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水生生物の保全に係る水質環境基準の水域類型の指定の経緯
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水生生物の保全に係る水質環境基準の水域類型の指定の経緯
2003(平成15)年11月、国は生活環境の保全に関する環境基準(生活環境項目)に、水生生物の保全に係る水質環境基準として「全亜鉛」を追加しました。
水生生物の保全に係る水質環境基準は水生生物とその生息・生育環境を保全する観点から設けられたもので、2012(平成24)年8月には「ノニルフェノール」が、2013(平成25)年3月には「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)」が追加されました。
愛知県では、県内の5水域区分(庄内川等水域、名古屋市内水域、境川等水域、豊川等水域・天竜川水域、矢作川水域)の河川について2007(平成19)年度から順次調査を実施し、2013(平成25)年度に類型指定を行いました。また、三河湾について、2019(令和元)年度から調査を実施し、2021(令和3)年度に類型指定を行いました。
なお、水生生物の保全に係る水質環境基準の類型を指定する際は、基礎調査などを行い、愛知県環境審議会に諮った上で、県民意見提出制度(パブリックコメント制度)に基づく意見募集を行っています。
経緯
2007(平成19)年度
- 矢作川水域の基礎調査を実施
2008(平成20)年度
- 豊川等水域・天竜川水域の基礎調査を実施
- 矢作川水域の類型指定について愛知県環境審議会で審議、パブリックコメントを実施→答申→指定
矢作川水域における水生生物の保全に係る水質環境基準の水域類型の指定について(答申)
2009(平成21)年度
- 庄内川水域の基礎調査を実施
2010(平成22)年度
- 境川等水域の基礎調査を実施
2011(平成23)年度
- 名古屋市内水域の基礎調査を実施
2012(平成24)年度
- 2013(H25).3.21 庄内川水域、名古屋市内水域、境川等水域、豊川等水域・天竜川水域について愛知県環境審議会にて水域類型の指定(案)を取りまとめ
2013(平成25)年度
- 2013(H25).6.28~2013(H25).7.29 水域類型の指定(案)について、パブリックコメントを実施
- 2013(H25).10.4 愛知県環境審議会にて報告の取りまとめ
- 2013(H25).10.18 愛知県環境審議会の答申
- 2013(H25).12.20 水生生物の保全に係る水質環境基準の水域類型の指定について(記者発表)
- 2013(H25).12.24 愛知県公報に告示
2019(令和元)年度
- 三河湾の基礎調査を実施
2020(令和2)年度
- 三河湾の詳細調査を実施
2021(令和3)年度
- 2021(R3).10.13 愛知県環境審議会に諮問
- 2021(R3).10.18 愛知県環境審議会から水質・地盤環境部会に付託
- 2021(R3).11.5 水質・地盤環境部会において検討
- 2021(R3).11.26~2021(R3).12.27 水域類型の指定(案)について、パブリックコメントを実施
- 2022(R4).2.16 水質・地盤環境部会で部会報告を取りまとめ
- 2022(R4).2.21 水質・地盤環境部会から愛知県環境審議会に部会報告
- 2022(R4).3.2 愛知県環境審議会の答申
- 2022(R4).3.29 水生生物の保全に係る水質環境基準の水域類型の指定について(記者発表)
- 2022(R4).3.29 愛知県公報に告示
類型指定に係る県民意見の募集結果
問合せ
愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課
調整・計画グループ
電話 052-954-6221
E-mail: mizutaiki@pref.aichi.lg.jp