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平成25年度障害者・要介護者等口腔保健実態調査・集計報告書を公表します
~平成25年度障害者・要介護者等口腔保健実態調査・集計報告書を公表します~
障害者(児)入所施設及び要介護者入所施設における歯科保健サービスの提供状況を明らかにし、今後の歯科保健対策の基礎資料を得ることを目的として、愛知県内の入所施設にアンケート調査しました。
今回、その結果がまとまりましたので、集計報告書を公表いたします。
調査の概要
調査目的
本調査では障害者(児)入所施設及び要介護者入所施設における歯科保健サービスの提供状況を明らかにし、今後の歯科保健対策の基礎資料を得ることを目的として調査しました。
調査時期
平成26年1月17日~平成26年3月12日
調査対象
郵送アンケート調査
愛知県内にある入所障害者(児)施設(以下、「障害者施設」) 73施設; 及び、介護老人福祉施設, 介護老人保健施設, 介護療養型医療施設(以下「要介護者施設」) 533施設
訪問アンケート調査
郵送アンケート調査施設のうち、アンケートを返却いただいた施設
調査方法及び回収数
郵送:アンケートを送付。
606件を郵送して455件回収(回収率75.1%)
訪問:アンケートを回収した施設において、許可をいただいた先に訪問して実施。
396件を回収(回収率87.0%)
調査結果の概要
「郵送アンケート調査」及び「訪問アンケート調査」の結果は、「集計報告書」にまとめられておりますが、以下が概要の抜粋です。
○「障害者施設」の8割以上、「要介護者施設」の6割以上で、歯科医師や歯科衛生士は配置されておらず、配置されている施設では、歯科医師の9割近くが「嘱託」、歯科衛生士の半数が「嘱託」または「非常勤」でした。
○入所者が歯科医の歯科検診を受ける機会がある施設は、「障害者施設」95%、「要介護者施設」62%、歯科医師または歯科衛生士から歯の磨き方や歯科保健に関する指導を受ける機会がある施設は、「障害者施設」93%、「要介護者施設」74%で、どちらも「障害者施設」が「要介護者施設」を上回りましたが、いずれについても、その頻度(「障害者施設」では「年1回」と答えた施設が一番多く、「要介護者施設」では「年3回以上」が一番多い)は、逆に「要介護者施設」が高いという結果でした。
○入所者の歯科治療に関しては「障害者施設」では、「職員が近隣の歯科医院へ連れて行く」が6割以上。「要介護者施設」では高齢者が多いことから、「近隣の歯科医院へ往診を依頼する」が4割以上でした。
○どちらの施設も、何かしらの問題を感じていながらも、「入所者のニーズを満たしている」と回答しています。入居者のニーズを満たせていない理由は、「障害者施設」では、「職員の体制・知識不足」や「入居者の状況(障害特性)」など、「要介護者施設」では、「口腔ケアに費やせる時間の不足」が最も多く、次に「職員の口腔ケアの知識や意識の不足」があげられています。
集計報告書
報告書はこちらからダウンロードいただけます。
問合せ
愛知県 健康福祉部 保健医療局 健康対策課
生活習慣病対策グループ
担当:宇佐美 山田
内線:3156, 3287
電話:052-954-6271(ダイヤルイン)
電子メール: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp