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よくある質問に答えます(Q&A) 【もっと詳しく】
Q 河川環境の保全に必要な水量はどのように計画されているのですか?
A:
豊川の支川の宇連川の大野頭首工の直下流では、昭和63年から平成9年まで、平均で290日(図1 円柱グラフの左端の赤色)の間、瀬切れ(非放流)の状況にありましたが、平成15年以降は寒狭川導水路の供用により豊川本川から導水されたことにより、瀬切れ(非放流)の日数が、平成15年から平成19年までの間で年間平均で215日程度(最小178日、最大258日)まで改善されました。さらに、設楽ダムを建設することにより、大野頭首工の直下流で概ね一年中水が流れるようになります。
川は、農業用水や水道用水などを供給するほか、動植物の生息・生育の場、漁業、釣りや川辺の風景など人々の憩う場などの機能を持っています。
豊川において、これらの機能を維持するために必要な水量は、豊川を管理する国土交通省において魚類を始めとする動植物の生息・生育、良好な景観の維持、塩害の防止などに必要な流量などが検討され、牟呂松原頭首工(直下流)地点で毎秒約5立方メートル、大野頭首工(直下流)地点で毎秒約1.3立方メートルなどと算定されています。
設楽ダムの建設により、渇水時においても牟呂松原頭首工(直下流)地点と大野頭首工(直下流)地点でこれらの水量が確保されます。
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図1 豊川の河川環境の現状
(出典:第31回豊川の明日を考える流域委員会資料)
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図2 設楽ダムにより確保される水量
(中部地方整備局提供)
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