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研究報告第44号-005
水稲糯新品種「愛知糯115号」の育成
キーワード
愛知糯115号、水稲糯種、多収、大粒、縞葉枯病抵抗性
摘要
「愛知糯115号」は2011年に愛知県農業総合試験場において育成した水稲糯品種である。その来歴、特性は次のとおりである。
1 本種は、1999年に、「愛知糯103号」を母本とし、「あ系糯783」を父本として交配した後代から育成した品種である。
2 2001年、F3集団で個体選抜を実施し、その後、系統育種法に従って選抜固定を進めた。
3 本種は、「十五夜糯」と同熟期の中生の糯種で、草型は偏穂重型に属し、耐倒伏性が優れる。
4 「十五夜糯」より多収で、米粒は大粒で、外観品質は良い。餅の食味は良い。
5 縞葉枯病に抵抗性を有する。
著者
加藤満:作物研究部
加藤裕司:作物研究部
伊藤晃:作物研究部
杉浦和彦:作物研究部
船生岳人:作物研究部
坂紀邦:作物研究部
辻孝子:作物研究部(現環境基盤研究部)
中村充:作物研究部(現山間農業研究所)
濱田千裕:作物研究部(現農業経営課)
藤井潔:作物研究部(現園芸農産課)
城田雅毅:作物研究部(現園芸農産課)
杉浦直樹:作物研究部(現農業大学校)
加藤恭宏:作物研究部(現農業大学校)
工藤悟:作物研究部(退職)
加藤博美:作物研究部(現愛知県経済農業協同組合連合会)
澤田恭彦:作物研究部(退職)
井澤敏彦:作物研究部(退職)
鈴木敏夫:作物研究部(退職)
釋一郎:作物研究部(現愛知県米麦振興協会)
井上正勝:作物研究部(退職)
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問合せ先
愛知県農業総合試験場
研究戦略部企画調整室
電話: 0561-41-8963(ダイヤルイン)
E-mail: nososi@pref.aichi.lg.jp