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社内研修サポート実施事例

ページID:0525572 掲載日:2024年5月14日更新 印刷ページ表示

社内研修サポートとは?

 デジタル人材育成に関する社内研修を検討している中小企業を対象に、企業の目的・ニーズに応じて社内研修カリキュラムの作成から、研修の実施、研修終了後のフォローアップまでの伴走支援を行うものです。

 

 このページでは、2023年度に実施した支援事例をご紹介します。

経営層向け研修

事例1 デジタル人材育成の重要性の理解

企業情報
  • 業種・所在:製造業(名古屋市西区)
  • 従業員規模:約130名
現状・課題
 『DX推進に向けたプロジェクトチームが発足しており、業務改善やIT活用推進に向けて様々な取り組みを行うにあたり、推進に積極的な人員とその重要性を理解していない側の人員との間に意識の乖離が発生している。
目指す姿・方向性
 今後、若い世代をDX人材として成長させていくためにも、役職者がDX人材の育成の重要性を理解し、協力的に関わっていくための意識改革を行いたい。また、次世代が活躍できる環境づくりを幹部・管理者が一体となって取り組む風土づくりを進めたい。
研修概要
  • 研修名:『DX 推進するためのこれからの役割を考える』
  • 対象者:経営層・幹部(19名)
  • 時 間:3時間
研修カリキュラム
  • 会社が取り組んでいるDX 推進プロジェクト
  • デジタルを活⽤する
  • DX とは
  • DX が進む組織とは
  • これからのキャリアを考える​

 研修の様子 研修の様子

受講者の声
  • DXがもたらす価値など、手法の前に意義を知ることができた。
  • 社内の取り組みを理解して率先して取り組みたい、できれば他者に指導できるようになりたいと感じた。
  • DXを推進し業務改革、新しいビジネスを発掘したい。
研修後の状況
  • 社内でのDXに対する認知度が高まり、推進プロジェクトチームの活動がより円滑に進めやすくなった。
  • 研修の実施がデジタル化推進にとって追い風となり、新たなメンバーも加わった推進プロジェクトチームを中心に3社合併後の異なる基幹システムの統合やRPA導入のための準備を積極的に取り組もうとしている。
  • 社内報を活用し、推進プロジェクトチームの活動やRPA操作マニュアル等を発信していく予定。

 


事例2 デジタル人材を育成するための社内協力体制の構築​

企業情報
  • 業種・所在:製造業(丹羽郡大口町)
  • 従業員規模:約400名
現状・課題
 全社的なDXの取り組みに対する方針が定まっておらず、上層部も課題の共通認識が持てていないため、足並みが揃っていない。またIT推進グループは、デジタル推進の旗振り役を担っているが、社内への積極的な発信や取り組みができていない状況。
目指す姿・方向性
 本研修を通じて、上層部がデジタル推進、DXに取り組む目的やデジタル人材育成の重要性を理解し、今後社内でデジタル人材を育成する際に各部門の協力的な体制を整える。
研修概要
  • 研修名:『これからの自社のDX推進について考える』
  • 対象者:経営層・幹部(16名)
  • 時 間:3時間
​研修カリキュラム
  • 今後のDX 基本方針 ※IT推進グループからの発表
  • DX とは何か
  • DX 推進の必要性と⽬的
  • 業務全体を見直す視点(よりよく変わるために大切なこと)
  • 今世の中で求められるDX 人材、デジタル人材の重要性
  • DX 人材を育てる体制と育成への意識
  • DX が推進できる組織風土とは

