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愛知県域の“インフルエンザ警報”を解除しました
愛知県域の“インフルエンザ警報”を解除しました
1 概要
本県では、平成29年12月28日(木)に「インフルエンザ警報」を発令しましたが、平成30年第13週(3月26日(月)から4月1日(日)まで)のインフルエンザ患者の定点医療機関当たりの報告数注)が、全ての保健所管内において警報継続基準値である「10」を下回ったことから、インフルエンザ警報を解除しました。
「インフルエンザ警報」が解除され、患者報告数も減少してきていますが、今後も、手洗い・うがい・マスクの着用・咳エチケットなどの予防対策を実施し、インフルエンザの予防に心がけてください。
小児や高齢者等で急激な発熱、咳、咽頭痛、関節痛などインフルエンザの症状がみられた場合には、早めに医療機関を受診してください。
(注)定点医療機関当たりの報告数:定点医療機関からの一週間の総報告数÷定点医療機関数(県内195定点)
2 今シーズンのインフルエンザの特徴
(1) 今シーズンは昨シーズンより遅く11月下旬から流行が始まり、注意報の発令に関しても、昨シーズンに比べると1ヶ月程度遅いものでしたが、警報の発令は過去7年の中で2番目に早い時期でした。
今シーズンの定点医療機関当たりの報告数のピーク(最高値)は、平成30年第5週(1月29日(月)から2月4日(日)まで)の62.60となりました。これは、平成11年の調査開始以降において、平成17年のピーク時の報告数の平均64.07に次ぐ過去2番目の値です。
また、今シーズンの学校等における集団かぜによる休校や学年・学級閉鎖等の措置施設数の累計は、昨シーズンの同時期を上回っています。
(2) 今シーズンのこれまでのウイルスサーベイランス注)の結果によれば、A型(AH1pdm09、AH3)とB型(ビクトリア系統、山形系統)が確認されています。
(注)流行しているインフルエンザウイルスの型・亜型及びインフルエンザウイルスの抗原性、抗インフルエンザウイルス薬への感受性等を調べ、病原性の変化の把握や診断・治療方針の見直し等に役立てるために実施している発生動向調査。
3 過去の注意報・警報等の発令状況等
シーズン |
流行入り |
注意報発令 |
警報発令 |
警報解除 |
一定点医療機関当たり の患者数累計 (流行入り~警報解除) |
---|---|---|---|---|---|
H23/24 |
第48週(11月28日~12月4日) |
H23.12.7 |
H23.12.21 |
H24.4.11 |
364 |
H24/25 |
第51週(12月17日~12月23日) |
H25.1.8 |
H25.1.16 |
H25.4.17 |
362 |
H25/26 |
第51週(12月16日~12月22日) |
H26.1.9 |
H26.1.22 |
H26.4.30 |
329 |
H26/27 |
第48週(11月24日~11月30日) |
H26.12.24 |
H27.1.6 |
H27.3.18 |
348 |
H27/28 |
第1週(1月4日~1月10日) |
H28.1.20 |
H28.2.3 |
H28.4.27 |
435 |
H28/29 |
第46週(11月14日~11月20日) |
H28.11.30 |
H29.1.11 |
H29.4.5 |
355 |
H29/30 |
第48週(11月27日~12月3日) |
H29.12.21 |
H29.12.28 |
H30.4.5 |
440 |
4 インフルエンザの発生状況について
県内におけるインフルエンザ発生状況は、健康対策課のインフルエンザ情報ポータルサイトでご覧いただけます。
なお、愛知県衛生研究所のウェブサイトにおいて、今シーズンのインフルエンザ発生状況などについて情報提供しています。
問合せ
愛知県健康福祉部保健医療局
健康対策課感染症グループ
担当:長尾、久野
電話:052-954-6272(ダイヤルイン)
内線:3160、3161
E-mail: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp