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愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所がZEB(Nearly ZEB)の認証を受けました!
愛知県では、現在、愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所(名古屋市北区)を環境首都あいちにふさわしい全国モデルとなる新エネ・省エネ施設として、平成32年4月の供用開始に向けて、PFI方式により整備を進めています。 新施設は、公共施設で全国トップクラスのZEBを目指して、太陽光発電や高断熱ガラス等の新エネ・省エネ設備等を導入することとしており、この度、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会の「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」で、「ZEB(Nearly ZEB)」の認証を受けました。 |
1 建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)について
建築物省エネルギー性能表示制度とは、国土交通省告示に基づく第三者認証制度として、新築・既存の建築物において、第三者評価機関が設計段階の省エネルギー性能を評価し認証する制度です。
通称「BELS(ベルス)」(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)と呼ばれており、建築物の竣工前に認証を受けることができます。
性能に応じて5段階で☆表示がされ、最高ランクの☆5の中で、建築物(非住宅)については、省エネ率に応じて『ZEB』、Nearly ZEB、ZEB Readyを表示することもできます。
BELSについての詳細は、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会のWebサイトを御覧ください。
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/bels/bels.html
2 建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の評価結果
制 度 運 用 主 体 | 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 |
新 施 設 の 省エネルギー性能 |
☆5(最高ランク) Nearly ZEB(省エネ率75パーセント以上100パーセント未満) (高断熱ガラスや自然光などによる省エネルギーと、太陽光発電による創エネルギー(発電容量304.4kW)による省エネ率85パーセント。) |
評 価 年 月 日 | 平成30年10月25日 |
3 ZEBについて
自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等の省エネ技術と、太陽光発電等の創エネ技術を組み合わせ、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物(非住宅)のことであり、『ZEB』、Nearly ZEB、ZEB Readyの3種類があります。
区分 |
定義 |
『ZEB』 |
以下の(1)(2)の全てに適合した建築物 (1)再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量(※)から50%以上の一次エネルギー消費量削減 (2)再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量削減 |
Nearly ZEB |
以下の(1)(2)の全てに適合した建築物 (1)再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減 (2)再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から75%以上100%未満の一次エネルギー消費量削減 |
ZEB Ready |
再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減 |
(※)基準一次エネルギー消費量
建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(国土交通省、平成28年4月1日施行)に基づき、建築物の種類や室用途等に応じて計算される年間の一次エネルギー消費量。国立研究開発法人建築研究所が公開している計算支援プログラム(Webプログラム)で計算する。
(出所)ZEBロードマップ検討委員会とりまとめ(資料)
4 新施設の概要
(1)名称
愛知県環境調査センター・愛知県衛生研究所
(2)所在地
名古屋市北区辻町字流7番6
(3)延床面積
8,147.46平方メートル(新本館・研究棟 地上4階建て)
(4)導入する主な新エネ・省エネ設備等
ア 設備
太陽光発電システム、太陽熱集熱システム、高効率冷暖房設備、LED照明
人検知センサーによる照明制御、ビルエネルギー管理システム(BEMS)等
イ 建築
高断熱ガラス、自然換気、地中熱利用、壁面緑化 等
(5)整備スケジュール(予定)
新本館・研究棟の完成予定 ………………………………………… 平成31年1月(4月から業務開始)
既設施設の解体工事、外構工事、太陽光発電パネル設置工事…… 平成31年3月~12月
新施設の供用開始 ………………………………………………… 平成32年4月
問合せ
愛知県 環境局 環境政策部 環境政策課
環境調査センター建設グループ
電話 052-954-6224(ダイヤルイン)
E-mail: kankyo@pref.aichi.lg.jp