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平成26年9月
「おりべえ」でシカ、イノシシを捕獲!
平成25年から豊川市長沢町に設置した囲い罠「おりべえ」※で、7月16日に成獣のメスのシカ1頭を捕獲しました。また、8月17日午後11時頃に母イノシシ1頭と仔イノシシ2頭の親子を、22日には仔イノシシ2頭を、群れで捕獲しました。22日の仔イノシシは17日に捕獲できなかった個体と思われ、後日出没しての捕獲となりました。捕獲獣は、地元駆除組合の農家が捕獲した翌日に止め刺しをし、解体まで行いました。頂いた命なので、肉は農家で分け合って食べられます。
野生獣は、警戒心が強く、罠の近くに出没しても罠に入るまでに時間がかかります。農業改良普及課が設置したセンサーカメラに映った獣の情報を農家と共有するとともに、エサを独自で配合した小麦クズを使うなど、誘引を工夫して捕獲に挑みました。シカの捕獲に成功してから農家のモチベーションが上がり、イノシシでは群れごと捕獲できました。
※「おりべえ」とは、愛知県が民間業者とともに共同開発した「全方位開放型檻付き囲い罠」のことです。カメラの映像でシカやイノシシが中に入ったのを確認し、手元のスイッチを押すと遠隔操作で扉が閉まり、群れごと捕獲して一網打尽にできる囲い罠です。と殺室がついており、獣が暴れないため安全に止め刺しができ、食肉にしやすいというメリットもあります。
上:設置した「おりべえ」(Google Mapストリートビューより)
左下:センサーカメラで撮影されたイノシシ
右下:「おりべえ」で捕獲されたイノシシの親子
おいしいブドウにニッコニコ ~小学生ブドウ体験学習~
豊橋市立牛川小学校では、3年生の総合学習の一環として、平成15年から校区内のブドウ生産者渡辺義道氏と連携して「巨峰」の栽培体験を実施しています。9月2日(火)には本年の最終回として、収穫を体験しました。
児童は、渡辺氏から注意点について説明を受けたのち、果実袋に描いた自分の似顔絵を探し出し、自らハサミを入れて慎重に収穫しました。これまで花穂整形、摘粒、袋かけを行ってきた「巨峰」の収穫に、児童は似顔絵と同じように笑顔があふれていました。また、「巨峰」や「シャインマスカット」などが振る舞われ、児童はおいしいブドウも楽しんでいました。
左:収穫の注意点を説明する渡辺氏
右:ブドウ収穫後笑顔あふれる児童