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ICT教育推進課の事業内容
1 県立学校の情報化の基盤整備に関すること
県立学校において、ICT(情報通信技術)の活用により、児童生徒の興味・関心を高める授業の実施や校務の情報化を進めるため、国の「GIGAスクール構想」を踏まえ、ICT環境の充実を図る。
(1)ICT機器の保守・整備
2022年度までに整備した児童生徒用端末等について、故障や破損が生じた機器の修繕を始めとするICT機器の保守を行うとともに、2024年度のネットワークシステム更新に合わせて、整備を進める。
校種 | 台数 |
---|---|
高等学校 | 116,734 |
特別支援学校 | 5,866 |
計 | 122,600 |
※2022年8月整備完了
(2)GIGAスクール運営支援センターの運営
児童生徒用端末や校内ネットワーク機器の運用支援及び保守のため、システムエンジニアが常駐するGIGAスクール運営支援センターを運営する。
(3)ネットワーク環境の運用・整備
愛知県教育情報通信ネットワーク(愛知エースネット)の適切な運用を行うとともに、2024年度に更新し、ネットワーク環境の向上を図る。
(4)校務支援システムの運用・保守
学校業務全般の効率化を目指して2022年度までに整備した校務支援システムの運用・保守を行う。
(5)デジタル採点システムの試行導入
2023年度に2校で試行導入したデジタル採点システムについて、導入校を5校へ拡大し、様々な学科において、採点業務の合理化、得点傾向の把握、記述答案の比較等の効果を検証するとともに、授業改善につながる活用事例を幅広く収集する。
2 ICT教育の研究及び研修に関すること
学校における情報化の推進を担う教員を対象とする研修を実施し、授業でのICT活用や校務の情報化、情報セキュリティ、情報モラル教育に関する必要な知識・技術の習得と学校内への普及を図る。
また、情報通信技術支援員(ICT支援員)を学校へ派遣し、ICTを活用した授業実施の支援を行うとともに、教員を対象とする研修を行うことで、ICT活用指導力の向上を図る。
情報通信技術支援員(ICT支援員)の派遣(予定)
2024年度 549回
3 市町村立学校の情報化の支援に関すること
小、中、高校を通じて、切れ目がなく質の高いICT教育を実現するため、市町村におけるICT教育を支援する。
(1)公立学校情報機器整備基金の設置・運用
市町村がGIGAスクール構想により整備した児童生徒用端末について、2024年度から5年間で計画的に更新できるよう、県に設置した基金により、市町村の更新費用を補助する。
(2)GIGAスクール構想推進協議会の運営
県内の全ての市町村教育委員会で構成する「GIGAスクール構想推進協議会」において、効果的にICTを活用するための情報共有や情報交換を行うことにより、小中学校におけるICTを活用した教育を支援する。また、児童生徒用端末の更新に関する市町村の希望を取りまとめ、一括して調達することにより、市町村の事務負担の軽減を図る。
(3)ICT活用指導主事養成研修の実施
県及び市町村教育委員会の指導主事を対象に、ICT活用指導主事養成研修を実施し、ICTに関する知識やICT活用指導力の向上を図るとともに、学校現場に対する指導力の向上を図る。
(4)啓発動画の提供
市町村教育委員会に対し、ICT活用能力の向上を目的に作成した啓発動画等を紹介・提供し、ICTの積極的な活用を促進する。
問合せ
愛知県 教育委員会事務局 ICT教育推進課
E-mail: ictkyoiku@pref.aichi.lg.jp