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平成25年度歯科検診受診勧奨モデル事業・結果報告書を公表します

ページID:0073558 掲載日:2014年7月23日更新 印刷ページ表示

~平成25年度歯科検診受診勧奨モデル事業・結果報告書を公表します~

 歯科検診の受診率向上を目的に、歯科疾患予防に効果的とされる歯科定期検診受診を促すための効果的な啓発方法を探るため、県内全域において歯科受診患者を対象としたアンケート調査、患者カルテ調査及び歯科医師を対象としたアンケート調査を実施・分析し、モデル的啓発活動を実施しました。

 今回、その結果報告書を公表いたします。

事業の概要

事業目的

 歯科疾患予防に効果的とされる歯科定期検診受診を促すための効果的な啓発方法を探るため、県内全域において歯科受診患者を対象としたアンケート調査、患者カルテ調査及び歯科医師を対象としたアンケート調査を実施・分析し、モデル的啓発活動を実施することにより歯科検診の受診率の向上を図る。

アンケート調査

調査目的 

 定期的な歯科検診受診の要因を歯科診療所における患者調査及び歯科医師に対するアンケート調査により明らかにし、今後の定期的歯科検診受診につながる効果的な啓発方法を検討するための基礎資料を得る。

調査対象

 歯科医師に対するアンケート調査

  歯科医師 100 名 (回収 99/100)

 歯科医師による患者アンケート調査

  調査対象歯科診療所において協力の得られた受診者 1,000 名 (回収 969/1000)

   (定期歯科検診受診者 500 名 定期歯科検診非受診者 500 名)

調査時期

 平成25年12月 1日~平成25年12月27日

調査方法

 協力歯科診療所へ調査票・個人情報取扱い同意書を郵送し、同封のレターパックにて回収

調査結果

 歯科医師アンケート結果(抜粋)

 定期的に受診する患者の全受診患者に対する割合は、「30以上40%未満」が25%でピークを示し、ほぼ正規分布を呈しました。97%の歯科医師が定期的な受診を患者に勧めており、定期受診を増やすための工夫は、「リコールはがきを出している」が70%でした。定期受診の間隔は3か月(33%)と6か月(29%)が多く、定期的な受診のメリットは、「早期発見・早期受診」59%、「再治療の減少」19%でしたが、「経営的な側面」との回答も9%ありました。

 患者アンケート結果(抜粋)

お口の健康状態への関心では、「定期受診有」の方(以下「受診有」)は「定期受診無」の方(以下「受診無」)に比べかなり関心がありました。お口の健康に関して気になっていることは、「受診有」は、歯周病に関心を持っている方が多いのに対し、「受診無」はう蝕を気にしている方が多いようです。また、喫煙が歯周病に対する一つのリスクファクターであることが患者にも認識されつつあることもうかがえました。「受診有」は一日2回以上歯磨きをする割合が多く、歯間ブラシの使用者も「受診無」に比べ多いという結果でした。

1年以内の頻度で定期歯科検診を受けている理由については、「むし歯予防」・「歯周病予防」・「歯石除去」が上位で、現在の歯科の需要は圧倒的に予防処置であることがうかがえました。

定期歯科検診を1年以上もしくは全く受けていない理由の第1は、「忙しい・時間がとれない」ですが、「いつ受けたらよいか判らない」、「忘れていた」が続き、歯科医師による適切な啓発の必要性がうかがえました。

 アンケート結果の詳細は、「結果報告書」をご覧ください。

啓発事業

啓発内容

 「定期的な歯科検診のすすめ」というリーフレットを作成し、愛知県歯科医師会の会員歯科診療所に配布し、各歯科診療所の歯科医師が診療の合間に啓発活動を行いました。

啓発物

 リーフレット 「定期的な歯科検診のすすめ」 (報告書 20ページ参照)

結果報告書

報告書はこちらからダウンロードいただけます。

問合せ

愛知県 健康福祉部 保健医療局 健康対策課
生活習慣病対策グループ 
担当:宇佐美 山田
内線:3156, 3287
電話:052-954-6271(ダイヤルイン)
電子メール: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp

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