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平成27年10月
農村輝きネット・しんしろと東三河が交流会を開催!
農村輝きネット・東三河は、9月25日に東三河農業研究所研修館(豊橋市)にて、農村輝きネット・しんしろとの交流会を開催しました。これは、今まで磨いてきた農産物活用技術を披露し、交流する場を作りたいという両団体会長からの要望により昨年度から始まりました。
当日は両団体合わせて32名が集まり、輝きネット・東三河からは、食用油を再利用した廃油石鹸作りと塩レモンを利用した料理、有志メンバーが今年度から取り組んでいる「キムチ」を紹介しました。また、輝きネット・しんしろから、しいたけやブドウといった奥三河の旬の食材を利用した料理やスイーツが紹介されました。
その後、活動紹介を兼ねた昼食交流会では、「初めて廃油石鹸を作りました。簡単に作れるので、油が余ったら自分でも作ってみたい。」、「近くにいてもお互いの活動を知る機会が無かった。他地域の会員と話すことは刺激になる。」という声が参加者からありました。
来年度以降も交流会を続けていきたいと考える会員が多く、農業改良普及課は、今後も輝きネットの活動を支援していきます。
左:廃油石鹸作り
中:しいたけを使った料理
右:交流会参加者集合写真
カラスのドロップネットわなを設置
9月4日に、豊川市大木町の養鶏場の厩肥堆積場に、集まるカラスをまとめて捕獲するドロップネットわなが設置されました。このわなは、5m×2.5m×2.5mの大きさで、養鶏場から出される破卵などのエサでおびき寄せたカラスをカメラで監視し、遠隔地からスイッチによりネットを落として捕獲するという、農業総合試験場が開発したもので、地域のカラス生息数を減らす効果を期待しています。
このわなを導入するに当たり、継続的に捕獲できるよう管理体制の話し合いから始めました。養鶏団地組合員はわな猟免許を持っておらず捕獲に慣れていないため、地元の大木捕獲組合と協力して捕獲できる体制としました。
養鶏団地組合員は、「この養鶏場にはいつもカラスが20羽以上いる。感染症は発生したことが無いが、カラスが媒介するかと心配だ。この地域のカラスを減らすためにも上手に捕まえていきたい。」と、新技術への期待を見せています。
そして、10月22日に初めて稼働し、12羽を捕まえることができました。
農業改良普及課は、この新技術による捕獲活動を支援し、地域のカラス害の軽減と、ドロップネットわなを他地域でも活用できるよう調査を継続していきます。
左:ドロップネットわな設置の様子
右:カラス捕獲時の映像