 研修の様子 研修の様子

受講者の声
  • DXの取組みについて理解が深まった。
  • DXを身近なところから実践できるようなコミュニケーションを取っていきたいと感じた。
  • DXやデジタル化への取り組みに向けた雰囲気づくりやリソース(人、時間等)の確保に取り組みたい。
研修後の状況
  • 全社的にDX推進に取り組むといった上層部の意識が高まっている。
  • IT推進グループから社内への働きかけがしやすくなったため、次年度のデジタル人材育成研修の年間スケジュールを立て、研修実施の準備を進めている。
  • 今回実施した上層部向け研修を課長職にも展開する計画を立てており、IT推進グループを中心に本事業を通じて定めたDX推進基本方針の実行に向けて段階的に取り組んでいる。

 

リーダー向け研修

事例3 デジタル化推進のためのマインドセット

企業情報
  • 業種・所在:製造業(名古屋市中川区)
  • 従業員規模:約180名
現状・課題
 社長の強いリーダーシップにより、国・自治体の認定等様々なプロジェクトに積極的に参加し、デジタル化に向けて取り組んできているが、社員が自らの業務を見直し、改善点を見つけ出すという問題意識が不足している。
目指す姿・方向性
 社員の間から積極的にデジタル化推進の改善案が出てくるような体制づくりの第一歩として、社内の推進役として任命している推進リーダーがデジタル推進、プロジェクト推進を前向きに取り組めるようにマインドセットする。
研修概要
  • 研修名:『DX 推進リーダーの役割、DX 推進に必要なこと』
  • 対象者:推進リーダー(12名)
  • 時 間:3時間
研修カリキュラム
  • DX の⽬的とIT 活⽤
  • これからのDX人材に求められる視点
  • ⾃分の業務を振り返る
  • IT 活⽤成功事例を知る
  • ⾃⾝の業務にもっとIT が活かせないかを考える

 研修の様子 研修の様子

受講者の声
  • 講義の中での話し合いなどをして出た内容を精査し、自社に合ったDX推進の目標を立てて進めていきたい。
  • 最初は正直何をやるのかもわからず不安でしたが、最後にはモデル事業DXの必要性などを理解することができた。
  • 自身の業務を振り返り、自身の業務にITが活用できないか考える機会となった。
研修後の状況
  • 研修受講メンバーが中心となって、工場での新たなDXの取り組みであるペーパーレス化の推進に積極的に取り組めている。
  • 推進リーダーの前向きな姿勢が周りの社員にも良い影響を与えており、単発の研修で終わらせることなく、引き続き社員のスキルアップの機会や人材育成を検討している。

 


事例4 DXへの意識づけとアクションを起こせる人材育成​​

企業情報
  • 業種・所在:建設業(春日井市)
  • 従業員規模:約30名
現状・課題
 これまでは経営者の強いリーダーシップと管理部門のやる気のあるメンバーを中心に社内のデジタル化やDXを推進してきたが、多くのメンバーがそういった推進側に立つ人間は特別だという認識を持っている。現場管理を中心に更なるDX推進を図る必要があるが、現場管理者や一般社員がまだまだデジタル、業務改善への意識やモチベーションが低い。
目指す姿・方向性
 管理部門だけでなく、施工管理部のメンバーについてもDXの意識を持たせ、身近なところからアクションをしていくことができる人材を育成し、デジタル技術の活用や業務効率化の視点、世の中のDXの事例等に目を向けるきっかけづくりとしたい。
研修概要
  • 研修名:『組織強化のためのデジタル活用やDX 推進』
  • 対象者:現場リーダー(10名)
  • 時 間:3時間
研修カリキュラム
  • 自身の成長と会社の成長について
  • DX の⽬的とIT 活用
  • ⾃分の業務を振り返る
  • IT 活⽤成功事例を知る
  • ⾃⾝の業務にもっとIT が活かせないかを考える

 研修の様子 研修の様子

受講者の声
  • DXに取り組まないといけない目的意識を社内の人間と共有することができた。
  • DXは会社のブランド力を上げる一面もあると感じた。
  • 無駄と思う業務を発見し、施工管理、現場管理での業務改善をしていきたい。
研修後の状況
  • 社内でのRPA実用テストが進んでおり、これまで管理部門中心だった体制から研修受講者である施工管理部メンバーも参画し、自分たちの日常業務内で、RPAによる業務改善ができるポイントを模索しながら進めている。
  • 今後はRPAの運用、厚労省の「人材開発支援助成金」を活用したITコーディネーターの取得、セキュリティに関する基礎教育を軸に今後さらなるDX推進、デジタル人材の育成に取り組んでいく。

