本文
平成26年愛知県地盤沈下調査結果について
概要
愛知県では、国土交通省、名古屋市及び名古屋港管理組合と協力して実施した水準測量、地下水位観測等の調査結果を基に、県内の地盤沈下の状況についてとりまとめました。
その概要は、以下のとおりです。
愛知県では、伊勢湾台風により広域の地盤沈下の存在が認識されたため、昭和36年から関係機関と協力して、濃尾平野の地盤沈下の状況を観測・調査しています。
県内の地盤沈下は、全般的に見て、地下水揚水量の減少に伴う地下水位の上昇により、概ね沈静化の傾向にあります。
○水準測量結果(地盤沈下の状況)
平成26年は、尾張・名古屋市地域及び東三河地域において水準測量を実施しました。
<尾張・名古屋市地域>
前回の測量結果と比較し、有効水準点556点のうち1年間で1センチメートル以上沈下した水準点が1点ありましたが、沈下域は見られませんでした。
<東三河地域>
前回の測量結果と比較し、有効水準点44点のうち1年当たりで1センチメートル以上沈下した水準点はありませんでした。
○地下水位調査結果
<尾張地域>
平成26年の地下水位調査結果は、前年と比較し、やや上昇傾向でした。
<西三河地域>
平成26年の地下水位調査結果は、前年と比較し、概ね同程度でした。
<東三河地域>
平成26年の地下水位調査結果は、前年と比較し、概ね同程度でした。
○ 地下水揚水量集計結果
平成26年度の地下水揚水量集計結果は、前年度と比較し、県内のほとんどの地域で地下水揚水量が減少しました。
(今後の対応)
県内の地盤沈下は概ね沈静化の傾向にあります。しかし、渇水時には雨水等の地下への涵養量の減少や揚水量の増加により、地下水位が急激に低下し、広範囲な地盤沈下の発生する可能性が依然としてあります。地盤沈下が発生すると、浸水被害等の危険度が高まることから、引き続き地盤沈下・地下水位の監視、地下水の揚水規制等を実施し、地盤沈下の防止に努めていきます。
平成26年 地盤沈下調査結果
- 表紙、はじめに、目次 (2014jiban-00 [PDFファイル/162.95 KB])
平成26年地盤沈下調査結果の表紙、はじめに及び目次
- 第1章 (2014jiban-01 [PDFファイル/771.91 KB])
第1章 水準測量による地盤沈下調査結果の概要
- 第2章 (2014jiban-02 [PDFファイル/460.19 KB])
第2章 地下水位調査結果の概要
- 第3章、第4章 (2014jiban-03 [PDFファイル/293.74 KB])
第3章 地下水揚水量の状況、第4章 調査結果のまとめ
- 第5章その1 (2014jiban-04 [PDFファイル/946.06 KB])
第5章 資料(資料-1~4)
- 第5章その2 (2014jiban-05 [PDFファイル/546.50 KB])
第5章 資料(資料-5~7)
- 第5章その3 (2014jiban-06 [PDFファイル/659.24 KB])
第5章 資料(資料-8)
- あとがき (2014jiban-07 [PDFファイル/61.37 KB])
平成26年地盤沈下調査結果のあとがき
問合せ
愛知県 環境部 水地盤環境課
地盤沈下対策グループ
担当:柘植、小木曽
電話:052-954-6223
E-mail: mizu@pref.aichi.lg.jp