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よくある質問に答えます(Q&A) 1.治水について
Q 設楽ダムができると豊川は安全になるのですか?
A:
国が定めた豊川水系河川整備計画では、新城市の石田地点における戦後最大であった昭和44年8月の洪水(毎秒4,650立方メートル:30年に一度発生する規模の洪水)を低減させ大きな被害を防止することとしておりますが、その具体的な対策として、
(1)実現可能な範囲で河川の断面を広げるなどの対応で毎秒約4,100立方メートル※1の洪水を安全に流す。
(2)設楽ダムを建設することにより、洪水調節効果として、残りの毎秒約550立方メートルの洪水を低減させる。
(3)特に、霞地区においては、霞堤※2の嵩上げなどにより被害の軽減(浸水面積や浸水深の減少)を図る。
こととしています。
加えて、設楽ダムは豊川の将来に向けての目標である150年に1度発生するさらに大きな規模の洪水に対し、その洪水調節効果として、石田地点において、毎秒約1,000立方メートルの洪水を低減し、約1.0m水位を下げるよう計画されています。
※1 毎秒4,100立方メートルの洪水はナゴヤドーム(約170万立方メートル)が約7分でいっぱいになる量です。
※2 霞堤とは、河川堤の一つ。連続する堤ではなく、あらかじめ間に切れ目をいれた不連続の堤防をいいます。洪水時には洪水流の一部をここから逃がし、洪水の勢いを弱め、下流側で再び流路に取り込むといった治水技術です。豊川が増水した場合にはこれらの霞地区に水が溢れ頻繁に浸水被害も発生していますが、反面、この霞地区の遊水効果もあって、豊橋市の市街地部が豊川の氾濫から守られているというのが豊川の現状です。
![洪水調節効果の試算結果](/uploaded/image/13495.jpg)
洪水調節効果の試算結果
(出典:国土交通省設楽ダム工事事務所設楽ダムパンフレット)
(注)図中にある○m3/sは毎秒○立方メートルのことです
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