 

若手社員向け研修

事例5 デジタル化を推進していく核となる人材の育成​​

企業情報
  • 業種・所在:その他(名古屋市中区)
  • 従業員規模:約120名
現状・課題
 デジタル人材育成を積極的に進めていきたいが、デジタル推進、DX化をどのように身近な業務に活かせるかという視点に欠けている。デジタル等の研修をいろいろと実施しているが単発的で継続的な取り組みができていない。
目指す姿・方向性
 既に策定しているDX人材育成計画を踏まえ、データの利活用とそれを踏まえた新たなサービスを生み出すための思考やプロセスを学び、デジタル化を推進していく核となる人材を育成したい。
研修概要
  • 研修名:『デジタル化・DX 推進人材育成研修』
  • 対象者:若手社員(18名)
  • 時 間:3時間
​研修カリキュラム
  • DX とは
  • デジタルファーストで考える
  • 業務をデジタル化する着眼点
  • デジタル人材の必要性

 研修の様子 研修の様子

受講者の声
  • 自分の知らない事ばかりだったが、噛み砕いて説明してもらえたのでしっかり理解できた。
  • 担当業務について、デジタル化が図れるかの視点を持って行動していきたい。
  • まずは、デジタイゼーションできていないワークの見直しから取り組みたい。
研修後の状況
  • 研修受講者は、デジタル化やDXを身近に感じ、前向きな姿勢で取り組めるようになった。
  • 研修受講者を対象にデータ分析やデザイン思考研修等を実施している。
  • 継続的な取り組みにより、モチベーションを高く維持し、積極的に研修に臨むことができている。引き続き、各部署の核となるデジタル人材の育成に力を入れて取り組んでいく予定。

 


事例6 若手社員へのデジタル技術の活用に向けた意識づけ​

企業情報
  • 業種・所在:製造業(大府市)
  • 従業員規模:約80名
現状・課題
 デジタル推進やDXを進めていきたいが、実績や知識も無く経験者もいないため工場のWifi環境整備等も進んでおらず、どこから進めていけばよいか分からない。会社全体のデジタル推進の意識を高めていきたいが、社内の足並みが揃っておらず、主体的な動きができていない。
目指す姿・方向性
 若手社員が業務の効率化やDX の推進、デジタル技術の活用に⽬を向け、できることから積極的に取り組んでもらうような意識づけを行いたい。
研修概要
  • 研修名:『身近なところから始めるデジタル化検討』
  • 対象者:若手社員(6名)
  • 時 間:3時間
研修カリキュラム
  • DX って何?DX はなぜ必要か?
  • 自分の業務を振り返る
  • 世の中でどんなIT活用がされているかを調べよう
  • 自分たちの業務でITツールの活用を考える
  • 前向きなDX推進に必要な取り組みとは

 研修の様子 研修の様子

受講者の声
  • 話もわかりやすく、堅苦しくない状態での受講者同士の話し合いなどができたため、新たな気づきがあった。
  • デジタル推進、DXをまずは自部署から広めていきたい。
  • まずは会社全体でネットワークが使えるようにしてそのメリットをあげることなど、できることから始めていきたい。
研修後の状況
  • 工場内のWifi環境整備を進めるために、デジタル化のメリットや導入後の利点について情報収集を行った上で、上層部へ提案した結果、上層部も巻き込み、環境整備を進められることになった。
  • 現在社内の課題である生産管理のデジタル化に向け、研修受講メンバーがシステムベンダーから積極的に話を聞く等、主体的に取り組めている。