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2017年版「農業の動き」、「林業の動き」を作成しました
2017年版「農業の動き」、「林業の動き」を作成しました
愛知県では、農業及び林業に係る動向調査資料である「農業の動き」、「林業の動き」の2017年版を作成しました。
この資料は、昭和36年から毎年作成しているもので、本県の農業及び林業の状況を把握するとともに、今後の政策へ活用するため、農林水産省の統計や県独自資料の分析などから最近の農業、林業の動きを主要な項目ごとに取りまとめています。
各項目の中で、特徴のある動きについては「主要な問題の解説」として、また、最近話題となっている事柄については「時の話題」として掲げています。
また、この資料は、次のWebページアドレスで御覧いただけます。https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nousei/ugoki-rekinenn.html
なお、2017年版「水産業の動き」の作成は、農林水産省の統計の公表時期が異なるため、7月頃になる予定です。
1 「農業の動き」の概要
(1)愛知県農業の動向
ア 農業産出額は全国第8位、品目別には花きが全国第1位、野菜が全国第6位(p3、28~43、100~103)
・ 平成27年の農業産出額は、3,063億円で全国第8位です。園芸及び畜産部門が全国上位にあり、花きの産出額は、昭和37年以来連続して全国第1位(全国シェア16.3%)です。また、野菜が第6位、鶏卵が第7位、乳用牛が第7位などとなっています。
・ 品目別の産出額では、きく、洋ラン類(鉢)、観葉植物(鉢)、ばら、しそ、ふき、とうがん、うずら卵、いちじくの9品目が全国第1位です。
順 位 |
22年 |
23年 |
24年 |
25年 |
26年 |
27年 |
第1位 |
北海道 |
北海道 |
北海道 |
北海道 |
北海道 |
北海道 (11,852) |
第2位 |
茨 城 |
茨 城 |
茨 城 |
茨 城 |
茨 城 |
茨城 (4,549) |
第3位 |
千 葉 |
鹿児島 |
千葉 |
千 葉 |
鹿児島 |
鹿児島 (4,435) |
第4位 |
鹿児島 |
千葉 |
鹿児島 |
鹿児島 |
千葉 |
千葉 (4,405) |
第5位 |
熊本 |
熊 本 |
熊 本 |
熊 本 |
宮崎 |
宮崎 (3,424) |
第6位 |
愛知 |
愛知 |
愛知 |
宮崎 |
熊本 |
熊本 (3,348) |
第7位 |
宮崎 |
宮 崎 |
宮 崎 |
愛知 |
愛知 |
青森 (3,068) |
第8位 |
青森 |
青森 |
栃木 |
青森 |
青森 |
愛知 (3,063) |
(注)表中の( )内の数値は農業産出額(単位:億円)
花き |
野菜 |
鶏卵 |
乳用牛 |
麦類 |
豚 |
1位 |
6位 |
7位 |
7位 |
7位 |
8位 |
(注)全国順位が10位以内のもの
区分 |
品 目 |
農業産出額(億円) |
全国シェア(%) |
花き |
きく |
235 |
34.0 |
洋ラン類(鉢) |
63 |
18.9 |
|
観葉植物(鉢) |
39 |
34.5 |
|
ばら |
26 |
13.7 |
|
野菜 |
|||
しそ |
123 |
69.9 |
|
ふき |
11 |
35.5 |
|
とうがん |
5 |
62.5 |
|
畜産 |
うずら卵 |
34 |
70.8 |
果実 |
いちじく |
18 |
25.4 |
イ 新規就農者(44歳以下)は225人で前年度より12人増加(p6、7)
平成27年度の新規就農者数(44歳以下)は、農業への関心が高まっていることや県独自の「農起業支援センター」による就農相談、国の青年就農給付金制度による支援などにより、前年より12人増加し、225人となりました。
ウ 6次産業化(p58)
平成23年の六次産業化・地産地消法の施行以降、県は6次産業化サポートセンターを25年11月に設置し、農林漁業者等の6次産業化の取組を支援しています。27年度までの六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定件数は77件で、全国第6位となっています。
(2)主要な問題の解説・時の話題
ア 主要な問題の解説
○ マイナー作物の農薬登録拡大の取組について(p13)
○ 農地中間管理事業の進捗状況について(p21)
○ 農業用ため池の耐震対策状況について(p23)
○ 農地耕作条件改善事業について(p25)
○ エコフィードの利用拡大について(p43)
○ 本県における6次産業化の推進について(p59)
イ 時の話題
○ 「食と花の街道」の認定について(p65)
○ 農業総合試験場50周年記念行事について(p67)
○ 「名古屋コーチンの日」の制定について(p72)
○ 明治用水「世界かんがい施設遺産」登録について(p74)
○ 小水力等発電施設整備事業羽布ダム地区の起動式について(p76)
2 「林業の動き」の概要
(1)愛知県林業の動向
(1)愛知県林業の動向
ア 森林面積は22万haで、県土の42%を占め、人工林率は64%で全国第3位(p1~4)
平成27年度末での森林面積は、21万8,816haで、県土の42.3%を占め、人工林率は63.6%で全国平均の45.8%を大きく上回っています。
イ 素材生産量は12万1千m3(p1、10、11)
本県の素材生産量は、近年増加傾向で推移しています。平成22年次の10.7万m3から平成27年次は12.1万m3となり、1.4万m3増加しました。
図 素材生産量の推移
ウ 人と自然の共生国際フォーラムの10年間の歩み(p31)
愛知万博の理念や成果を継承し、「人と自然が共生する持続可能な社会づくり」を探求する場として、「人と自然の共生国際フォーラム」を平成19年度から平成28年度まで毎年開催し、10年間で延べ約5,900人が参加しました。
エ 緑化センター開設40周年(p33)
県政100年を記念して昭和51年5月、豊田市(旧藤岡町)に設置された緑化センターは、平成28年度に開設40周年を迎え、毎年約60万人の方に利用されています。
(2)時の話題
○ 20周年を迎えたモリトピア愛知(p40)
○ 平成31年第70回全国植樹祭(会場愛知森林公園)の開催が決定しました(p41)
○ 「やるシカない! 」~シカ害対策のためのアプリを無料配信しています~(p42)
○ 愛知県が継承した分収造林事業について(p43)
問合せ
愛知県 農林水産部 農林政策課
電話:052-954-6395
E-mail: nourin@pref.aichi.lg.jp
愛知県 農林水産部 農林基盤局 林務課
電話:052-954-6407
E-mail: rinmu@pref.aichi.lg.jp