  愛知県(公立) 全国(公立) 愛知県(公立) 全国(公立)
小学校・小学部 964 18,495 63,123 947,579
中学校・中学部 419 9,322 59,810 875,952

 

2 教科に関する調査の結果

 県全体の傾向

  • 小学校における平均正答率は、国語は全国平均より低く、成績上位層も少ないという傾向が見られた。算数は、正答率、分布ともに全国平均とほぼ同程度であった。
  • 中学校における平均正答率は、国語は正答率、分布ともに、全国平均とほぼ同程度であった。数学は、全国平均より高く、成績上位層も多いという傾向が見られた。

 

 調査区分ごとの傾向(公立)

○ 本県の調査区分ごとの傾向(公立)
校種

調査区分

【問題数】

県(整数値)/国

上:平均正答率(%)

下:<平均正答数>(問)

主な傾向

(平均正答率と正答数別の分布の

全国との比較)

小学校

6年生

国語

【14問】

65/67.7

<9.1/9.5>

全国平均より低く、成績上位層も少ない。

算数

【16問】

64/63.4

<10.2/10.1>

正答率、分布ともに全国平均とほぼ同程度である。

中学校

3年生

国語

【15問】

58/58.1

<8.8/8.7>

正答率、分布ともに全国平均とほぼ同程度である。

数学

【16問】

55/52.5

<8.8/8.4>

全国平均より高く、成績上位層も多い。

 

3 児童生徒質問調査の結果

○ 本県児童生徒の結果が全国平均より高い主な項目
  質問項目 県/国(%)

小学校

6年生

  • 新聞を読んでいる。
  • 自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表している。

12.9/11.6

70.5/67.6

+1.3

+2.9

中学校

3年生

  • 普段、2時間以上勉強している。
  • 数学の勉強は好きである。

34.3/31.7

58.4/ 57.2

+2.6

+1.2

〇 本県児童生徒の結果が全国平均より低い主な項目
  質問項目 県/国(%)

小学校

6年生

  • 国語の勉強は好きである。
  • 算数の問題が解けたとき、別の解き方を考えようとしている。

55.6/62.0 

59.9/63.6 

-6.4

-3.7

中学校

3年生

  • 国語の授業で、自分の考えが伝わるように、表現の効果を考えて文章を書いている。
  • 理科の授業では、自分の予想をもとに観察や実験の計画を立てている。

71.4/76.7

65.0/71.5

-5.3

-6.5

 

 

 4 調査結果を活用した愛知県の取組

  • 全国学力・学習状況調査の結果を詳細に分析し、課題を明確にする。
  • 課題に対する具体的な授業改善等の解決策を示した「授業アドバイスシート」を取り入れた「学力・学習状況充実プラン」を12月までに作成・配付して、各市町村教育委員会及び各小・中学校の課題を解決するために活用を促す。
  • 個に応じたきめ細かな指導を行うために、小学校では、35人学級による指導、中学校では、ティーム・ティーチング等による指導を充実させていく。
  • ​個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実推進に関する研究をモデル校に委嘱し、好事例を市町村教育委員会及び小・中学校に対して広く周知し、授業改善を促す。

 

 5 令和6年度学力・学習状況充実プランについて

 全国学力・学習状況調査の結果を指導の改善に生かすため、本県の傾向を分析し、分析結果や授業改善策からなる「学力・学習状況充実プラン」を作成します。各学校へ配付し、本ホームページにも公開する予定です。

  昨年度までの「学力・学習充実プラン」はこちらから御覧ください。

 

 6 市町村別、学校別の平均正答率等の公表について

 文部科学省の本調査の実施要領に則り、市町村別、学校別の平均正答率等の公表は行わない。

 

 7 その他

 全国学力・学習状況調査の目的は、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てることとしています。さらに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証サイクルを確立するとしています。また、文部科学省は、調査により測定できるのは、学力の特定の一部であることや、学校における教育活動の一側面であるとしています。

 

問合せ

愛知県 教育委員会事務局 義務教育課

E-mail: gimukyoiku@pref.aichi.lg.jp